56 / 90
第2章
4 rampage
しおりを挟む
ズドドドドドドドッ!とけたたましい音を響かせ瓦礫をかき分け粉塵を撒き散らして、巨大な金属の塊が3体、地中からせり上がって私たちを取り囲むようにそびえ立つ。お城みたいに背が高くて見上げると私は思わずのけぞってしまう。
「ちょっと何よこれ!」
「大きすぎますわ!」
「1体って言ってたよね!?」
私とローザとライラが口々にそう叫ぶが、エーセブンもまた別の事柄について叫ぶ。
「S-7!何があった!」
私たちを取り囲む3つの巨大な金属の塊は歯車やら管やら他にもよくわからない様々な部品がごちゃごちゃ集まった人間の形になっていて、全身の色が個体ごとに赤・青・緑と違っている。
エーセブンが見上げた視線の先はその巨大な機械人間《赤》の肩のあたり。そこにはエーセブンにそっくりな白い女の子が引っかかっている。
「応答しろ!S-7!」
よく見ればその白い女の子は右脚が根本からなくなっていて、左腕も肘から先がちぎれかけている。おなかもえぐれていて変な管とかが飛び出しているし、身体の至るところから真っ赤な血のような液体が流れている。ぐったりしていて目もつぶっていてエーセブンの呼びかけにも反応しない。
…あの子、もしかして、もう死んじゃってない?
私がそう思った瞬間、その巨大な機械人間《赤》が胸のあたりから強烈な炎を噴き出す。
「聖なる光の盾!!」
ローザが瞬時に光の壁を展開し、私たちの頭上で炎は食い止められる。
ライラが「開け、解析眼…!」と呟く。
「こいつら…カタイけど頭部が弱点みたいだよ…!それか全身の関節を固めちゃうかだね…!とにかく手分けして戦おう!伸びろ!狂乱葛草!!」
ライラが手のひらからツタを伸ばす。ツタは機械人間《青》の腕に絡まると一気に収縮してライラはその勢いで空中に飛び上がって機械人間《青》の肩に着地する。
機械人間《青》は蝿でも振り払うように自分の肩を叩こうとするが、ライラはそれより一瞬早く飛び降り、再びツタを伸ばして遠心力で宙を舞い今度は反対の肩に着地する。
「いい撹乱ですわ!太陽の光の矢!!」
ローザが聖術の矢で機械人間《青》の膝あたりを撃ち抜く。
私が「ケルベロス!フェンリル!」と叫ぶと、黒い三ツ首の魔犬と白銀の狼が飛び出す。
「ローザとライラを手伝いなさい!」
2つの大きな影が「わうっ!」と吠えて体勢を崩した機械人間《青》に飛びかかる。
そしてエーセブンが「S-7!」と叫びながら機械人間《赤》に向かって飛び立ったのを見て、私は機械人間《緑》に向き合う。
ギギギギギ…と音を立てながら機械人間《緑》は拳を振りかざしている。
「やるしかないわね…!悪魔王の憤怒…!!」
そう呟くとおなかの底からメラメラと魔力の炎が燃え上がってくる。
バチチチチチッ!と全身に電流が走り雷竜の翼と尻尾も生えてきて、そもそもどうしてこんな人類も滅亡しちゃったようなわけのわからない世界に飛ばされなきゃいけなかったのか、なんでローザは最近ライラにばっかりデレデレしているのか、さっさとお父様たちに会いにロドンゴに行きたいのにどうしてゲートを閉鎖なんかしているのか、その上どうしてこんな金属の塊のデカブツたちと戦ったりしなきゃいけないのか、次から次へと理不尽な状況に対する怒りもこみ上げてくる。
機械人間《緑》がグワァッと巨大な拳を振り下ろす。
「なんなのよアンタは!!!」
私は地面を強く蹴って飛び出し、緑色の巨大な拳の中心に自分の拳を振り抜く。
メキャッ!と音がして金属の拳が粉々に砕け、私はそのまま猛スピードで腕を駆け上がる。
緑色の機械人間の頭部の目のようなところがビカッと光って熱線で私の左腕が肩から吹き飛ばされるが、私は構わずスピードをさらに上げてジャンプして顎先を思い切り蹴り上げる。
グシャアッ!!!
