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憧れの異世界!
プロローグ!
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「ふんふふーん、ふふふふーん」
少年は好きな転生物の「異世界で俺だけチートだった件」と言う漫画の発売に浮かれ呑気に鼻歌を歌っていた。
なんと言っても少年はその漫画の作者の大ファンであり、発売日を今か今かとたのしみにしてきたのでそれはまぁ、1人で小躍りして花歌を歌いながら本屋に向かうくらいには浮かれてた。
だが少年は後悔した。
だって、まさか死ぬなんて思わないだろ?
俺は気づくと真っ白で何も無い空間にいた。いや、気付きたくはなかったが、1つあったわ、俺の足元で土下座している長身の見知らぬ男、エ?ナニコレ?無視するのが正解?とりあえずどうすればいいのか分からないので放置してみることに。
5分後「、、、、、、、、、」
10分後「、、、、、、、、、、、」
15分後「、、、、、、、、、、、、、、、、」
俺的にはかなり待ったと思うが、時計がないので時間などわかるはずがない。しかし恐らく足元の男は、俺が声をかけるまでいつまでもきっと待ち続けるんだろう。俺は元々待つことが嫌いな性格なのでそうそうに諦め声をかけることにした。
「あの~、お兄さんなんで僕の足元で土下座してるんですか?あたまをあげてください。」
「はい、、、、」
俺は顔を上げた男を見て驚いたね。だって2次元から飛び出してきたかと思うくらいに顔が整っていたからそりゃあ誰だってびっくりするだろう。
「申し訳ありませんでした!!!わざとじゃないんです!本当です!嘘ではありません!」
顔を上げて目の前の男は急に謝り出した。状況をつかめず俺の頭は?でうめつくされてしまった。
「????????????」
その反応を見た男はハッとした顔をして。また謝った。
「すいません。私としたことが奏(かな様に説明をするのを忘れていました。」
?なぜ俺の名前を知ってるんだ?この男は。確かに俺は奏(かな)という名前だ。しかし俺はまだこの男に自己紹介などしてない。
「お兄さんはなんで俺の名前を知ってるの?」
「当たり前です。なんと言ったって、私は、この世界の神ですからね!」
自慢げに男は言った。だが、神とはどういうことだ?全く意味がわからない。
「神?」
「そうです。奏様が以前お住いになられていた地球は私の管轄なのです。もちろん私の他に複数いますが主な神は水の神イリュー、火の神プラー二ァ、大地の神エアド、風の神ブロンそして私、生命を司る神リールンの5人で構成されています。まぁ、この話は置いておいて奏様がお聞きになりたいのは何故こんなところにいるのかということでしょうか?」
色々と聞きたいことはある。だが、あの男─リールンが言っていた、以前という言葉がとても引っかかる。
「以前ってどういうこと?俺はずっと地球に住んでいるはずだけど?」
「実は、、、、」
リールンは俺の質問に答えてくれた。そして、リールンの話をまとめるとこんな感じだ。風の神ブロンと喧嘩→風の神ブロンが放った強風のせいで天界から花瓶が落下→運悪く俺に当たってしまった→即死。大体こういう流れだった。しかし俺はこういった展開をそれはもう親の顔より見てきたと言っても過言じゃないくらい見てきた。そうこれは、もしかしなくても俺は転生するんじゃないか?そう思った俺は興奮する気持ちを抑えリールンに聞いてみた。
「俺は転生するの?」
「は、はい。奏様は元々100歳まで生き大往生の予定でした。なので地球の輪廻には乗せられないので異世界で残りの寿命を全うして頂こうかと。しかし怒らないのですか?」
リールンは俺に怒っていないのかと聞いたが、俺は異世界に対してとても強い憧れを持っていたし異世界に行きたい。が口癖と言ってもいいほど、転生物の本が好きだった。そして今俺は神に殺された(?)と言われても悲しいやら、怒りなどといった感情は一切湧いてこなかった。むしろ逆にありがとうございます!といってもいいぐらいには喜んでいる。だが、漫画を読む前に殺されてしまったことに関しては恨んでいる。まぁそんなのは今感じている喜びと比べたら本当に些末なことではあるけど。
「全く。怒ってないよ。」
