107 / 113
最終章 永遠{とわ}の誓い
愛おしい猟犬騎士 *
しおりを挟む(いつ見ても素敵だわ。ああ、もっとオリヴァーが欲しいわ……。貴方がいないと、あそこが寂しくて堪らない……)
オリヴァーは彼女のほっそりとした脚を左右に割り、片方を肩に担いだ。先程果てたばかりの肉棒は、すでに力を取り戻し、亀頭から先走りの液を垂らしている。
「好きだよ、シャーロット……。もっといっぱい抱かせておくれ」
「ん……私もです……。来て、オリヴァー……。私の中に、熱いものをたくさん下さい……」
シャーロットは両手を伸ばして夫を抱き寄せた。
「……っ、煽るのが上手だね……俺の天使は……」
「ん……っ、貴方は私の……愛おしい猟犬騎士だわ……っ」
二人は激しい口づけを交わした。互いの舌の根が抜けるほど吸い合い、唾液を交換する。
(大好き、オリヴァー……。貴方の為ならいくらでも大胆になれるわ)
「オリヴァー……。挿れて、中に欲しいの、もっと……」
シャーロットは欲情に瞳を潤ませた。ぞくっとするような表情である。そのあまりの妖艶さに、オリヴァーはゴクリと唾を飲んだ。
「やるよ、いくらでも……」
オリヴァーはもう焦らさず、狙いを定めると、すぐにシャーロットを犯した。
「ああああぁぁー……っ、大き、いぃー……っ」
風呂場で抱き合った時に放たれた精が、なんなく灼熱の塊の侵入を許す。ぶちゅぶちゅと泡だった男汁が結合部から溢れてきた。青い匂いが漂う。
「ああぁぁん……っ、私のなか……オリヴァーで、いっぱいだわ……っ、……お腹が、破けてしまうぅぅ……っ」
シャーロットは枕に後頭部をこすりつけて悶えた。入れられただけで軽く達したような気がする。続けての絶頂に火だるまになりそうだ。
「……っ、もうイったのかい……? 二回目だね。シャーロット、もっと感じさせてあげる……」
オリヴァーは、今まで一度も触られてない花芽をグリッと押しつぶした。充血した紅い実は、待望の刺激に敏感に反応する。背筋を駆け抜けた快感の稲妻に、シャーロットは反り返った。
「ああぁっ! ……そこだめぇ、おかっ、おかしくなりますわ……ああぁ、あぅぅっ」
「そうかい? こんなに感じているじゃないか。蜜が溢れてくるよ。聞こえる?」
グッチャグッチャと結合部が鳴る。耳を塞ぎたくなるような淫らな音が、逆に興奮を煽った。
(いやっ、聞いてはだめよ……もっと気持ちよくなってしまうわ)
しかしシャーロットの理性とは裏腹に、腰が勝手に動き出す。オリヴァーのゆるゆるとした律動に合わせてしまうのだ。
(どうしよう、止まらない……!)
「あんっあんっ……いやっ、見ないでぇっ……」
「自分で腰を振るなんて、なんて淫らなんだ、俺の天使は……。もっと可愛がって、たくさん蜜液を出させてあげる」
「ま、待って……っあ、だめ……そこ、気持ち良すぎる、からぁ……あっあっ、ああんっ」
オリヴァーはぴとりと肉の突起に指を当て、絶妙な強さで振動を与えた。強くなったり、弱くなったり、まるで淫具のような刺激を送る。
これにはシャーロットはたまらなかった。カッと目を開き、片方の踵{かかと}をシーツにこすりつけて身悶える。
「いやぁぁぁー……! だめぇぇー……! 壊れ、ちゃうぅぅぅー……っ!」
1
お気に入りに追加
375
あなたにおすすめの小説
森でオッサンに拾って貰いました。
来栖もよもよ&来栖もよりーぬ
恋愛
アパートの火事から逃げ出そうとして気がついたらパジャマで森にいた26歳のOLと、拾ってくれた40近く見える髭面のマッチョなオッサン(実は31歳)がラブラブするお話。ちと長めですが前後編で終わります。
ムーンライト、エブリスタにも掲載しております。
お知らせ有り※※束縛上司!~溺愛体質の上司の深すぎる愛情~
ひなの琴莉
恋愛
イケメンで完璧な上司は自分にだけなぜかとても過保護でしつこい。そんな店長に秘密を握られた。秘密をすることに交換条件として色々求められてしまう。 溺愛体質のヒーロー☓地味子。ドタバタラブコメディ。
2021/3/10
しおりを挟んでくださっている皆様へ。
こちらの作品はすごく昔に書いたのをリメイクして連載していたものです。
しかし、古い作品なので……時代背景と言うか……いろいろ突っ込みどころ満載で、修正しながら書いていたのですが、やはり難しかったです(汗)
楽しい作品に仕上げるのが厳しいと判断し、連載を中止させていただくことにしました。
申しわけありません。
新作を書いて更新していきたいと思っていますので、よろしくお願いします。
お詫びに過去に書いた原文のママ載せておきます。
修正していないのと、若かりし頃の作品のため、
甘めに見てくださいm(__)m
【完結】うっかり異世界召喚されましたが騎士様が過保護すぎます!
