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軍事育成学校編
体育祭第2R。
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「なんでこんな嫌な予感が当たるのかな~?」
「FIRSTKINGに呼ばれたなら仕方ないよ。」
「やぁ。君たちのことは体育祭で見てたよ。
アサシン、翔太くんとタイムルーラー、和樹くん。」
「あはは。KINGにそう呼ばれるなんて光栄です。」
そうFIRSTKINGは言っているが、
周りの2年生たちは
「なんで1年なんかが。」だとか。
「ヒョロガリすぎるだろ。」だとか。
言いたい放題って感じだ。
まぁ気にはしてないけどな。
「それでFIRSTKINGさんよ。
なんで俺ら2人なんだ?」
「君たちは相性が良さそうだからね。
お互いの動きをよくわかってそうだ。
少なくともタイムルーラーは
君のことをよく知ってそうだしね。」
「え?お前そうだったの?俺のストーカーか?」
「そんなわけないだろう。
まぁそんなことはどうでもいい。
それでFIRSTKINGさん。
2対1ってことでいいんですか?」
「あぁ。構わないよ。2人の力を見せてくれ。」
「はぁ。仕方ない。ここまで来たならやるか。」
「そうだね。」
そしてアナウンスがなる。
「レディーファイト!!」
俺と和樹は左右に分かれる。
俺はべレッタを和樹はウィンチェスターを放つ。
お互いに射線をずらすため和樹が
少しテンポを遅らしながら銃弾を放つ。
「ふむ。なかなかにいい連携だ。」
FIRSTKINGは高く飛び銃弾をかわす。
空中にいる状態を狙って撃つが、
体をひねり難なくかわしてみせた。
俺はゴムナイフを手に取り、一気に距離を詰める。
それに合わせて和樹もウィンチェスターによる
近距離戦を仕掛ける。
俺と和樹はFIRSTKINGを挟むように
攻撃をしているが、全てさばかれる。
俺はこの戦いでひとつ分かったことがある。
FIRSTKINGは能力者であること。
そして、未来予知と身体強化であること。
「君は能力を使わないのかい?」
小さな声でFIRSTKINGは俺に尋ねる。
「隣の子はフル活用しているようだが、
君のあの能力は使わないのかい?
私は君の全力が見たいんだ。」
「FIRSTKINGさんよ。あれは使えないな。
俺自身あの能力のことをよく分かってないからな。
それよりもなんであんたは2つも
能力があるんだ?」
「よく気づいたな。
まぁ隣の子も予想してたんだろうね。
私の能力はジャックザリッパーだよ。
そして、この能力の前では
君たちの動きは全て筒抜けで、
君たちよりも遥かに上の身体能力を得る。」
「ははっ。予想通りで拍子抜けだわ。」
「なぜ君はFIRSTKINGを煽れるのかな~。」
和樹がやれやれと言った感じで俺に向けて
そう言葉を放つ。
「まぁお前も負ける気なんてねぇーだろ?」
「まぁ、そうだね。
せっかくトップと戦えるんだし、
君との共闘なんてもうないだろうからね。
絶対に勝つよ。」
そうして、俺たちはさらなる連撃を加える。
「FIRSTKINGに呼ばれたなら仕方ないよ。」
「やぁ。君たちのことは体育祭で見てたよ。
アサシン、翔太くんとタイムルーラー、和樹くん。」
「あはは。KINGにそう呼ばれるなんて光栄です。」
そうFIRSTKINGは言っているが、
周りの2年生たちは
「なんで1年なんかが。」だとか。
「ヒョロガリすぎるだろ。」だとか。
言いたい放題って感じだ。
まぁ気にはしてないけどな。
「それでFIRSTKINGさんよ。
なんで俺ら2人なんだ?」
「君たちは相性が良さそうだからね。
お互いの動きをよくわかってそうだ。
少なくともタイムルーラーは
君のことをよく知ってそうだしね。」
「え?お前そうだったの?俺のストーカーか?」
「そんなわけないだろう。
まぁそんなことはどうでもいい。
それでFIRSTKINGさん。
2対1ってことでいいんですか?」
「あぁ。構わないよ。2人の力を見せてくれ。」
「はぁ。仕方ない。ここまで来たならやるか。」
「そうだね。」
そしてアナウンスがなる。
「レディーファイト!!」
俺と和樹は左右に分かれる。
俺はべレッタを和樹はウィンチェスターを放つ。
お互いに射線をずらすため和樹が
少しテンポを遅らしながら銃弾を放つ。
「ふむ。なかなかにいい連携だ。」
FIRSTKINGは高く飛び銃弾をかわす。
空中にいる状態を狙って撃つが、
体をひねり難なくかわしてみせた。
俺はゴムナイフを手に取り、一気に距離を詰める。
それに合わせて和樹もウィンチェスターによる
近距離戦を仕掛ける。
俺と和樹はFIRSTKINGを挟むように
攻撃をしているが、全てさばかれる。
俺はこの戦いでひとつ分かったことがある。
FIRSTKINGは能力者であること。
そして、未来予知と身体強化であること。
「君は能力を使わないのかい?」
小さな声でFIRSTKINGは俺に尋ねる。
「隣の子はフル活用しているようだが、
君のあの能力は使わないのかい?
私は君の全力が見たいんだ。」
「FIRSTKINGさんよ。あれは使えないな。
俺自身あの能力のことをよく分かってないからな。
それよりもなんであんたは2つも
能力があるんだ?」
「よく気づいたな。
まぁ隣の子も予想してたんだろうね。
私の能力はジャックザリッパーだよ。
そして、この能力の前では
君たちの動きは全て筒抜けで、
君たちよりも遥かに上の身体能力を得る。」
「ははっ。予想通りで拍子抜けだわ。」
「なぜ君はFIRSTKINGを煽れるのかな~。」
和樹がやれやれと言った感じで俺に向けて
そう言葉を放つ。
「まぁお前も負ける気なんてねぇーだろ?」
「まぁ、そうだね。
せっかくトップと戦えるんだし、
君との共闘なんてもうないだろうからね。
絶対に勝つよ。」
そうして、俺たちはさらなる連撃を加える。
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