蜜花

河衣佳奈

文字の大きさ
上 下
23 / 28
レズ

ユカリ(2)

しおりを挟む
ハンバーグを食べ終え、デザートに買っておいたアイスを食べた後、ちょっぴり悪いことがしたくて缶チューハイを飲みました。この年代の女子なので話題はどうしても恋バナ中心で、少し酔ったユカリはだんだん饒舌になっていきました。

「そう言えばさ、サッチンとうとう潤君としちゃったんだって」
「えーーっ! 中学から付き合ってるかとっくにしてると思ってた!」
「なんかね、途中までだったみたいだよ。潤君もサッチンも就職で内定出たからさ、2人で旅行したらしいの」
「そうなんだ! いいなあ」
「でさ、ところで佳奈はもう経験済なん?」
「ならなんで私の話に?! 言わなーい」
「やっぱりかぁ、言わないってことは経験済みかぁ。佳奈、モテるもんね」
「そんなことないよ。ユカリは、まだなん?」
「うん。そんな相手おらんしねーー。あ、でも一人ではするよ笑」
「それは私も笑」

こんな風にだんだんとエッチな話になってきました。ユカリも結構可愛い子で、何人かに告白されたこともあるんだけど、なかなか合う相手がおらず、まだ未経験みたいでした。

「ね、ねっ、1人でするのと全然違う?」
「あ、それは全然違うよ。でも最初はやっぱり少しだけ痛かった」
「そうなんだ! で、だんだん痛くなくなるの?」
「個人差あるんだろうけどね。私は2回目からは全然痛くなかったよ」
「そ、それで?! やっぱり気持ちイイ?」
「う、うん……すごく」
「きゃーーイイなあーー」

お酒に酔ったのかユカリは顔を赤くし、長袖のTシャツからも分かる大きな胸と、白くて長い指がとても綺麗に見えました。

「ユカリはすぐできるよ、綺麗だもん」
「そんなーー慰めてくれてるの?」
「違うよーー本当にそう思ってるの!」
「ありがと、佳奈」

そこから少しの間、沈黙になりました。あとで聞くとユカリはずっとソノ気だったみたいで……

そしてユカリはふっと立ち上がり、
「佳奈、そろそろ寝よっか?」と私を寝室に誘いました。

(続)
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

淫らに、咲き乱れる

あるまん
恋愛
軽蔑してた、筈なのに。

ちょっと大人な体験談はこちらです

神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない ちょっと大人な体験談です。 日常に突然訪れる刺激的な体験。 少し非日常を覗いてみませんか? あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ? ※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに  Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。 ※不定期更新です。 ※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。

秘事

詩織
恋愛
妻が何か隠し事をしている感じがし、調べるようになった。 そしてその結果は...

職場のパートのおばさん

Rollman
恋愛
職場のパートのおばさんと…

お父さんのお嫁さんに私はなる

色部耀
恋愛
お父さんのお嫁さんになるという約束……。私は今夜それを叶える――。

イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?

すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。 翔馬「俺、チャーハン。」 宏斗「俺もー。」 航平「俺、から揚げつけてー。」 優弥「俺はスープ付き。」 みんなガタイがよく、男前。 ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」 慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。 終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。 ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」 保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。 私は子供と一緒に・・・暮らしてる。 ーーーーーーーーーーーーーーーー 翔馬「おいおい嘘だろ?」 宏斗「子供・・・いたんだ・・。」 航平「いくつん時の子だよ・・・・。」 優弥「マジか・・・。」 消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。 太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。 「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」 「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」 ※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。 ※感想やコメントは受け付けることができません。 メンタルが薄氷なもので・・・すみません。 言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。 楽しんでいただけたら嬉しく思います。

一夏の性体験

風のように
恋愛
性に興味を持ち始めた頃に訪れた憧れの年上の女性との一夜の経験

処理中です...