堕天の皇帝

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無人島編

死。

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 俺は深い闇に落ちていく中、
またあの女の声が聞こえる。
「やっぱりこうなっちゃうか~」
「やっぱりってなんだよ。」
「だって君はあれだけコルトパイソンで
 撃たれてしまったんだよ。
 倒れないとおかしいじゃないか。」
「まぁ、たしかにその通りだな。」
「君はアドレナリンが出てただけなんだよ
 あとまだ死んでないから安心してね。
 もう数分後くらいには意識が戻るよ。」
「それよりもあんたは一体何者なんだ?」
「私?私はそうだね~。」
「はぐらかすんじゃねぇーぞ。」
「あはは。そんなことはしないよ。
 私は君の中だけの存在。
 名前は、うーんそうだね。
 セクレートと名乗っておこうかな。」
「本名は教えてくれないんだな。」
「まぁその時がきたら教えるさ。」
そんな会話をしていたら、
「しょ、うた。しょーた。翔太。」っと
結衣の声が聞こえる。
「いってらっしゃい」
セクレートはそう言うのだった。

 俺は意識が戻る。
「グハッ」
結衣が思いっきり抱きしめてくる。
「ちょちょ、死ぬ。死ぬって。」
「あ、ごめんごめん。」
「意外としぶといんだね。君は。」
「千春さんや、そういうのは
 言ってはいけないんだよ。」

「なぁ。俺らは3人だ。」と俺が言うと、
空気が変わる。
「この中の一人が死なないといけない。
 俺はお前らに死んで欲しくない。」
「やだよ!!」結衣が叫ぶ。
「翔太が死んじゃうなんて嫌よ。
 そんなことなら私が死ぬ。」
「話を聞いてくれ。結衣。
 僕に1つ案がある。」
そうして俺らは作戦を決める。

 俺は両手両足を縛る。
そして、俺は川の中に飛び込む。
冷たい。どんどん意識を失う。
深い深い闇の中に入っていく。
そしてこの時俺は

「西宮翔太くんが死んでしまったよ。
 ここでゲーム終了だね。
 毛利千春ちゃんと中島結衣ちゃんは
 海沿いまで来てね。」
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