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073 怒りの炎
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「あ!森にいた日本人の人!」
レミーが突然大きな声を出した。
俺はその大声にビクッとなり、ソファに座ったばかりの尻を少し浮かせた。
向かいに座るナガセ・リュウジという男は微動だにしない。
「確か3年か4年くらい前ですかね、私が魔導具の素材を探しにカーライルの近くの森に来た時、ゴブリンの群れに襲われたところをこの人たちが助けてくれたんですよ!この人たちも私がいた世界から転移してきたみたいで、その時はいい人だと思ったんですが…」
レミーは語尾を弱めながらソファに腰を沈めた。
いい人と呼ばれたファミリーのボス、リュウジは「ふっ」とかすかに口角を上げた。
「それでその見返りに俺たちはこの世界の言語を扱えるようにしてもらったんだったな。それについては礼を言うが、そんなことはどうでもいい」
リュウジが上着の内側から小さな箱を取り出して細いものを口にくわえると、後ろに立っていた男の一人が火をつけた。ずいぶん細いが葉巻の一種だろうか。
「話したいのは今回の焼き討ちの件だ」
リュウジは口から白い煙を吐いてそう言った。
焼き討ち。
俺たちの自宅と工場が燃やされた事件。
神聖ミリキア教国の仕業と思われるが、実行犯がこいつら闇組織の可能性もある。
俺はリュウジを睨みつけて言った。
「そこから先は言葉を選べよ」
リュウジの眉がピクッと動いたが、同時に後ろに立っていたもう一人、髭面で太った男が懐から小さな銃のようなものを出して怒鳴った。
「言葉ぁ選ぶのはそっちのほうだ馬鹿野郎ッ!」
俺が精神破壊で失神させようとした瞬間、髭面が俺の視界から消えた。いつの間にかリュウジが立ち上がっており手にはさっきまでテーブルの上に置かれていたガラスの器が握り締められている。
俺の目には動作が何も見えなかったが、リュウジが髭面を殴りつけたのだろう。
部屋の隅に吹き飛ばされた髭面が口元を手で抑え、その指の隙間からボタボタと血を流している。
「余計な真似してんじゃねえぞ」
リュウジは低い声で静かにそう言って、再びソファに腰を沈めた。
「おいマサ、道具貸してやれ」
リュウジがそう言って顎で示すと、俺たちをここまで案内した男、マサと呼ばれた男が無言で素早く動き、懐から刃物を出して倒れ込んだ髭面に手渡した。
髭面は震える手でその刃物を受け取ると、毛足の長い絨毯にその左手を沈め、右手で握り締めた刃物で自分の小指を切り落とした。
「…あぐっ!…う、ぐっ…す、すいませんでしたッ!!!」
一体こいつらは何をしているんだ。
わけがわからず混乱する俺に、リュウジは優しい声で言った。
「済まなかったな、うちの若いもんが粗相をした。これで水に流してくれ」
俺は固まったまま、何も答えることができなかった。
何これ超怖い。今すぐ帰りたい。
ついカッコつけて「言葉を選べ」とかいった言葉を取り消したい。
俺の動揺を意に介さず、隣に座っているシェリルが氷のような声で問いかけた。
「一体これは何の儀式かしら?」
「あ、これは私がいた世界の風習ですよ!そっか皆さんヤクザさんだったんですね!」
「ヤクザってなあに?」
「あっちの世界の闇組織ですね」
<人間どもはどこの世界でもおかしな風習を作り出すものだな>
俺は平然と会話を続けるウチのメンバーを恐ろしく感じた。
なんでこいつら怖くないんだ。
俺こんな人たちと一緒に住んでたのかよ。
