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第一章 孕ませ創造主と異種族ハーレム
第十八話 女騎士ユニコーンとの勝負に勝ったらくっころプレイを要求された話
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「みんなー! 今日は来てくれてありがとう! 私、みんなのために今日も精一杯歌っちゃうよー!」
……………………。
島の湖に作られたライブ会場でレインの元気な声が響く。
しかし、湖畔は静まり返っており、レスポンスなどは一つも返って来なかった。
「ちょっとプロデューサー! 観客が誰一人来ていないじゃないの! どういうことか説明しなさい!」
そして、鬼のような形相になったレインが俺に掴みかかってきた。
「落ち着けレイン。まずそもそもこんな小さな島で簡単に人が集まる訳ないだろ」
「それをなんとかするのがあんたの仕事でしょー! しっかり働きなさいよ!」
「俺だって頑張ったさ。具体的には会場を探したり、案内板を立てて広告したり、色々人が来てもらえるような工夫はした。だが、ローレライと人間以外の種族ではアイドル文化があまり浸透していなかったのと、お前の歌は……割と個性的な感じだから人を選ぶんだよ、きっと」
「うっ……それは確かに誤算だったわ。まあ、元々私の仕事ってグラビアとかの方が多かったし、女性人気を得るのは難しいのかな……」
「諦めるな! まだまだトップアイドルへの道は始まったばかりだ!」
俺はレインの肩を叩き、彼女を励ます。
「…………ふふっ、あんたの言う通りね。あんたがいてくれるとほんの少しだけど心強いわ」
レインのアイドル活動は前途多難だが、俺はプロデューサーとして彼女を全力でサポートすると決めたのだった。
「おや? ここでアイドルのライブが行われるという案内板を見たのだが、もう終わってしまったのか?」
しかし、その時、湖畔に俺たち以外の何者かが現れた。
俺たちが振り向くと、そこには上半身が人間で下半身が馬の女性がいた。
「まさか、お客さん!?」
「レイン! 急いでライブを再開するんだ! ファンを得るチャンスだぞ!」
「ええっ! ちょっと待ってよ! 私だって色々準備とか――」
初めて来てくれた観客に俺とレインは大慌てでライブの準備を始めた。
「むっ、急がなくてくれても構わない。私は別にライブを見に来た訳ではないのだからな」
「えっ? そうなのか?」
「うむ。私の名はヴァージニア。実はあのレインという娘に用があってここに来た」
大方ファンでないことは予想出来ていたが、ヴァージニアと名乗るこの女性は何をしに来たのだろうか?
「みんなー! おまたせー! 水面の歌姫レインちゃんだよー! 今日もみんなの心を歌で濡らしてあげちゃうゾ☆」
そこへレインが普段とは別人のような明るい声と表情で水中からアイドルポーズを決めて現れた。
因みにステージ衣装はともかく、マイクは今の文明レベルだと用意出来ないのでそれっぽい形の木の枝を握ってもらっている。
「おい、レイン、やっぱりライブは中止だ。この人はライブのお客さんじゃないらしい」
「じゃあ、早速一曲目にいくね! アカペラだけど許して欲しいな! 曲名は『地獄シャケ梅雨前線』! ■■■■■■■! ■■■■■■■!!」
俺はレインを止めようとしたが、俺の声はレインの歌声にかき消されてしまった。
「なんだこれは!? ケルベロスの鳴き声のモノマネか!?」
「……うちのアイドルの新曲です」
ヴァージニアは苦悶の表情を浮かべていたが、こうなってしまっては誰もレインを止めることは出来ないので、結局、全曲が終わるまで待つことになった。
「今日は私のライブに来てくれてありがとうございます! 物販や握手会はいかがですか?」
「俺のおすすめはレインのサイン入り投げ斧だ。切れ味もそこそこあって優れものだぞ」
「いや、生憎私はお金を持ち合わせていないのだが……それに何故グッズが石斧? アイドルのグッズといえば団扇やタオルのようなものだろう。ライブ中に斧を振れと?」
