M嬢のM嬢によるM嬢のためのS執事の育て方

采女

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野外露出

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 もう十分すぎるくらい責められ続けているけれど、まだカードが残っている。
 『野外露出』のカードだ。

 奏輔は、瑞姫を少しだけ休憩させた後、昼間と同じワンピースを着るように促した。あの、デリバリーを受け取った時のシャツワンピだ。
「同じだけボタンを外して、散歩に行こう」
 上も下も、本当にギリギリまでボタンを外していく。
 立て続けのハードな責めで、すっかり従順になっている瑞姫は、抵抗することなくボタンを外されていた。

 外へ出ると、歩くたびに、白い太腿がスカートから出るのが見える。暗いしきれいに剃っているのでわかりにくいが、よく見れば割れ目も見えるのではないだろうか。
 大きく開いた胸元は、かろうじて乳首が見えないだけで、胸は丸見えだと言ってもいいほどだ。下着を付けていないことはどう見ても明らかだし、そう思って目をやれば、乳首はぷっくりと浮き出て見える。

 夜中なのでほとんど人はいないが、それでもたまにすれちがう人はいる。
 チラリ、と見ていく人も中にはいた。
 いつもは行かない、少し遠くのコンビニまで行って、店内に入る。奏輔が、「アイスコーヒーを買ってきて」と指示をだした。カウンター横で専用サーバーから入れるタイプだ。男性店員がチラチラと瑞姫を見ているのがわかる。
 でも、奏輔が牽制するように腰を抱いてくれるので、思ったよりも平気だった。
 ただ、奏輔が落とした砂糖を拾おうとしゃがむと、スカートがふわっと半分に割れて中身が全部見えてしまったことは恥ずかしかった。一瞬だったけれど、店員さんは見たかもしれない。

 恥ずかしい気持ちと格好のまま、家の近くの公園まで帰ってきた。
「じゃあ瑞姫、ちゃんと『野外露出』しようか」
 そう言われて、ドキドキと心臓が脈打つ。
 すでに十分すぎるくらい恥ずかしい格好をしているけれど、奏輔が求めているのは、さらに上――……
「ボタン、全部外そうね」
 ウエストのリボンを解き、少しだけ残っているボタンをぷち、ぷち、と外していく。
 全部外すと、まずは股が丸見えになった。
 さらに服を開けば、かろうじて隠れていた乳首までが夜風にさらされる。
(恥ずかしい……でも、気持ちいい……)
「瑞姫、こっちにおいで」
 連れて行かれたのは、ブランコだった。公園の入り口に近くて、通りからも見える場所だ。
「や……見られ、ちゃうよ……」
 恥ずかしがる瑞姫の手を引き、奏輔はブランコに座った。
「大丈夫だよ。僕の上に跨るように座って。……うん、そう」
 瑞姫は、ブランコに座っている奏輔に向かい合う形で、奏輔に跨って座った。大きく股を開いて奏輔の上に座っているので、まるで騎乗位でもしているようで露出とはまた違った羞恥を覚える。
「こっち向きなら、通りからは瑞姫が露出狂だなんてわからないよ」
「露出狂じゃないもん」
「公園でこんな格好してるのに?」
「罰ゲームなだけ、だもん……」
「乳首こんなに立てて気持ち良さそうにしてるのに?」
 そう言って、奏輔は瑞姫の乳首をペロリと舐めた。
「やっ、」
 思わず声が漏れる。
 ブランコの鎖がガチャリと鳴った。
「声、ちゃんと抑えてね」
 言うと、奏輔は本格的に乳首を舐めはじめる。吸ったり、噛んだり、転がしたり。
 確かに通りからは瑞姫の露出はわからないだろうが、カップルがイチャついていることはすぐわかるだろう。
「んっ、ふぅ、奏輔さ……だ、め……あっ、やっ、」
「我慢しないなら、全部脱がせちゃうよ?」
「やっ、恥ずか、しっ、んんっ」
「じゃあ、もう少し我慢しててね」

 なんとか公園全裸は免れたものの、たっぷり乳首を舐められて感じてしまった。
「あーあ。僕のズボンまで濡らしちゃって。これはお仕置きが必要だよね」
 そう言って、奏輔は瑞姫の服のボタンを留めずに、リボンだけを結んだ。
「家までこれで帰ろうね」
(え……このまま……?)
 ハイウエストのリボンは、幅は広めでも、おへその少し上までしかない。今はじっと立っているからちゃんと隠れているけれど、歩きはじめたら捲れてしまう。
 もう深夜で、この辺りはほとんど人通りがないとはいえ、家までは普通に歩いて十分くらいあるはずだ。
 考えを見透かしたように、奏輔が言う。
「じっと立っていれば見えないよ。人も少ない。人がいたら止まればいい。……でも、瑞姫が本気で嫌ならやらなくていいんだよ?」
 そう言われると、瑞姫は弱い。「やらなくていい」と言われているのに、「やらなければならない」と思ってしまう。自分はここまでマゾだっただろうか。

 気づけば、奏輔に手を引かれて歩いていた。歩くたびに、ピラピラとスカートが開いて脚が顕になる。脚だけでなく、きっと恥ずかしい部分も見えているはずだ。
 誰も見ていなくても、恥ずかしくてたまらない。
 やがて、歩くたびにぴちょぴちょと音が聞こえはじめ、家に着く頃には脚にまで愛液が滴っていたのだった。
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