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第三章 オリヴァー誘惑作戦
セクシー下着
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オリヴァーは行ってしまった。残されたシャーロットは彼の背中が見えなくなると、ベンチに座った。
(二回目の共寝がこんなに難しいなんて思いませんでしたわ……)
と溜息をついていると、隣のベンチに腰掛ける町娘達の会話が耳に飛び込んできた。
「えーっ! それで誘惑成功したの?!」
「シーッ、声が大きいよお」
(ゆっ誘惑?!)
ドキッ。シャーロットは彼女達の話にぐっと聞き耳を立てる。
「ごめんごめん――で、その奥手の彼氏に効いたの? セクシーな下着は」
(セ、セクシーな下着?!)
再びシャーロットは心臓を跳ねさせる。
「効いたよ! んもうすっごいの。彼めっちゃ興奮しちゃって、朝まで離してくれなかった~。超幸せだった」
「いいなぁ~。あたしも使ってみようかな」
(なんですって、そんなすごい物があるの? 知りませんでしたわ。私も欲しいわ……!)
シャーロットは勇気を出して彼女達に話しかけた。
「あのっ、そのセクシーな下着とやらはどちらで買うことが出来ますのっ?」
「……へ?」
町娘達はぽかんとして真剣な顔をしているシャーロットを見上げた。
☆~☆~☆~☆~☆
夜、屋敷に戻り先に寝室に入ったシャーロットは、全身鏡の前で、羞恥に震えていた。
(は……恥ずかしすぎますわ)
彼女が町娘から聞いて、オリヴァーを待たせてこっそり買いに行った色っぽい下着――ベビードールというらしい――は想像以上の代物だった。
淡いピンク色で、胸の谷間が見えるほど開き、丈は短く臍{へそ}が見えている。胸元にはリボンがあしらわれ、裾にはフリル付きだ。全体的には可愛らしい印象だが、しかしなんといっても生地が薄い。彼女の染み一つ無い肌が透けている。ツンと立った紅い乳首まで丸見えだ。
(スケスケではありませんかっ……!)
更に驚きなのはショーツが紐である。これもまた透けており彼女の黄金色の和毛まで分かるのだ。
(こんな姿恥ずかしくてとてもお見せできませんわ。〈オリヴァー様誘惑計画〉は一旦中止にしていつもの夜着に戻しましょう……!)
脱ごうとした瞬間、ノックと共に扉が開いた。剣の練習を終え風呂上がりのオリヴァーがいた。上半身裸のままの彼は、刺激的な格好をした彼女を見て目を丸くした。
「……これは一体……?」
(二回目の共寝がこんなに難しいなんて思いませんでしたわ……)
と溜息をついていると、隣のベンチに腰掛ける町娘達の会話が耳に飛び込んできた。
「えーっ! それで誘惑成功したの?!」
「シーッ、声が大きいよお」
(ゆっ誘惑?!)
ドキッ。シャーロットは彼女達の話にぐっと聞き耳を立てる。
「ごめんごめん――で、その奥手の彼氏に効いたの? セクシーな下着は」
(セ、セクシーな下着?!)
再びシャーロットは心臓を跳ねさせる。
「効いたよ! んもうすっごいの。彼めっちゃ興奮しちゃって、朝まで離してくれなかった~。超幸せだった」
「いいなぁ~。あたしも使ってみようかな」
(なんですって、そんなすごい物があるの? 知りませんでしたわ。私も欲しいわ……!)
シャーロットは勇気を出して彼女達に話しかけた。
「あのっ、そのセクシーな下着とやらはどちらで買うことが出来ますのっ?」
「……へ?」
町娘達はぽかんとして真剣な顔をしているシャーロットを見上げた。
☆~☆~☆~☆~☆
夜、屋敷に戻り先に寝室に入ったシャーロットは、全身鏡の前で、羞恥に震えていた。
(は……恥ずかしすぎますわ)
彼女が町娘から聞いて、オリヴァーを待たせてこっそり買いに行った色っぽい下着――ベビードールというらしい――は想像以上の代物だった。
淡いピンク色で、胸の谷間が見えるほど開き、丈は短く臍{へそ}が見えている。胸元にはリボンがあしらわれ、裾にはフリル付きだ。全体的には可愛らしい印象だが、しかしなんといっても生地が薄い。彼女の染み一つ無い肌が透けている。ツンと立った紅い乳首まで丸見えだ。
(スケスケではありませんかっ……!)
更に驚きなのはショーツが紐である。これもまた透けており彼女の黄金色の和毛まで分かるのだ。
(こんな姿恥ずかしくてとてもお見せできませんわ。〈オリヴァー様誘惑計画〉は一旦中止にしていつもの夜着に戻しましょう……!)
脱ごうとした瞬間、ノックと共に扉が開いた。剣の練習を終え風呂上がりのオリヴァーがいた。上半身裸のままの彼は、刺激的な格好をした彼女を見て目を丸くした。
「……これは一体……?」
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