「本当ですか?未練ややり残したことなどないのですか?」
リールンは未練は無いのかと言ったが俺は小学校5年生の頃に両親を亡くしているし、最後の家族だった祖父も去年老衰で亡くなってしまった。でも俺のことを可愛がってくれる友達も数人いた。その人たちを悲しませてしまうことを考えると申し訳なくなるが別に未練がある訳では無い。そして特段、目標などなく生きてきたから、やり残したことも無い。ほんとになんにもないんだ。
「 うん。本当だよ。」
「そうですか、、、、、では、本人が未練がないと言っても寿命が残っている人を殺してしまいましたりなので、お詫びとして数個奏様の望みに叶えましょう。」
定番の展開だ!などおもいながらもテンションが上がっていくのを感じていた。
「じゃあ、顔はリールンさん判断でかっこいいと思う顔にしてください。あと俺の世界でチートと言われている能力にできます?」
「はい。可能ですよ。例えば全属性の魔法が使えて、んーそうですね、王道でいえば剣術、鑑定、無限収納などのスキル持ちなんていかがでしょう。」
リールンは目の前のパネルのようなものをいじりながら俺に聞いてきた。
「そう!それがいい!あと魔力量を多めにできます?」
「はい。サービスとして魔力量を多めにしておきましょう。」
「やった!」
リールンはとても大盤振る舞いをしてくれた。そして俺はこれから始まるであろう異世界生活に胸を躍らせた。
「それでは、設定が終わりました。奏様の無限収納に一年分の食料や水分を入れさせていただきました。そして、いくつかおまけでスキルをつけておきました。向こうの世界に着いてからご確認ください。それでは、異世界生活をお楽しみください。」
「!?!!!!うわぁあぁぁあああ~!!!!!」
気づいたら俺がさっきまでたっていたところに穴が開き俺は真っ逆さまに落ちて行った。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
誤字、脱字がある際は感想欄にてお教え下さい。また本作における誹謗中傷と言った感想はお控えください。ですがそれ以外の感想やこうした方がいいんじゃないかなどのアドバイスはいつでも受け付けております。ぜひ気軽に感想をお聞かせください。檸檬
少年は好きな転生物の「異世界で俺だけチートだった件」と言う漫画の発売に浮かれ呑気に鼻歌を歌っていた。
なんと言っても少年はその漫画の作者の大ファンであり、発売日を今か今かとたのしみにしてきたのでそれはまぁ、1人で小躍りして花歌を歌いながら本屋に向かうくらいには浮かれてた。
だが少年は後悔した。
だって、まさか死ぬなんて思わないだろ?
俺は気づくと真っ白で何も無い空間にいた。いや、気付きたくはなかったが、1つあったわ、俺の足元で土下座している長身の見知らぬ男、エ?ナニコレ?無視するのが正解?とりあえずどうすればいいのか分からないので放置してみることに。
5分後「、、、、、、、、、」
10分後「、、、、、、、、、、、」
15分後「、、、、、、、、、、、、、、、、」
俺的にはかなり待ったと思うが、時計がないので時間などわかるはずがない。しかし恐らく足元の男は、俺が声をかけるまでいつまでもきっと待ち続けるんだろう。俺は元々待つことが嫌いな性格なのでそうそうに諦め声をかけることにした。
「あの~、お兄さんなんで僕の足元で土下座してるんですか?あたまをあげてください。」
「はい、、、、」
俺は顔を上げた男を見て驚いたね。だって2次元から飛び出してきたかと思うくらいに顔が整っていたからそりゃあ誰だってびっくりするだろう。
「申し訳ありませんでした!!!わざとじゃないんです!本当です!嘘ではありません!」
顔を上げて目の前の男は急に謝り出した。状況をつかめず俺の頭は?でうめつくされてしまった。
「????????????」
その反応を見た男はハッとした顔をして。また謝った。
「すいません。私としたことが奏(かな様に説明をするのを忘れていました。」
?なぜ俺の名前を知ってるんだ?この男は。確かに俺は奏(かな)という名前だ。しかし俺はまだこの男に自己紹介などしてない。
「お兄さんはなんで俺の名前を知ってるの?」
「当たり前です。なんと言ったって、私は、この世界の神ですからね!」
自慢げに男は言った。だが、神とはどういうことだ?全く意味がわからない。
