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1日目。
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100年に1度眠りから覚める。クトゥルフ。
それが目を覚ますと人類は滅びてしまう。
それをつまらなく思うニャルラトホテプ。
そしてニャルラトホテプは
100年に1度目覚めるクトゥルフを
寝かしつけるために
ヴィルトゥオースを決める。
ヴィルトゥオースを決める基準は
クトゥルフ神話に関わる者。
クトゥルフ神話に関わっていくであろう者。
そのふたつが基準だ。
そして君は選ばれてしまった。
君は私の目の前で人ではない
「なにか」に変わってしまおうとしてた。
私はそれが嫌だった。だから私は
ニャルラトホテプに縋りついた。
ニャルラトホテプは笑いながら言った。
「ヴィルトゥオースは1人でいい。
だったら君がなればいいんだよ。
1週間の世界を君にあげよう。
だから、その間に決めなさい。」
ニャルラトホテプはその状況を楽しむように
笑顔で私にそう伝えた。
残り7日ーー。
俺は嫌な夢を見たのかもしれない。
シーツはびしょびしょになっていた。
日がどんどん落ちていく中、
俺はなにかを叫んでいた。
俺の名前は翔太。
普通の大学2年生だ。
俺はモーニングルーティンである、
朝のテレビをつけた。
そこでやっていたのは。
「世界滅亡まであと7日になりました。」
こいつらは何を言っているんだ?
俺は世界滅亡なんて知らねぇーぞ。
アルパゲドンでもするのか?
あ、やべ。遅れちまう。
そう思い、俺は急いで家を出るのだった。
俺が大学に着くと、
「お前ギリギリじゃねぇーか。」
そんなことを言う俺の親友、大吾。
「よぉ。久しぶりだな。
3日ぶりくらいか?」
「お前の久しぶりの期間短くないか?」
そんな談笑を交わしていると、
「ほんといつもギリギリなんだから。
私が起こしに行こうか?」
この優しいことを言ってくれる
交際して1年になる俺の自慢の彼女、結衣。
「やぁ。結衣。
2日前のベットぶりだね~。」
「翔太?そういうのは言わないのが
普通でしょ?」
「え?じゃあ結衣の声が大きいくて
隣の人からクレームが来たことも?」
「その話詳しく聞かせてもらおうか。」
大吾が会話に参加しようとすると、
俺のみぞに強烈なパンチが飛んできた。
「おい。翔太ー!!大丈夫か??」
「あぁ。だ、だいじょ、、」
おろろろろろろろ。
くっそ。朝飯のハッシュポテトがパーだ。
「翔太?大丈夫?」
あなたのパンチのせいなんだけどね~。と
そんなことも言えるはずがなく、
「大丈夫だよ。結衣。」と俺は返事を
返すのだった。
俺はこんな平和な日々が続けばいいと
思っている。
こうやって大吾がいて、結衣がいる。
毎日毎日飽きない日々だ。
だが、平和なんて一瞬で砕け散ることを
この頃の俺は考えることが出来なかった。
大学の帰り道。
俺は視線を感じた。
なにか気味が悪い。
何処か見守っているような気持ち悪い視線。
俺は早歩きで家に帰った。
夜ーー。
俺は風呂に入り、賢者タイム中。
「MINE♪」
俺のMINEには親と結衣、大吾くらい
しかいない。ぼっちじゃないからな。
俺はMINEを開く。
結衣からだった。その内容は、
「電話したいな。」
ただその一言。
返信するのがめんどいので
俺は電話をかける。
プルルルル。
「はい!!結衣です!!」っと
元気いっぱいの結衣の声が聞こえた。
「そんなビックリするんじゃねぇーよ。
結衣さんから電話したいなんて
すごく珍しいな。」
「うるさい!たまにはいいじゃない。」
あーやばい。尊い。可愛い。結婚したい。
そして、俺らは色んなことを話す。
会話の内容は今日の大学であったことや、
俺のバイトのことを話した。
そして、時計の針は1時を指していた。
「そろそろ寝るか。結衣。」
「うん。そうだね。
あ、そうだ。翔太。」
「ん?なんだ?」
「翔太は世界滅亡を信じる?」
世界滅亡?あぁ、あのテレビのやつか。
「俺は信じないよ。いや、信じたくないよ」
「ふふっ。翔太らしいね。」
「じゃあもう寝ようか。おやすみ。」
「うん。おやすみ翔太。」
「大好き」小声でそんなことを言う結衣。
俺は聞き逃さなかった。
「俺も大好きだよ。結衣。」
「えへへへへへ。」「ピッ。」
人を殺しそうな笑い声を聞きながら、
俺は電話を切り、就寝した。
それが目を覚ますと人類は滅びてしまう。
それをつまらなく思うニャルラトホテプ。
そしてニャルラトホテプは
100年に1度目覚めるクトゥルフを
寝かしつけるために
ヴィルトゥオースを決める。
ヴィルトゥオースを決める基準は
クトゥルフ神話に関わる者。
クトゥルフ神話に関わっていくであろう者。
そのふたつが基準だ。
そして君は選ばれてしまった。
君は私の目の前で人ではない
「なにか」に変わってしまおうとしてた。
私はそれが嫌だった。だから私は
ニャルラトホテプに縋りついた。
ニャルラトホテプは笑いながら言った。
「ヴィルトゥオースは1人でいい。
だったら君がなればいいんだよ。
1週間の世界を君にあげよう。
だから、その間に決めなさい。」
ニャルラトホテプはその状況を楽しむように
笑顔で私にそう伝えた。
残り7日ーー。
俺は嫌な夢を見たのかもしれない。
シーツはびしょびしょになっていた。
日がどんどん落ちていく中、
俺はなにかを叫んでいた。
俺の名前は翔太。
普通の大学2年生だ。
俺はモーニングルーティンである、
朝のテレビをつけた。
そこでやっていたのは。
「世界滅亡まであと7日になりました。」
こいつらは何を言っているんだ?
