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布団
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(寒っ……)
寒さを感じて目を覚ます。
(あ……エアコン……)
エアコンを最強にしたままなので、部屋の中は冷蔵庫みたいに冷えていた。
だいぶ日は傾いていて、外はうっすらと茜色だ。
布団に潜ったまま手を伸ばしてリモコンを取ろうとする。
が、布団が重くて動かない。
そこで初めて、雪史は自分の隣に一鷹が眠っていることに気付いた。
(どういう状況!?)
ぼんやりとまどろんでいた意識が急に覚醒して、心臓がバクバクする。
とりあえず、そっと布団を這い出てエアコンを止め、床に座った。
(ええと……黒嵜君と鍋を食べて、ビールを飲んで……なぜか押し倒されて……)
酔ってはいたが、記憶がなくなったりはしていない。
(キスされて、試そうって身体を……)
思い出すと、顔から火が出そうだ。
(待って待って! なにやってんの、自分!)
一応自分の衣服を確認してみるが、服はちゃんと着ている。
股間に触れられはしたが、半勃ちなのを確認されただけだ。
(いやいやいや、そもそも半分でも勃つってどういうことよ……)
少しずつ記憶がはっきりしてくる。
そうだ、あの後も動揺を隠すために、日本酒を持ってきて日本酒を飲み始めたんだ。
(ああ……そういえば布団がないって言ってたんだっけ……)
一鷹が隣の部屋に越してきて一週間が経つが、なんと彼の部屋にはいまだに布団がないという話になった。
洗濯機や電子レンジなんかの家電製品もないが、七月に実家へ戻るという例の友人から譲り受ける予定なのであと二ヶ月程度をそのまま過ごすつもりでいたようだ。
(そっか、床で寝ようとした黒嵜君にベッドを勧めたんだ)
落ち着いてみればなんてことはない、自分が勧めて、結局自分も眠くなって布団に潜り込んだだけだ。
一鷹は、スースーと寝息を立ててまだ眠っている。
エアコンを切ったからか、しっかり被っていた布団から身体を半分くらい出していた。
よくよく考えてみれば、春からずっと友人の家に居候していたのだから、もう二ヶ月くらい床で寝る生活だったのかもしれない。
同じベッドで寝ていた可能性もなくはないが、たしか毛布を借りて寝ていたと言っていたから、たぶん違うのだろう。
男が横になれるような大きなソファを置いている一人暮らしの学生さんは少ないだろうし、せいぜいクッションがあったくらいなんだろうと雪史は想像する。
加えて、初めての職場で、しかもまったく知識のないBLだのTLだのを任されて、心労がないわけはない。
利用客から話し掛けられてもほとんど一人で対応できているのも、短期間でそれだけの知識を叩き込んだからだろう。
雪史は、一鷹が過ぎるくらいに真面目で努力家なことをこの二週間でよく知っていた。
(そりゃあ、ぐっすり寝るよね)
切れ長の目が閉じられているからか、寝顔の方が少し幼く見える。
まだ高校生だと言われても信じてしまいそうだ。
もう少しゆっくり寝かせてやりたい。
そう思って、静かに本を手に読書を始める。
選んだのは、主人公がいろいろな国を旅してまわるライトノベルだ。
もう二十巻以上が出ているが、基本の構成は短編集で一つの国ごとに完結している。
主人公や主人公に準じるキャラクターを取り巻く作品全体の大きなストーリーはあるので完全に短編というわけでもないが、時間が限られている時でも読みやすい本だ。
といっても、雪史は本を読むのが遅いので、しおりは中途半端なページに挟まっていた。
最近は後藤さんがごっそり貸してくれたBL漫画を優先して読んでいたのもあって、しおりよりも少し前から読むことにする。
目で字を追いながら、心の中で文字を音にする。
音の響きを楽しみながら、情景を頭に浮かべて読み進めていく。
本好きには本を読むのが速い人が多いが、雪史はこうして文字をいちいち音にして読むので、なかなか前に進まない。
音読と同じか、それ以上の時間がかかってしまう。
ただ、速読ができないわけではなかった。
内容を知りたいだけの専門書などは、普通に速く読めるのだ。
けれど小説は、一言一句、言葉の響きを楽しみたい。
だからなかなか速くは読めないのだった。
