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忘れさせて
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博己の家を出た後、瑞姫は博己とともにショッピングモールへと戻った。
内心はすぐに一人になりたかったが、博己は何事もなかったかのように奏輔への誕生日プレゼント選び、サプライズパーティーの計画を話してきて、あれは全部夢か妄想なんじゃないかと思うほどだった。
しかし、最後にランジェリーショップに立ち寄ってキャミソールをプレゼントされた時、決して夢でも妄想でもないと思い知らされた。「切り刻んじゃったお詫びに」と、揃いのブラジャーとショーツまで。
一度自宅に戻って服を着替え、いくつか服を鞄に詰めてから奏輔の家へ戻ると、もう夕刻だった。
まだ奏輔からのメールはないので、少し残業してくるのだろう。
瑞姫は、冷蔵庫の中を確認して、ありあわせで晩ごはんを作ることにした。
幸い、奏輔はわりと自炊するので、冷凍庫のものや乾物も合わせると、十分な食材があった。
食事の仕度があらかたできた頃に「今から帰る」メールが入ったので、お風呂にお湯を張っておく。
それから少し逡巡して、裸エプロンに着替えた。
普通にしていると、博己のことを思い出しそうで怖い。そして奏輔に知られるのも怖い。
だから、今日は考える余裕がないくらい奏輔に虐めてもらいたかった。
帰宅した奏輔は、出迎えた瑞姫を見ると驚いた様子を見せたが、すぐに受け入れた。
「食事にする? お風呂にする?」
「そこは『それとも私?』じゃないの?」
「私は冷めないけど、ご飯とお風呂は冷めます」
「じゃあ、ご飯」
あはは、と笑い合って、食事の仕度をする。安心できる時間だった。
奏輔は、部屋着に着替えてから瑞姫の後ろに立つと、丸見えのお尻を触った。
「んっ、先にご飯、でしょ?」
「ちょっとつまみ食い」
そう言って、今度は背後から胸を揉む。あっという間に乳首が立って、エプロンの上からでもわかるようになった。
「瑞姫のエッチ」と笑いながら言われる。
食事を終えて、後片付けも同じように軽く弄られながら終えると、奏輔は瑞姫にキスをした。「デザート」といって笑う。
瑞姫は、「もっと食べて」と目を閉じる。途端、激しいキスが降ってきた。
(もっと、もっといっぱい……!)
唇を離すと、瑞姫は酷く艶めかしい色香を放っていた。
「瑞姫、めちゃくちゃエロい……」
奏輔は、抱っこして瑞姫を風呂場まで連れて行った。
もともと裸エプロンという恥ずかしい格好をしていたのに、それでも脱がされると少し恥ずかしい。
その上、お風呂では奏輔も脱ぐ。
SMプレイが多く、本番の少ない瑞姫たちは、瑞姫の全裸は多くても奏輔の全裸は珍しいのだ。
だから、奏輔が裸であることにも瑞姫は羞恥を覚えた。
色は白いけれど、意外と厚い胸板。瑞姫より小さなピンク色の乳首。全体的に色素が薄めで、体毛も少ない。ぎゅっと抱かれると、すべすべして気持ちが良かった。
風呂場に来たというのに、奏輔は夢中でキスをしていて、なかなか放してくれなかった。あるいは、瑞姫が放さなかったのかもしれない。
ようやくキスを終えたと思うと、奏輔は瑞姫の乳首にキスをはじめた。唇にするのと同じように、吸いながら舌を絡めてくる。
瑞姫は、奏輔の少し癖のあるふわふわの髪に手を入れて両手で抱えた。自分で押し付けるような動作に、奏輔はさらに激しく吸い立てた。
ふわふわと気持ちよくなって力の抜けた瑞姫を見て、奏輔は笑う。
「洗ってあげるね」
今度はマッサージをするような優しい手付きで、瑞姫の髪を洗ってくれる。
「ん……きもちい……」
髪が終わると、今度は身体。優しく撫でるように洗ってくれるが、瑞姫は「んっ、ふっ、あっ、」と艶めかしい声をあげた。
「瑞姫、まだ普通にしか洗ってないよ?」
「んっ、だって、きもち、い……」
「僕が会社行っちゃって寂しかったの? 一人でしてた?」
その言葉に、瑞姫は博己のことを思い出してしまう。嫌だ、忘れてしまいたい。
「ね、もっと、激しく、して……?」
そうねだると、奏輔はゴクリと唾を飲んだ。
息もできないくらい激しいキスをしながら、泡だらけの手で胸を揉みしだき、乳首をきゅっと捻り上げる。次第に手は降りていき、お尻の割れ目から穴を探り当てると、指を入れた。
「んっ、んっ!」
瑞姫は、気持ち良さそうに喘ぐが、激しいキスはずっと続いているので声にはならない。
少しずつ奥に侵入してくる指が気持ちいい。唇が腫れるんじゃないかと思うくらい激しいキスも、密着している胸も、奏輔のくれる全部が気持ちいい。
ふっと頭が白くなるような感覚が襲った。
気付いた奏輔が唇を離す。
「瑞姫、今イッた?」
瑞姫は、「イク」という感覚をこれまでに経験したことがなかった。
(これが、イクってこと……?)
