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外部記憶領域技術士試験(前編)
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僕が東京の大学へ進学してから3回目の夏だ。
八月半ばを過ぎたにも関わらず、日中最高気温を定期的に更新し続けている。
今夏は風が吹かないためか体感温度は更に高く、街頭から人並がごっそり消え失せている程猛暑だ。
僕も最近は活動時間帯を夜にして夏の暑さを凌いでいるのだが、今日は珍しく早朝から目が覚めている。というか昨夜から眠れていない。
この親しみ深くなった六畳間にも空調設備は完備されており、もちろん寝苦しくない程度には冷やされている。だが今は、別の理由で僕のTシャツは汗で湿り肌に張り付いていた。
「またシャワー浴びるか。みいさんも一緒にどう?」
こちらに背を向けたまま寝ている同居中のミイさんに囁くも、気づいてもくれない。分かっていたことだ、一人狭狭しいユニットバスへと向かう。
こう徹夜とかの変なテンションだと欲望が顕になり易いと思う。汗を流すために風呂に来た僕は、いつの間にかユニットバスの中で血走った眼で棒を右手で嬉々として握り締め、左手にはぬらぬらとした液体が満ちるボトルをべこべこと呼吸させ汗を流していた。気が付けば風呂に篭って一時間くらい経っていた。
これはやりすぎたな、出るか。
結局汗を浮かべながら部屋に戻ると、ミイさんが激怒して待っていた。
部屋中に立ち込める異臭に鼻をひくつかせ、顔を獣の様にしかめて無言の抗議をしている。おいおい、ミイさんとの付き合いもそれなりになるが、こんなに怒髪天しているところを見たことねえぞ、これはやばい。
以前読んだ”関係修復の必勝法”のセールスフレーズである”アプローチの一歩目が肝心!男としての度量が試される!”がなぜか頭に浮かぶ。そうだよね、ここで軟弱な態度を示せば今後軽んじられる、軽んじられればついと出て行かれる。ビシッと決めてみせよう。
そして僕は部屋中の窓を全力で開け放ち、深々と土下座を猫に捧げた。
「ごめんよ、ミイさんが塩素系の洗剤だめだって知らなかったんだよ」
猫のミイさんは床に伏す僕の背中をわざわざ飛び越え、ベランダにある雨どいを伝って屋根へと消えていった。その立ち去る背中は、怒りの程を十二分に物語っていた、猫のくせに。僕はベランダに出て、屋根へ向けて遠吠えする。
「覚えていろ!今晩は高級マグロ缶だ!すぐにひざまずかせてやりますよ!帰ってきてくださいよ!」
あと忘れない内に冷蔵庫の買い物メモにしっかりと書き足した。
部屋には僕一人が残された。眠れないが、やりたいこともなく暇だ。
仕方なく未だ冷めやらぬ掃除のテンションを生かすことにした。
時刻は午前6時、静かにベランダの欄干を拭き万年床の敷き布団を干す。
あと多くはない家具もベランダに全部並べた。物がなくなった六畳を見れば、日焼けによる色あせ具合が場所ごとに異なり、パッチワークのようでちょっと楽しくなった。畳の目に沿って雑巾を何度もかけ、汚れやほこりを無心で綺麗にし続けた。
一面雑巾がけが終わる頃には、部屋は明るく、そして熱くなっていた。時刻は午前10時を過ぎたところで、道路のアスファルトから登る熱気と照り返しで部屋はサウナ状態になっていたのだ。
ぼ一っとする意識に何か引っかかる。今日はなんで早起きしてたんだっけ、、、
少しづつ覚醒する脳の動きに伴い、背筋に冷たい汗が流れた。
「合格発表の時間を過ぎとるうおおおおおお!」
8月に受けた外部記憶領域技術士試験の結果発表が本日の午前9時であり、
緊張して眠れず、夜を明かしたことをはっきりと思い出した。
「なに掃除してんだあああうああああ!」