リュウジも少し呆れたような吐息をひとつ吐いて仕切り直した。
「まあそういうことだ。そろそろ本題に入らせてもらうぞ。おいノブイチ」
そのリュウジの言葉に、ノブイチと呼ばれた巨漢が「へい!」と答えて奥の扉を開けて隣の部屋に入っていった。
しばらくするとノブイチが隣の部屋からズルズルと白い服を全身に纏った男を引きずり出してきた。
白い服の胸元には大きな十字架が2つ並んだ紋章。神聖ミリキア教国の法衣だった。
「こ、こいつは!?」
俺が立ち上がってそう聞くと、リュウジは静かに答えた。
「昨日の夜、この街で怪しい動きをしていた男を囚えた。神聖ミリキア教国の人間だろうが、どれだけ拷問しても口を割らねえ」
拷問。
その単語を聞いて白い法衣の男を改めて見ると、顔はボコボコに腫れ上がって色とりどりのアザが芸術的とさえ呼べるほど難解な模様を描いていた。ビリビリに破れた法衣の袖から覗く指先はそのすべてがミンチのように潰されている。
「そこで、この街で評判の探偵であるアンタに来てもらったってわけだ。噂によるとアンタ、人の心ん中を丸裸にできるらしいじゃねえか」
リュウジにそう言われて、俺は恐怖心を必死に抑えながら再びソファに座る。
「まふぁ、まだ生きてれば、だけどな」
少し噛んだ。噛んだがリュウジはそれを気にせず返答する。
「もちろん殺しちゃいねえ。ノブイチ」
ノブイチは再び「へい!」と言って隣の部屋からバケツを持ってきて白い法衣の男の顔面にぶちまけた。
「ぶはっ!はあっ!はあっ!」
白い法衣の男は水をかけられて意識を取り戻したのか、肩を大きく上下させて呼吸した。
「…きっ、貴様ら異端の者どもに、話すことなど何もない」
そう言って法衣の男は俺を睨みつけた。その眼光は鋭く輝いている。
「この通りだ」
リュウジがそう言って顎で法衣の男を示した。
俺は小さく頷いて、魔力を解放する。
「記憶探知…」
ミリキア教の教典。異端を排除せよ。大聖堂。床も壁も真っ白で果てしなく高い天井。讃美歌。異端を排除せよ。教皇ユジカ・キーミヤンに対する忠誠。讃美歌。質素な食事。祈りを捧げる子供たち。異端を排除せよ。大聖堂。教皇ユジカ・キーミヤンの爬虫類のような冷たい顔。栄光。質素な食事。不変の日々への強い想い。讃美歌。異端を排除せよ。新しく生まれた国。大聖堂。新しく出回った腕輪型の魔導具。讃美歌。質素な食事。異端を排除せよ。教皇ユジカ・キーミヤンの粘りつくような声。栄光。奪え。殺せ。燃やせ。異端を排除せよ。異端を排除せよ。異端を排除せよ。
「あああっ!!!」
今までにないほどの頭痛が走り、俺はソファから前のめりにテーブルに突っ伏した。
「ティモシー!」
「大丈夫ですか!!」
両隣のシェリルとレミーが俺の背中に身を寄せる。
頭痛が何度か波打ち、俺は頭を抱え、波が遠くなっていくのを感じ、息を吐く。
「…大丈夫、こいつ、…なんだろう、たぶん、何かで脳みそを支配されてる」
頭を抱えながら俺は上体を戻し、ソファに座り直す。
「どういうことだ」
リュウジの地を這うような低い声。
「…わからない、魔術なのかただの洗脳なのか…とにかく記憶が読みにくかった」
頭痛の波がだいぶ遠くなってきた。呼吸も通常に戻る。
「でもわかったぞ。こいつ、やっぱりミリキアから指令を受けて来ている」
頭痛がなくなり、俺の心に怒りの炎が燃え上がる。
「古代機械を奪ったのも、アーノルドを殺したのも、俺たちの家や工場を燃やしたのも、やっぱり全部こいつらだ!!!」
俺はそう叫んで法衣の男に精神破壊を放った。
法衣の男は「ひゃああっ!」と悲鳴を上げて崩れ落ちた。
殺してはいない。
殺してはないが、俺の心の中にはどうやら殺意というものが渦巻いている。