ライブ終了後、俺とレインはヴァージニアに物販を迫ってみたがお金という概念がなかったので普通に失敗した。
「プロデューサー、物販で握手券が売れなかったら握手会自体出来ないわよ」
「この際握手会は無料でやっとけ。これもファンサービスだ」
レインがこっそりと耳打ちをしてきたため、俺がそう提案してやると、彼女はヴァージニアに向かっていった。
「本日の握手会は無料で行いたいと思いまーす! どうぞどうぞ、私と握手していってください!」
「……では、私と握手をしていただけるか?」
「はい! 喜んで!」
レインは両手でヴァージニアから差し出された右手を握りしめると、嬉しそうにブンブンと上下に振った。
「ありがとう。この手は一生洗わないよ」
「いえ、汚くなってしまうので帰ったらちゃんと洗ってくださいね」
観客一名のライブは物販や握手会も無事に開催出来たことで一先ず何事もなく終わったかのように見えた。
「すううううううっ!」
……ヴァージニアの本性が判明するまでは。
「えっと、ヴァージニアさん? レインと握手した右手をずっと嗅いで何しているんだ?」
「処女の匂いを堪能しているのだよ。ああ、思った通りレインちゃんは処女だったのだな。この芳しい香りは間違いない」
そう言ってヴァージニアはレインに跪く。
「君は私が仕える主人に相応しい! どうか、私の主人になってくれ!」
「えぇ……ちょっとこの人キモいんだけど。プロデューサー、ここはあんたの出番よ」
「なんで俺なんだよ……」
「厄介オタクからアイドル守るのもプロデューサーの役目でしょ。キモい奴にはキモい奴をぶつけるのよ」
俺とレインはひそひそと会話してヴァージニアから距離を取ろうとする。
「とにかく、ここはあんたに任せたわよ。私はもう帰るから」
「ちょっ、おまっ――」
しかし、俺が止める間もなくレインは後処理を俺に丸投げして水中に逃げてしまった。
「む? レインちゃんはどうしてしまったのだ?」
「あ、ああ、スケジュールの都合で移動しなくて行けなくてな。それじゃあ、俺もこの辺で――」
「待て。ところで貴様、例の創造主とやらではないのか?」
ヴァージニアは退散しようとする俺を引き止める。
「そうだが、何か用件でもあるのか?」
「ふふっ、そうか。貴様が……」
そして、彼女は突然、立ち上がって腰からレイピアを抜くと俺に切っ先を向けた。
「貴様がこの島で次々と処女を食らうヤリチン男だな! 処女を守護するユニコーンの私は貴様を許さん!」
「ユニコーン!? ケンタウロスじゃなかったのか!?」
「誰がケンタウロスだ! この額に生えた角が見えないのか!」
『ユニコーン』――額に一本の角が生えている白馬のモンスターだ。
確かにヴァージニアとユニコーンの特徴は一致するが、ずっとケンタウロスだと思っていた。
「人間の姿になったせいでケンタウロスに姿が似てしまったかもしれないが、ケンタウロスと間違えるな!」
「ユニコーン……噂には聞いていたが本当に処女厨だったとは……『妊娠確認』」
母体:ヴァージニア
交尾回数:0
出産回数:0
状態:処女
交尾、妊娠共に可能。
「お前も処女か」
「貴様も処女を見分けることが出来るのか!?」
「神様からもらったスキルのおかげだ。お前はどうやって見分けているんだ?」
「ユニコーンは処女の匂いを探知することが出来るのだ! 今日も処女の匂いを嗅ぎつけてここまで来た! しかし、貴様にはここで消えてもらおう! この世界の処女を守るために!」
「冗談じゃない! 俺は世界のためにも交尾をしなくちゃいけないんだ!」
「ならば、ここで決闘だ! 私に膝を突かせてみせろ!」
女騎士ユニコーンは俺に向かって突撃してくる。
「うおっ!? 本気で襲ってきやがった!」
「どうした! 避けているばかりで腰抜けだな!」
「決闘とか言われても俺は丸腰なんだよ! くそっ、こうなったら――」
俺は覚悟を決め、ヴァージニアの攻撃を躱して彼女の上に跨った。