緑色の巨大な頭部が爆散する。
高速で動いて濃縮された私の時間感覚の中で、金属の歯車やら管やら何やらが粉々に吹き飛んでいくのがゆっくりと見えて、それがとてもキレイで私の顔が自然とニヤけてしまう。
――――………ああ、気持ちいい。
ゴチャゴチャした歴史やら政治やらの話を聞いてるくらいなら、こうやって派手に暴れるほうが私の性に合ってるわ。
私は空中で腰のサーベルを右手で抜くと瞬時に再生した左手も添えて両手持ちで振りかぶる。
「鉄クズのくせに生意気よっ!!!」
魔力も電撃も込めて一気にズバァッ!と下まで振り抜くと、着地と同時にピシピシピシと機械人間の真ん中に切れ目が入って後ろ向きにぐらりと倒れ始めた。
ズドォォオォオォォォオオォォンッ!!!
真っ二つになった巨体が後ろに倒れ込んで激しい粉塵を巻き上げると、私の背後からライラの声が響く。
「解き放て!魔蒼麗樹!!!」
振り向くと巨大な機械人間《青》の身体中から太い樹の枝や根が生えている。
バチ…バチチ…!と突き破られた箇所から火花を散らして身動きできないようだ。
「すごい!やりましたわね!」
「えへへへ!飛び回りながら種を仕込んでたんだ!」
ローザとライラは飛び上がってハイタッチをする。
二人を見下ろしてキュイィィン…と機械人間《青》は目を光らせる。
「危ないっ!初級火炎球!!」
私は人差し指から火球を放って機械人間《青》の頭部をズガァァンッ!と吹き飛ばす。
「油断しちゃダメだよ!ローザ!ライラ!」
私が駆け寄ると二人は「ありがとうリリアス…」「さすがリリアス様ですわ…」と感心した様子を見せてくれたけど、私は「まだもう1体残ってるよ!」と二人の前に立ってサーベルを構える。
私たちが向き合った機械人間《赤》は左脚が膝から切断されていて、バランスを崩したそいつの肩からエーセブンが白い少女を助け出して飛び立ったところだった。
機械人間はエーセブンを捕まえようと手を伸ばす。そこに私が「フェンリル!」と叫ぶと、白銀の狼は口から強烈な冷気を放って機械人間の腕の動きを止めてしまう。
「礼を言う!リリアス・エル・エスパーダ!レーザーキャノン、起動!」
宙に浮いて右肩に少女を担いだエーセブンの左腕が巨大な機械の筒に変わっていく。
キュイィィィィィン…!
甲高い音を立てて砲口に眩い光の粒が集まる。
フェンリルの冷気で凍らされた腕をガギギギギギ…と何とか動かそうとしている機械人間《赤》に向かってエーセブンが叫ぶ。
「コズミックレーザー発射!!!」
エーセブンの大砲から光線が放たれ、私の視界は一瞬で真っ白になった。
「ちょっと何よこれ!」
「大きすぎますわ!」
「1体って言ってたよね!?」
私とローザとライラが口々にそう叫ぶが、エーセブンもまた別の事柄について叫ぶ。
「S-7!何があった!」
私たちを取り囲む3つの巨大な金属の塊は歯車やら管やら他にもよくわからない様々な部品がごちゃごちゃ集まった人間の形になっていて、全身の色が個体ごとに赤・青・緑と違っている。
エーセブンが見上げた視線の先はその巨大な機械人間《赤》の肩のあたり。そこにはエーセブンにそっくりな白い女の子が引っかかっている。
「応答しろ!S-7!」
よく見ればその白い女の子は右脚が根本からなくなっていて、左腕も肘から先がちぎれかけている。おなかもえぐれていて変な管とかが飛び出しているし、身体の至るところから真っ赤な血のような液体が流れている。ぐったりしていて目もつぶっていてエーセブンの呼びかけにも反応しない。
…あの子、もしかして、もう死んじゃってない?