俺は立ち上がって怒りのままに叫んだ。
「ミリキアをぶっ潰すぞ!全面戦争だ!!!」
レミーが突然大きな声を出した。
俺はその大声にビクッとなり、ソファに座ったばかりの尻を少し浮かせた。
向かいに座るナガセ・リュウジという男は微動だにしない。
「確か3年か4年くらい前ですかね、私が魔導具の素材を探しにカーライルの近くの森に来た時、ゴブリンの群れに襲われたところをこの人たちが助けてくれたんですよ!この人たちも私がいた世界から転移してきたみたいで、その時はいい人だと思ったんですが…」
レミーは語尾を弱めながらソファに腰を沈めた。
いい人と呼ばれたファミリーのボス、リュウジは「ふっ」とかすかに口角を上げた。
「それでその見返りに俺たちはこの世界の言語を扱えるようにしてもらったんだったな。それについては礼を言うが、そんなことはどうでもいい」
リュウジが上着の内側から小さな箱を取り出して細いものを口にくわえると、後ろに立っていた男の一人が火をつけた。ずいぶん細いが葉巻の一種だろうか。
「話したいのは今回の焼き討ちの件だ」
リュウジは口から白い煙を吐いてそう言った。
焼き討ち。
俺たちの自宅と工場が燃やされた事件。
神聖ミリキア教国の仕業と思われるが、実行犯がこいつら闇組織の可能性もある。
俺はリュウジを睨みつけて言った。
「そこから先は言葉を選べよ」
リュウジの眉がピクッと動いたが、同時に後ろに立っていたもう一人、髭面で太った男が懐から小さな銃のようなものを出して怒鳴った。
「言葉ぁ選ぶのはそっちのほうだ馬鹿野郎ッ!」
俺が精神破壊で失神させようとした瞬間、髭面が俺の視界から消えた。いつの間にかリュウジが立ち上がっており手にはさっきまでテーブルの上に置かれていたガラスの器が握り締められている。
俺の目には動作が何も見えなかったが、リュウジが髭面を殴りつけたのだろう。
部屋の隅に吹き飛ばされた髭面が口元を手で抑え、その指の隙間からボタボタと血を流している。
「余計な真似してんじゃねえぞ」
リュウジは低い声で静かにそう言って、再びソファに腰を沈めた。
「おいマサ、道具貸してやれ」
リュウジがそう言って顎で示すと、俺たちをここまで案内した男、マサと呼ばれた男が無言で素早く動き、懐から刃物を出して倒れ込んだ髭面に手渡した。
髭面は震える手でその刃物を受け取ると、毛足の長い絨毯にその左手を沈め、右手で握り締めた刃物で自分の小指を切り落とした。
「…あぐっ!…う、ぐっ…す、すいませんでしたッ!!!」
一体こいつらは何をしているんだ。
わけがわからず混乱する俺に、リュウジは優しい声で言った。
「済まなかったな、うちの若いもんが粗相をした。これで水に流してくれ」
俺は固まったまま、何も答えることができなかった。
何これ超怖い。今すぐ帰りたい。
ついカッコつけて「言葉を選べ」とかいった言葉を取り消したい。
俺の動揺を意に介さず、隣に座っているシェリルが氷のような声で問いかけた。
「一体これは何の儀式かしら?」
「あ、これは私がいた世界の風習ですよ!そっか皆さんヤクザさんだったんですね!」
「ヤクザってなあに?」
「あっちの世界の闇組織ですね」
<人間どもはどこの世界でもおかしな風習を作り出すものだな>
俺は平然と会話を続けるウチのメンバーを恐ろしく感じた。
なんでこいつら怖くないんだ。
俺こんな人たちと一緒に住んでたのかよ。
リュウジも少し呆れたような吐息をひとつ吐いて仕切り直した。
「まあそういうことだ。そろそろ本題に入らせてもらうぞ。おいノブイチ」
そのリュウジの言葉に、ノブイチと呼ばれた巨漢が「へい!」と答えて奥の扉を開けて隣の部屋に入っていった。