頭がふわふわするのに、身体はやたら鋭敏に感じられる。
奏輔が指を入れたままのお尻が熱い。
今は触れられていない乳首がじんじんする。
何もされていない秘部が、自分でパクパクと動いているような気さえする。
自然と身体をくねらせ、息を荒くする瑞姫に、奏輔のモノも熱くなる。
「瑞姫、挿入れたい……」
入り口に当てられただけでも、鋭敏な身体はぞくぞくした。少しずつ中に分け入ってくる感覚に、「んああああ!」と身体を反らせた。
「中、きっつ……、瑞姫、締めすぎ……くっ、」
そんなことを言われても、自分ではどうにもコントロールできない。気持ちよすぎて、意識が飛んでしまいそうだった。
「あー、泡入っちゃったかな……瑞姫、ちょっと我慢してね」
そう言って、シャワーノズルをさっきまで奏輔のモノが入っていたところへ持っていく。中にお湯が入っていく強い刺激に、また喘ぐ。指を入れてかき混ぜると、中からは白濁したお湯がぶしゃ、と出た。もう一度シャワーノズルを近づけて、中にお湯を送り込む。
瑞姫はもう、全身が感じすぎてされるがままだ。
全身の泡を洗い流して、先に湯船に浸かりながら、奏輔の身体を眺める。
自分の髪はワシワシと適当に洗っていて、基本は大雑把な人だなと思う。
(私にはあんなに優しくて丁寧なのに)
石鹸を泡立てて、顔をワシャワシャと洗ったと思うと、顔に泡をつけたままで身体を洗っている。目をつぶってゴシゴシと洗っているのを見ると、ちょっといたずらしたくなった。脇をツウ、と撫でると、「んん!」と身を捩る。控えめな乳首もくるくると触っていると、手首をパシッと捕まえられた。その手を、下へと持っていかれる。こっちを触れということなのだろう。
瑞姫は、浴槽を出て、目をつぶったままの奏輔のモノを両手で触り始めた。だいぶふにゃっとしていて、さっき自分の中に入っていたのと同じものとは思えない。普段あまりご奉仕はしないのでどう触るのが正解なのかよくわからないが、ふにふにとした感触が楽しくて指で弄んだ。
少しだけ固くなってきたところで、奏輔がシャワーで顔の泡を落とした。瑞姫にも水滴が飛ぶ。
「せっかくちょっと楽しかったのに」
瑞姫がもんくを言うと、
「瑞姫の刺激、じわじわぞわぞわくるんだもん」
と返された。
「えー、」ともんくを言うと、「じゃあさ、口でできる?」と訊かれた。
「姫がご奉仕しないのはわかってるから、嫌なら大丈夫。ただ、ちょっと舐めてもらったら気持ちいいだろうなって思っただけ」
確かに、基本的には『ご奉仕』はしない。あんまり得意ではない。
ただ、自然と奏輔のモノは食べてみたくなった。
「無理はしなくて……んっ!」
瑞姫は、躊躇なく奏輔のモノを咥えた。ソフトクリームでも食べるみたいに、パクっと咥えて、チュッと吸って、ぺろりと舐める。
奥まで咥えるわけではないのでイケるような刺激ではないが、十分に気持ち良い刺激だ。
加えて、『ご奉仕はしない』と言っていた瑞姫が舐めてくれているという事実が、さらに奏輔のモノを固くしていった。
「んっ、おっきくなって、食べづらい、よ?」
「じゃあ、下の口でなら、食べてくれる?」
「ん、……いい、よ……」
「じゃあ、『あーん』して」
奏輔の言葉に、瑞姫は自分の脚を広げて、さらに指で秘部を開いた。ぱっくりと開けた口に、奏輔のモノがゆっくり入ってくる。
さっきもやったというのに、奏輔のモノは元気だった。ついこの間まで『勃たない』と悩んでいたとは思えないくらいだ。
風呂からあがっても、奏輔は服を着ず、姫にも服を着せず、そのままベッドへと連れて行った。
キスをしたり、胸を触ったり、脚をすり合わせたりして、ずっと姫の身体を堪能している。
「奏輔、さ……んっ、私、ちょっと休憩、した……あっ」
