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無人島編
雨、不運の予感。
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「ありゃりゃ~。
雨が降ってきちゃったわね。」
「あーあ。これじゃあ外に出れないな。」
俺らは雨宿りの意味を込めて、洞窟に籠った
「この状態で誰か来たら詰むわね。」
そりゃそうか。1人は武器の無いくそニート。
もう1人は武器が使えないお〇ぱいのでかい女
「翔太?」
殺気が籠った声で俺の名を呼ぶ結衣。
「結衣さん。許してください。」
洞窟の外に出されてしまった。
しかもこの雨の中焚き火用の
薪を持って来いって言われた。
「あるわけねぇーだろ」
俺は心の奥底から叫んだ。
くっそ。こんなことやってる場合じゃない。
俺は武器すらないのに、、、
「高橋優斗くんが死亡しました。
やっとゲームスタートって感じだね♪」
どこからかあいつの声が聞こえた。
死亡?まさかもう誰かが人を殺した?
俺らの武器を整理しておく。
結衣が持っていたナイフは合計8本。
その中の1本を俺にくれた。
だが、俺は近接武器なんてゲームでも
使ったことない。
結衣には頑張って投げナイフを
覚えてもらうか。
ーー30分経過
俺は洞窟に帰ってきた。
「さっきはごめんなさい。」
結衣が素直に謝ってきた。
おぉ~。これがツンデレか。
ここは1つからかってやるか。
「こんな雨の中を俺を放り出して、
ごめんなさいだぁ~?
ごめんなさいで済んだら警察は
いらないんだよ。ばーか!」
結衣の怒りのパンチが
俺のみぞおちにクリーンヒットした。
「ほんとさいてー!
早くの垂れ死んだらどう?」
これこそが結衣って感じだな。
さっきのしんみりとした感じは
結衣には全くあっていない。
「あ、あの!」
知らない声が響いた。
「誰だ?」相手を威嚇する。
「ひっ、」怖気付いている。
「何のためにこの洞窟に来た?
目的がないなら殺すぞ?」
もちろん。ハッタリだ。
「雨宿りをさせて欲しいんだ。」
「は?誰が見ず知らずのやつを助けるかよ」
「そうだよね。ごめん。」
「ねぇ、翔太。」
結衣が小さい声で話しかけてくる。
「あの人泊めてあげない?」
結衣は両手を合わせて、俺に言う。
俺は結衣のお願いごとには
なんやかんやで弱い。
「わかった。おいお前」
「は、はい」
「雨が上がるまでここに居させてやる。
だが、俺らに近づくんじゃねーぞ。
俺はお前をいつでも殺せるからな。」
俺らはしぶしぶこの男を洞窟に泊めた。
この先、どんなことが起きるかも知らずに
「しょ…た、翔太。翔太!!」
「なんだよ、結衣。」
「早く起きなさい!!
私たちの荷物が消えたわよ!!」
「は?」
俺は状況を理解出来なかった。
くっそ。寝てしまっていたのか。
疲れてしまっていたのか、
あまりにも迂闊だった。
なんとか幸い俺も結衣もナイフを
1本ずつ持っていた。
だが、武器はこの2本しかない。
「とりあえず、あいつの足跡を探そう。」
俺は1度洞窟を出て、周りを見た。
2時方向に足跡があった。
「向かうしかねぇーか。
俺があいつを追う。
結衣は後ろから着いてきてくれ。
もしもの時があったら、助けてくれ。」
「わかったわ。気をつけてね。」
あいつは自分の分を含めて3人分の
荷物を持っている。
意外と重いはず、だから、
そう遠くには逃げられない。
ーー1km走った。「見つけた。」
雨が降ってきちゃったわね。」
「あーあ。これじゃあ外に出れないな。」
俺らは雨宿りの意味を込めて、洞窟に籠った
「この状態で誰か来たら詰むわね。」
そりゃそうか。1人は武器の無いくそニート。
もう1人は武器が使えないお〇ぱいのでかい女
「翔太?」
殺気が籠った声で俺の名を呼ぶ結衣。
「結衣さん。許してください。」
洞窟の外に出されてしまった。
しかもこの雨の中焚き火用の
薪を持って来いって言われた。
「あるわけねぇーだろ」
俺は心の奥底から叫んだ。
くっそ。こんなことやってる場合じゃない。
俺は武器すらないのに、、、
「高橋優斗くんが死亡しました。
やっとゲームスタートって感じだね♪」
どこからかあいつの声が聞こえた。
死亡?まさかもう誰かが人を殺した?
俺らの武器を整理しておく。
結衣が持っていたナイフは合計8本。
その中の1本を俺にくれた。
だが、俺は近接武器なんてゲームでも
使ったことない。
結衣には頑張って投げナイフを
覚えてもらうか。
ーー30分経過
俺は洞窟に帰ってきた。
「さっきはごめんなさい。」
結衣が素直に謝ってきた。
おぉ~。これがツンデレか。
ここは1つからかってやるか。
「こんな雨の中を俺を放り出して、
ごめんなさいだぁ~?
ごめんなさいで済んだら警察は
いらないんだよ。ばーか!」
結衣の怒りのパンチが
俺のみぞおちにクリーンヒットした。
「ほんとさいてー!
早くの垂れ死んだらどう?」
これこそが結衣って感じだな。
さっきのしんみりとした感じは
結衣には全くあっていない。
「あ、あの!」
知らない声が響いた。
「誰だ?」相手を威嚇する。
「ひっ、」怖気付いている。
「何のためにこの洞窟に来た?
目的がないなら殺すぞ?」
もちろん。ハッタリだ。
「雨宿りをさせて欲しいんだ。」
「は?誰が見ず知らずのやつを助けるかよ」
「そうだよね。ごめん。」
「ねぇ、翔太。」
結衣が小さい声で話しかけてくる。
「あの人泊めてあげない?」
結衣は両手を合わせて、俺に言う。
俺は結衣のお願いごとには
なんやかんやで弱い。
「わかった。おいお前」
「は、はい」
「雨が上がるまでここに居させてやる。
だが、俺らに近づくんじゃねーぞ。
俺はお前をいつでも殺せるからな。」
俺らはしぶしぶこの男を洞窟に泊めた。
この先、どんなことが起きるかも知らずに
「しょ…た、翔太。翔太!!」
「なんだよ、結衣。」
「早く起きなさい!!
私たちの荷物が消えたわよ!!」
「は?」
俺は状況を理解出来なかった。
くっそ。寝てしまっていたのか。
疲れてしまっていたのか、
あまりにも迂闊だった。
なんとか幸い俺も結衣もナイフを
1本ずつ持っていた。
だが、武器はこの2本しかない。
「とりあえず、あいつの足跡を探そう。」
俺は1度洞窟を出て、周りを見た。
2時方向に足跡があった。
「向かうしかねぇーか。
俺があいつを追う。
結衣は後ろから着いてきてくれ。
もしもの時があったら、助けてくれ。」
「わかったわ。気をつけてね。」
あいつは自分の分を含めて3人分の
荷物を持っている。
意外と重いはず、だから、
そう遠くには逃げられない。
ーー1km走った。「見つけた。」
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