150 / 164
最終決戦編
作戦の詳細
しおりを挟む
「おい。村田真理。」
「めんどくさいですし。真理でいいですわよ?」
「お前と仲良くしたくない。」
「はぁ。まぁそういうことにしてあげますわ。
それでなにか質問ですか?」
「あぁ。まず1つ目。
なぜ西宮ゆめを殺さなきゃいけない?」
「理由は多くありますが、ひとつは、
彼女はクローンを作って、
それにカイザーアイの力を植え付けています。
つまり、カイザーアイの能力の量産を
しているってことです。」
「なっ…。」
「つまり彼女の固有能力は西宮愛美と
同じということですね。
でも、同じ血で同じ能力なんて
ありえるのかしらね?」
そんなわけが無い。
俺の能力は愛美から受け継いだものであり、
それは1度きりしか使えないはずだ。
だから俺は1度クローン状態の愛美に
この能力を渡そうともした。
「まぁもしかしたらそうかもな。」
俺はとりあえずそう答えた。
「それで次の質問は何ですか?」
「今から何をしようとしてる?」
「実は西宮ゆめはあなたのことを狙っています。
理由は知らないですが。」
「は?どういうことだよ。」
「まだこれは国民にも伝えてないことです。
少し前に西宮ゆめは警察署に
一通の手紙をよこしました。
その内容ってのが。
『5日後に私の弟を返してもらうよ?』と
その言葉だけでした。
その時点でもちろん私たちは驚きました。
だって、死んだ人間が生き返ったんですから。
そして、私たちはクローンのことも知り、
最初はあなたを渡そうと思いました。
でも、そんなことしたら
世界のトップは変わってしまいます。
だから、あなたも使い日本の全戦力を持って
迎撃することにしたのですよ。」
なるほどな。全てを理解した。
俺の姉だと言われてる西宮ゆめは
俺を取り返しに来た。
ここに関しての理由は知らないが、
わざわざあっちから来てくれるってことだ。
だからこちらは最大戦力を持ち、
カイザーアイ所有者たちを全員殺すってことだ。
「あと猶予は何日残ってるんだ?」
「3日よ。」
「3日しかねぇのかよ。」
とりあえずこのなまった体を動かさないといけない。
「西宮翔太。一つ質問があります。」
「本当は答えないって言いてぇが
まぁ答えてやるよ。」
「あなたはそのままだと死ぬのですか?」
「あぁ。死ぬさ。確実にな。」
「そうですか。」
村田真理が何故か歯切れの悪い顔をする。
「お前らからしたら有難いことじゃねぇのか?
俺という邪魔な存在と成功すれば
西宮ゆめごと消せる。
そして、カイザーアイを持つものが減るんだ。
脅威は少なくなって万々歳じゃねぇのか?」
「まぁそういう風にも捕えれますが。
貴方は最後日本のいや。世界の英雄となります。
ですが、あなたのしたことは
誰にも伝わることがありません。」
「ははっ。そんなことに1ミリも興味はない。
なぁ。そういや。西宮ゆめは
本当に俺の姉なのか?」
「それは確かです。西宮家誘拐事件。
その時に死亡したのが西宮ゆめです。」
西宮家誘拐事件。俺が知らない事件だ。
だが、俺はその時のことを知ってる気がする。
いや。見た気がする。
そうあの時に。皇帝の選抜の時に。
「貴方はその時に記憶を消しました。
1種の自己防衛の手段として。
それだけショックな内容だったのでしょうね。
私の口からこれを伝えることはありません。
確認したいならご自由にどうぞ。
ですが、知らなくてもいい事実が
この世にはあるということを覚えててください。」
「めんどくさいですし。真理でいいですわよ?」
「お前と仲良くしたくない。」
「はぁ。まぁそういうことにしてあげますわ。
それでなにか質問ですか?」
「あぁ。まず1つ目。
なぜ西宮ゆめを殺さなきゃいけない?」
「理由は多くありますが、ひとつは、
彼女はクローンを作って、
それにカイザーアイの力を植え付けています。
つまり、カイザーアイの能力の量産を
しているってことです。」
「なっ…。」
「つまり彼女の固有能力は西宮愛美と
同じということですね。
でも、同じ血で同じ能力なんて
ありえるのかしらね?」
そんなわけが無い。