「さんざん煽ったのは瑞姫の方だよ」
「んっ、あっ、はあっ、……でも、飲み物、飲みた、い……んんっ」
「わかったよ。じゃあ、持ってきてあげるから待ってて」
奏輔は、冷蔵庫から冷酒を持ってくると自分の口に含んで瑞姫に口づけた。
奏輔の口から、冷酒が流れ込んでくる。
「んっ、これ、お酒……」
「大丈夫、無色透明だし、お水だよ」
「そんなわけ、ん、んんっ」
さらにもう一口、お酒を飲まされた。
お風呂上がりの身体にアルコールは回りやすい。もともとお酒に強くない瑞姫の身体に日本酒はあっというまに回っていった。
奏輔は、休みなく瑞姫の身体中にキスを落とし、時折お酒も飲ませていた。
瑞姫は、酔いと快楽とでふわふわとしながら、かわいい声を漏らし続ける。
と、奏輔が瑞姫の豆をぺろりと舐めた。
強すぎる刺激が、瑞姫に走る。
「ここ、いつもより大きいね。そんなに感じてるの?」
一瞬、瑞姫の酔いがサッと覚めた。
そこには今日、博己がクリップを留め、さらに三点責めバイブで延々刺激が送られていた。せっかく忘れていたのに、急に思い出して身体が硬直する。
「ああ、ごめん。痛かった? ここは敏感すぎるって言ってたもんね。もう触らないから大丈夫だよ」
言いながら、目元に滲んだ涙を拭いてくれる。
(違うの……痛かったんじゃないの……)
そうは思うものの、言葉は出てこない。
代わりに、奏輔にキスをする。奏輔は瑞姫からのキスに激しく応えた。
「お願い、お尻、叩いて……」
唐突なお願いに驚いた様子を見せたが、奏輔はすぐに優しく頷く。
「いいよ。いっぱい叩こうか」
「うん……いっぱい……叩いてください……」
内心はすぐに一人になりたかったが、博己は何事もなかったかのように奏輔への誕生日プレゼント選び、サプライズパーティーの計画を話してきて、あれは全部夢か妄想なんじゃないかと思うほどだった。
しかし、最後にランジェリーショップに立ち寄ってキャミソールをプレゼントされた時、決して夢でも妄想でもないと思い知らされた。「切り刻んじゃったお詫びに」と、揃いのブラジャーとショーツまで。
一度自宅に戻って服を着替え、いくつか服を鞄に詰めてから奏輔の家へ戻ると、もう夕刻だった。
まだ奏輔からのメールはないので、少し残業してくるのだろう。
瑞姫は、冷蔵庫の中を確認して、ありあわせで晩ごはんを作ることにした。
幸い、奏輔はわりと自炊するので、冷凍庫のものや乾物も合わせると、十分な食材があった。
食事の仕度があらかたできた頃に「今から帰る」メールが入ったので、お風呂にお湯を張っておく。
それから少し逡巡して、裸エプロンに着替えた。
普通にしていると、博己のことを思い出しそうで怖い。そして奏輔に知られるのも怖い。
だから、今日は考える余裕がないくらい奏輔に虐めてもらいたかった。
帰宅した奏輔は、出迎えた瑞姫を見ると驚いた様子を見せたが、すぐに受け入れた。
「食事にする? お風呂にする?」
「そこは『それとも私?』じゃないの?」
「私は冷めないけど、ご飯とお風呂は冷めます」
「じゃあ、ご飯」
あはは、と笑い合って、食事の仕度をする。安心できる時間だった。
奏輔は、部屋着に着替えてから瑞姫の後ろに立つと、丸見えのお尻を触った。
「んっ、先にご飯、でしょ?」
「ちょっとつまみ食い」
そう言って、今度は背後から胸を揉む。あっという間に乳首が立って、エプロンの上からでもわかるようになった。
「瑞姫のエッチ」と笑いながら言われる。
食事を終えて、後片付けも同じように軽く弄られながら終えると、奏輔は瑞姫にキスをした。「デザート」といって笑う。
瑞姫は、「もっと食べて」と目を閉じる。途端、激しいキスが降ってきた。
(もっと、もっといっぱい……!)