「なに読んでるんですか?」
「うわっ!」
急に耳元で声がして、雪史は本気で驚いた。
いつのまにか起きていた一鷹が、ベッドの上から本を覗き込んでいる。
「そんなにびっくりしなくてもいいじゃないですか」
ホラーでも読んでいるのかと訊ねられるが、雪史が読んでいるのは冒険譚だ。
「おはよう。よく眠れた?」
時計は夜七時を指している。
よく寝ていたようではあるが、せいぜい三時間といったところだろうか。
「すみません、ベッドお借りしてしまって」
「いや、眠れたならいいんだ。畳でもないのに、床で寝るなんて余計疲れるだろう?」
「大丈夫だと思ってたんですけど、やっぱり全然違いますね」
一鷹は、首や肩を回しながら答えた。
「明日にでも布団を……」
買いに行ってはどうかと言いかけて、雪史は口をつぐんだ。
そういえば、今日だって昼食を抜こうとしていたから鍋に誘ったのだ。
布団を買う資金があるとは思えない。
「あー……、お金ないんだっけ?」
「はい。まあ、床で大丈夫ですよ」
雪史も、そんなにお金がたくさんあるわけではない。
図書館の雇われ館長なんてそんなに高給ではないし、そもそもこの本の山だ。これだけ本を買ってしまう雪史は、貯金が得意とはいえなかった。
(布団くらい、とは言えないよなぁ)
「布団くらい」と言うのならば、自分がポンと買ってあげられるくらいでなければ無責任だと雪史は思う。そして、それを自分はしてあげられない。
「……身体がつらいときにはちゃんと言ってね。仕事量とか、ちゃんと調整するから」
「仕事はちゃんとしますよ」
思案して出した雪史の言葉に、一鷹は表情一つ変えず即答した。
「……君って、ものすごい真面目だよね」
「仕事をするのは普通では?」
「それはまあそうなんだけど。でも、勤務外にも仕事してるよね?」
「それは必要な勉強です」
「先週借りて帰った本、BLだけで二十冊超えてたよね?」
一鷹が勤務したのは水曜日からなので、たった四日間だ。大学職員など特別な会員証で借りられるのは一度に十冊。TLや絵本とあわせて毎日十冊借りて十冊返却していたことを雪史は知っていた。
「まあ、BLが一番難解なので。雪史さんだって読んでましたよね、後藤さんから借りて」
「それはまあ、担当が抜けて館長も知りませんってわけにはいかないから」
「変わりませんよ。担当が変わったからわかりません、じゃ、なんのための司書かわかんないじゃないですか」
黒嵜の言っていることは正論だ。
(正しい、けど……)
雪史には、それが正しく当然のことであるとは思えなかった。
何かを見落としている気がしてならない。
「……ねえ、そもそもちゃんと寝てる?」
ふと思って、雪史は一鷹に訊ねた。
「まあ、眠くなれば」
「朝も僕より先に出勤してるよね」
雪史は、夜に閉館の仕事をする分、朝の開館は女性職員に任せているから一時間遅れで出勤する。同様に閉館の仕事にまわった一鷹も出勤時刻は同じはずなのだが、雪史が出勤するとすでに一鷹は仕事をしていたのだ。
「十冊しか借りられないので」
「十冊しかって……まさか、八時に出勤してさらに読んでるのか?」
「まあ、内容を把握するための斜め読みなので、ざっとですけど」
「ちょっと待って……帰宅が七時前だとして、それから十冊読んで、また朝八時から読むのか?」
「はい」
「……ええと、僕は読むのが遅いからよくわからないんだけど、それで何時間くらい寝られるの?」
「三時間は寝てます」
「少ないから!」
珍しく強い調子でつっこんだ雪史に、一鷹は少しだけ目を丸くする。
「……ああ、ごめん。うん、仕事を大事にしてくれるのは嬉しい。でも、そこまで詰め込まなくても大丈夫だから、もうちょっとちゃんと寝て欲しい。だいたい、その三時間だって床で寝ているんだろう?」
「はい。でも、今日は布団をお借りできたので回復しました」
また淡々と答える一鷹に、雪史は少し頭を抱えた。
(ダメだコレ、全然改善する気配がないヤツだ)
寒さを感じて目を覚ます。
(あ……エアコン……)
エアコンを最強にしたままなので、部屋の中は冷蔵庫みたいに冷えていた。
だいぶ日は傾いていて、外はうっすらと茜色だ。
布団に潜ったまま手を伸ばしてリモコンを取ろうとする。
が、布団が重くて動かない。
そこで初めて、雪史は自分の隣に一鷹が眠っていることに気付いた。
(どういう状況!?)
