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転生したらしい。
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「グギャーグギャー。」
とても穏やかとは言えない何者かの鳴き声で私は目が覚めた。
「ん?にゃんにぇ?ここどこにゃにょ?」
目を開けると視界一面に広がる緑。都会と言うほどの場所に住んでいた訳では無いけど、少なくともうちの家の周りに森や山なんかなかったはず。私は昨日ベットの上でちゃんと寝たはずなのになぜ森にいるんだ?
まぁそこら辺考えてもきっと分からないので早々に諦め、自分がいるあたりを観察してみることにした。
「しきゃし、いにょうに木ができゃいんだにゃ。」
ん?さっきは目の前に広がる光景が衝撃的すぎてスルーしてたけどいくらなんでも、呂律が回って無さすぎる。まるで小さい子のような?いや、こういう時こそ待て落ち着いて、、、、
「手がちいちゃくてぷくぷくしちぇるー!!!!!!」
何かの間違いだと思っていたがどうやら本当に私は幼女化してしまったらしい。この小さくて可愛らしいもみじのような手が決定的な証拠だ
「きっと、いしぇかいてんいかてんしぇいのどちらきゃにゃんだ。」
だってそう考えないと説明がつかなかった。目の前にある蛍光ピンクのような目に優しくない毒々しい色をしたフルーツやとてもじゃないが鳥とは言い難いサイズのグロテスクな巨大鳥。それらの全てが見たことも聞いたことも無いものだったのだ。
「ちかち、これかりゃどうしゅればいいのきゃ。」
そう。ここは森の中なのだ。私は今現在何も持っていないのだ。幼女の体力なんてたかが知れている。一刻も早く街に向かわなければならない。しかし街の方向なんて今はただの幼女の私には分かるはずがない。
絶賛森の中で迷子なのだ。まぁ焦らず行くとするか。
とりあえず異世界と言ったら最初にやることがある。それはステータスを見ることだ。
ステータスと唱えれば出るのだろうか?物は試しだ。やってみよう。
「すてぇーちゃす」
フォン
なんとも情けない発音だったがステータスは私の意を汲んでちゃんと出てきてくれたようだ。
パソコンの画面程の大きさのパネルが目の前にでてきた。
━━━━━━━━━━━━━━━━━
???
種族:人
性別:女 年齢:3歳
称号
スキル
魔法
破壊魔法
━━━━━━━━━━━━━━━━
空白のところがかない多い。しかしスペースが空いているのでこれから埋まっていくのだろうと思われるが、あまりにも情報量が少なすぎた。
ここで破壊魔法とはなんぞや?と思ったそこのあなた。私も同じ気持ちです。
そしてまた私の使用できる魔法が破壊魔法一択なのは不思議なところである。
名前の通り行けば破壊する魔法なのは違いないだろう。だが、名前が物騒すぎやしないだろうか?一応試した方がいいかもしれない。
「はきゃい!」
かなり投げやりな掛け声になってしまったが想像だけはバッチリだ。
どおぉぉぉおーん「、、、、、、、、うしょでちょ?」
先程の私の可愛らしい掛け声とは裏腹にとんでもなく凶悪な魔法がぶっぱなされてしまった。
目の前にある高さ2mくらいの岩に向かって放ったはずなのだが。次の瞬間には大きさがバラバラな小石になってしまっていた。
嘘と言ってくれ。。。
とても穏やかとは言えない何者かの鳴き声で私は目が覚めた。
「ん?にゃんにぇ?ここどこにゃにょ?」
目を開けると視界一面に広がる緑。都会と言うほどの場所に住んでいた訳では無いけど、少なくともうちの家の周りに森や山なんかなかったはず。私は昨日ベットの上でちゃんと寝たはずなのになぜ森にいるんだ?
まぁそこら辺考えてもきっと分からないので早々に諦め、自分がいるあたりを観察してみることにした。
「しきゃし、いにょうに木ができゃいんだにゃ。」
ん?さっきは目の前に広がる光景が衝撃的すぎてスルーしてたけどいくらなんでも、呂律が回って無さすぎる。まるで小さい子のような?いや、こういう時こそ待て落ち着いて、、、、
「手がちいちゃくてぷくぷくしちぇるー!!!!!!」
何かの間違いだと思っていたがどうやら本当に私は幼女化してしまったらしい。この小さくて可愛らしいもみじのような手が決定的な証拠だ
「きっと、いしぇかいてんいかてんしぇいのどちらきゃにゃんだ。」
だってそう考えないと説明がつかなかった。目の前にある蛍光ピンクのような目に優しくない毒々しい色をしたフルーツやとてもじゃないが鳥とは言い難いサイズのグロテスクな巨大鳥。それらの全てが見たことも聞いたことも無いものだったのだ。
「ちかち、これかりゃどうしゅればいいのきゃ。」
そう。ここは森の中なのだ。私は今現在何も持っていないのだ。幼女の体力なんてたかが知れている。一刻も早く街に向かわなければならない。しかし街の方向なんて今はただの幼女の私には分かるはずがない。
絶賛森の中で迷子なのだ。まぁ焦らず行くとするか。
とりあえず異世界と言ったら最初にやることがある。それはステータスを見ることだ。
ステータスと唱えれば出るのだろうか?物は試しだ。やってみよう。
「すてぇーちゃす」
フォン
なんとも情けない発音だったがステータスは私の意を汲んでちゃんと出てきてくれたようだ。
パソコンの画面程の大きさのパネルが目の前にでてきた。
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???
種族:人
性別:女 年齢:3歳
称号
スキル
魔法
破壊魔法
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空白のところがかない多い。しかしスペースが空いているのでこれから埋まっていくのだろうと思われるが、あまりにも情報量が少なすぎた。
ここで破壊魔法とはなんぞや?と思ったそこのあなた。私も同じ気持ちです。
そしてまた私の使用できる魔法が破壊魔法一択なのは不思議なところである。
名前の通り行けば破壊する魔法なのは違いないだろう。だが、名前が物騒すぎやしないだろうか?一応試した方がいいかもしれない。
「はきゃい!」
かなり投げやりな掛け声になってしまったが想像だけはバッチリだ。
どおぉぉぉおーん「、、、、、、、、うしょでちょ?」
先程の私の可愛らしい掛け声とは裏腹にとんでもなく凶悪な魔法がぶっぱなされてしまった。
目の前にある高さ2mくらいの岩に向かって放ったはずなのだが。次の瞬間には大きさがバラバラな小石になってしまっていた。
嘘と言ってくれ。。。
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続きがとっても楽しみです(((o(*>u<*)o)))
たったの2話読んだだけでファンになっちゃいました(*´∀`*)
ありがとうございます!これからも更新頑張りますのでよろしくお願いします。
退会済ユーザのコメントです
受験も終わりましたので更新頻度を上げていけると思います。ですがまだ忙しいのでできるだけ土日にあげられるよう頑張って見ますが間に合わなかったら申し訳ないです。
この作品を閲覧いただきありがとうございます!