唇を離すと、瑞姫は酷く艶めかしい色香を放っていた。
「瑞姫、めちゃくちゃエロい……」
奏輔は、抱っこして瑞姫を風呂場まで連れて行った。
もともと裸エプロンという恥ずかしい格好をしていたのに、それでも脱がされると少し恥ずかしい。
その上、お風呂では奏輔も脱ぐ。
SMプレイが多く、本番の少ない瑞姫たちは、瑞姫の全裸は多くても奏輔の全裸は珍しいのだ。
だから、奏輔が裸であることにも瑞姫は羞恥を覚えた。
色は白いけれど、意外と厚い胸板。瑞姫より小さなピンク色の乳首。全体的に色素が薄めで、体毛も少ない。ぎゅっと抱かれると、すべすべして気持ちが良かった。
風呂場に来たというのに、奏輔は夢中でキスをしていて、なかなか放してくれなかった。あるいは、瑞姫が放さなかったのかもしれない。
ようやくキスを終えたと思うと、奏輔は瑞姫の乳首にキスをはじめた。唇にするのと同じように、吸いながら舌を絡めてくる。
瑞姫は、奏輔の少し癖のあるふわふわの髪に手を入れて両手で抱えた。自分で押し付けるような動作に、奏輔はさらに激しく吸い立てた。
ふわふわと気持ちよくなって力の抜けた瑞姫を見て、奏輔は笑う。
「洗ってあげるね」
今度はマッサージをするような優しい手付きで、瑞姫の髪を洗ってくれる。
「ん……きもちい……」
髪が終わると、今度は身体。優しく撫でるように洗ってくれるが、瑞姫は「んっ、ふっ、あっ、」と艶めかしい声をあげた。
「瑞姫、まだ普通にしか洗ってないよ?」
「んっ、だって、きもち、い……」
「僕が会社行っちゃって寂しかったの? 一人でしてた?」
その言葉に、瑞姫は博己のことを思い出してしまう。嫌だ、忘れてしまいたい。
「ね、もっと、激しく、して……?」
そうねだると、奏輔はゴクリと唾を飲んだ。
息もできないくらい激しいキスをしながら、泡だらけの手で胸を揉みしだき、乳首をきゅっと捻り上げる。次第に手は降りていき、お尻の割れ目から穴を探り当てると、指を入れた。
「んっ、んっ!」
瑞姫は、気持ち良さそうに喘ぐが、激しいキスはずっと続いているので声にはならない。
少しずつ奥に侵入してくる指が気持ちいい。唇が腫れるんじゃないかと思うくらい激しいキスも、密着している胸も、奏輔のくれる全部が気持ちいい。
ふっと頭が白くなるような感覚が襲った。
気付いた奏輔が唇を離す。
「瑞姫、今イッた?」
瑞姫は、「イク」という感覚をこれまでに経験したことがなかった。
(これが、イクってこと……?)
頭がふわふわするのに、身体はやたら鋭敏に感じられる。
奏輔が指を入れたままのお尻が熱い。
今は触れられていない乳首がじんじんする。
何もされていない秘部が、自分でパクパクと動いているような気さえする。
自然と身体をくねらせ、息を荒くする瑞姫に、奏輔のモノも熱くなる。
「瑞姫、挿入れたい……」
入り口に当てられただけでも、鋭敏な身体はぞくぞくした。少しずつ中に分け入ってくる感覚に、「んああああ!」と身体を反らせた。
「中、きっつ……、瑞姫、締めすぎ……くっ、」
そんなことを言われても、自分ではどうにもコントロールできない。気持ちよすぎて、意識が飛んでしまいそうだった。
「あー、泡入っちゃったかな……瑞姫、ちょっと我慢してね」
そう言って、シャワーノズルをさっきまで奏輔のモノが入っていたところへ持っていく。中にお湯が入っていく強い刺激に、また喘ぐ。指を入れてかき混ぜると、中からは白濁したお湯がぶしゃ、と出た。もう一度シャワーノズルを近づけて、中にお湯を送り込む。
瑞姫はもう、全身が感じすぎてされるがままだ。
全身の泡を洗い流して、先に湯船に浸かりながら、奏輔の身体を眺める。
自分の髪はワシワシと適当に洗っていて、基本は大雑把な人だなと思う。
(私にはあんなに優しくて丁寧なのに)
石鹸を泡立てて、顔をワシャワシャと洗ったと思うと、顔に泡をつけたままで身体を洗っている。目をつぶってゴシゴシと洗っているのを見ると、ちょっといたずらしたくなった。脇をツウ、と撫でると、「んん!」と身を捩る。控えめな乳首もくるくると触っていると、手首をパシッと捕まえられた。その手を、下へと持っていかれる。こっちを触れということなのだろう。