私がそう思った瞬間、その巨大な機械人間《赤》が胸のあたりから強烈な炎を噴き出す。
「聖なる光の盾!!」
ローザが瞬時に光の壁を展開し、私たちの頭上で炎は食い止められる。
ライラが「開け、解析眼…!」と呟く。
「こいつら…カタイけど頭部が弱点みたいだよ…!それか全身の関節を固めちゃうかだね…!とにかく手分けして戦おう!伸びろ!狂乱葛草!!」
ライラが手のひらからツタを伸ばす。ツタは機械人間《青》の腕に絡まると一気に収縮してライラはその勢いで空中に飛び上がって機械人間《青》の肩に着地する。
機械人間《青》は蝿でも振り払うように自分の肩を叩こうとするが、ライラはそれより一瞬早く飛び降り、再びツタを伸ばして遠心力で宙を舞い今度は反対の肩に着地する。
「いい撹乱ですわ!太陽の光の矢!!」
ローザが聖術の矢で機械人間《青》の膝あたりを撃ち抜く。
私が「ケルベロス!フェンリル!」と叫ぶと、黒い三ツ首の魔犬と白銀の狼が飛び出す。
「ローザとライラを手伝いなさい!」
2つの大きな影が「わうっ!」と吠えて体勢を崩した機械人間《青》に飛びかかる。
そしてエーセブンが「S-7!」と叫びながら機械人間《赤》に向かって飛び立ったのを見て、私は機械人間《緑》に向き合う。
ギギギギギ…と音を立てながら機械人間《緑》は拳を振りかざしている。
「やるしかないわね…!悪魔王の憤怒…!!」
そう呟くとおなかの底からメラメラと魔力の炎が燃え上がってくる。
バチチチチチッ!と全身に電流が走り雷竜の翼と尻尾も生えてきて、そもそもどうしてこんな人類も滅亡しちゃったようなわけのわからない世界に飛ばされなきゃいけなかったのか、なんでローザは最近ライラにばっかりデレデレしているのか、さっさとお父様たちに会いにロドンゴに行きたいのにどうしてゲートを閉鎖なんかしているのか、その上どうしてこんな金属の塊のデカブツたちと戦ったりしなきゃいけないのか、次から次へと理不尽な状況に対する怒りもこみ上げてくる。
機械人間《緑》がグワァッと巨大な拳を振り下ろす。
「なんなのよアンタは!!!」
私は地面を強く蹴って飛び出し、緑色の巨大な拳の中心に自分の拳を振り抜く。
メキャッ!と音がして金属の拳が粉々に砕け、私はそのまま猛スピードで腕を駆け上がる。
緑色の機械人間の頭部の目のようなところがビカッと光って熱線で私の左腕が肩から吹き飛ばされるが、私は構わずスピードをさらに上げてジャンプして顎先を思い切り蹴り上げる。
グシャアッ!!!
緑色の巨大な頭部が爆散する。
高速で動いて濃縮された私の時間感覚の中で、金属の歯車やら管やら何やらが粉々に吹き飛んでいくのがゆっくりと見えて、それがとてもキレイで私の顔が自然とニヤけてしまう。
――――………ああ、気持ちいい。
ゴチャゴチャした歴史やら政治やらの話を聞いてるくらいなら、こうやって派手に暴れるほうが私の性に合ってるわ。
私は空中で腰のサーベルを右手で抜くと瞬時に再生した左手も添えて両手持ちで振りかぶる。
「鉄クズのくせに生意気よっ!!!」
魔力も電撃も込めて一気にズバァッ!と下まで振り抜くと、着地と同時にピシピシピシと機械人間の真ん中に切れ目が入って後ろ向きにぐらりと倒れ始めた。
ズドォォオォオォォォオオォォンッ!!!