「ロデオだと!? そんなもの、振り落としてくれる!」
「うおおっ! 暴れまわるな! 大人しくしやがれ! ――『昏睡』!」
「ぐっ、これは……なんだか眠気が……」
ヴァージニアは地面に膝を突き、俺は彼女から降りる。
「い、意識が朦朧とする。貴様、何をした」
「動けなくなってもらった。俺は女の子をプレイ以外で傷つける趣味はないからな」
孕ませスキル『昏睡』は意識を奪う程の効果がないのか、ヴァージニアが必死に抵抗しているせいなのか分からないがヴァージニアを眠らせることは出来なかった。
だが、ヴァージニアにはもう立ち上がる力も残っていない。
「ひ、卑劣な男め! これから私を陵辱するつもりか!」
「そうだな。しかし、嫌だと言えば、気が変わるまで待ってやる。出来るだけ円満に子作りをしたいのでな」
「くっ……この状況で選ばされるとは。しかし、ユニコーン女に和姦を求めるのは無理だ」
「どういうことだ?」
「ユニコーン族の女は自ら処女を捧げることがあってはならないのだ。恋愛関係であっても男に食われる時は抵抗しなくてはならない。故にユニコーンの女は必ず強姦で処女喪失するのだ」
「自分から股を開いて淫らな女に思われるくらいならレイプされた方がマシってとんでもない種族だな」
「だから、私を絶対に孕ませるのではないぞ! 絶対に交尾はするな! 絶対に挿入は駄目だ! ……分かったな?」
ヴァージニアが念を押すように言ってくるが、さっきの話を聞いた後だとフリにしか思えない。
「そこまで言われたら交尾しない訳にはいかないな」
俺はズボンを下ろし、ヴァージニアの後ろ足の間に生殖器を見つける。
「これがユニコーンまんこか」
「じ、じろじろ見るな! くっ、屈辱的だ……」
ヴァージニアは恥辱に震えているが、どこまで本気なのかは分からない。
「これ以上、辱めを受けるくらいならいっそひとおもいに私を殺せ!」
「不老不死で殺せってのは難しいな。お前には生き地獄を味わわせてやる」
俺はそう言って、固くなった肉棒をヴァージニアの秘所にあてがう。
だが、嫌々と言う割にはヴァージニアの秘所はすっかり濡れており、突き入れると特に苦もなく奥まで届いてしまった。
「ひぐうっ! ま、股が裂けるっ!」
「久々に『膣肉解し』を使う時かと思ったが、もうトロトロに濡らしているじゃないか」
「そ、そんなはずはない! 嘘をつくな!」
「証拠見せてやるよ」
ヴァージニアの膣口から漏れ出した愛液を掬い取った俺はヴァージニアに見せつける。
「うっ……あっ……この私が犯されてこんなに興奮しているなんて……」
「認める気になったか?」
「み、認めない! 貴様が何かをしたに決まっている! 私は気持ちよくなってなど――んひゃあっ♡」
不意にヴァージニアは身体を震わせて喘ぎ声を上げた。
「くあっ♡ あんっ♡ あっ♡ や、止めろ♡ 何をしているのだ貴様っ♡」
「俺は何もしてない。お前が勝手に感じて勝手に喘いでいるだけだろ。それにしても処女喪失で感じるなんてとんでもない変態女だな」
「ふあっ♡ ああっ♡ か、感じてなどいないっ♡ 感じてなどっ♡ ふああああっ♡」
否定するヴァージニアだが、彼女の身体は肉棒で奥を突く度にビクンビクンと跳ねる。
「もっとちんぽ欲しいんだろ? 正直になれよ!」
「そ、そんなことないっ♡ 私を侮辱するなっ♡ ひあっ♡ 動きが激しく――」
「もう我慢出来ない! たっぷり中出ししてやる!」
「中……出し……? い、嫌だっ! 貴様の赤ん坊など産みたくない! お願いだ! 外に出してくれ!」
「つまり中出しして欲しいってことだな! おらっ! 俺の子供を孕め! 孕め! 孕みやがれっ!」
どくっ! どびゅううううっ! どくどくっ! どくんっ! ……ごぽぉ。
溜め込まれた精液がヴァージニアの膣内を満たし、夥しい量の精液が溢れ出した。
『――おめでとうございます。孕ませスキル「絶対受精」、「妊娠確認」が強化されました。これからはスキル名を呼ばなくとも意識するだけで発動出来ます』
孕ませ大成功!
