人形の家

あーたん

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第二章

本当の事⑧地元編

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警察に着くなり着替える渚。
予め、雅たちが用意していた服だ。

制服を警官に提出する。

カッパ「あ。塩野さん?娘さんしっかり預かっときますからねぇ」
母「すみません、お願いします」

と電話の声が聞こえる。


しばらく渚が待っていると

カッパ「やっぱ、あったよ。盗聴器」
渚「あ、やっぱあった?」

カッパ「スクールバッグと制服のスカートのポッケ」

渚「やっぱりなあ。自分で見つけて騒いだらやばかったっしょ?だからカッパに頼んだんだよ」

カッパ「珍しく勘が冴えたなあ」

渚「いつも冴えとるわ」

カッパ「いい友達持ってよかったなあ」

渚「ほんとそうだね。」

カッパ「安全に2週間過ごせるからな!」

渚「ありがとう」

実は留置所ではなく、誰かに盗聴器を仕掛けられていたため、それを取り外してもらい、保護して貰っていた。


カッパ「で、例の件詳しく聞かせてくれるか?」
渚「うん」

渚は話した。

カッパ「それはその人形の家とやらに調査に行かせんとまずいな…」

渚「今すぐしちゃうと私がリークしたってバレる?」

「あ!!そういえばね、雅たちが犯人炙り出すために、ゴミとか荒らしに行ったんよ」

カッパ「それもそれで犯罪だぞ」

渚「あっ」

カッパ「まぁいい今回は。」
「そしたら心霊スポットを荒らす若者がいる。
と通報が入ったって事にしよう。」

渚「ありがとう。」

カッパ「こんな危ない事に首突っ込んで!!またかあちゃん泣かせる気か!!」

渚「かあちゃんはこれぐらいじゃ泣きません」

カッパ「それもそうだな…」
「いやだめだ!渚になんかあったら大変じゃ済まないぞ!!」

渚「ごめんなさい」

カッパ「これからは周りには保護観察と言って俺が近くにいるからすぐに言いなさい」

渚「カッパ意外と偉い人だもんね」

カッパ「意外とは余計だ!」
「母親と言い子供と言い俺に何年迷惑かけるんだw」

渚「この親にしてこの子ありってやつ?」

カッパ「そうだなww」

(かあちゃんも昔はやんちゃだったらしい)



そうして、カッパがゴミを荒らす若者がいると通報が入ったといい、人形の家へ警察が調査しに行くことになった。

渚は自由はないが友香に教えてもらった勉強をしながら2週間を安全に過ごした。


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