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第一章 孕ませ創造主と異種族ハーレム

第一話 滅びた世界で無垢なハーピィ娘を押し倒した話

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 ある日、俺の住む国を大きな洪水が襲った。
 これまで誰も見たことがない規模の洪水に俺も他の人々も飲み込まれ、俺は命を落としたと思った。

「ほっほっほっ。運が良かったのぉ、お主」

 しかし、目が覚めると俺は木造の小さないかだの上にいて、目の前には光り輝きながら宙に浮かぶ、謎のおじいさんがいた。

「あなたは誰ですか?」
「わしはこの世界の神様じゃよ。尤も、世界はついさっき滅びてしまったがのぅ」

 おじいさんは神を自称したため、多少怪しく感じたが、光ったり宙に浮いたりしているのだから嘘ではないのだろう。
 そんなことより、おじいさんの台詞の中にはどうしても聞き捨てならないことがあった。

「世界が滅びたってどういうことですか?」
「うむ。実はさっきの洪水で世界が沈没して生き物たちはみんな死んでしまったんじゃ」
「だけど、俺は生きてますよ」
「それはわしが助けたからじゃよ。じゃが、他の人間は誰も助けられなかった。誠に残念なことじゃ」
「そんな……」
「しかし! わしは今、この世界に生き残っている生き物だけで新世界を創造することにした! そこで、お主にも、新世界創りを手伝ってもらいたい!」
「えっ、構わないですけど……俺一人ですよ?」
「一人ではない。実は少し前から世界が滅びることは分かっておっての、世界中にいる生き物から一種族につき一体だけ、若い雌の個体を選別してお主と同様に保護していたのじゃ」
「どうして雌の個体だけ?」
「それはのぅ……お主に繁殖させてもらうためなのじゃよ!」
「ええっ!?」

 びしっと俺を指差した神様の言葉に俺は驚愕の声を上げる。

「この『方舟』の容量的に一体ずつ乗せるのが精一杯じゃった。それにわしはこれから他の仕事もある故、新しく雄の個体を生み出すようなことにリソースは割けない。そこで、お主には世界中の生き物とつがいになってもらいたい。わしのような神が繁殖させると、生態系に変な影響を与えてしまいかねないからのぅ」
「えぇ……いくらなんでもゴブリンやスライムみたいなモンスターと交尾するなんて……」
「その点に関しては心配いらん。わしの力でモンスターたちは人間の娘に近い姿に変えておいた。元から人間の姿に近い亜人種などはそのままじゃが、全員人間との間に子供を作れるようにした」
「生態系的に大丈夫なんですか?」
「その程度なら大丈夫じゃよ。単に人間との雑種が増えるくらいはどうということはない」

 つがいだの雑種だの、神様は俺のことをまるで動物扱いしているようだ。
 だが、よく考えてみれば、神様の視点では人間も動物の一種に過ぎないのかもしれない。

「そうじゃった。お主にはこれを授けておかなくては行けなかったのぅ」

 神様は俺の額に右手の人差し指を当てると、指先から俺の身体に何かが流れ込んでくるような感覚を抱いた。

「お主に『孕ませスキル』を与えた。そのスキルはこれからの性活に役立つじゃろう」

『――おめでとうございます。孕ませスキル「絶対受精」を取得しました』

 突然、俺の頭に女性の声が響いてくる。

「今聞こえたのはスキル獲得のアナウンスじゃ。その声の主には聞けば色々と教えてくれるかも知れんから困った時は頼るのじゃぞ、創造主よ」

 そう言って、神様はすうっと俺の目の前から消えてしまった。

「行ってしまった……繁殖しろって言われてもこんな何もないいかだの上でどうすれば……」

 そう呟いていると水平線の向こうに一羽の鳥が見えた。

「ん? あれは――」

 鳥はまっすぐにこちらへ飛んできて、その鳥が人間の少女ような姿をしていることに気づく。
 腕と膝から下が鳥のような特徴で、顔と身体が人間のような姿の生き物――聞いたことがある。あの特徴はきっと半鳥半人の亜人『ハーピィ』だ!

「こんにちわー! あなたが神様の言っていた『創造主様』ですか?」

 ハーピィの少女はいかだの上で翼になっている腕をばさばさと羽ばたかせて俺の前に降りてくる。

「えっ? 創造主って俺のこと?」
「はい! 私には翼があるので、早く創造主様に会いたくて飛んできました!」

 ハーピィの少女は翼を広げて元気にそう言った。
 彼女の服装は空気抵抗を抑えるためか、露出度の多いビキニ水着のような格好をしていた。

「あ、私はピュイって言います! ちょっと飛び過ぎて疲れちゃったのでゆっくりさせてもらいますね!」

 そう言って、ピュイは俺の隣に座って毛づくろいを始めた。

「…………」

 俺は黙ってピュイを見ながら、神様に言われたことを思い出す。
 ピュイが俺のところにやってきたということは、つまりそういうことなのだろう。
 亜人種であるハーピィは姿形が大きく人間とかけ離れているということはなく、寧ろ人間と比べても顔立ちや体つきが整っているピュイに俺は性欲がムラムラと湧いてきた。