俺の能力は愛美から受け継いだものであり、
それは1度きりしか使えないはずだ。
だから俺は1度クローン状態の愛美に
この能力を渡そうともした。
「まぁもしかしたらそうかもな。」
俺はとりあえずそう答えた。
「それで次の質問は何ですか?」
「今から何をしようとしてる?」
「実は西宮ゆめはあなたのことを狙っています。
理由は知らないですが。」
「は?どういうことだよ。」
「まだこれは国民にも伝えてないことです。
少し前に西宮ゆめは警察署に
一通の手紙をよこしました。
その内容ってのが。
『5日後に私の弟を返してもらうよ?』と
その言葉だけでした。
その時点でもちろん私たちは驚きました。
だって、死んだ人間が生き返ったんですから。
そして、私たちはクローンのことも知り、
最初はあなたを渡そうと思いました。
でも、そんなことしたら
世界のトップは変わってしまいます。
だから、あなたも使い日本の全戦力を持って
迎撃することにしたのですよ。」
なるほどな。全てを理解した。
俺の姉だと言われてる西宮ゆめは
俺を取り返しに来た。
ここに関しての理由は知らないが、
わざわざあっちから来てくれるってことだ。
だからこちらは最大戦力を持ち、
カイザーアイ所有者たちを全員殺すってことだ。
「あと猶予は何日残ってるんだ?」
「3日よ。」
「3日しかねぇのかよ。」
とりあえずこのなまった体を動かさないといけない。
「西宮翔太。一つ質問があります。」
「本当は答えないって言いてぇが
まぁ答えてやるよ。」
「あなたはそのままだと死ぬのですか?」
「あぁ。死ぬさ。確実にな。」
「そうですか。」
村田真理が何故か歯切れの悪い顔をする。
「お前らからしたら有難いことじゃねぇのか?
俺という邪魔な存在と成功すれば
西宮ゆめごと消せる。
そして、カイザーアイを持つものが減るんだ。
脅威は少なくなって万々歳じゃねぇのか?」
「まぁそういう風にも捕えれますが。
貴方は最後日本のいや。世界の英雄となります。
ですが、あなたのしたことは
誰にも伝わることがありません。」
「ははっ。そんなことに1ミリも興味はない。
なぁ。そういや。西宮ゆめは
本当に俺の姉なのか?」
「それは確かです。西宮家誘拐事件。
その時に死亡したのが西宮ゆめです。」
西宮家誘拐事件。俺が知らない事件だ。
だが、俺はその時のことを知ってる気がする。
いや。見た気がする。
そうあの時に。皇帝の選抜の時に。
「貴方はその時に記憶を消しました。
1種の自己防衛の手段として。
それだけショックな内容だったのでしょうね。
私の口からこれを伝えることはありません。
確認したいならご自由にどうぞ。
ですが、知らなくてもいい事実が
この世にはあるということを覚えててください。」
0
お気に入りに追加
9
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
小学生最後の夏休みに近所に住む2つ上のお姉さんとお風呂に入った話
矢木羽研
青春
「……もしよかったら先輩もご一緒に、どうですか?」
「あら、いいのかしら」
夕食を作りに来てくれた近所のお姉さんを冗談のつもりでお風呂に誘ったら……?
微笑ましくも甘酸っぱい、ひと夏の思い出。
※性的なシーンはありませんが裸体描写があるのでR15にしています。
※小説家になろうでも同内容で投稿しています。
※2022年8月の「第5回ほっこり・じんわり大賞」にエントリーしていました。
13歳女子は男友達のためヌードモデルになる
矢木羽研
青春
写真が趣味の男の子への「プレゼント」として、自らを被写体にする女の子の決意。「脱ぐ」までの過程の描写に力を入れました。裸体描写を含むのでR15にしましたが、性的な接触はありません。
寝室から喘ぎ声が聞こえてきて震える私・・・ベッドの上で激しく絡む浮気女に復讐したい
白崎アイド
大衆娯楽
カチャッ。
私は静かに玄関のドアを開けて、足音を立てずに夫が寝ている寝室に向かって入っていく。
「あの人、私が
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる