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復讐編
失格者と救世主
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「結局これはなんだったんだ?」
「これは俺からすればテストだ。
これを乗り越えれないやつは雑魚と判断し、
二度と俺に逆らえなくなる。」
「ははっ。なかなか厳しいテストだな。
あんなもん何度も受けてられるかよ。」
「1度乗り越えれたやつはもう大丈夫さ。
だがな。」
そういい大剣を持った男へと視線を向ける。
「あいつは失格者だ。」
そこには大剣を手放し苦しそうに叫ぶ男がいた。
「失格者は俺に逆らう権利がなく、そしてな。」
大剣の男が俺へと大剣を振り下げる。
俺はそれを紙一重でかわす。
「これが失格者の末路だ。」
「おいおい。冗談じゃすまされねぇぞ。」
白髪のガンブレード野郎と
目が虚ろになった大剣野郎が俺の方に戦闘態勢をとる。
ピシュン。と小型レーザーが俺に向かう。
俺はそれをかわす。
背後から気配がする。
「ラディーレン。」
俺ははるか上空へと瞬間移動をする。
大剣男は剣先を上空へと向ける。
俺はその男の小さな声を拾った。
「メギド。」
その言葉と同時に100を凌駕する魔法陣が展開される。
「そんなのチートすぎるだろ!!」
あれをさばく能力は一つだけしかねぇが、
これをやると死ぬ可能性もあるか。
いや、やるしかねぇ。
どうせあれを受けたら死ぬんだ。
なら足掻くだけ足掻いてやろう。
そう思い、俺は空中でナイフを突き刺そうとした。
その瞬間だった。
俺は何かに持ち上げられると同時にテレポート。
全く違う場所まで来ていた。
「ほんと運のいいやつだね。あんたは。」
「久しぶりだね。翔太くん。」
「シャルルにマリア?!」
そこにはつい最近出会った
アメリカ最強の魔術師シャルル・マーニュと
ロシア最強の魔術師マリアがいた。
「シャルルは昨日会ったからいいんだが、
マリアはなんでこんなとこにいるんだ?」
「私も色々と用事があってね~。
まぁ翔太くんに会いに来ただけなんだけどね~。」
あはは~。と腑抜けた感じで笑うマリア。
「それで2人は知り合いなのか?」
「し、知り合いじゃないわよ。」
「え~。知り合いじゃなかったの?シャル。
私悲しいな~。」
うわーすげーあざとい。
これが女の武器ってやつか。
「す、少しは知り合いよ。」
「それでよし。」
「ちっ。なんだよ。部外者は入ってこれねぇんじゃ
ないのかよ。」
ガッカリといった感じで白髪野郎が目の前まで来る。
「はぁ?私を巻き込まないでくれる?
私はただ膨大な魔力を検知して、
気になったから見に来ただけだよ。」
「そうかよ。このチキン野郎。」
「は?もしかしてそれは私に言ってるのかしら?
だとしたらあなた死になさい?」
「ははっ。お前も少しはやれるのか?
まぁいいさ。3対2でもこっちは構わねぇ。
だが、テストはしてもらうぜ。」
謎の突風が俺たちを襲う。やばい!!
