堕天の皇帝

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軍事育成学校編

はぁ、またチーターかよ。

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 クラスは40人。
それで、2人1組なので俺ら含め20組。
「合流するか。」
「わかったわ。」
俺はまやのもとに向かう。
「待って。翔太くん。」
その言葉を聞いて俺は咄嗟に身を隠す。
「4時方向から一人で歩いている。」
「1人?」相手の相棒はスナイパーかな。
「狙撃するわ。」「りょーかい。」
この先、少し壁がなくなる。
その瞬間を狙うしかない。
3、2、1 ファイヤ!!
よし。これなら確実に当たる。

 だが、その弾丸は当たることは無かった。
相手はこちらの方を見ていなかったのに
その銃弾をかわしたのだった。
「翔太くん。少し時間を稼いで。
 場所を変更する。」「りょーかい。」
まやが外したのか?いや。あの焦り具合的に
かわされたのか?
ちっ。またチーターかよ。
相手の武器はショットガン。
それもウィンチェスターM1887/1901だ。
戦闘中に少しショットガンの音が聞こえたから
こいつのやつだろう。
じゃあ、残り残弾数は4発かな。
残り4発当たらずに撃たせれば勝ちだが、
また暗殺すればいいだろう。
俺はまたサイレントウォークを使い、近づく。
だが、俺の足元にスナイパーの弾が着弾する。
はぁ。やっぱりか。

「いつの間に近づいていたんだい?」
「あはは。俺はアサシンだからな。
 音を殺してお前に近づくくらいはできる。」
「なるほどね~。じゃあ、暗殺に失敗したんだから
 君的にはやばいんじゃないのかい?」
「もちろん。だが、逃がしてくれるわけないよな。」
「逃がすわけないじゃないか。
 君にはここでリタイアしてもらうよ。」
そして、ここで戦いの火蓋が切って落とされた。

「あちゃちゃ。もう翔太くん当たっちゃったか~。」
「あの子、誰だっけ?」
「桐原 和樹くんだね。
 軽く化け物だよ。」
「え?なんで?」
「彼は能力があるからね。
 1秒間時が止まったような世界になり、
 その期間の間頭の回転だけは止まらない。」
「ほぼ無限の時間で考え続けられるのか。
 ホントのバケモンじゃないですか~。」

「まぁ、翔太くんが、どこまで追い詰めるか、
 私的には楽しみだな~。
 せっかくなら勝って欲しいな。」
「さすがシャーロットね。
 感情移入が激しいね~。」
「う、うるさいわね~。」
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