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マッサージ

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「おかえり。いっぱい出てたね」
 ほっとした表情でトイレから出てきた瑞姫に、そう声を掛けた。
「………!」
 途端に瑞姫の顔が真っ赤に染まった。口をパクパクさせている。
「……聞いてた、の……?」
 つまりはそういうことだ。だいぶ我慢していた瑞姫の『音』を、僕はトイレの外で聞いていて、そのことに瑞姫が気付いて赤面している、と。
「今日は、『夜まで、ずっと気持ちいいことと恥ずかしいことだけをしてあげる』って約束したからね。恥ずかしがらせるの成功」
 瑞姫はといえば、羞恥のあまり目を逸らして手のひらで頬を包んでいる。反論をする余裕はないらしい。
 そんな瑞姫を後ろから抱いて、耳元で囁く。
「次は、気持ちいいことをしようね」

 『次は気持ちいいことを』と言ったものの、結果的には次もその次も『恥ずかしいこと』になった。
 まずは、長く入れっぱなしだったバイブとプラグで肌が荒れたりしていないかを確認した。つまりは、大きくM字開脚させて、前も後ろも穴と穴の中をじっくりと調べたわけだ。特に目立って肌が荒れたりはしていなかったが、念の為に馬油を塗って少し休ませることにした。僕としてはこれはケアの時間だったものの、瑞姫には羞恥の時間だったらしく、かなり濡れてくるのが見て取れた。
 次に、オイルマッサージをするために、服を脱いでもらったのだが、これまた瑞姫には羞恥プレイだったようだ。
 赤いドレスを脱ぐと、下は丸見えだし、上はエッチなブラジャー。普通に全裸よりだいぶエロい。もちろん、そのまま脱がせず、まずは両胸の中央にあるリボンを解かせた。すでにぷっくりと膨らんでいる乳首がぱっと顔を覗かせる。これまたエロい。チュッと吸うと、一瞬で硬度を増した。
「ま、だ……?」
 しばらくそのままの状態で眺めていると、恥ずかしさに耐えられなくなった瑞姫が口を開いた。
「瑞姫はそんなに脱ぎたいの? 瑞姫は本当に淫乱だなぁ」
 そう煽れば、また恥ずかしそうに腰を揺らす。
(うわ……もうこのまま縛りあげたい……)
 そうは思うものの、せっかくの連休だ。今日は瑞姫の身体の感度を上げることが目標なので、僕のSっ気はちょっと引っ込んでいてもらうことにして、かえってエッチになっていたブラジャーを取り去った。

 タオルケットを敷いたベッドに寝かせて、アロマオイルを垂らす。
 瑞姫はそれだけでぴくぴくと身体を震わせ、時折甘い吐息を漏らした。ようやく『気持ちいいこと』のターンだ。
 手で塗り拡げていくと、さらに身体をくねらせながら、「んっ、ふぅ、」と小さな声を漏らす。特に敏感な部分を触らなくても、体中どこでも気持ち良さそうだ。

 全身をゆっくりと撫であげて、瑞姫が少し慣れてきたところで、胸を中心にマッサージを始めた。
 少し落ち着いていた呼吸が途端に荒く短くなっていく。
「んっ、ふっ、んんっ、あっ、あっ、」
 両手で円を描くように撫でると、手のひらで硬い突起がクリクリと主張してくる。まるで「もっと虐めて」と言っているようだ。
 もっとも、瑞姫自身もそんな顔をしている。いつもはかなり痛いくらいの強い刺激で責められるのに、今日はゆっくりとした優しい愛撫ばかり。気持ちいいけれど物足りない刺激に、切なそうな顔をしている。が、今日はおあずけだ。
 代わりに、股の間に手を滑らせて、同じようにぷっくりと硬くなっているクリを撫でた。
 瑞姫の身体が大きく跳ねる。
「やっ、はぁっ、ああっ!」
「ダメ?」
「……そのくらい、やさしくなら、へい、き……んっ、ふっ、んっ、あっ」
 膝を立てて脚を開かせると、とろり、と愛液が零れ落ちた。自分でもわかったようで、「や……」と小さく喘いだ。
 アロマオイルよりもこっちは馬油のほうが肌に良さそうなので、タオルで手を拭いて馬油の小瓶を手にした。瑞姫のおかげで、馬油の減りが早い。また買っておかなければ。

 実に一時間ほど、瑞姫の身体を触り倒すと、もう瑞姫の身体はかなり敏感になっていた。
 上も下も、もちろん、前も後ろも。突起は僕の息子なんかよりよほど硬いし、穴は耳以外、口も含めて、全てがぱくぱくヒクヒクと動いている。

「じゃあ瑞姫、お風呂に入って出かける準備をしようか」
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