俺は世界滅亡なんて知らねぇーぞ。
アルパゲドンでもするのか?
あ、やべ。遅れちまう。
そう思い、俺は急いで家を出るのだった。
俺が大学に着くと、
「お前ギリギリじゃねぇーか。」
そんなことを言う俺の親友、大吾。
「よぉ。久しぶりだな。
3日ぶりくらいか?」
「お前の久しぶりの期間短くないか?」
そんな談笑を交わしていると、
「ほんといつもギリギリなんだから。
私が起こしに行こうか?」
この優しいことを言ってくれる
交際して1年になる俺の自慢の彼女、結衣。
「やぁ。結衣。
2日前のベットぶりだね~。」
「翔太?そういうのは言わないのが
普通でしょ?」
「え?じゃあ結衣の声が大きいくて
隣の人からクレームが来たことも?」
「その話詳しく聞かせてもらおうか。」
大吾が会話に参加しようとすると、
俺のみぞに強烈なパンチが飛んできた。
「おい。翔太ー!!大丈夫か??」
「あぁ。だ、だいじょ、、」
おろろろろろろろ。
くっそ。朝飯のハッシュポテトがパーだ。
「翔太?大丈夫?」
あなたのパンチのせいなんだけどね~。と
そんなことも言えるはずがなく、
「大丈夫だよ。結衣。」と俺は返事を
返すのだった。
俺はこんな平和な日々が続けばいいと
思っている。
こうやって大吾がいて、結衣がいる。
毎日毎日飽きない日々だ。
だが、平和なんて一瞬で砕け散ることを
この頃の俺は考えることが出来なかった。
大学の帰り道。
俺は視線を感じた。
なにか気味が悪い。
何処か見守っているような気持ち悪い視線。
俺は早歩きで家に帰った。
夜ーー。
俺は風呂に入り、賢者タイム中。
「MINE♪」
俺のMINEには親と結衣、大吾くらい
しかいない。ぼっちじゃないからな。
俺はMINEを開く。
結衣からだった。その内容は、
「電話したいな。」
ただその一言。
返信するのがめんどいので
俺は電話をかける。
プルルルル。
「はい!!結衣です!!」っと
元気いっぱいの結衣の声が聞こえた。
「そんなビックリするんじゃねぇーよ。
結衣さんから電話したいなんて
すごく珍しいな。」
「うるさい!たまにはいいじゃない。」
あーやばい。尊い。可愛い。結婚したい。
そして、俺らは色んなことを話す。
会話の内容は今日の大学であったことや、
俺のバイトのことを話した。
そして、時計の針は1時を指していた。
「そろそろ寝るか。結衣。」
「うん。そうだね。
あ、そうだ。翔太。」
「ん?なんだ?」
「翔太は世界滅亡を信じる?」
世界滅亡?あぁ、あのテレビのやつか。
「俺は信じないよ。いや、信じたくないよ」
「ふふっ。翔太らしいね。」
「じゃあもう寝ようか。おやすみ。」
「うん。おやすみ翔太。」
「大好き」小声でそんなことを言う結衣。
俺は聞き逃さなかった。
「俺も大好きだよ。結衣。」
「えへへへへへ。」「ピッ。」
人を殺しそうな笑い声を聞きながら、
俺は電話を切り、就寝した。
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