堕天の皇帝

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ロシア(シエスタ護衛)編

謎の少女。

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 俺はとりあえず女の子が行った方向に向かった。
そして、女の子の前に立つと顔を真っ赤にして
そっぽを向いてしまう。
だが、その原因はすぐにわかった。俺、上裸やん。
俺は部屋に戻り、何か着れる服を探す。
そうすると後ろからちょんちょんとされる。
俺が振り返ると黒のフード付きのパーカーが
渡される。
「これくれるのか?」
って言語が通じないんだ。
俺はまた手を合わせて頭を下げる。
これまた通じて笑顔を見してくれる。
あ~やっぱり可愛い。
そうすると彼女はフードをかぶり、
どこかへ行こうとする。
多分買い物かな?俺はついて行く。
それに気づいたのかストップをかけるように
両手を出してくる。
俺は両手を合わせてお願いっと言った感じにする。
渋々と言った感じか少し笑ってくれる。
多分OKなんだろうな。

 はぁ~。なんでこんな山奥なんだろう。
めっちゃしんどい。一種の訓練だろこれ。
彼女は何食わぬ顔で山を登る。
そういった感じで山を登り下ると、
街が見えてきた。

 俺は彼女の横で歩く。
なんかすげぇ視線感じるな。
俺が日系人だからか?と思ったが、
どうやら視線は俺に向けてじゃないらしい。
彼女はフードを深く被り、顔色もあまり良くない。
そうすると彼女は前からの男性にぶつかる。
『すみません。よく前を見てなかったです。』
『魔女めが。くたばれ。』
屈強な男が彼女に殴りかかろうとしたので、
俺はその勢いを使って背負い投げをする。
俺は彼女に手を引かれてその場を立ち去る。
恋しちゃいそうだわ~。
彼女は息を上げながら、
『ありがとうございます。たすかりました。』と
何か言い頭を下げた。
俺はグッジョブをした。
そうして肉屋?みたいな場所に着いた。
『おぉ。マリアちゃんじゃないか。
 今日は豚かい?牛かい?
 マリアちゃんなら安くするよ。』
『いつもありがとうね。ジョセフさん。』
『後ろにいるのは彼氏さんかな?』
『ち、違いますよ。その~。ちょっと訳ありで。』
『ふむ。そうかそうか。』
なんか店主が俺の方を見てから
ガッハッハッと笑ってる。
なんだよ。気持ちわりぃ。腹パンしたろか?
そうして俺たちは帰路に着くが、
店主が俺にグッとしてくるので
一応俺も返しといた。


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