母体:ヴァージニア
交尾回数:1
出産回数:0
状態:妊娠
出産まであと30日。
俺が息を整えていると目の前にそんなメッセージが表示された。
わざわざスキル名を口に出さなくて済むのでかなり便利になった気がする。
「くっ……こんな……」
ヴァージニアは恥辱に表情を歪ませていたが、どこかスッキリしているようにも見えた。
……………………。
島の湖に作られたライブ会場でレインの元気な声が響く。
しかし、湖畔は静まり返っており、レスポンスなどは一つも返って来なかった。
「ちょっとプロデューサー! 観客が誰一人来ていないじゃないの! どういうことか説明しなさい!」
そして、鬼のような形相になったレインが俺に掴みかかってきた。
「落ち着けレイン。まずそもそもこんな小さな島で簡単に人が集まる訳ないだろ」
「それをなんとかするのがあんたの仕事でしょー! しっかり働きなさいよ!」
「俺だって頑張ったさ。具体的には会場を探したり、案内板を立てて広告したり、色々人が来てもらえるような工夫はした。だが、ローレライと人間以外の種族ではアイドル文化があまり浸透していなかったのと、お前の歌は……割と個性的な感じだから人を選ぶんだよ、きっと」
「うっ……それは確かに誤算だったわ。まあ、元々私の仕事ってグラビアとかの方が多かったし、女性人気を得るのは難しいのかな……」
「諦めるな! まだまだトップアイドルへの道は始まったばかりだ!」
俺はレインの肩を叩き、彼女を励ます。
「…………ふふっ、あんたの言う通りね。あんたがいてくれるとほんの少しだけど心強いわ」
レインのアイドル活動は前途多難だが、俺はプロデューサーとして彼女を全力でサポートすると決めたのだった。
「おや? ここでアイドルのライブが行われるという案内板を見たのだが、もう終わってしまったのか?」
しかし、その時、湖畔に俺たち以外の何者かが現れた。
俺たちが振り向くと、そこには上半身が人間で下半身が馬の女性がいた。
「まさか、お客さん!?」
「レイン! 急いでライブを再開するんだ! ファンを得るチャンスだぞ!」
「ええっ! ちょっと待ってよ! 私だって色々準備とか――」
初めて来てくれた観客に俺とレインは大慌てでライブの準備を始めた。
「むっ、急がなくてくれても構わない。私は別にライブを見に来た訳ではないのだからな」
「えっ? そうなのか?」
「うむ。私の名はヴァージニア。実はあのレインという娘に用があってここに来た」
大方ファンでないことは予想出来ていたが、ヴァージニアと名乗るこの女性は何をしに来たのだろうか?
「みんなー! おまたせー! 水面の歌姫レインちゃんだよー! 今日もみんなの心を歌で濡らしてあげちゃうゾ☆」
そこへレインが普段とは別人のような明るい声と表情で水中からアイドルポーズを決めて現れた。
因みにステージ衣装はともかく、マイクは今の文明レベルだと用意出来ないのでそれっぽい形の木の枝を握ってもらっている。
「おい、レイン、やっぱりライブは中止だ。この人はライブのお客さんじゃないらしい」
「じゃあ、早速一曲目にいくね! アカペラだけど許して欲しいな! 曲名は『地獄シャケ梅雨前線』! ■■■■■■■! ■■■■■■■!!」
俺はレインを止めようとしたが、俺の声はレインの歌声にかき消されてしまった。
「なんだこれは!? ケルベロスの鳴き声のモノマネか!?」
「……うちのアイドルの新曲です」
ヴァージニアは苦悶の表情を浮かべていたが、こうなってしまっては誰もレインを止めることは出来ないので、結局、全曲が終わるまで待つことになった。
「今日は私のライブに来てくれてありがとうございます! 物販や握手会はいかがですか?」
「俺のおすすめはレインのサイン入り投げ斧だ。切れ味もそこそこあって優れものだぞ」
「いや、生憎私はお金を持ち合わせていないのだが……それに何故グッズが石斧? アイドルのグッズといえば団扇やタオルのようなものだろう。ライブ中に斧を振れと?」
ライブ終了後、俺とレインはヴァージニアに物販を迫ってみたがお金という概念がなかったので普通に失敗した。
