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憧れの異世界!
感謝しかありません!
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男の人に支えられながらおぼつかない足取りで森の中を時々会話しながらも進む。
「お兄さんって一人暮らしなんですか?」
「うん。そうだよ。そういえば、まだ自己紹介していなかったね。僕の名前はギル・ルナールだよ。君の名前は?」
「藤崎 奏。カナが名前でフジサキが姓だよ。」
「カナって言うんだ。いい名前だね。」
「ありがとう!」
遅くなってしまったが、やっと自己紹介をすることが出来た。
ギルはたくさんの質問をなげかける俺に微笑みながら答えてくれた。
「ギルは何してる人なの?」
「冒険者だよ。」
「冒険者!!冒険者ってあのモンスターとかと戦ってお金を稼いでる人達のことだよね?」
「うん。そうだよ。」
「俺にもなれるかなぁ。冒険者。」
「カナが冒険者になるの?!?ダメだよ!冒険者はとっても危険なんだから。カナは家にいてくれればいいんだよ。これでも、強いほうだからカナ1人くらい増えても負担にならないし、ね、冒険者は危ないから諦めよう?」
「えぇー、嫌だよー。」
「カナ!お願いだよ!心配なんだ。諦めて!」
「えぇー!」
そんな押し問答を繰り広げているうちに森の出口付近までたどり着いていた。
「うぅーん。じゃあまた家に着いてから冒険者になることはゆっくりと話し合おうか。」
「ぶぅー。わかった。」
ボソッ「かわいいなぁ~。」
「なんか言った?」
「ううん。なんでもないよ。」
そんなことを話しながらも森の中を5分ほど進むそうするとだいぶ木々が減り背の高い草などが多くなってきた。
「あと一刻ほど歩けば着くよ。」
「一刻ってどういう意味なの?」
「え?知らないの?」
「うん。」
「そういうことは10歳くらいの子供でも知ってるのに?そういえば、何でカナはあんなところにいたの?武器も持たずに。」
「え~と。その。」
(やばい!やばい!神様に送られてこの世界に来たとか。違う世界で死んだ。なんて言っても信じて貰えないよね?どうしよう……あっ!そういえばラノベで定番の使い勝手のいい言葉があった!あれでいこう!)
「実は、、、、俺、気づいたらここにいて、それまで自分が何してたのか名前や年齢以外覚えていないんだ。」
「そう、、、なんだ。大変だったね。これからは僕がカナのことを守るよ。」
「うん。ありがとう。」
「え~。それで、一刻の意味がわからないんだっけ?」
「そうそう。」
「なんにも覚えてないんだよね?じゃあこの国、いや世界の常識を教えようか。」
「助かるよ。」
「じゃあまず。1年は12ヶ月で1ヶ月は30日。1週間は6日で光、風、水、火、土、闇、で構成されていてこの世界の六柱いる神を象徴している。また、この世界を作ったのは光と闇の神だと言われており、世界を作った後眷属として風、水、火、土の神を作った、それがこの世界の始まりそして、常識となっている事だよ。あとは国ごとに違った法があったりするからそれはおいおい説明するね。とりあえずこれくらい覚えておけば日常生活に支障はないはずだよ。」
「へ~。丁寧にありがとうな。あとお金ってどんな感じなの?」
「あ~。わかった。お金は、5種類あって小さい順から、銭貨、銅貨、銀貨、金貨、大金貨ってなっていて、だいたい銭貨1枚でイオの実のジュース1杯が買えて、銭貨10枚でどうか1枚、銅貨10枚で銀貨1枚、銀貨10枚で金貨1枚、金貨100枚で大金貨1枚。でも大金貨や金貨は貴族や上級冒険者くらいしか見ないかな。で、だいたい銀貨7枚くらいで四人家族が1ヶ月暮らせるくらいかな。」
「イオの実って何?」
「甘くて酸っぱい赤い小さい木の実だよ。」
多分いちごのことだよね?
