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学園編
story4
しおりを挟む「これよりルールを説明します。魔法は基本全てあり、武器は此方で用意した、刃を丸く潰したものを使ってもらいます。
以上で説明を終わります。
名前を呼ばれた者以外は観客席で待機」
俺はぞろぞろと観客席に移動する人の波に押されながら観客席まで移動した。
すると手を降ってこっちに合図するソフィアがいたので仕方なくソフィアのほうに座った。
それから2時間くらいしてソフィアの番がきた。
「ルナード行ってくるね♪」
「頑張ってきてくだ─「禁止!」
「ハァー 頑張ってきて」
「うん♪」
ソフィアは可愛い笑顔で返事をしてから対戦のため下りていった。
それからソフィアの相手も到着したようで対戦が開始された。
ソフィアは神童と呼ばれている。何故ならソフィアは全属性持ちで、魔力量も常人の10倍ほどあるからだ。
それでもまだ七歳ということもあって、まだまだ戦闘には慣れていないが危なげなく勝利した。
ソフィアが帰ってきた。と思ったらそのままの勢いでおもいっきり飛び込んできた。
僕はその勢いで後ろに転倒した。
「ルナード勝ったよ?」
「おめでとうご、おめでとう」
「うん、ありがとう♪」
「それで、ご褒美は?ルナード」
上目遣いでこちらを見てきた。とてもじゃないが七歳のテクニックではない。
「え?何をしたらいいの?」
「頭撫でてほしいな~♪」
いやいや、何を言っているのかな?一国の王女がそんな簡単に男に肌を許したらダメでしょ。
「ソフィア。それはちょっとキツイかな~?なんて」
「頭撫でて」
そんな怖い顔で言わないでよー。
「わかりまし「禁止!」
「わかった」
それから席に座り直し、ソフィアが頭を出してきたのでちょっと脅かして、これからはこういうことの無いようにとソフィアの手をとり、ハグしながら頭を撫でた。
そしたらあらビックリソフィアさんやハグの力を強めてきたではありませんか。
誤算です。こういうことが無いようにとやったのに、もっとヤバイことになってるじゃん!
30分間ほど撫でさせられました・・・
なぜ30分で終わったかというと、僕の順番が来たからだ。
僕はソフィアに頑張ってくるとだけ言って下りていった。
すると其処にはさっきソフィアに無視されていた下心丸出し野郎がいた。
全くそんなに睨まなくてもいいでしょ。
「お前には、絶対負けないからな!!」
「そーなんだ(棒)」
僕がつまんなさそうに言うと案の定怒りだしたので無視して武器を選んでいた。
僕は両手剣を選んだ。どうやらお相手さんは槍のようだ。
二人の準備が整ったところで審判の開始の声が響いた。
開始の声と同時に身体強化を施して相手が槍で突いてきた。
身体強化は基本的な魔法の一つだ。体に魔力を纏わせてやるものだ。
纏わせる魔力の量で身体強化の強化度が代わる。
それはともかく僕は相手の槍を避けてバックステップをし、一旦距離をとった。
彼は腰抜けなどと言っているが気にしない。
ここは取り敢えず初級魔法のファイアーボールで牽制しつつ、足に大量の魔力を纏わせて一気に間合いを詰め、首に刀身を当てた。
それと同時にやめの声が響いた。
「勝者ルナード・レスター」
観客席に戻り、ソフィアの所に行くと当然のようにハグしてきた。そして、勝利のご褒美とか言って
"キス"してきた。
マジでヤバイですって七歳とは言っても王女だよ!?
国王様になに言われるか分からんよ?
王女様のファーストキス貰っちゃたテヘッじゃ済まないよ!!
ソフィアはモジモジしてるし・・・
取り敢えず勝てたし、いいか・・・
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