「プロデューサー、物販で握手券が売れなかったら握手会自体出来ないわよ」
「この際握手会は無料でやっとけ。これもファンサービスだ」
レインがこっそりと耳打ちをしてきたため、俺がそう提案してやると、彼女はヴァージニアに向かっていった。
「本日の握手会は無料で行いたいと思いまーす! どうぞどうぞ、私と握手していってください!」
「……では、私と握手をしていただけるか?」
「はい! 喜んで!」
レインは両手でヴァージニアから差し出された右手を握りしめると、嬉しそうにブンブンと上下に振った。
「ありがとう。この手は一生洗わないよ」
「いえ、汚くなってしまうので帰ったらちゃんと洗ってくださいね」
観客一名のライブは物販や握手会も無事に開催出来たことで一先ず何事もなく終わったかのように見えた。
「すううううううっ!」
……ヴァージニアの本性が判明するまでは。
「えっと、ヴァージニアさん? レインと握手した右手をずっと嗅いで何しているんだ?」
「処女の匂いを堪能しているのだよ。ああ、思った通りレインちゃんは処女だったのだな。この芳しい香りは間違いない」
そう言ってヴァージニアはレインに跪く。
「君は私が仕える主人に相応しい! どうか、私の主人になってくれ!」
「えぇ……ちょっとこの人キモいんだけど。プロデューサー、ここはあんたの出番よ」
「なんで俺なんだよ……」
「厄介オタクからアイドル守るのもプロデューサーの役目でしょ。キモい奴にはキモい奴をぶつけるのよ」
俺とレインはひそひそと会話してヴァージニアから距離を取ろうとする。
「とにかく、ここはあんたに任せたわよ。私はもう帰るから」
「ちょっ、おまっ――」
しかし、俺が止める間もなくレインは後処理を俺に丸投げして水中に逃げてしまった。
「む? レインちゃんはどうしてしまったのだ?」
「あ、ああ、スケジュールの都合で移動しなくて行けなくてな。それじゃあ、俺もこの辺で――」
「待て。ところで貴様、例の創造主とやらではないのか?」
ヴァージニアは退散しようとする俺を引き止める。
「そうだが、何か用件でもあるのか?」
「ふふっ、そうか。貴様が……」
そして、彼女は突然、立ち上がって腰からレイピアを抜くと俺に切っ先を向けた。
「貴様がこの島で次々と処女を食らうヤリチン男だな! 処女を守護するユニコーンの私は貴様を許さん!」
「ユニコーン!? ケンタウロスじゃなかったのか!?」
「誰がケンタウロスだ! この額に生えた角が見えないのか!」
『ユニコーン』――額に一本の角が生えている白馬のモンスターだ。
確かにヴァージニアとユニコーンの特徴は一致するが、ずっとケンタウロスだと思っていた。
「人間の姿になったせいでケンタウロスに姿が似てしまったかもしれないが、ケンタウロスと間違えるな!」
「ユニコーン……噂には聞いていたが本当に処女厨だったとは……『妊娠確認』」
母体:ヴァージニア
交尾回数:0
出産回数:0
状態:処女
交尾、妊娠共に可能。
「お前も処女か」
「貴様も処女を見分けることが出来るのか!?」
「神様からもらったスキルのおかげだ。お前はどうやって見分けているんだ?」
「ユニコーンは処女の匂いを探知することが出来るのだ! 今日も処女の匂いを嗅ぎつけてここまで来た! しかし、貴様にはここで消えてもらおう! この世界の処女を守るために!」
「冗談じゃない! 俺は世界のためにも交尾をしなくちゃいけないんだ!」
「ならば、ここで決闘だ! 私に膝を突かせてみせろ!」
女騎士ユニコーンは俺に向かって突撃してくる。
「うおっ!? 本気で襲ってきやがった!」
「どうした! 避けているばかりで腰抜けだな!」
「決闘とか言われても俺は丸腰なんだよ! くそっ、こうなったら――」
俺は覚悟を決め、ヴァージニアの攻撃を躱して彼女の上に跨った。
「ロデオだと!? そんなもの、振り落としてくれる!」
「うおおっ! 暴れまわるな! 大人しくしやがれ! ――『昏睡』!」
「ぐっ、これは……なんだか眠気が……」
ヴァージニアは地面に膝を突き、俺は彼女から降りる。
「い、意識が朦朧とする。貴様、何をした」
「動けなくなってもらった。俺は女の子をプレイ以外で傷つける趣味はないからな」
