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episode.1
電脳世界戦
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次の日。
俺は学校にてお昼ご飯を食べていた。
「やっぱり日本といえばピザだよな~。」
「シエルの日本はどういう所なんですか。」
アナスタシアはやれやれといった感じだ。
「あ、アナスタシアの水無くなってるじゃん。
注ぎにいってやるよ。」
「ありがとうございます。」
「へいへ~い。」
俺は鼻歌を歌いながら順番に並んでいる。
「おい。どけよ。」
想像以上になげぇな。
「邪魔だ。」
早くピザ食いてぇんだけど。
「どけって。」
俺は強く肩を押される。
「ちっ。なんだよ。」
後ろを振り向くとソードマンナンバーワン実力者。
青桐颯がいた。
「ワーストワン。俺が先だ。」
「いや。知らねぇよ。
俺の方が前にいるんだから。
ちゃんと順番に従えよ。ナンバーワン。」
「どうしてお前はそんなに喧嘩腰なのかな!」
腹に蹴りを入れられる。
「あらあら。歩けなさそうだな。ワーストワン。
すまないが先に行かせてもらうよ。」
俺は腹が痛くても立ち上がる。
「ははっ。残念だな。立てるんだよ。」
「ちっ。めんどくさいな。」
俺に拳が振り上げられる。
数コンマ後俺はあれに殴られると思っていたが、
颯の拳が俺に届くことはなかった。
「あまり舐めたことするんじゃないわよ。颯。」
「ちっ。アナスタシアか。」
「ちゃんと並べないとか子供かしら。
初等教育からやり直してきたら?」
「お前も俺を舐めるのか。そうかそうか。」
パチンっ。と誰かがぶたれた音がした。
アナスタシアの顔は少し赤くなっていた。
「おい。クソ野郎。」
「どうした?ワーストワン。」
「あんま調子乗るんじゃないぞ。」
「シエル。私はいいから。」
「デュエルだ。颯。」
「はははっ。いいだろう。
アナスタシア。お前も参加しろ。
2人ともぶちのめしてやるよ。」
「なら、お前はその後ろにいるお前の保護者3人を
連れてこいよ。格の違いを教えてやるよ。」
「ほぅ。いいだろう。ワーストワン。
格の違いってやつを教えてくれよ。
できるものならな。」
「ほんとシエルのばか。あんなのほっとけばいいのに。」
「もうそれ何回も聞いたぞ。
あれは仕方ねぇよ。」
「はぁ。まぁもう喧嘩売っちゃったしね。
やるからには絶対に勝つよ。」
「負け試合なんて俺はしねぇよ。」
そして、俺たちは電脳世界へとダイブした。
「ちゃんとびびらずにきたのか。ワーストワン。」
「お前の方こそちゃんとパンパース履いてきたか?」
「てめぇ。後悔させてやるよ。」
『それでは試合開始。』試合開始のゴングが鳴る。
「じゃあ頼むからね。シエル。」
アナスタシアは大盾を構える。
アナスタシアは普段の戦い方は二刀流のブレードだが
俺とタッグを組む時は大盾を構える。
この試合の勝利条件は
俺が30秒の詠唱を終わらせること。
これが絶対条件である。
「詠唱開始。」
俺は脳内にある詠唱を続ける。
その間アナスタシアは俺の事を守り続ける。
銃弾が飛んできても、魔術が飛んできても、
大盾でいなし続けている。
だが、颯がそれを許すはずがなく、
俺とアナスタシアを引き離す。
そして、銃弾が俺に飛んでくる。
俺は詠唱を取りやめて、かわそうとする。
その時、左から大盾が飛んできて、銃弾を弾く。
だが、アナスタシアは颯にマウントを取られた。
「ワーストワン。早く詠唱をしろよ。」
アナスタシアが殴られる。
「そうだよ。シエル。ぐふっ。
早く詠唱しなさい。私はぐふっ。
だ、大丈夫だ、から。」
「らしいぞ。ワーストワン。」
「…。」
すまねぇ。アナスタシア。
「シエル・アレクサンドロスが宣言する。
降参。サレン…。」
「はぁぁぁあ。」
アナスタシアがブリッジして颯を飛ばす。
「まだ諦めるのは早いよ。シエル。」
アナスタシアはニコッと笑う。
「わかった。30秒だけまた耐えてくれ。
次こそは成功させる。」
「頼んだよ。シエル。」
「あぁ。任せろ。」
「詠唱開始。」
銃弾に魔術が飛んできている。
それを全て大盾で弾く。
颯の攻撃でアナスタシアが俺から離れる。
そして、銃弾の雨に晒されるが、
俺は目をつぶり詠唱を続ける。
そして、さっきのように大盾が投げられてくる。
さすがだな。アナスタシア。
「運命とは伝説によってもたらされるものではなく、