真っ二つになった巨体が後ろに倒れ込んで激しい粉塵を巻き上げると、私の背後からライラの声が響く。
「解き放て!魔蒼麗樹!!!」
振り向くと巨大な機械人間《青》の身体中から太い樹の枝や根が生えている。
バチ…バチチ…!と突き破られた箇所から火花を散らして身動きできないようだ。
「すごい!やりましたわね!」
「えへへへ!飛び回りながら種を仕込んでたんだ!」
ローザとライラは飛び上がってハイタッチをする。
二人を見下ろしてキュイィィン…と機械人間《青》は目を光らせる。
「危ないっ!初級火炎球!!」
私は人差し指から火球を放って機械人間《青》の頭部をズガァァンッ!と吹き飛ばす。
「油断しちゃダメだよ!ローザ!ライラ!」
私が駆け寄ると二人は「ありがとうリリアス…」「さすがリリアス様ですわ…」と感心した様子を見せてくれたけど、私は「まだもう1体残ってるよ!」と二人の前に立ってサーベルを構える。
私たちが向き合った機械人間《赤》は左脚が膝から切断されていて、バランスを崩したそいつの肩からエーセブンが白い少女を助け出して飛び立ったところだった。
機械人間はエーセブンを捕まえようと手を伸ばす。そこに私が「フェンリル!」と叫ぶと、白銀の狼は口から強烈な冷気を放って機械人間の腕の動きを止めてしまう。
「礼を言う!リリアス・エル・エスパーダ!レーザーキャノン、起動!」
宙に浮いて右肩に少女を担いだエーセブンの左腕が巨大な機械の筒に変わっていく。
キュイィィィィィン…!
甲高い音を立てて砲口に眩い光の粒が集まる。
フェンリルの冷気で凍らされた腕をガギギギギギ…と何とか動かそうとしている機械人間《赤》に向かってエーセブンが叫ぶ。
「コズミックレーザー発射!!!」
エーセブンの大砲から光線が放たれ、私の視界は一瞬で真っ白になった。
0
お気に入りに追加
37
あなたにおすすめの小説
私を選ばなかったくせに~推しの悪役令嬢になってしまったので、本物以上に悪役らしい振る舞いをして婚約破棄してやりますわ、ザマア~
あさぎかな@電子書籍二作目発売中
恋愛
乙女ゲーム《時の思い出(クロノス・メモリー)》の世界、しかも推しである悪役令嬢ルーシャに転生してしまったクレハ。
「貴方は一度だって私の話に耳を傾けたことがなかった。誤魔化して、逃げて、時より甘い言葉や、贈り物を贈れば満足だと思っていたのでしょう。――どんな時だって、私を選ばなかったくせに」と言って化物になる悪役令嬢ルーシャの未来を変えるため、いちルーシャファンとして、婚約者であり全ての元凶とである第五王子ベルンハルト(放蕩者)に婚約破棄を求めるのだが――?
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
悪役令嬢でも素材はいいんだから楽しく生きなきゃ損だよね!
ペトラ
恋愛
ぼんやりとした意識を覚醒させながら、自分の置かれた状況を考えます。ここは、この世界は、途中まで攻略した乙女ゲームの世界だと思います。たぶん。
戦乙女≪ヴァルキュリア≫を育成する学園での、勉強あり、恋あり、戦いありの恋愛シミュレーションゲーム「ヴァルキュリア デスティニー~恋の最前線~」通称バル恋。戦乙女を育成しているのに、なぜか共学で、男子生徒が目指すのは・・・なんでしたっけ。忘れてしまいました。とにかく、前世の自分が死ぬ直前まではまっていたゲームの世界のようです。
前世は彼氏いない歴イコール年齢の、ややぽっちゃり(自己診断)享年28歳歯科衛生士でした。
悪役令嬢でもナイスバディの美少女に生まれ変わったのだから、人生楽しもう!というお話。
他サイトに連載中の話の改訂版になります。
パーティを追い出されましたがむしろ好都合です!
