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ゴブリン討伐からのランクアップ

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100体のゴブリン、、、
初依頼では多すぎる気もするが、なんとなく大丈夫な気がする。
理由は【隠密】と【魔法銃】があるから。

まず、隠密である程度近づき、魔法銃でゴブリンをロックオン、属性はそうだな~風でいっか。

あとは引き金を引くだけ。
するとフルオートで100発の圧縮された空気の弾が飛んでいく。

見えない弾、証拠も残らない。
実に暗殺者っぽい。

「グギャッ!」
「ガッ!」
「ギィ!」

ゴブリンたちは断末魔をあげながら100体全て頭を撃ち抜かれて死んでいた。

あ、あっけなさ過ぎる、、
もっとギリギリの戦いとか想像していたけど、
全然だった。

呆然としていると【レベルが上がりました】とアナウンスがあった。

ん?レベルが上がったのか?
ステータスを確認してみる。


名前  ハセベ リク
種族  人族
職業  暗殺者
レベル  10
HP  2500
MP  4000
力  450
防御  350
素早さ  650
運  ∞

[武器]
魔法銃

[スキル]
サーチLv2

[固有スキル]
創造
隠密

[称号]
異世界転移者
創造神の加護


レベル上がりすぎじゃない?
こんな簡単に上がるの?
って思ったがこれは称号によるものだったらしい。

【異世界転移者】
異世界からの転移者に与えられる称号
成長補正あり。

転移者特典ってやつか、ありがたい。


よし、あとは討伐証明としてゴブリンの左耳を切り取ってギルドに持っていくだけだ。
これで依頼完了

でも100体分の討伐部位を入れる袋がない。
そこで創造で魔法袋を作成した。

生物以外ならなんでも収納可能、時間経過なし、容量無限、
異世界モノとしては定番のものだ。

この魔法袋に討伐部位であるゴブリンの左耳を入れ、さあ帰ろうとした時、サーチに新たな反応があった。

そういえばサーチのLvも上がったから、範囲が広がったんだ。

確認してみると、洞窟らしき場所に反応があり、
その数なんと1000体、、、
え、ゴブリンってめちゃくちゃ多いじゃん。

じゃあさっきの100体は斥候部隊か何かか?
それにしては100体って多すぎるでしょ、
普通少数じゃないの?

なんてどうでもいいことを考えていたが、見つけてしまったものはしょうがないし、とりあえず洞窟にいるゴブリンたちも討伐しようと向かうことにした。

洞窟入り口にはゴブリンが2体、どうやら警備をしているようだが、なんともやる気がなさそうだ。

警備ということはそれを指示している奴がいるということか?
洞窟の1番奥にいるのかな?こういう場合だいたいゴブリンキングなどの上位種だったりするが、、、

さすがに今の俺では討伐は難しいかもしれない。
そんな弱気なことを考えつつ、しかし密かにウズウズしていた。
【隠密】と【魔法銃】があればいける気がする。

まずは入り口の2体を魔法銃で殺し、いざ洞窟内で突入

洞窟内は一定間隔で火が灯してあり、真っ暗というわけではなかったが、めちゃくちゃ広かった。

ただ俺はサーチを使っているので、とりあえず反応がある場所に向かいながらゴブリンどもを殺していった。

ゴブリンは俺の姿を認識できてはいないが、さすがに仲間を殺されていることで、侵入者がいることは伝わっているようだ。
洞窟内が慌ただしくなっているが俺には関係ない。

出会った奴片っ端から殺していった。
俺自身、地球では殺人なんてしたことないから、殺すことに抵抗はあるのかと思ったが、そこはもう異世界仕様になっていた。
精神耐性に補正でもかかっているのかな?

そんなこんなで1番奥に着いた。
そこには一際大きな体格のゴブリンが2体、さらにそいつらより大きなゴブリンが1体いた。
おそらくホブゴブリンとゴブリンキングだろう。

それよりももっと衝撃的な光景が。

人間の女が10人以上いた。
中にはお腹の大きくなっている人も。
つまりはそういうことだ。

異世界小説ではよくあるが、本当だった。
こいつら、人間の女を犯して孕ませてやがった。

なんなら今まさに行為の真っ最中だ。
犯されている女は悲鳴をあげているが、
その他の女達はぐったりしている。
日常的に繰り返されてすでに精神が壊れてしまっているのだろう。

そしてその中に1人、見覚えのある顔が。
森への道中、俺に色々と教えてくれた女冒険者だ。

見事にフラグ回収してたわ。

あの女冒険者にはこの世界について色々と教えてもらった恩がある。
見殺しにはできないな。
まあ最初からゴブリンどもは全て殺すつもりだったが。

そういうわけでお楽しみのところ申し訳ないがさっさと殺してしまおう。
そう思い隠密からの魔法銃を構える。
すると、、、

「ガッ!グギャギャ!」

ゴブリンキングがなぜかこっちの方を向いて喋っている。

ん?なんだ?もしかしてバレてる??

すると、ホブゴブリンたちもこちらに向いて武器を構えた。

どうして?隠密が効かない?
もしかして高レベルには効かなかったりするのか?
なんだよ、隠密もそこまで便利なものじゃないってことか。
まあいいや、とりあえず魔法銃だけで対処するか。

俺は銃を構え、向かってくるホブゴブリンに対して風の弾丸、風弾を撃った。
肩、腹、腕、足に命中した。
やはりレベルが高いだけあって1発では仕留めきれなかった。
ホーミング機能があるから外れることはないが、
急所の頭は腕でうまく防がれた。

そういえば、威力って気にしたことはなかったけど、調整できるのかな??
あ、できそう。魔力を多めに込める感じでいけそうだ。

魔力の使い方なんて適当だけど、イメージでなんとなくできるようだ。
これも異世界転移者の特典かな??

ずっと風弾を使ってたが別の弾も試してみよう。

まずは炎弾
魔力を多めに込めて撃ったところ赤い炎ではなく青い炎の弾が発射された。

それが1体のホブゴブリンに命中したところ、
ボンッ!!!
上半身が弾け飛んだ、、、、はい?
威力やばすぎね?

しかも炎は消えることなく、残りの下半身部分が炭になるまで焼き尽くした。

いやいやいやいや、威力強すぎて討伐証明部位の回収できないじゃん!!

よ、よし、次の弾だ。
今度は水の弾、水弾を使ってみよう。
もう1体のホブゴブリンに向かって撃ってみたところ大きな水風船のような弾になってホブゴブリンの顔のみを包み込んだ。
その中で必死にホブゴブリンはもがいているがどうやら抜け出せないらしい。
そしてついにはその水風船の中で溺れてピクリとも動かなくなってしまった。

これはいい!素材を傷つけることもない!
力加減によっては拷問にも使えるかも。
いやいや、拷問なんてさすがにしないけど。
まあこの先何があるかわからないし、こういう攻撃方法もあるって分かっただけで御の字だな。


さて、残るはゴブリンキングのみだ。
こいつは俺の目の前で女を犯すという胸くそ悪い光景を見せてくれたからな。
ホブゴブリンどもよりも強い威力の弾で殺してやろう。

闇弾なんてどうだろう。どんな効果があるかはわからないがとりあえず魔力を多めに込めてゴブリンキングに撃った。

すると目の前にブラックホールのようなものが出現したかと思うと、それがゴブリンキングに向かっていった。
そして後少しで着弾するかと思った瞬間、
シュンッ!!!
その弾にゴブリンキングが一瞬で吸い込まれた。

・・・・え、終わり?
えーーー!マジか!!
効果としてはめちゃくちゃすごいけどあっけなさすぎるだろ!!
闇弾は見た目通りのブラックホールだった。
素材回収にも適さないし、今後使う頻度は少ないかもな。

そんなこんなでゴブリンどもを全滅させて女たちを保護した。

「あ、あの!本当にありがとうございます!」
あの女冒険者が話しかけてきた。
そういえば名前はまだ聞いてなかったが、どうやらエミリアというらしい。

「あのーこの女性たちはこれからどうすればいいのかな」

俺はエミリアに疑問を投げかけた。

「この人たちは私が責任を持って送り届けますね。ゴブリンに種付けされた女性については教会で堕胎の魔法をかけたのち、精神が回復するまで保護することになると思います。」

それなら安心だ。きっと街でも行方不明扱いになっているだろうから、家族も喜ぶだろう。

それに、女性の人たちを受け持ってくれたエミリアにも感謝しなくては。
俺1人では扱いに困っただろうから。

「それじゃあ、街の衛兵さんのところまでは俺の転移で連れて行くよ。そこからはエミリアにお願いしていい?」

するとエミリアは、
「え、転移ですか?そんな古代魔法を使える人なんてほとんどいないと思いますが。それこそ伝説の勇者様くらいしか。」

え、そうなの?創造できると思ったのにさすがに無理だったか~、、、、

、、、って、、、、え?


創造できちゃったよ?


なんと、簡単に創造で【転移】の魔法ができた。
マジでチート、、、、


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