俺は1度乗り越えたから何も感じないが、
あの二人がもし敵になってしまったら、
俺は確実に死んでしまう。
「何かしら。今の風。」
「テストっていつ始まるの?」
「え?お前ら大丈夫なのか?」
「まぁ私たち魔術師だからね。
多分障壁が守ってくれたんじゃないかな~。」
「俺も魔術師になりてぇ。」
「なりたいだけでなれるもんじゃないけどね。」
「ははっ。2人とも魔術師なんかよ。
まぁいい。3対2で殺ろう。」
不気味な笑みを浮かべる白髪野郎と
未だに虚ろな目をしている黒髪大剣野郎。
黒髪大剣野郎の技があれ以上ないといいんだが。
「何をよそ見してやがるんだ。ギプス野郎!!」
完全に油断していたのだが、
俺と白髪野郎の間に一陣の風が吹き通る。
「危ないねぇ~。翔太くん。
戦場で油断はしちゃいけないんだぞ~。
あ、やばい。」
マリアの背後には大剣野郎が大剣を振りかざす。
「あんたが言えたことじゃないわよ。全く。」
大剣の周りを大きな火柱が囲む。
「こいつは私が相手してあげるわ。
だから、2人でそいつを頼むわよ。」
「りょーかい。」
「りょ~かい~。」
「はっ。2対1か。いいぜ。
存分に俺を楽しませろ!!」
「これは俺からすればテストだ。
これを乗り越えれないやつは雑魚と判断し、
二度と俺に逆らえなくなる。」
「ははっ。なかなか厳しいテストだな。
あんなもん何度も受けてられるかよ。」
「1度乗り越えれたやつはもう大丈夫さ。
だがな。」
そういい大剣を持った男へと視線を向ける。
「あいつは失格者だ。」
そこには大剣を手放し苦しそうに叫ぶ男がいた。
「失格者は俺に逆らう権利がなく、そしてな。」
大剣の男が俺へと大剣を振り下げる。
俺はそれを紙一重でかわす。
「これが失格者の末路だ。」
「おいおい。冗談じゃすまされねぇぞ。」
白髪のガンブレード野郎と
目が虚ろになった大剣野郎が俺の方に戦闘態勢をとる。
ピシュン。と小型レーザーが俺に向かう。
俺はそれをかわす。
背後から気配がする。
「ラディーレン。」
俺ははるか上空へと瞬間移動をする。
大剣男は剣先を上空へと向ける。
俺はその男の小さな声を拾った。
「メギド。」
その言葉と同時に100を凌駕する魔法陣が展開される。
「そんなのチートすぎるだろ!!」
あれをさばく能力は一つだけしかねぇが、
これをやると死ぬ可能性もあるか。
いや、やるしかねぇ。
どうせあれを受けたら死ぬんだ。
なら足掻くだけ足掻いてやろう。
そう思い、俺は空中でナイフを突き刺そうとした。
その瞬間だった。
俺は何かに持ち上げられると同時にテレポート。
全く違う場所まで来ていた。
「ほんと運のいいやつだね。あんたは。」
「久しぶりだね。翔太くん。」
「シャルルにマリア?!」
そこにはつい最近出会った
アメリカ最強の魔術師シャルル・マーニュと
ロシア最強の魔術師マリアがいた。
「シャルルは昨日会ったからいいんだが、
マリアはなんでこんなとこにいるんだ?」
「私も色々と用事があってね~。
まぁ翔太くんに会いに来ただけなんだけどね~。」
あはは~。と腑抜けた感じで笑うマリア。
「それで2人は知り合いなのか?」
「し、知り合いじゃないわよ。」
「え~。知り合いじゃなかったの?シャル。
私悲しいな~。」
うわーすげーあざとい。
これが女の武器ってやつか。
「す、少しは知り合いよ。」
「それでよし。」
「ちっ。なんだよ。部外者は入ってこれねぇんじゃ
ないのかよ。」
ガッカリといった感じで白髪野郎が目の前まで来る。
「はぁ?私を巻き込まないでくれる?
私はただ膨大な魔力を検知して、
気になったから見に来ただけだよ。」
「そうかよ。このチキン野郎。」
「は?もしかしてそれは私に言ってるのかしら?
だとしたらあなた死になさい?」
「ははっ。お前も少しはやれるのか?
まぁいいさ。3対2でもこっちは構わねぇ。
だが、テストはしてもらうぜ。」
謎の突風が俺たちを襲う。やばい!!
俺は1度乗り越えたから何も感じないが、
あの二人がもし敵になってしまったら、
俺は確実に死んでしまう。
「何かしら。今の風。」
「テストっていつ始まるの?」
「え?お前ら大丈夫なのか?」
「まぁ私たち魔術師だからね。
多分障壁が守ってくれたんじゃないかな~。」
「俺も魔術師になりてぇ。」
「なりたいだけでなれるもんじゃないけどね。」
「ははっ。2人とも魔術師なんかよ。
まぁいい。3対2で殺ろう。」
不気味な笑みを浮かべる白髪野郎と
未だに虚ろな目をしている黒髪大剣野郎。
黒髪大剣野郎の技があれ以上ないといいんだが。
「何をよそ見してやがるんだ。ギプス野郎!!」
完全に油断していたのだが、
俺と白髪野郎の間に一陣の風が吹き通る。
「危ないねぇ~。翔太くん。
戦場で油断はしちゃいけないんだぞ~。
あ、やばい。」
マリアの背後には大剣野郎が大剣を振りかざす。
「あんたが言えたことじゃないわよ。全く。」
大剣の周りを大きな火柱が囲む。
「こいつは私が相手してあげるわ。
だから、2人でそいつを頼むわよ。」
「りょーかい。」
「りょ~かい~。」
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存分に俺を楽しませろ!!」
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