堕天の皇帝

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無人島編

責任、とってよね?

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 俺は千春という女の子と手を組んだ。
彼女の武器は刀ということだ。
そして、あと2人は手を組んでいるとの事。
多分、最初に声を上げたおばさんと
もう1人ってことか。
あのおばさん死亡フラグたってたのに
よくここまで生きてこれたな~

 千春は人を殺さずに逃げ回って
生きてたらしい。
「おい、翔太」っと千春が話しかけてくる。
「なんだよ。」
「お前は結衣ちゃんと付き合ってるのか?」
は?こいつは何を言っている。
「お前たちはここに来てから離れたことは
 救援物資の時以外ないのだろう?
 だとしたら付き合ってるのかを
 考えてしまうのが普通だろ?」
「付き合ってねぇーよ。単なる幼なじみだ
 それ以上でもそれ以下でもない。」
結衣がなぜかちょっと悲しそうな顔をしたが俺はそれを無視した。

そんな会話をしていると、、、
「カランコロン」っと何かが転がる音が
聞こえた。
俺はそれを見た瞬間、
「全員息を止めろ!!」っと叫んだ。
「プシュー」
その物体から謎のガスが出てきた。
多分毒ガスだろう。
空中に浮かない感じを見るに、
一酸化炭素ではなさそうだ。
だとしたら空気よりも下に行く。
できるだけ、高い位置に顔を上げた。
幸運なことにこの洞窟は広い。
よって、そこまでの被害は無さそうだ。
だが、俺と結衣がちょっとだけ吸っちまった
俺と結衣だけが倒れる。
身体が痺れてきた。
俺は千春に隠れるようにジェスチャーをした
俺は結衣に小声で伝える。
「できるだけ、息を吸うな。
 わかってると思うが、
 これは身体が痺れる。
 吸いすぎたら死ぬやつだ。」
結衣は苦しそうだ。何とか出来ないか。
ちっ、仕方ない。

そうして、ガスが晴れる。
俺と結衣は倒れている。

「あはは。無様ね。
 最初はヤンキーに喧嘩を売ってたくせに
 こんな簡単に死んでしまうなんてね。
 後は1匹の小娘のみ。
 やはりあの人に着いて正解だったわね」
ザシュ。血がふきでる。
刀を鞘に納める音。
そうして、俺と結衣は立ち上がる。
俺が咄嗟にとった行動。
それは、結衣と2人で循環呼吸を行うこと。
結衣は驚いた表情をしていたが、
気にしている暇はなかった。
おばさんも俺らが立ち上がったことに
驚いていた。

「増谷 さとみさんが死亡しました。
 残り4人になっちゃったか~
 名残惜しいけど最後も頑張ってね。」

「ねぇ、翔太。」
「ん?なんだ?」
結衣が顔を赤くしながら小さな声で俺に
話しかけてくる。
「責任、とってよね?」
俺は結衣にチョップを入れた。
「な、なにするのよ!!」
「うるせぇ。責任なんか取らねぇーよ。」
俺は結衣の事を可愛いなと思ってしまった。
そんな俺らを千春はニヤニヤしながら
見ていた。

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