瑞姫は、浴槽を出て、目をつぶったままの奏輔のモノを両手で触り始めた。だいぶふにゃっとしていて、さっき自分の中に入っていたのと同じものとは思えない。普段あまりご奉仕はしないのでどう触るのが正解なのかよくわからないが、ふにふにとした感触が楽しくて指で弄んだ。
少しだけ固くなってきたところで、奏輔がシャワーで顔の泡を落とした。瑞姫にも水滴が飛ぶ。
「せっかくちょっと楽しかったのに」
瑞姫がもんくを言うと、
「瑞姫の刺激、じわじわぞわぞわくるんだもん」
と返された。
「えー、」ともんくを言うと、「じゃあさ、口でできる?」と訊かれた。
「姫がご奉仕しないのはわかってるから、嫌なら大丈夫。ただ、ちょっと舐めてもらったら気持ちいいだろうなって思っただけ」
確かに、基本的には『ご奉仕』はしない。あんまり得意ではない。
ただ、自然と奏輔のモノは食べてみたくなった。
「無理はしなくて……んっ!」
瑞姫は、躊躇なく奏輔のモノを咥えた。ソフトクリームでも食べるみたいに、パクっと咥えて、チュッと吸って、ぺろりと舐める。
奥まで咥えるわけではないのでイケるような刺激ではないが、十分に気持ち良い刺激だ。
加えて、『ご奉仕はしない』と言っていた瑞姫が舐めてくれているという事実が、さらに奏輔のモノを固くしていった。
「んっ、おっきくなって、食べづらい、よ?」
「じゃあ、下の口でなら、食べてくれる?」
「ん、……いい、よ……」
「じゃあ、『あーん』して」
奏輔の言葉に、瑞姫は自分の脚を広げて、さらに指で秘部を開いた。ぱっくりと開けた口に、奏輔のモノがゆっくり入ってくる。
さっきもやったというのに、奏輔のモノは元気だった。ついこの間まで『勃たない』と悩んでいたとは思えないくらいだ。
風呂からあがっても、奏輔は服を着ず、姫にも服を着せず、そのままベッドへと連れて行った。
キスをしたり、胸を触ったり、脚をすり合わせたりして、ずっと姫の身体を堪能している。
「奏輔、さ……んっ、私、ちょっと休憩、した……あっ」
「さんざん煽ったのは瑞姫の方だよ」
「んっ、あっ、はあっ、……でも、飲み物、飲みた、い……んんっ」
「わかったよ。じゃあ、持ってきてあげるから待ってて」
奏輔は、冷蔵庫から冷酒を持ってくると自分の口に含んで瑞姫に口づけた。
奏輔の口から、冷酒が流れ込んでくる。
「んっ、これ、お酒……」
「大丈夫、無色透明だし、お水だよ」
「そんなわけ、ん、んんっ」
さらにもう一口、お酒を飲まされた。
お風呂上がりの身体にアルコールは回りやすい。もともとお酒に強くない瑞姫の身体に日本酒はあっというまに回っていった。
奏輔は、休みなく瑞姫の身体中にキスを落とし、時折お酒も飲ませていた。
瑞姫は、酔いと快楽とでふわふわとしながら、かわいい声を漏らし続ける。
と、奏輔が瑞姫の豆をぺろりと舐めた。
強すぎる刺激が、瑞姫に走る。
「ここ、いつもより大きいね。そんなに感じてるの?」
一瞬、瑞姫の酔いがサッと覚めた。
そこには今日、博己がクリップを留め、さらに三点責めバイブで延々刺激が送られていた。せっかく忘れていたのに、急に思い出して身体が硬直する。
「ああ、ごめん。痛かった? ここは敏感すぎるって言ってたもんね。もう触らないから大丈夫だよ」
言いながら、目元に滲んだ涙を拭いてくれる。
(違うの……痛かったんじゃないの……)
そうは思うものの、言葉は出てこない。
代わりに、奏輔にキスをする。奏輔は瑞姫からのキスに激しく応えた。
「お願い、お尻、叩いて……」
唐突なお願いに驚いた様子を見せたが、奏輔はすぐに優しく頷く。
「いいよ。いっぱい叩こうか」
「うん……いっぱい……叩いてください……」
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