蜜花

河衣佳奈

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秘密にしてたこと

初めての3P(3)

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程なくして彼が帰宅してきました。

3人でご飯を食べながらお酒を飲み、学生時代の話や仕事の話。そして加藤さんの元カノの話で盛り上がっていました。

中でも加藤さんの恋バナは面白くって、付き合い始めて2週間が経ち、ようやくエッチにーーとなったら、相手が性転換した男性だったとか(笑)。

彼も彼で、それでどうした?とか、でもキスはしたんだろ?とか、突っ込まなくていい事まで突っ込んで訊くもんだから、加藤さんも調子に乗って、「口で出さしてもらった。マコトくん(その性転換した彼女?の本名)のお口に」とカミングアウトしちゃったり。

だんだん酔ってきた加藤さんは、「いいよなぁ、お前は。こんな綺麗な彼女がいてさ。俺だったら毎日しちゃうよ」なんて言い始めちゃって。

彼とは半同棲で確かに初めの頃は毎日のようにSEXしてたけど、だんだんマンネリ化してきて最近はしないまま過ごす日もありました。

彼も良い具合に酔ってたみたいで、「いいだろう。俺は佳奈とやっちゃってまーす」なんて言い出す始末。

加藤さんは「羨ましいわ、お前が。こんな綺麗な彼女……くぅーーー」と、戯けたように私の肩に手を掛け、抱き寄せるフリをしました。

すると彼が、「可哀想な加藤くん。仕方ない。今日は特別だ。佳奈とハグすることは許可しよう!」なんて言い出して。

「ちょ、ちょっと! 加藤さんに悪いじゃない」って私も気を遣って言ったのに、

「ありがとうございます!!」と加藤さんにハグされてしまって。

そこで正直、彼に怒りが込み上げてくるのが普通なんだけど、なんだろう? 久し振りに彼以外の男の人に抱きしめられてちょっぴりキュンッとなった私。

加藤さんがふざけて私を抱きしめながら頭を撫で撫でして、「やっぱり女はいいなー。男はキツかったわ」と笑いを取ります。

「そうかそうか。最後にキスしてフェラされたの男だもんな、お前(笑)」と、彼もまた言わなくていいことを。

そんなやりとりをしていたら、ふっと私から身体を離す加藤さん。

「なぁなぁ、お前らのエッチ見せてくれない?」

……と。


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