ぼんやりとまどろんでいた意識が急に覚醒して、心臓がバクバクする。
とりあえず、そっと布団を這い出てエアコンを止め、床に座った。
(ええと……黒嵜君と鍋を食べて、ビールを飲んで……なぜか押し倒されて……)
酔ってはいたが、記憶がなくなったりはしていない。
(キスされて、試そうって身体を……)
思い出すと、顔から火が出そうだ。
(待って待って! なにやってんの、自分!)
一応自分の衣服を確認してみるが、服はちゃんと着ている。
股間に触れられはしたが、半勃ちなのを確認されただけだ。
(いやいやいや、そもそも半分でも勃つってどういうことよ……)
少しずつ記憶がはっきりしてくる。
そうだ、あの後も動揺を隠すために、日本酒を持ってきて日本酒を飲み始めたんだ。
(ああ……そういえば布団がないって言ってたんだっけ……)
一鷹が隣の部屋に越してきて一週間が経つが、なんと彼の部屋にはいまだに布団がないという話になった。
洗濯機や電子レンジなんかの家電製品もないが、七月に実家へ戻るという例の友人から譲り受ける予定なのであと二ヶ月程度をそのまま過ごすつもりでいたようだ。
(そっか、床で寝ようとした黒嵜君にベッドを勧めたんだ)
落ち着いてみればなんてことはない、自分が勧めて、結局自分も眠くなって布団に潜り込んだだけだ。
一鷹は、スースーと寝息を立ててまだ眠っている。
エアコンを切ったからか、しっかり被っていた布団から身体を半分くらい出していた。
よくよく考えてみれば、春からずっと友人の家に居候していたのだから、もう二ヶ月くらい床で寝る生活だったのかもしれない。
同じベッドで寝ていた可能性もなくはないが、たしか毛布を借りて寝ていたと言っていたから、たぶん違うのだろう。
男が横になれるような大きなソファを置いている一人暮らしの学生さんは少ないだろうし、せいぜいクッションがあったくらいなんだろうと雪史は想像する。
加えて、初めての職場で、しかもまったく知識のないBLだのTLだのを任されて、心労がないわけはない。
利用客から話し掛けられてもほとんど一人で対応できているのも、短期間でそれだけの知識を叩き込んだからだろう。
雪史は、一鷹が過ぎるくらいに真面目で努力家なことをこの二週間でよく知っていた。
(そりゃあ、ぐっすり寝るよね)
切れ長の目が閉じられているからか、寝顔の方が少し幼く見える。
まだ高校生だと言われても信じてしまいそうだ。
もう少しゆっくり寝かせてやりたい。
そう思って、静かに本を手に読書を始める。
選んだのは、主人公がいろいろな国を旅してまわるライトノベルだ。
もう二十巻以上が出ているが、基本の構成は短編集で一つの国ごとに完結している。
主人公や主人公に準じるキャラクターを取り巻く作品全体の大きなストーリーはあるので完全に短編というわけでもないが、時間が限られている時でも読みやすい本だ。
といっても、雪史は本を読むのが遅いので、しおりは中途半端なページに挟まっていた。
最近は後藤さんがごっそり貸してくれたBL漫画を優先して読んでいたのもあって、しおりよりも少し前から読むことにする。
目で字を追いながら、心の中で文字を音にする。
音の響きを楽しみながら、情景を頭に浮かべて読み進めていく。
本好きには本を読むのが速い人が多いが、雪史はこうして文字をいちいち音にして読むので、なかなか前に進まない。
音読と同じか、それ以上の時間がかかってしまう。
ただ、速読ができないわけではなかった。
内容を知りたいだけの専門書などは、普通に速く読めるのだ。
けれど小説は、一言一句、言葉の響きを楽しみたい。
だからなかなか速くは読めないのだった。
「なに読んでるんですか?」
「うわっ!」
急に耳元で声がして、雪史は本気で驚いた。
いつのまにか起きていた一鷹が、ベッドの上から本を覗き込んでいる。
「そんなにびっくりしなくてもいいじゃないですか」
ホラーでも読んでいるのかと訊ねられるが、雪史が読んでいるのは冒険譚だ。
「おはよう。よく眠れた?」
時計は夜七時を指している。
よく寝ていたようではあるが、せいぜい三時間といったところだろうか。
「すみません、ベッドお借りしてしまって」
「いや、眠れたならいいんだ。畳でもないのに、床で寝るなんて余計疲れるだろう?」
「大丈夫だと思ってたんですけど、やっぱり全然違いますね」
一鷹は、首や肩を回しながら答えた。
「明日にでも布団を……」
買いに行ってはどうかと言いかけて、雪史は口をつぐんだ。
そういえば、今日だって昼食を抜こうとしていたから鍋に誘ったのだ。
布団を買う資金があるとは思えない。
「あー……、お金ないんだっけ?」
「はい。まあ、床で大丈夫ですよ」
雪史も、そんなにお金がたくさんあるわけではない。
図書館の雇われ館長なんてそんなに高給ではないし、そもそもこの本の山だ。これだけ本を買ってしまう雪史は、貯金が得意とはいえなかった。
(布団くらい、とは言えないよなぁ)
「布団くらい」と言うのならば、自分がポンと買ってあげられるくらいでなければ無責任だと雪史は思う。そして、それを自分はしてあげられない。
「……身体がつらいときにはちゃんと言ってね。仕事量とか、ちゃんと調整するから」
「仕事はちゃんとしますよ」
思案して出した雪史の言葉に、一鷹は表情一つ変えず即答した。
「……君って、ものすごい真面目だよね」
「仕事をするのは普通では?」
「それはまあそうなんだけど。でも、勤務外にも仕事してるよね?」
「それは必要な勉強です」
「先週借りて帰った本、BLだけで二十冊超えてたよね?」
一鷹が勤務したのは水曜日からなので、たった四日間だ。大学職員など特別な会員証で借りられるのは一度に十冊。TLや絵本とあわせて毎日十冊借りて十冊返却していたことを雪史は知っていた。
「まあ、BLが一番難解なので。雪史さんだって読んでましたよね、後藤さんから借りて」
「それはまあ、担当が抜けて館長も知りませんってわけにはいかないから」
「変わりませんよ。担当が変わったからわかりません、じゃ、なんのための司書かわかんないじゃないですか」
黒嵜の言っていることは正論だ。
(正しい、けど……)
雪史には、それが正しく当然のことであるとは思えなかった。
何かを見落としている気がしてならない。
「……ねえ、そもそもちゃんと寝てる?」
ふと思って、雪史は一鷹に訊ねた。
「まあ、眠くなれば」
「朝も僕より先に出勤してるよね」
雪史は、夜に閉館の仕事をする分、朝の開館は女性職員に任せているから一時間遅れで出勤する。同様に閉館の仕事にまわった一鷹も出勤時刻は同じはずなのだが、雪史が出勤するとすでに一鷹は仕事をしていたのだ。
「十冊しか借りられないので」
「十冊しかって……まさか、八時に出勤してさらに読んでるのか?」
「まあ、内容を把握するための斜め読みなので、ざっとですけど」
「ちょっと待って……帰宅が七時前だとして、それから十冊読んで、また朝八時から読むのか?」
「はい」
「……ええと、僕は読むのが遅いからよくわからないんだけど、それで何時間くらい寝られるの?」
「三時間は寝てます」
「少ないから!」
珍しく強い調子でつっこんだ雪史に、一鷹は少しだけ目を丸くする。
「……ああ、ごめん。うん、仕事を大事にしてくれるのは嬉しい。でも、そこまで詰め込まなくても大丈夫だから、もうちょっとちゃんと寝て欲しい。だいたい、その三時間だって床で寝ているんだろう?」
「はい。でも、今日は布団をお借りできたので回復しました」
また淡々と答える一鷹に、雪史は少し頭を抱えた。
(ダメだコレ、全然改善する気配がないヤツだ)
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