孕ませスキル『昏睡』は意識を奪う程の効果がないのか、ヴァージニアが必死に抵抗しているせいなのか分からないがヴァージニアを眠らせることは出来なかった。
だが、ヴァージニアにはもう立ち上がる力も残っていない。
「ひ、卑劣な男め! これから私を陵辱するつもりか!」
「そうだな。しかし、嫌だと言えば、気が変わるまで待ってやる。出来るだけ円満に子作りをしたいのでな」
「くっ……この状況で選ばされるとは。しかし、ユニコーン女に和姦を求めるのは無理だ」
「どういうことだ?」
「ユニコーン族の女は自ら処女を捧げることがあってはならないのだ。恋愛関係であっても男に食われる時は抵抗しなくてはならない。故にユニコーンの女は必ず強姦で処女喪失するのだ」
「自分から股を開いて淫らな女に思われるくらいならレイプされた方がマシってとんでもない種族だな」
「だから、私を絶対に孕ませるのではないぞ! 絶対に交尾はするな! 絶対に挿入は駄目だ! ……分かったな?」
ヴァージニアが念を押すように言ってくるが、さっきの話を聞いた後だとフリにしか思えない。
「そこまで言われたら交尾しない訳にはいかないな」
俺はズボンを下ろし、ヴァージニアの後ろ足の間に生殖器を見つける。
「これがユニコーンまんこか」
「じ、じろじろ見るな! くっ、屈辱的だ……」
ヴァージニアは恥辱に震えているが、どこまで本気なのかは分からない。
「これ以上、辱めを受けるくらいならいっそひとおもいに私を殺せ!」
「不老不死で殺せってのは難しいな。お前には生き地獄を味わわせてやる」
俺はそう言って、固くなった肉棒をヴァージニアの秘所にあてがう。
だが、嫌々と言う割にはヴァージニアの秘所はすっかり濡れており、突き入れると特に苦もなく奥まで届いてしまった。
「ひぐうっ! ま、股が裂けるっ!」
「久々に『膣肉解し』を使う時かと思ったが、もうトロトロに濡らしているじゃないか」
「そ、そんなはずはない! 嘘をつくな!」
「証拠見せてやるよ」
ヴァージニアの膣口から漏れ出した愛液を掬い取った俺はヴァージニアに見せつける。
「うっ……あっ……この私が犯されてこんなに興奮しているなんて……」
「認める気になったか?」
「み、認めない! 貴様が何かをしたに決まっている! 私は気持ちよくなってなど――んひゃあっ♡」
不意にヴァージニアは身体を震わせて喘ぎ声を上げた。
「くあっ♡ あんっ♡ あっ♡ や、止めろ♡ 何をしているのだ貴様っ♡」
「俺は何もしてない。お前が勝手に感じて勝手に喘いでいるだけだろ。それにしても処女喪失で感じるなんてとんでもない変態女だな」
「ふあっ♡ ああっ♡ か、感じてなどいないっ♡ 感じてなどっ♡ ふああああっ♡」
否定するヴァージニアだが、彼女の身体は肉棒で奥を突く度にビクンビクンと跳ねる。
「もっとちんぽ欲しいんだろ? 正直になれよ!」
「そ、そんなことないっ♡ 私を侮辱するなっ♡ ひあっ♡ 動きが激しく――」
「もう我慢出来ない! たっぷり中出ししてやる!」
「中……出し……? い、嫌だっ! 貴様の赤ん坊など産みたくない! お願いだ! 外に出してくれ!」
「つまり中出しして欲しいってことだな! おらっ! 俺の子供を孕め! 孕め! 孕みやがれっ!」
どくっ! どびゅううううっ! どくどくっ! どくんっ! ……ごぽぉ。
溜め込まれた精液がヴァージニアの膣内を満たし、夥しい量の精液が溢れ出した。
『――おめでとうございます。孕ませスキル「絶対受精」、「妊娠確認」が強化されました。これからはスキル名を呼ばなくとも意識するだけで発動出来ます』
孕ませ大成功!
母体:ヴァージニア
交尾回数:1
出産回数:0
状態:妊娠
出産まであと30日。
俺が息を整えていると目の前にそんなメッセージが表示された。
わざわざスキル名を口に出さなくて済むのでかなり便利になった気がする。
「くっ……こんな……」
ヴァージニアは恥辱に表情を歪ませていたが、どこかスッキリしているようにも見えた。
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