端末を開こうにも雑多に押しやった家具の山が邪魔して、どこにあるかわからない。掻き分け探すこと10分、やっと見つけた端末を開き電源を入れる。が、今度はそこから手が震えてしまい進まない。時間が経つほど緊張の糸がどんどんと心を締めつけてくる。じっと端末と睨み合ったまま、1秒、10秒、はたまた1分の時が経ったあと、意を決して端末を操作し、通知のメールを目をつぶって開封した。
安っぽいメール開封音の後、うっすらと開けた視界には合格通知の文字が伺え、、、いやいや信じないよ!どこか不の文字が付いているかもしれないし、文字反転して隠しているかもしれない。
そこから、それこそ舐めるように100回以上確認するとどうやら本物らしいことが分かった。その瞬間、全身の細胞が浮足立つような感覚であふれ、手足が勝手に震えだす。声を出そうとも思ったが、いつの間にか渴ききった喉は開くことさえ出来ず、すうーっと気が遠くなり、力なく畳へと吸い込まれる様に倒れこんでしまった。僕はどうやら喜びと脱水症状でプチ痙攣したらしい。
倒れたまま少し寝て、水を飲んで、振り切っていた感情と痙攣とが収まると、ようやく確かな喜びが脳から体中に流れ出した。足の先まで喜びで満たされた僕は、自然と頭を伏せ神に感謝の祈りを捧げていた。
「ぃいいいんやあああああほおほおおおおおおい、これで人生楽勝だあああああああい、ありがとうITの神様あああ。」
今回僕が手にした資格は、現代社会においては“向こう50年人生ファストパス”などと呼ばれる代物だ。これがあれば世界の一流企業から超好待遇でスカウトして貰える程に、社会的需要が高騰している資格なのである。やはり良い環境で、楽して、そう楽して儲けたいという僕の野望はここに完成した、いやここから始まるのである、素晴らしい。
*****
現在進行形で人間の在り方を変え続けている革新的技術、それが“外部記憶領域技術”である。人間の脳が持つ記憶を電気信号に変換し、外部記憶領域と呼ばれる外付けドライブに記憶として半永久的に保管することを実現した技術だ。この発明により既存の知識、技術は一から習得しなくともよくなった。ショッピング感覚で超一流の知識、教養、技術を習得出来てしまえるようになったのだ。もちろん装置使用に際しては、適性や訓練が結構必要であるし、ちょっとしたトラブルでも超高度な専門性が要求されるという問題はある。だがそれらを踏まえても、社会構造を変えるには十分なインパクトを与えた技術である。またその技術者も厳しい認定制となっている。
*****
興奮も一時間強もすれば落ち着いてきた。
僕はもう外気技術士な理性的な大人だから、一時間もこうやって祈りつづければ、こうやってクールになれるのだ。
「夏の熱さにも、冬の寒さにも負けず、嫌がる先生に試験対策してもらった甲斐があったな。よし、とりあえず皆んなに一報をせねば。」
まずは、ベランダに向かい声をかける。
「ミーイーさーん、おい山田さーん、無事受かりましたよ一!」
そして、数少ない友達に端末を取りだし、メールを一斉に送る。
“おい私だ。暇ですか?お時間ありましたら是非遊びに来い下さい。”
30秒もせずに端末が着信音を告げる。画面には岬都場沙の文字が見える。早すぎる、こいつはメール依存症だろうか?心配だ。
“そんなことより結果はどうなったんだ?”
次は10分くらいして端末が着信音を告げる。画面にはゴジラの文字が見える。ゴジラからは早くもお祝いの返信だった。
“おめでとう!暇!何時ごろ行けばいい?”
無事に2人全員から返信が貰えたこと、気にかけてくれていたことに素直に嬉しく思い、メールを作成しながらついニヤニヤしてしまう。友達が2人というのも少ないかもしれないが僕には十分だ、人間身の丈にあった交友関係作りが肝心と”ママにこっそり教える!我が子の友達作りのお手伝い“に書いてあったしな。
“諸君、1600時に我が家に集まられたし!あと合格しましたありがとう!”