雨宮羽那
恋愛
いきなり神子様と呼ばれるようになってしまった女子高生×過保護気味な騎士のラブストーリー。
◇◇◇◇
私、立花葵(たちばなあおい)は普通の高校二年生。
元気よく始業式に向かっていたはずなのに、うっかり神様とぶつかってしまったらしく、異世界へ飛ばされてしまいました!
気がつくと神殿にいた私を『神子様』と呼んで出迎えてくれたのは、爽やかなイケメン騎士様!?
元の世界に戻れるまで騎士様が守ってくれることになったけど……。この騎士様、過保護すぎます!
だけどこの騎士様、何やら秘密があるようで――。
◇◇◇◇
※過去に同名タイトルで途中まで連載していましたが、連載再開にあたり設定に大幅変更があったため、加筆どころか書き直してます。
※アルファポリス先行公開。
※表紙はAIにより作成したものです。
【R18】純粋無垢なプリンセスは、婚礼した冷徹と噂される美麗国王に三日三晩の初夜で蕩かされるほど溺愛される
奏音 美都
恋愛
数々の困難を乗り越えて、ようやく誓約の儀を交わしたグレートブルタン国のプリンセスであるルチアとシュタート王国、国王のクロード。
けれど、それぞれの執務に追われ、誓約の儀から二ヶ月経っても夫婦の時間を過ごせずにいた。
そんなある日、ルチアの元にクロードから別邸への招待状が届けられる。そこで三日三晩の甘い蕩かされるような初夜を過ごしながら、クロードの過去を知ることになる。
2人の出会いを描いた作品はこちら
「純粋無垢なプリンセスを野盗から助け出したのは、冷徹と噂される美麗国王でした」https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/443443630
2人の誓約の儀を描いた作品はこちら
「純粋無垢なプリンセスは、冷徹と噂される美麗国王と誓約の儀を結ぶ」
https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/183445041
人形な美貌の王女様はイケメン騎士団長の花嫁になりたい
青空一夏
恋愛
美貌の王女は騎士団長のハミルトンにずっと恋をしていた。
ところが、父王から60歳を超える皇帝のもとに嫁がされた。
嫁がなければ戦争になると言われたミレはハミルトンに帰ってきたら妻にしてほしいと頼むのだった。
王女がハミルトンのところにもどるためにたてた作戦とは‥‥
大神官様に溺愛されて、幸せいっぱいです!~××がきっかけですが~
如月あこ
恋愛
アリアドネが朝起きると、床に男性のアレが落ちていた。
しかしすぐに、アレではなく、アレによく似た魔獣が部屋に迷い込んだのだろうと結論づける。
瀕死の魔獣を救おうとするが、それは魔獣ではく妖精のいたずらで分離された男性のアレだった。
「これほどまでに、純粋に私の局部を愛してくださる女性が現れるとは。……私の地位や見目ではなく、純粋に局部を……」
「あの、言葉だけ聞くと私とんでもない変態みたいなんですが……」
ちょっと癖のある大神官(28)×平民女(20)の、溺愛物語
身代わり婚~暴君と呼ばれる辺境伯に拒絶された仮初の花嫁
結城芙由奈
恋愛
【決してご迷惑はお掛けしません。どうか私をここに置いて頂けませんか?】
妾腹の娘として厄介者扱いを受けていたアリアドネは姉の身代わりとして暴君として名高い辺境伯に嫁がされる。結婚すれば幸せになれるかもしれないと淡い期待を抱いていたのも束の間。望まぬ花嫁を押し付けられたとして夫となるべく辺境伯に初対面で冷たい言葉を投げつけらた。さらに城から追い出されそうになるものの、ある人物に救われて下働きとして置いてもらえる事になるのだった―。
地味女で喪女でもよく濡れる。~俺様海運王に開発されました~
あこや(亜胡夜カイ)
恋愛
新米学芸員の工藤貴奈(くどうあてな)は、自他ともに認める地味女で喪女だが、素敵な思い出がある。卒業旅行で訪れたギリシャで出会った美麗な男とのワンナイトラブだ。文字通り「ワンナイト」のつもりだったのに、なぜか貴奈に執着した男は日本へやってきた。貴奈が所属する博物館を含むグループ企業を丸ごと買収、CEOとして乗り込んできたのだ。「お前は俺が開発する」と宣言して、貴奈を学芸員兼秘書として側に置くという。彼氏いない歴=年齢、好きな相手は壁画の住人、「だったはず」の貴奈は、昼も夜も彼の執着に翻弄され、やがて体が応えるように……
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる