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第3話 起きて
しおりを挟む「悠くん、おはよう。…昨日は、病院これなくってごめんね?ママに止められて…。でもね、今日から悠くんが起きるまでは…学校、休むから。悠くんのいない学校なんて、耐えられないから。 …それで許して。」
…悠くんが眠って、5日。
たった5日だけど、みくはもう限界だった。
学校に行っても、悠くんの事で頭がいっぱいで、授業もまともに受けられなくて…。
夜もずっと眠れなくて、泣いてばっかで。
悠くんのお母様は、まだ死んだわけじゃないんだし、希望を持ちなさいって言うけど、無理だよ。
お医者さんは原因不明だから、努力しているからって言ってばかりだし、ママは何うなだれてるの、みくがそんなんじゃ悠くんも起きないよって五月蝿いし。
でもね、みくは悠くんの彼女なの。
小学生の時から、ずっと好きだったの。
やっと実った恋が1年足らずで終わりなんて、絶対に絶対に嫌なの!
「悠くん…早く起きて。遅刻だよ?…悠くん起きたら、みくもちゃんと学校行くから。」
あぁ、悠くん肌白いなぁ。
まつ毛なんて、女の子みたいに長いし、多いし。
なんにもケアしてないだろうに、羨ましいなぁ。
…幼い時に読んでもらった、童話。
普通は、お姫様が眠って、王子様がキスをするんだけど…。悠くん可愛いし、きっとお姫様にもなれるよね。
それじゃあ、お姫様。
みくのキスで、目を覚ましてよ…。
…唇で、悠くんの頬に軽く触れる。
柔らかくて、優しい。
みくは床に座り込んで、頭をベッドに預けた。
悠くんの綺麗な手をぎゅっと握って、目を瞑る。
まだ朝で、さっき起きたばかりなんだけど…。
悠くんの手を握っていると、なんだかすごく落ち着いて、ふわふわした気分になる。
みくは、ふわふわした気持ちのまま、悠くんの手を握って、眠った。
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文のまとまりがなく、ゴチャゴチャして
大変読みにくいです。
もう少し整理した方が良い。