「そうなんだ!ありがとう。助かったよ。」
「どういたしまして~。」
日本円で換算すると、銭貨1枚が100円、銅貨1枚が1000円、銀貨1枚1万円、金貨1枚10万円、大金貨1枚1000万くらいだと言うことがわかった。
そして、それから目立った会話もなく。ポツポツと話しながら森も進む。先程までは、背の高い膝あたりまである草が生い茂っていたが、くるぶし辺りの短さの草原に変わっていた。
「もう着いたよ。」
そう言われ俺の目に映ったのは木でできたテラスのようなものがあるとても俺好みのコテージのような一軒家だった。
「ふわぁぁあ!めっちゃこの家好き!」
クスクス「可愛いね。カナ、今日からこの家に住むんだよ~。楽しみだね。」
「そうだった!これからお世話になります!」
そう会話をしながら家に入った。
「お兄さんって一人暮らしなんですか?」
「うん。そうだよ。そういえば、まだ自己紹介していなかったね。僕の名前はギル・ルナールだよ。君の名前は?」
「藤崎 奏。カナが名前でフジサキが姓だよ。」
「カナって言うんだ。いい名前だね。」
「ありがとう!」
遅くなってしまったが、やっと自己紹介をすることが出来た。
ギルはたくさんの質問をなげかける俺に微笑みながら答えてくれた。
「ギルは何してる人なの?」
「冒険者だよ。」
「冒険者!!冒険者ってあのモンスターとかと戦ってお金を稼いでる人達のことだよね?」
「うん。そうだよ。」
「俺にもなれるかなぁ。冒険者。」
「カナが冒険者になるの?!?ダメだよ!冒険者はとっても危険なんだから。カナは家にいてくれればいいんだよ。これでも、強いほうだからカナ1人くらい増えても負担にならないし、ね、冒険者は危ないから諦めよう?」
「えぇー、嫌だよー。」
「カナ!お願いだよ!心配なんだ。諦めて!」
「えぇー!」
そんな押し問答を繰り広げているうちに森の出口付近までたどり着いていた。
「うぅーん。じゃあまた家に着いてから冒険者になることはゆっくりと話し合おうか。」
「ぶぅー。わかった。」
ボソッ「かわいいなぁ~。」
「なんか言った?」
「ううん。なんでもないよ。」
そんなことを話しながらも森の中を5分ほど進むそうするとだいぶ木々が減り背の高い草などが多くなってきた。
「あと一刻ほど歩けば着くよ。」
「一刻ってどういう意味なの?」
「え?知らないの?」
「うん。」
「そういうことは10歳くらいの子供でも知ってるのに?そういえば、何でカナはあんなところにいたの?武器も持たずに。」
「え~と。その。」
(やばい!やばい!神様に送られてこの世界に来たとか。違う世界で死んだ。なんて言っても信じて貰えないよね?どうしよう……あっ!そういえばラノベで定番の使い勝手のいい言葉があった!あれでいこう!)
「実は、、、、俺、気づいたらここにいて、それまで自分が何してたのか名前や年齢以外覚えていないんだ。」
「そう、、、なんだ。大変だったね。これからは僕がカナのことを守るよ。」
「うん。ありがとう。」
「え~。それで、一刻の意味がわからないんだっけ?」
「そうそう。」
「なんにも覚えてないんだよね?じゃあこの国、いや世界の常識を教えようか。」
「助かるよ。」
「じゃあまず。1年は12ヶ月で1ヶ月は30日。1週間は6日で光、風、水、火、土、闇、で構成されていてこの世界の六柱いる神を象徴している。また、この世界を作ったのは光と闇の神だと言われており、世界を作った後眷属として風、水、火、土の神を作った、それがこの世界の始まりそして、常識となっている事だよ。あとは国ごとに違った法があったりするからそれはおいおい説明するね。とりあえずこれくらい覚えておけば日常生活に支障はないはずだよ。」
「へ~。丁寧にありがとうな。あとお金ってどんな感じなの?」
「あ~。わかった。お金は、5種類あって小さい順から、銭貨、銅貨、銀貨、金貨、大金貨ってなっていて、だいたい銭貨1枚でイオの実のジュース1杯が買えて、銭貨10枚でどうか1枚、銅貨10枚で銀貨1枚、銀貨10枚で金貨1枚、金貨100枚で大金貨1枚。でも大金貨や金貨は貴族や上級冒険者くらいしか見ないかな。で、だいたい銀貨7枚くらいで四人家族が1ヶ月暮らせるくらいかな。」
「イオの実って何?」
「甘くて酸っぱい赤い小さい木の実だよ。」
多分いちごのことだよね?
「そうなんだ!ありがとう。助かったよ。」
「どういたしまして~。」
日本円で換算すると、銭貨1枚が100円、銅貨1枚が1000円、銀貨1枚1万円、金貨1枚10万円、大金貨1枚1000万くらいだと言うことがわかった。
そして、それから目立った会話もなく。ポツポツと話しながら森も進む。先程までは、背の高い膝あたりまである草が生い茂っていたが、くるぶし辺りの短さの草原に変わっていた。
「もう着いたよ。」
そう言われ俺の目に映ったのは木でできたテラスのようなものがあるとても俺好みのコテージのような一軒家だった。
「ふわぁぁあ!めっちゃこの家好き!」
クスクス「可愛いね。カナ、今日からこの家に住むんだよ~。楽しみだね。」
「そうだった!これからお世話になります!」
そう会話をしながら家に入った。
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