「ピュイ」
「はい! 創造主様? なんでしょ――ぴえっ!?」


 俺はピュイの目の前でズボンを下ろし、若干勃起した男の性器を露出させた。
 ピュイは驚き、慌てて目を翼で隠す。

「早速だけど、俺と交尾しようか」
「ぴええっ! そ、それっておちんちんですよね! 早くしまってください!」
「しまったら交尾出来ないだろ」
「こ、交尾ってなんですか!?」

 ピュイの反応に俺は違和感を覚える。

「違うのか? というか、お前は交尾を知らないのか? 神様から話は聞いているんじゃないのか?」
「一度にいっぱい訊かないでください! 神様からは確かに何か言われたような気がしますけど……繁殖がどうたらとか」
「それだ。まさかよく聞いていなかったのか?」
「聞きましたけど、私には意味がよくわからなくて」
「要するに今のままだとハーピィは絶滅するから俺と交尾して子作りしろってことだ」
「ぴえっ!? 私、創造主様と赤ちゃん作るんですか!?」
「赤ちゃんの作り方は分かるか?」
「えっと、お父さんが教えてくれました。お母さんがどこかから拾った卵から生まれてくるって……だけど、お父さんは嘘つきでした! 私、この前、自分のお腹から卵が出てくるの見たんです! それでお母さんに聞いたら、お父さんと一緒に寝ると赤ちゃんの入った卵が出来るって言われたんです!」
「ふんふん。そうなのか」

 俺はピュイの家庭事情やハーピィの生態を興味深く感じてついつい聞き入ってしまう。

「でも、お母さんも嘘つきです! 私、お父さんと何度か一緒に寝たことありますけど、赤ちゃん出来たことなんてないですから!」
「ん? ハーピィは近親相姦するのか?」
「き、きんし……なんですか?」

 ピュイとはどうにも話が噛み合わない。
 なので俺はわかりやすく伝えてやることにした。

「つまりだな。――このおちんちんをここに挿れたことがあるかって話だ!」

 俺はピュイに覆い被さって股をこじ開け、彼女のパンツをずらすと、自分の肉棒を握ってピュイの膣口に押し込んだ。

「ぴぎゃああああっ! ななな何してるんですか! そこはおしっこしたり卵が出たきたりする場所ですよ! なんでおちんちんを入れようとしているんですか!? 痛い痛い! 止めてください!」
「くっ、上手く入らないな」

 性欲の獣となった俺は痛がるピュイには一向に構わず、小さなピュイの膣口に性器をねじこもうとするが、膣口の押し返す力が強くて思うように挿れられない。

『――おめでとうございます。孕ませスキル「膣肉解し」を取得しました』

 その時、頭の中にまたしてもアナウンスが響く。
 いかにもそのスキルを使ってくれと言わんばかりのタイミングだった。

「ち、『膣肉解し』っ!」

 どうすればいいか分からなかった俺が取り敢えずスキルの名前を叫んでみると、俺の性器の先からぬるりとした液体が大量に溢れてきた。
 普段オナニーしている時に出てくる先走り液に似ているが、量も粘度も段違いで、亀頭や膣口をべとべとに濡らしていく。
 それから、俺が亀頭を押し込むと、膣肉は広がり、ついに俺の性器を咥えこんだ。

「嘘……私のお腹におちんちん入っちゃった……」
「ま、まただ。これからが本番だ」

 息を荒げながら、俺は挿入した肉棒を更に奥へと突き入れる。

「ぴきゃああっ! おちんちんがどんどんお腹の奥に入ってくる!」

 俺は雄叫びを上げ、性器を根元までズブズブと押し込んだ。
 そして、亀頭の先が固い何かに激突する。

「こ、これは、子宮の入口か!? うおっ! もう限界だ! ピュイ! このまま射精すぞ!」
「ぴえっ? 出すって何を――」

 どびゅっ! どびゅるるるるるっ!

 ピュイが言い終わる前に俺の生殖本能が弾け、彼女の胎内に精液をたっぷりと注いだ。

 どくっ、どくっ……。

「うっ! ……………………ふぅ」
「お、終わりましたか?」
「ああ。……なんというかその……ごめんな。勝手に中出しまでしてしまって」

 俺は賢者モードになったせいで、今になってピュイを無理矢理犯してしまったことを反省した。

「ぴぇ? 痛かったですけど……中出しってなんですか?」

 どうやら相当な箱入りらしいピュイは俺の言葉の意味が分からずきょとんとしていた。

「……一応、改めて訊くけど、こんな感じのことをするのは初めてか?」
「は、はい。お父さんはこんなことしませんでした」

 ということは、やっぱり処女だったか。
 どの口が、と誰かに言われそうなことだが、ピュイには申し訳ないことをしてしまった。

「えっと、つまり、こういうことをすれば、赤ちゃんの入った卵が生まれるんだ」
「ということは、私、創造主様と赤ちゃんを作っちゃったんですか?」
「んー、そうなるかもしれないし、ならないかもしれない」
「私の赤ちゃん……」
「ピュイ?」

 ピュイは何故か自分の腹を眺めて微笑みを浮かべていた。

「俺の子供とか嫌じゃないのか?」
「ぴえぇ? そんなことないですよ。私、ずっとお母さんに憧れていたのですごく嬉しいです!」

 ケロッとした様子でそう言ったピュイに、俺は罪悪感と愛おしさを同時に感じるのだった。
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