しばらくするとノブイチが隣の部屋からズルズルと白い服を全身に纏った男を引きずり出してきた。
白い服の胸元には大きな十字架が2つ並んだ紋章。神聖ミリキア教国の法衣だった。
「こ、こいつは!?」
俺が立ち上がってそう聞くと、リュウジは静かに答えた。
「昨日の夜、この街で怪しい動きをしていた男を囚えた。神聖ミリキア教国の人間だろうが、どれだけ拷問しても口を割らねえ」
拷問。
その単語を聞いて白い法衣の男を改めて見ると、顔はボコボコに腫れ上がって色とりどりのアザが芸術的とさえ呼べるほど難解な模様を描いていた。ビリビリに破れた法衣の袖から覗く指先はそのすべてがミンチのように潰されている。
「そこで、この街で評判の探偵であるアンタに来てもらったってわけだ。噂によるとアンタ、人の心ん中を丸裸にできるらしいじゃねえか」
リュウジにそう言われて、俺は恐怖心を必死に抑えながら再びソファに座る。
「まふぁ、まだ生きてれば、だけどな」
少し噛んだ。噛んだがリュウジはそれを気にせず返答する。
「もちろん殺しちゃいねえ。ノブイチ」
ノブイチは再び「へい!」と言って隣の部屋からバケツを持ってきて白い法衣の男の顔面にぶちまけた。
「ぶはっ!はあっ!はあっ!」
白い法衣の男は水をかけられて意識を取り戻したのか、肩を大きく上下させて呼吸した。
「…きっ、貴様ら異端の者どもに、話すことなど何もない」
そう言って法衣の男は俺を睨みつけた。その眼光は鋭く輝いている。
「この通りだ」
リュウジがそう言って顎で法衣の男を示した。
俺は小さく頷いて、魔力を解放する。
「記憶探知…」
ミリキア教の教典。異端を排除せよ。大聖堂。床も壁も真っ白で果てしなく高い天井。讃美歌。異端を排除せよ。教皇ユジカ・キーミヤンに対する忠誠。讃美歌。質素な食事。祈りを捧げる子供たち。異端を排除せよ。大聖堂。教皇ユジカ・キーミヤンの爬虫類のような冷たい顔。栄光。質素な食事。不変の日々への強い想い。讃美歌。異端を排除せよ。新しく生まれた国。大聖堂。新しく出回った腕輪型の魔導具。讃美歌。質素な食事。異端を排除せよ。教皇ユジカ・キーミヤンの粘りつくような声。栄光。奪え。殺せ。燃やせ。異端を排除せよ。異端を排除せよ。異端を排除せよ。
「あああっ!!!」
今までにないほどの頭痛が走り、俺はソファから前のめりにテーブルに突っ伏した。
「ティモシー!」
「大丈夫ですか!!」
両隣のシェリルとレミーが俺の背中に身を寄せる。
頭痛が何度か波打ち、俺は頭を抱え、波が遠くなっていくのを感じ、息を吐く。
「…大丈夫、こいつ、…なんだろう、たぶん、何かで脳みそを支配されてる」
頭を抱えながら俺は上体を戻し、ソファに座り直す。
「どういうことだ」
リュウジの地を這うような低い声。
「…わからない、魔術なのかただの洗脳なのか…とにかく記憶が読みにくかった」
頭痛の波がだいぶ遠くなってきた。呼吸も通常に戻る。
「でもわかったぞ。こいつ、やっぱりミリキアから指令を受けて来ている」
頭痛がなくなり、俺の心に怒りの炎が燃え上がる。
「古代機械を奪ったのも、アーノルドを殺したのも、俺たちの家や工場を燃やしたのも、やっぱり全部こいつらだ!!!」
俺はそう叫んで法衣の男に精神破壊を放った。
法衣の男は「ひゃああっ!」と悲鳴を上げて崩れ落ちた。
殺してはいない。
殺してはないが、俺の心の中にはどうやら殺意というものが渦巻いている。
俺は立ち上がって怒りのままに叫んだ。
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