157 / 164
最終決戦編
幼なじみと弟子
しおりを挟む
「ねぇ。翔太。」
「あ?なんだよ。」
「君は死ぬのかい?」
「全員それが気になるんだな。
あぁ。死ぬ確率の方が高ぇよ。
俺の体だ。俺が1番わかる。
今までの連戦での疲労。
そして、視力が低下している。
もう脳は限界なんだろな。」
「やっぱりそうだよね。」
「助かる方法は一つだけだな。」
「そんなのがあるのかい?」
「あぁ。可能性はほぼゼロだが。
俺のカイザーアイが覚醒することだ。
まぁそんな漫画や小説じゃあるまいし。
奇跡は起きない。」
「ははっ。まぁそうだよね。」
「そんな顔すんじゃねぇよ。
ここで俺が倒れようが何なろうが
どうでもいい。
日本もラッキーだろ。
俺が死んで、西宮ゆめも死ぬんだからな。」
「…ちっ。」
翔太。なぜ君はそんな顔ができるんだ?
君はもう死ぬのかもしれないんだぞ?
どうしてなんだい。
何を考えてるんだ。君は。
くっそ。目が見えにくくなってる。
和樹の隣に立っているのだが、
こいつの顔をしっかり見ることが出来ない。
視界がぼやけている。
モヤがかかっているかのように。
俺はもう死ぬ1歩手前なんだろうな。
この視界じゃ俺の能力がちゃんと働くかもわかんねぇ。
俺の能力で必要なのは視界。
例えばラディーレンとかはいい例だ。
あれは粒子化して見える範囲なら
どこにでも移動ができるのだが、
見えなければ何も出来ない。
だが、俺は最後の奥の手が一つだけある。
まぁこれをすると俺は確実に殺されるだろうがな。
どうせこの手を使うしかないんだろうな。
和樹。お前はこの手を使っても躊躇うなよ?
俺たちの目の前にはまだまだいるクローン。
「さすがに人数が多いわね。」
「そうですね。ってなんて呼べばいいんですか?」
一応司令官の幼なじみということで
年上は確定してるから敬語を使う。
「結衣でいいわよ。海斗くん。」
「りょーかいです。結衣さん。
ってそれよりもどうしましょうか。
もう正直僕限界なんですけど。」
「最後のあの一撃はまだ使えるかしら?」
「まぁあと1発くらいなら。」
「そうね。私の合図で打ってもらってもいいかしら。」
「りょーかいです。」
「少しだけ準備するわ。5秒だけ稼いで。」
「わかりました!!」
俺は2式と3式の合技。燎原之火の準備をする。
そして、目を閉じ発動する。
「燎原之火!!」
俺の前に大きな炎の渦ができる。
「よくやったわ。いくわよ。
結界魔術。ホワイトボックス。」
私の最大の結界魔術を発動する。
「あとは頼んだわ。」
「りょーかい!!
4式。神渡し!!吹き飛べ!!」
ガンブレードから最大の一撃が飛ぶ。
そして、結衣さんの結界の中で反射し、
その中にいるクローンたち全員を吹き飛ばす。
そして数秒間。神渡しが続き、俺と結衣さんは
その場で倒れ込んでしまう。
ちっ。最後の一人だけ倒せなかったか。
クローンの中から1人だけ動き始める。
「もう無理だな。」
その瞬間。よく聞いたスナイパーの音と。
俺のよく知っている女性が現れた。
「よくやりましたよ。海斗。
あなた達のおかげで完全にクローンを
殺しきったわ。
そこで寝てなさい。
私が司令官を助けるわ。」
「あ?なんだよ。」
「君は死ぬのかい?」
「全員それが気になるんだな。
あぁ。死ぬ確率の方が高ぇよ。
俺の体だ。俺が1番わかる。
今までの連戦での疲労。
そして、視力が低下している。
もう脳は限界なんだろな。」
「やっぱりそうだよね。」
「助かる方法は一つだけだな。」
「そんなのがあるのかい?」
「あぁ。可能性はほぼゼロだが。
俺のカイザーアイが覚醒することだ。
まぁそんな漫画や小説じゃあるまいし。
奇跡は起きない。」
「ははっ。まぁそうだよね。」
「そんな顔すんじゃねぇよ。
ここで俺が倒れようが何なろうが
どうでもいい。
日本もラッキーだろ。
俺が死んで、西宮ゆめも死ぬんだからな。」
「…ちっ。」
翔太。なぜ君はそんな顔ができるんだ?