「神?」
「そうです。奏様が以前お住いになられていた地球は私の管轄なのです。もちろん私の他に複数いますが主な神は水の神イリュー、火の神プラー二ァ、大地の神エアド、風の神ブロンそして私、生命を司る神リールンの5人で構成されています。まぁ、この話は置いておいて奏様がお聞きになりたいのは何故こんなところにいるのかということでしょうか?」
色々と聞きたいことはある。だが、あの男─リールンが言っていた、以前という言葉がとても引っかかる。
「以前ってどういうこと?俺はずっと地球に住んでいるはずだけど?」
「実は、、、、」
リールンは俺の質問に答えてくれた。そして、リールンの話をまとめるとこんな感じだ。風の神ブロンと喧嘩→風の神ブロンが放った強風のせいで天界から花瓶が落下→運悪く俺に当たってしまった→即死。大体こういう流れだった。しかし俺はこういった展開をそれはもう親の顔より見てきたと言っても過言じゃないくらい見てきた。そうこれは、もしかしなくても俺は転生するんじゃないか?そう思った俺は興奮する気持ちを抑えリールンに聞いてみた。
「俺は転生するの?」
「は、はい。奏様は元々100歳まで生き大往生の予定でした。なので地球の輪廻には乗せられないので異世界で残りの寿命を全うして頂こうかと。しかし怒らないのですか?」
リールンは俺に怒っていないのかと聞いたが、俺は異世界に対してとても強い憧れを持っていたし異世界に行きたい。が口癖と言ってもいいほど、転生物の本が好きだった。そして今俺は神に殺された(?)と言われても悲しいやら、怒りなどといった感情は一切湧いてこなかった。むしろ逆にありがとうございます!といってもいいぐらいには喜んでいる。だが、漫画を読む前に殺されてしまったことに関しては恨んでいる。まぁそんなのは今感じている喜びと比べたら本当に些末なことではあるけど。
「全く。怒ってないよ。」
「本当ですか?未練ややり残したことなどないのですか?」
リールンは未練は無いのかと言ったが俺は小学校5年生の頃に両親を亡くしているし、最後の家族だった祖父も去年老衰で亡くなってしまった。でも俺のことを可愛がってくれる友達も数人いた。その人たちを悲しませてしまうことを考えると申し訳なくなるが別に未練がある訳では無い。そして特段、目標などなく生きてきたから、やり残したことも無い。ほんとになんにもないんだ。
「 うん。本当だよ。」
「そうですか、、、、、では、本人が未練がないと言っても寿命が残っている人を殺してしまいましたりなので、お詫びとして数個奏様の望みに叶えましょう。」
定番の展開だ!などおもいながらもテンションが上がっていくのを感じていた。
「じゃあ、顔はリールンさん判断でかっこいいと思う顔にしてください。あと俺の世界でチートと言われている能力にできます?」
「はい。可能ですよ。例えば全属性の魔法が使えて、んーそうですね、王道でいえば剣術、鑑定、無限収納などのスキル持ちなんていかがでしょう。」
リールンは目の前のパネルのようなものをいじりながら俺に聞いてきた。
「そう!それがいい!あと魔力量を多めにできます?」
「はい。サービスとして魔力量を多めにしておきましょう。」
「やった!」
リールンはとても大盤振る舞いをしてくれた。そして俺はこれから始まるであろう異世界生活に胸を躍らせた。
「それでは、設定が終わりました。奏様の無限収納に一年分の食料や水分を入れさせていただきました。そして、いくつかおまけでスキルをつけておきました。向こうの世界に着いてからご確認ください。それでは、異世界生活をお楽しみください。」
「!?!!!!うわぁあぁぁあああ~!!!!!」
気づいたら俺がさっきまでたっていたところに穴が開き俺は真っ逆さまに落ちて行った。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
誤字、脱字がある際は感想欄にてお教え下さい。また本作における誹謗中傷と言った感想はお控えください。ですがそれ以外の感想やこうした方がいいんじゃないかなどのアドバイスはいつでも受け付けております。ぜひ気軽に感想をお聞かせください。檸檬
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