憧れの異世界で個性あるイケメンたちに溺愛されてるみたいです！

冒険者！

探さないでください。フリじゃないぞ！！

 けたたましく鳴り響いたドアのノック音に子うさぎのごとくプルプルする俺！  

「、、、、、、。。。。。。」

いや～、今まで強がってきたけど怖いものは怖いじゃん？ノックしてるのが誰かは気になるけどドアを開く勇気はないしなので今は落ち着いて(？)プルプルしておくのも1つの手だと思うんだよね。うん。きっとそうに決まってる。


ガチャッ「どわぁぁ！！！」



なんて呑気に考えてたら開いちゃいましたよ。最後の砦である扉ちゃんが。


「お前か、探したぞ。外で待ってるから荷物を持って出てこい。」


ひぇーーー切れ長のアイスブルーの瞳が冷たいこと冷たいこと。その瞳1つで軽く3人の大男を凍らせることが出来そうな氷の擬人化のような美丈夫が部屋に入るなりそう言い放った。


「おい！聞いている、、、のか？」


ピリピリしたイケメンほど怖いものは無いんだよ。   かなを


突然現れたイケメン野郎に思考を放棄していると何やら俺の顔を見たイケメンが信じられないものを見たという目で俺の顔をまじまじと見ている。


「お前っ！///////」


おっ？何やらイケメンが顔を赤らめもじもじしているぞ？


「、、、、あっ、、、そのいや、、。」


何か言おうとしてはやめてを繰り返してる目の前のイケメン。気がそう長くはない俺。さっきまで無言だった自分を棚に上げてもじもじしているイケメンにじれてきた。


「お、俺に何か用ですか、、、？」


「、、、、。お前ギル達のとこに住んでただろ。あいつらがお前のことを探している。」

おっふ。嫌な予感的中だーーーー！！！


「もしかして連れ帰るつもりですか！！嫌です！帰りません見逃してください！」

  
今捕まると俺のなけなしの決心が揺らいでしまうぅぅうう



「いや、そうはいってもだな、、、」


あまりの俺の拒否っぷりにたじろぐイケメン。くそっイケメンはどんな顔でもイケメンだな！！！


「本当に嫌です！無理です！帰りたくなーーい！！」


はっ！閃いちゃった！ドアにはイケメンが立ち塞がってて外には出られないそんな状況には、ﾃﾚﾃﾃｯﾃﾃｰﾝ テレポート なんだし最初からこうすればよかったじゃないか！俺ってば天才？


「そ、そうか。もしよけr」


「テレポート！！」ｼｭﾝｯ


なんかイケメンが言いかけてたけどそんなもん知ったことか！


「待て！！話には続きが！」ｼｰﾝ
  
  




部屋に1人残ったイケメンがこれ以上ないほどに項垂れていたとかないとか。





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大変お待たせ致しました。