自らの剣で切り開くものである。
行くぞ。アナスタシア。」
「りょーかい。シエル。」
俺は学校にてお昼ご飯を食べていた。
「やっぱり日本といえばピザだよな~。」
「シエルの日本はどういう所なんですか。」
アナスタシアはやれやれといった感じだ。
「あ、アナスタシアの水無くなってるじゃん。
注ぎにいってやるよ。」
「ありがとうございます。」
「へいへ~い。」
俺は鼻歌を歌いながら順番に並んでいる。
「おい。どけよ。」
想像以上になげぇな。
「邪魔だ。」
早くピザ食いてぇんだけど。
「どけって。」
俺は強く肩を押される。
「ちっ。なんだよ。」
後ろを振り向くとソードマンナンバーワン実力者。
青桐颯がいた。
「ワーストワン。俺が先だ。」
「いや。知らねぇよ。
俺の方が前にいるんだから。
ちゃんと順番に従えよ。ナンバーワン。」
「どうしてお前はそんなに喧嘩腰なのかな!」
腹に蹴りを入れられる。
「あらあら。歩けなさそうだな。ワーストワン。
すまないが先に行かせてもらうよ。」
俺は腹が痛くても立ち上がる。
「ははっ。残念だな。立てるんだよ。」
「ちっ。めんどくさいな。」
俺に拳が振り上げられる。
数コンマ後俺はあれに殴られると思っていたが、
颯の拳が俺に届くことはなかった。
「あまり舐めたことするんじゃないわよ。颯。」
「ちっ。アナスタシアか。」
「ちゃんと並べないとか子供かしら。
初等教育からやり直してきたら?」
「お前も俺を舐めるのか。そうかそうか。」
パチンっ。と誰かがぶたれた音がした。
アナスタシアの顔は少し赤くなっていた。
「おい。クソ野郎。」
「どうした?ワーストワン。」
「あんま調子乗るんじゃないぞ。」
「シエル。私はいいから。」
「デュエルだ。颯。」
「はははっ。いいだろう。
アナスタシア。お前も参加しろ。
2人ともぶちのめしてやるよ。」
「なら、お前はその後ろにいるお前の保護者3人を
連れてこいよ。格の違いを教えてやるよ。」
「ほぅ。いいだろう。ワーストワン。
格の違いってやつを教えてくれよ。
できるものならな。」
「ほんとシエルのばか。あんなのほっとけばいいのに。」
「もうそれ何回も聞いたぞ。
あれは仕方ねぇよ。」
「はぁ。まぁもう喧嘩売っちゃったしね。
やるからには絶対に勝つよ。」
「負け試合なんて俺はしねぇよ。」
そして、俺たちは電脳世界へとダイブした。
「ちゃんとびびらずにきたのか。ワーストワン。」
「お前の方こそちゃんとパンパース履いてきたか?」
「てめぇ。後悔させてやるよ。」
『それでは試合開始。』試合開始のゴングが鳴る。
「じゃあ頼むからね。シエル。」
アナスタシアは大盾を構える。
アナスタシアは普段の戦い方は二刀流のブレードだが
俺とタッグを組む時は大盾を構える。
この試合の勝利条件は
俺が30秒の詠唱を終わらせること。
これが絶対条件である。
「詠唱開始。」
俺は脳内にある詠唱を続ける。
その間アナスタシアは俺の事を守り続ける。
銃弾が飛んできても、魔術が飛んできても、
大盾でいなし続けている。
だが、颯がそれを許すはずがなく、
俺とアナスタシアを引き離す。
そして、銃弾が俺に飛んでくる。
俺は詠唱を取りやめて、かわそうとする。
その時、左から大盾が飛んできて、銃弾を弾く。
だが、アナスタシアは颯にマウントを取られた。
「ワーストワン。早く詠唱をしろよ。」
アナスタシアが殴られる。
「そうだよ。シエル。ぐふっ。
早く詠唱しなさい。私はぐふっ。
だ、大丈夫だ、から。」
「らしいぞ。ワーストワン。」
「…。」
すまねぇ。アナスタシア。
「シエル・アレクサンドロスが宣言する。
降参。サレン…。」
「はぁぁぁあ。」
アナスタシアがブリッジして颯を飛ばす。
「まだ諦めるのは早いよ。シエル。」
アナスタシアはニコッと笑う。
「わかった。30秒だけまた耐えてくれ。
次こそは成功させる。」
「頼んだよ。シエル。」
「あぁ。任せろ。」
「詠唱開始。」
銃弾に魔術が飛んできている。
それを全て大盾で弾く。
颯の攻撃でアナスタシアが俺から離れる。
そして、銃弾の雨に晒されるが、
俺は目をつぶり詠唱を続ける。
そして、さっきのように大盾が投げられてくる。
さすがだな。アナスタシア。
「運命とは伝説によってもたらされるものではなく、
自らの剣で切り開くものである。
行くぞ。アナスタシア。」
「りょーかい。シエル。」
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