と返信し、残る片付けに精を出す。早朝とは異なり力がほとばしる、これが外気技術士の力か恐ろしいぜ。
本棚を壁際に戻しながら、ふと本当に良い奴らと知り合えたなとしみじみと思う。
岬くんは同じ学部、同じ研究室で一緒に新世代型の人工知能の研究開発を行っている。根が真面目で良いも悪くも裏表がない。あと下の名前で呼ぶとキレる。
ゴジラは別の学部だが岬君の中学来の友達らしく、岬君づてで食堂で飯を一緒する機会が多く、その内好きな女優まで把握しあう程の仲となった。
最近は試験のために、二人とも付き合いを悪くしていたのだけど、変わらず接してくれたし、たまに励ましのメールをくれるほどだった。
晴れて試験が終わったことだし、久しぶりに3人でどこかに遠出でもしようかと二足遅い夏の予定を膨らましながら、未だ熱量を増す陽の光の下で布団を叩きつづけた。
八月半ばを過ぎたにも関わらず、日中最高気温を定期的に更新し続けている。
今夏は風が吹かないためか体感温度は更に高く、街頭から人並がごっそり消え失せている程猛暑だ。
僕も最近は活動時間帯を夜にして夏の暑さを凌いでいるのだが、今日は珍しく早朝から目が覚めている。というか昨夜から眠れていない。
この親しみ深くなった六畳間にも空調設備は完備されており、もちろん寝苦しくない程度には冷やされている。だが今は、別の理由で僕のTシャツは汗で湿り肌に張り付いていた。
「またシャワー浴びるか。みいさんも一緒にどう?」
こちらに背を向けたまま寝ている同居中のミイさんに囁くも、気づいてもくれない。分かっていたことだ、一人狭狭しいユニットバスへと向かう。
こう徹夜とかの変なテンションだと欲望が顕になり易いと思う。汗を流すために風呂に来た僕は、いつの間にかユニットバスの中で血走った眼で棒を右手で嬉々として握り締め、左手にはぬらぬらとした液体が満ちるボトルをべこべこと呼吸させ汗を流していた。気が付けば風呂に篭って一時間くらい経っていた。
これはやりすぎたな、出るか。
結局汗を浮かべながら部屋に戻ると、ミイさんが激怒して待っていた。
部屋中に立ち込める異臭に鼻をひくつかせ、顔を獣の様にしかめて無言の抗議をしている。おいおい、ミイさんとの付き合いもそれなりになるが、こんなに怒髪天しているところを見たことねえぞ、これはやばい。
以前読んだ”関係修復の必勝法”のセールスフレーズである”アプローチの一歩目が肝心!男としての度量が試される!”がなぜか頭に浮かぶ。そうだよね、ここで軟弱な態度を示せば今後軽んじられる、軽んじられればついと出て行かれる。ビシッと決めてみせよう。
そして僕は部屋中の窓を全力で開け放ち、深々と土下座を猫に捧げた。
「ごめんよ、ミイさんが塩素系の洗剤だめだって知らなかったんだよ」
猫のミイさんは床に伏す僕の背中をわざわざ飛び越え、ベランダにある雨どいを伝って屋根へと消えていった。その立ち去る背中は、怒りの程を十二分に物語っていた、猫のくせに。僕はベランダに出て、屋根へ向けて遠吠えする。
「覚えていろ!今晩は高級マグロ缶だ!すぐにひざまずかせてやりますよ!帰ってきてくださいよ!」
あと忘れない内に冷蔵庫の買い物メモにしっかりと書き足した。
部屋には僕一人が残された。眠れないが、やりたいこともなく暇だ。
仕方なく未だ冷めやらぬ掃除のテンションを生かすことにした。
時刻は午前6時、静かにベランダの欄干を拭き万年床の敷き布団を干す。
あと多くはない家具もベランダに全部並べた。物がなくなった六畳を見れば、日焼けによる色あせ具合が場所ごとに異なり、パッチワークのようでちょっと楽しくなった。畳の目に沿って雑巾を何度もかけ、汚れやほこりを無心で綺麗にし続けた。
一面雑巾がけが終わる頃には、部屋は明るく、そして熱くなっていた。時刻は午前10時を過ぎたところで、道路のアスファルトから登る熱気と照り返しで部屋はサウナ状態になっていたのだ。
ぼ一っとする意識に何か引っかかる。今日はなんで早起きしてたんだっけ、、、
少しづつ覚醒する脳の動きに伴い、背筋に冷たい汗が流れた。
「合格発表の時間を過ぎとるうおおおおおお!」
8月に受けた外部記憶領域技術士試験の結果発表が本日の午前9時であり、
緊張して眠れず、夜を明かしたことをはっきりと思い出した。
「なに掃除してんだあああうああああ!」
端末を開こうにも雑多に押しやった家具の山が邪魔して、どこにあるかわからない。掻き分け探すこと10分、やっと見つけた端末を開き電源を入れる。が、今度はそこから手が震えてしまい進まない。時間が経つほど緊張の糸がどんどんと心を締めつけてくる。じっと端末と睨み合ったまま、1秒、10秒、はたまた1分の時が経ったあと、意を決して端末を操作し、通知のメールを目をつぶって開封した。