八神 凪
ファンタジー
勇者パーティに属するルーナ(17)は悩んでいた。
補助魔法が使える前衛としてスカウトされたものの、勇者はドスケベ、取り巻く女の子達は勇者大好きという辟易するパーティだった。
しかも勇者はルーナにモーションをかけるため、パーティ内の女の子からは嫉妬の雨・・・。
そんな中「貴女は役に立たないから出て行け」と一方的に女の子達から追放を言い渡されたルーナはいい笑顔で答えるのだった。
「ホントに!? 今までお世話しました! それじゃあ!」
ルーナの旅は始まったばかり!
第11回ファンタジー大賞エントリーしてました!
転生幼女の攻略法〜最強チートの異世界日記〜
みおな
ファンタジー
私の名前は、瀬尾あかり。
37歳、日本人。性別、女。職業は一般事務員。容姿は10人並み。趣味は、物語を書くこと。
そう!私は、今流行りのラノベをスマホで書くことを趣味にしている、ごくごく普通のOLである。
今日も、いつも通りに仕事を終え、いつも通りに帰りにスーパーで惣菜を買って、いつも通りに1人で食事をする予定だった。
それなのに、どうして私は道路に倒れているんだろう?後ろからぶつかってきた男に刺されたと気付いたのは、もう意識がなくなる寸前だった。
そして、目覚めた時ー
偉物騎士様の裏の顔~告白を断ったらムカつく程に執着されたので、徹底的に拒絶した結果~
甘寧
恋愛
「結婚を前提にお付き合いを─」
「全力でお断りします」
主人公であるティナは、園遊会と言う公の場で色気と魅了が服を着ていると言われるユリウスに告白される。
だが、それは罰ゲームで言わされていると言うことを知っているティナは即答で断りを入れた。
…それがよくなかった。プライドを傷けられたユリウスはティナに執着するようになる。そうティナは解釈していたが、ユリウスの本心は違う様で…
一方、ユリウスに関心を持たれたティナの事を面白くないと思う令嬢がいるのも必然。
令嬢達からの嫌がらせと、ユリウスの病的までの執着から逃げる日々だったが……
異世界転生~チート魔法でスローライフ
リョンコ
ファンタジー
【あらすじ⠀】都会で産まれ育ち、学生時代を過ごし 社会人になって早20年。
43歳になった主人公。趣味はアニメや漫画、スポーツ等 多岐に渡る。
その中でも最近嵌ってるのは「ソロキャンプ」
大型連休を利用して、
穴場スポットへやってきた!
テントを建て、BBQコンロに
テーブル等用意して……。
近くの川まで散歩しに来たら、
何やら動物か?の気配が……
木の影からこっそり覗くとそこには……
キラキラと光注ぐように発光した
「え!オオカミ!」
3メートルはありそうな巨大なオオカミが!!
急いでテントまで戻ってくると
「え!ここどこだ??」
都会の生活に疲れた主人公が、
異世界へ転生して 冒険者になって
魔物を倒したり、現代知識で商売したり…… 。
恋愛は多分ありません。
基本スローライフを目指してます(笑)
※挿絵有りますが、自作です。
無断転載はしてません。
イラストは、あくまで私のイメージです
※当初恋愛無しで進めようと書いていましたが
少し趣向を変えて、
若干ですが恋愛有りになります。
※カクヨム、なろうでも公開しています
旦那様、前世の記憶を取り戻したので離縁させて頂きます
結城芙由奈@12/27電子書籍配信中
恋愛
【前世の記憶が戻ったので、貴方はもう用済みです】
ある日突然私は前世の記憶を取り戻し、今自分が置かれている結婚生活がとても理不尽な事に気が付いた。こんな夫ならもういらない。前世の知識を活用すれば、この世界でもきっと女1人で生きていけるはず。そして私はクズ夫に離婚届を突きつけた―。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる