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2章
馬場島荘
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霊峰立山と黒部峡谷、平地では雄山神社ルートと宇奈月温泉ルート・西と東を象徴する様に見えるが
山岳では剣岳を挟んで隣接している。
しかし山岳の名称は立山側が大日岳・阿弥陀ヶ原等天界の思わせる名称に対し
黒部峡谷側は
現在でも人が足を踏み入れるには山奥であるにも関わらずその昔、浮気癖の爺を嫉妬深い婆がおいかけたとされる
祖父谷と祖母谷
柳の精に木を切らないでと頼まれたのに切ってしまった十六人の木こり
その後、柳の精に十六人全員が舌を抜かれて死んだという昔話の残る十六人谷等
打って変わって原始宗教の怖れと恐れの名残が残る地名が数多く残る場所。
そして昔富士山で悪さをして木花之佐久夜毘売に追い出され立山に移り住んだ
と言われる猫又と狒々が住まう猫又山それが今回
の登山目標地。
猫又山に登るため、西に大日岳・南に剣岳・東に猫又山の三方山に囲まれ水は清流が流れ
イワナが生息する登山口・馬場島の山岳登山基地に来ている。
山岳登山基地と言ってもここまでは普通に車で来ることができる為、お宿からレストラン勿論お風呂も
ついている。
今晩はここで一泊して明日からいよいよ猫又山登山だ。
メンバーは佐伯 まお・九田部 麒麟・神保 保則・それに雷鳥のらいちゃんの二人一妖一匹の構成パーティーだ。
お宿は神保と九田部が相部屋、まおは・・一応らいちゃんと?相部屋である。
九田部 麒麟「保則さんと一緒に行動すつことになるとは思いませんでしたよ?、あまり妖怪の事お好きでないでしょう?」
神保 保則「いや妖怪自体が嫌いなわけではないよ、どちらかといえば陰陽道が好きじゃないだけかな?」
神保 保則「だってあいつら急急如律令とか」
神保 保則「五芒星を家紋にして瘴気に対してお前は自然やこの世の法律に逆らっている」
神保 保則「自然の法に従えといっているくせに鬼を使役したり普通に自然にさからってるんだぜ?」
九田部 麒麟「そういえば五芒星って木火土金水の自然の流れをあらわしたものでしたね、五行思想でしたっけ?」
神保 保則「そーだよ、ついでに言うと法力もつかえるけど実はこっちもあまり好きじゃない」
神保 保則「仏陀の前に仏なし・仏陀の後にも仏無しとかいってるのにじゃぁ阿弥陀さまや地蔵様は仏じゃないのか?って問いに」
神保 保則「あれは異世界の仏様だかノーカウントですっていうんだぜ」
神保 保則「自然の法を捻じ曲げて使役する法に、異世界の法を借りる法なわけで・・」
神保 保則「結局他力本願なんでね、おれの頼るところは自分自身だけだ」
そういって山岳警備できたえた筋肉をポーズ披露する保則。
九田部 麒麟「そーなんですね、私は神保保則ってひとはただの妖怪嫌いだと誤解してたようです」
いつもの何考えてるかわからない笑顔で答える九田部。
それに対し爽やかな笑顔を見せながら九田部の襟をつかみあげる保則
神保 保則「本当はまおちゃんのナイトはおれがしたいところだが怪力の狒々が相手だ」
神保 保則「おれが狒々の相手をしなきゃいけないだろうからまおちゃんの護衛はしっかりと頼むよ」
そういって掴んだ襟を離す。
九田部 麒麟「そうですね、私も祀ってもらった恩義がありますんでね?頑張りますよ拝んでくれる人がいないと困りますから」
神保 保則「祀ってもらったってあれだろ?犬小屋みたいな・・・」
九田部 麒麟「本人曰く石の代わりに木でお社つくったらそうみえるだけよ!・・だそうです」
先日富山の妖怪くたべがSNSで話題になって九田部の神格があがっている話をしたときにまおが
佐伯 まお「じゃぁ私がここでずっと拝んでおけばくたべさんは神さまになれるかもね?」
とどや顔でつくった産物が木でつくった犬小屋と思しきものと仏像あ彫れないからって木の板に名前をかいた
・・・はっきり言って位牌にしかみえない何かであった・・。
神保 保則「良いなぁ・・・まおちゃんおれにも作ってくれないかなぁ・・・」
九田部 麒麟「ムキムキマッチョがくねくねしてると気持ち悪いですよ」
九田部 麒麟「あと、生きてる人間があんなの貰ったら完全に死亡フラグですよ・・・」
ため息を突きながら九田部さんはまんざら嫌でもない顔で言った。
九田部 麒麟「とりあえず明日がんばりましょう・・」
そして まおちゃん今回出番なし
山岳では剣岳を挟んで隣接している。
しかし山岳の名称は立山側が大日岳・阿弥陀ヶ原等天界の思わせる名称に対し
黒部峡谷側は
現在でも人が足を踏み入れるには山奥であるにも関わらずその昔、浮気癖の爺を嫉妬深い婆がおいかけたとされる
祖父谷と祖母谷
柳の精に木を切らないでと頼まれたのに切ってしまった十六人の木こり
その後、柳の精に十六人全員が舌を抜かれて死んだという昔話の残る十六人谷等
打って変わって原始宗教の怖れと恐れの名残が残る地名が数多く残る場所。
そして昔富士山で悪さをして木花之佐久夜毘売に追い出され立山に移り住んだ
と言われる猫又と狒々が住まう猫又山それが今回
の登山目標地。
猫又山に登るため、西に大日岳・南に剣岳・東に猫又山の三方山に囲まれ水は清流が流れ
イワナが生息する登山口・馬場島の山岳登山基地に来ている。
山岳登山基地と言ってもここまでは普通に車で来ることができる為、お宿からレストラン勿論お風呂も
ついている。
今晩はここで一泊して明日からいよいよ猫又山登山だ。
メンバーは佐伯 まお・九田部 麒麟・神保 保則・それに雷鳥のらいちゃんの二人一妖一匹の構成パーティーだ。
お宿は神保と九田部が相部屋、まおは・・一応らいちゃんと?相部屋である。
九田部 麒麟「保則さんと一緒に行動すつことになるとは思いませんでしたよ?、あまり妖怪の事お好きでないでしょう?」
神保 保則「いや妖怪自体が嫌いなわけではないよ、どちらかといえば陰陽道が好きじゃないだけかな?」
神保 保則「だってあいつら急急如律令とか」
神保 保則「五芒星を家紋にして瘴気に対してお前は自然やこの世の法律に逆らっている」
神保 保則「自然の法に従えといっているくせに鬼を使役したり普通に自然にさからってるんだぜ?」
九田部 麒麟「そういえば五芒星って木火土金水の自然の流れをあらわしたものでしたね、五行思想でしたっけ?」
神保 保則「そーだよ、ついでに言うと法力もつかえるけど実はこっちもあまり好きじゃない」
神保 保則「仏陀の前に仏なし・仏陀の後にも仏無しとかいってるのにじゃぁ阿弥陀さまや地蔵様は仏じゃないのか?って問いに」
神保 保則「あれは異世界の仏様だかノーカウントですっていうんだぜ」
神保 保則「自然の法を捻じ曲げて使役する法に、異世界の法を借りる法なわけで・・」
神保 保則「結局他力本願なんでね、おれの頼るところは自分自身だけだ」
そういって山岳警備できたえた筋肉をポーズ披露する保則。
九田部 麒麟「そーなんですね、私は神保保則ってひとはただの妖怪嫌いだと誤解してたようです」
いつもの何考えてるかわからない笑顔で答える九田部。
それに対し爽やかな笑顔を見せながら九田部の襟をつかみあげる保則
神保 保則「本当はまおちゃんのナイトはおれがしたいところだが怪力の狒々が相手だ」
神保 保則「おれが狒々の相手をしなきゃいけないだろうからまおちゃんの護衛はしっかりと頼むよ」
そういって掴んだ襟を離す。
九田部 麒麟「そうですね、私も祀ってもらった恩義がありますんでね?頑張りますよ拝んでくれる人がいないと困りますから」
神保 保則「祀ってもらったってあれだろ?犬小屋みたいな・・・」
九田部 麒麟「本人曰く石の代わりに木でお社つくったらそうみえるだけよ!・・だそうです」
先日富山の妖怪くたべがSNSで話題になって九田部の神格があがっている話をしたときにまおが
佐伯 まお「じゃぁ私がここでずっと拝んでおけばくたべさんは神さまになれるかもね?」
とどや顔でつくった産物が木でつくった犬小屋と思しきものと仏像あ彫れないからって木の板に名前をかいた
・・・はっきり言って位牌にしかみえない何かであった・・。
神保 保則「良いなぁ・・・まおちゃんおれにも作ってくれないかなぁ・・・」
九田部 麒麟「ムキムキマッチョがくねくねしてると気持ち悪いですよ」
九田部 麒麟「あと、生きてる人間があんなの貰ったら完全に死亡フラグですよ・・・」
ため息を突きながら九田部さんはまんざら嫌でもない顔で言った。
九田部 麒麟「とりあえず明日がんばりましょう・・」
そして まおちゃん今回出番なし
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