安っぽいメール開封音の後、うっすらと開けた視界には合格通知の文字が伺え、、、いやいや信じないよ!どこか不の文字が付いているかもしれないし、文字反転して隠しているかもしれない。
そこから、それこそ舐めるように100回以上確認するとどうやら本物らしいことが分かった。その瞬間、全身の細胞が浮足立つような感覚であふれ、手足が勝手に震えだす。声を出そうとも思ったが、いつの間にか渴ききった喉は開くことさえ出来ず、すうーっと気が遠くなり、力なく畳へと吸い込まれる様に倒れこんでしまった。僕はどうやら喜びと脱水症状でプチ痙攣したらしい。
倒れたまま少し寝て、水を飲んで、振り切っていた感情と痙攣とが収まると、ようやく確かな喜びが脳から体中に流れ出した。足の先まで喜びで満たされた僕は、自然と頭を伏せ神に感謝の祈りを捧げていた。
「ぃいいいんやあああああほおほおおおおおおい、これで人生楽勝だあああああああい、ありがとうITの神様あああ。」
今回僕が手にした資格は、現代社会においては“向こう50年人生ファストパス”などと呼ばれる代物だ。これがあれば世界の一流企業から超好待遇でスカウトして貰える程に、社会的需要が高騰している資格なのである。やはり良い環境で、楽して、そう楽して儲けたいという僕の野望はここに完成した、いやここから始まるのである、素晴らしい。
*****
現在進行形で人間の在り方を変え続けている革新的技術、それが“外部記憶領域技術”である。人間の脳が持つ記憶を電気信号に変換し、外部記憶領域と呼ばれる外付けドライブに記憶として半永久的に保管することを実現した技術だ。この発明により既存の知識、技術は一から習得しなくともよくなった。ショッピング感覚で超一流の知識、教養、技術を習得出来てしまえるようになったのだ。もちろん装置使用に際しては、適性や訓練が結構必要であるし、ちょっとしたトラブルでも超高度な専門性が要求されるという問題はある。だがそれらを踏まえても、社会構造を変えるには十分なインパクトを与えた技術である。またその技術者も厳しい認定制となっている。
*****
興奮も一時間強もすれば落ち着いてきた。
僕はもう外気技術士な理性的な大人だから、一時間もこうやって祈りつづければ、こうやってクールになれるのだ。
「夏の熱さにも、冬の寒さにも負けず、嫌がる先生に試験対策してもらった甲斐があったな。よし、とりあえず皆んなに一報をせねば。」
まずは、ベランダに向かい声をかける。
「ミーイーさーん、おい山田さーん、無事受かりましたよ一!」
そして、数少ない友達に端末を取りだし、メールを一斉に送る。
“おい私だ。暇ですか?お時間ありましたら是非遊びに来い下さい。”
30秒もせずに端末が着信音を告げる。画面には岬都場沙の文字が見える。早すぎる、こいつはメール依存症だろうか?心配だ。
“そんなことより結果はどうなったんだ?”
次は10分くらいして端末が着信音を告げる。画面にはゴジラの文字が見える。ゴジラからは早くもお祝いの返信だった。
“おめでとう!暇!何時ごろ行けばいい?”
無事に2人全員から返信が貰えたこと、気にかけてくれていたことに素直に嬉しく思い、メールを作成しながらついニヤニヤしてしまう。友達が2人というのも少ないかもしれないが僕には十分だ、人間身の丈にあった交友関係作りが肝心と”ママにこっそり教える!我が子の友達作りのお手伝い“に書いてあったしな。
“諸君、1600時に我が家に集まられたし!あと合格しましたありがとう!”
と返信し、残る片付けに精を出す。早朝とは異なり力がほとばしる、これが外気技術士の力か恐ろしいぜ。
本棚を壁際に戻しながら、ふと本当に良い奴らと知り合えたなとしみじみと思う。
岬くんは同じ学部、同じ研究室で一緒に新世代型の人工知能の研究開発を行っている。根が真面目で良いも悪くも裏表がない。あと下の名前で呼ぶとキレる。
ゴジラは別の学部だが岬君の中学来の友達らしく、岬君づてで食堂で飯を一緒する機会が多く、その内好きな女優まで把握しあう程の仲となった。
最近は試験のために、二人とも付き合いを悪くしていたのだけど、変わらず接してくれたし、たまに励ましのメールをくれるほどだった。
晴れて試験が終わったことだし、久しぶりに3人でどこかに遠出でもしようかと二足遅い夏の予定を膨らましながら、未だ熱量を増す陽の光の下で布団を叩きつづけた。
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