君はもう死ぬのかもしれないんだぞ?
どうしてなんだい。
何を考えてるんだ。君は。
くっそ。目が見えにくくなってる。
和樹の隣に立っているのだが、
こいつの顔をしっかり見ることが出来ない。
視界がぼやけている。
モヤがかかっているかのように。
俺はもう死ぬ1歩手前なんだろうな。
この視界じゃ俺の能力がちゃんと働くかもわかんねぇ。
俺の能力で必要なのは視界。
例えばラディーレンとかはいい例だ。
あれは粒子化して見える範囲なら
どこにでも移動ができるのだが、
見えなければ何も出来ない。
だが、俺は最後の奥の手が一つだけある。
まぁこれをすると俺は確実に殺されるだろうがな。
どうせこの手を使うしかないんだろうな。
和樹。お前はこの手を使っても躊躇うなよ?
俺たちの目の前にはまだまだいるクローン。
「さすがに人数が多いわね。」
「そうですね。ってなんて呼べばいいんですか?」
一応司令官の幼なじみということで
年上は確定してるから敬語を使う。
「結衣でいいわよ。海斗くん。」
「りょーかいです。結衣さん。
ってそれよりもどうしましょうか。
もう正直僕限界なんですけど。」
「最後のあの一撃はまだ使えるかしら?」
「まぁあと1発くらいなら。」
「そうね。私の合図で打ってもらってもいいかしら。」
「りょーかいです。」
「少しだけ準備するわ。5秒だけ稼いで。」
「わかりました!!」
俺は2式と3式の合技。燎原之火の準備をする。
そして、目を閉じ発動する。
「燎原之火!!」
俺の前に大きな炎の渦ができる。
「よくやったわ。いくわよ。
結界魔術。ホワイトボックス。」
私の最大の結界魔術を発動する。
「あとは頼んだわ。」
「りょーかい!!
4式。神渡し!!吹き飛べ!!」
ガンブレードから最大の一撃が飛ぶ。
そして、結衣さんの結界の中で反射し、
その中にいるクローンたち全員を吹き飛ばす。
そして数秒間。神渡しが続き、俺と結衣さんは
その場で倒れ込んでしまう。
ちっ。最後の一人だけ倒せなかったか。
クローンの中から1人だけ動き始める。
「もう無理だな。」
その瞬間。よく聞いたスナイパーの音と。
俺のよく知っている女性が現れた。
「よくやりましたよ。海斗。
あなた達のおかげで完全にクローンを
殺しきったわ。
そこで寝てなさい。
私が司令官を助けるわ。」
0
お気に入りに追加
9
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
小学生最後の夏休みに近所に住む2つ上のお姉さんとお風呂に入った話
矢木羽研
青春
「……もしよかったら先輩もご一緒に、どうですか?」
「あら、いいのかしら」
夕食を作りに来てくれた近所のお姉さんを冗談のつもりでお風呂に誘ったら……?
微笑ましくも甘酸っぱい、ひと夏の思い出。
※性的なシーンはありませんが裸体描写があるのでR15にしています。
※小説家になろうでも同内容で投稿しています。
※2022年8月の「第5回ほっこり・じんわり大賞」にエントリーしていました。
13歳女子は男友達のためヌードモデルになる
矢木羽研
青春
写真が趣味の男の子への「プレゼント」として、自らを被写体にする女の子の決意。「脱ぐ」までの過程の描写に力を入れました。裸体描写を含むのでR15にしましたが、性的な接触はありません。
寝室から喘ぎ声が聞こえてきて震える私・・・ベッドの上で激しく絡む浮気女に復讐したい
白崎アイド
大衆娯楽
カチャッ。
私は静かに玄関のドアを開けて、足音を立てずに夫が寝ている寝室に向かって入っていく。
「あの人、私が
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる