堕天の皇帝

key

文字の大きさ
上 下
128 / 164
復讐編

翔太VS翔太?

しおりを挟む
「なんで俺が二人もいるんだよ。」
「お前の力。カイザーアイがほしいだけだ。
 こっちの国ではお前のその力は
 ある程度、科学で証明されてるんだぜ。」
「ほぅ。少しは興味があるな。話せ。」
「なんでそんな命令口調なんだか。
 まぁいい。
 カイザーアイは言わば人間の完成系。
 人間のリミッターを解除し、
 本来の力を発揮させる。
 だが、構造自体は単純だ。
 ベータエンドルフィン。
 それを異常分泌してるだけだ。」
「なるほどな。だが、俺のラディーレンとかは
 科学で証明出来るもんなのか?」
「残念だが、それは出来ていないんだよな。
 まぁでも、一つだけ言える。
 お前の力は貰い物だ。
 なら、今死んだって構わねぇよな?」
「なんで俺が偽者に殺されなきゃいけねぇんだ。
 オリジナルに勝てるクローンなんていねぇんだよ。」
「ははっ。ここで勝って証明してやるよ。
 俺こそがオリジナルであるということをな。」
そういうとクローンはべレッタPx4を構える。
あれは俺の使ってるM9べレッタの最新型か。
オリジナルと同じ銃を使うんだな。
そう思いながら俺はM9べレッタを構える。
相手も同じことを思ったのか少し笑っている。
「お前がオリジナルなわけないだろ。
 来いよ。偽物。」
「証明してやるよ。オリジナル。」

俺たちは向き合った状態からお互い右に走り出す。
そして、5発の銃声。
その銃弾はお互いに相殺し合う。
俺はタイミングをずらしながら銃弾を発砲。
相手から飛んできた銃弾をバク宙して全てかわす。
相手も全く同じ方法でかわす。
そして、お互いの銃がブローバックしている時には
最初のように向かい合った状態だった。
「さすが俺だな。銃弾を簡単にかわしやがる。」
「それはこっちのセリフだ。オリジナル。
 クローンじゃないくせに当たり前のように
 銃弾と友達になりやがって。」
「まぁ銃がだめならこっちだよな。」
そう言い、ブレードを準備する。
「あぁ。いいぜ。次はそっちでやろう。」
クローンもブレードを準備する。

 そして、俺は一瞬て距離を詰める。
ブレードをまじえる。
さすが。カイザーアイを使ってるだけある。
パワーが桁違いだ。こりゃ手が痺れるわ。
「オリジナルでもやはりその程度か。人間だな。」
「ははっ。お前はクローンだからわかんねぇか。」
「あぁ。だが、お前も理解をした方がいい。
 お前は俺には勝てないということをな。」
「は?そんなの決まってねぇだろ。」
「言っただろ?俺はクローンであり、
 お前は人間だ。」
「それがなんだよ。」
「俺の体は言わば科学の結晶。
 そして、この体はどんな負荷にも耐える。
 ここまで言って理解できないほど
 馬鹿じゃないだろ?オリジナル。」
「ははっ。まじかよ。」
俺の額には汗が流れる。
俺はリミッターを100%まで解除できるが、
それをすると体はバラバラに砕け散る。
だが、奴はそれを耐えれる身体ということは、
100%までリミッターを解除できるということ。
つまりそれは俺の完全なる上位互換を意味する。




しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

校長室のソファの染みを知っていますか?

フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。 しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。 座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る

小学生最後の夏休みに近所に住む2つ上のお姉さんとお風呂に入った話

矢木羽研
青春
「……もしよかったら先輩もご一緒に、どうですか?」 「あら、いいのかしら」 夕食を作りに来てくれた近所のお姉さんを冗談のつもりでお風呂に誘ったら……? 微笑ましくも甘酸っぱい、ひと夏の思い出。 ※性的なシーンはありませんが裸体描写があるのでR15にしています。 ※小説家になろうでも同内容で投稿しています。 ※2022年8月の「第5回ほっこり・じんわり大賞」にエントリーしていました。

13歳女子は男友達のためヌードモデルになる

矢木羽研
青春
写真が趣味の男の子への「プレゼント」として、自らを被写体にする女の子の決意。「脱ぐ」までの過程の描写に力を入れました。裸体描写を含むのでR15にしましたが、性的な接触はありません。

生贄にされた先は、エロエロ神世界

雑煮
恋愛
村の習慣で50年に一度の生贄にされた少女。だが、少女を待っていたのはしではなくどエロい使命だった。

寝室から喘ぎ声が聞こえてきて震える私・・・ベッドの上で激しく絡む浮気女に復讐したい

白崎アイド
大衆娯楽
カチャッ。 私は静かに玄関のドアを開けて、足音を立てずに夫が寝ている寝室に向かって入っていく。 「あの人、私が

クラスメイトの美少女と無人島に流された件

桜井正宗
青春
 修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。  高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。  どうやら、漂流して流されていたようだった。  帰ろうにも島は『無人島』。  しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。  男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?

♡蜜壺に指を滑り込ませて蜜をクチュクチュ♡

x頭金x
大衆娯楽
♡ちょっとHなショートショート♡年末まで毎日5本投稿中!!

JKがいつもしていること

フルーツパフェ
大衆娯楽
平凡な女子高生達の日常を描く日常の叙事詩。 挿絵から御察しの通り、それ以外、言いようがありません。

処理中です...