吸血鬼の血に目覚めた悪役令嬢は、別の世界の扉を開いて変態聖女にキスをする。

第1章

補足 ワールド概要：第1章終了時点

第1章終了時点で判明しているワールド情報を以下に記載します。

【全体像】
この世界は球体世界スフィアと呼ばれる7つの小さな世界に分けられているという。

【判明している球体世界スフィア】
＜ユーレクア＞
・主に人間の王侯貴族や教会が支配している球体世界スフィア
・リリアスたちの出身地、クレアティーノ王国がある
・マリエス教という宗教勢力の総本山、聖都法皇庁サンクティオがエロール帝国にある

＜ファルナレーク＞
・アンデッドが支配する球体世界スフィア
・吸血鬼ヴァンパイアの真祖ハルバラム・ブラスケットが城主として君臨する薔薇の不死城ロサカステルムがある
・その城下には『茨の街』が広がっている
・ライラが入り浸っていたという『嘆きの森』がある

＜ロドンゴ＞
・恐竜と獣人たちの球体世界スフィア
・リリアスの家族（父カエサル、母マチルダ、弟レオナルド、妹ミーナ）がいるらしい

＜チキュウ＞
・言語がバラバラで戦争の絶えない殺戮の球体世界スフィア
・アルミラの出身地らしい

＜エントロクラッツ＞
・機械が支配する球体世界スフィア
・人類は滅亡しているらしい
・ロドンゴ行きを希望していたリリアス・ローザ・ライラが手違いで飛ばされてしまった

※他にあと2つの球体世界スフィアがあるらしいがアルミラは名前を知らないらしい
※別の球体世界スフィアに移動するためには転移魔術や魔具や乗り物を使う必要があるらしい

【判明している吸血鬼ヴァンパイアの特性】
力が強く耐久性が高く、上位の吸血鬼ヴァンパイアは基礎能力に加えて固有能力を持っている。その反面、どんなに上位の吸血鬼ヴァンパイアでも直射日光を長時間浴びれば灰になって死んでしまう（リリアスは例外？）し、銀の杭で心臓を貫かれれば傷は再生されず死んでしまうらしい。

＜吸血鬼の血の掟ヴァンパイア・コード＞
・格上の吸血鬼ヴァンパイアは格下を消滅させられる（心臓破壊や大量吸血によって）
・自分を吸血鬼ヴァンパイアにした吸血鬼ヴァンパイアの命令に背くと灰になって消滅してしまう
・親の吸血鬼ヴァンパイアよりさらに格上の吸血鬼ヴァンパイアに吸血されることによって支配を上書くことができる
・吸血鬼ヴァンパイアの格を決める重要な要素は美しさや強さや知性などらしい

＜眠り姫＞
吸血鬼ヴァンパイアが想いを寄せる相手に吸血した時、それが両想いなら問題ないが、もし吸血鬼ヴァンパイアの片想いの場合、血を吸われた者は吸血鬼ヴァンパイアとして目覚めることなく、さりとて人間として朽ち果てることもなく、ただ永遠に眠り続けてしまうらしい。
『眠り姫』に相思相愛の人間の血を飲ませれば人間として目覚め、相思相愛の吸血鬼ヴァンパイアの血を飲ませれば吸血鬼ヴァンパイアとして目覚めるらしい。

＜吸血鬼ヴァンパイアが人間に戻る方法＞
完全に愛し合った人間と唇と唇でキスをすること。ただし、その人間は誰からも一度も吸血されていない人間に限る。そして、二人が本当に心の底から愛し合っていなければならない。もしその愛に疑いや偽りがあれば二人は消滅してしまう。（マリーゴールド談）