蜜花

河衣佳奈

文字の大きさ
上 下
14 / 28
従兄との秘密

ミンミンゼミ

しおりを挟む
「り、陸くん……」

広い一軒家の2階の南角に位置する陸くんの部屋は8畳ほどの広さに、ベッドと机とテレビ、そして小さなクッションが置いてあった。

ずっと買いたかったアーティストの新しいアルバムを持ってると聞き、それを聴かせてもらうで陸くんの部屋に入ったのですが、すっかり意識してしまった私は明らかに会話も仕草もギクシャクしていたに違いありません。そんな私の姿が余計に陸くんを刺激したのでしょう。私がクッションを背に寝転がった瞬間、陸くんが覆いかぶさってきたのでした。

「えっ! ダメっ、陸くん!」

私の言葉を消し去るように陸くんは目を閉じて唇を押し付けてきました。抵抗しようと足をバタバタさせると、ちょうど私の太腿が陸くんの股間に触れました。そしてそれが凄く硬く勃っているのが分かりました。

陸くんの舌が挿ってきて私の舌に絡ませてきます。暫くすると私の身体から抵抗する力が失われてゆき、次第にフワフワとした気持ち良さに変わっていきました。窓の外で啼いているミンミンゼミの声。広い田舎の一軒家の一室で、従兄弟に愛撫されているーーそのシュチュエーションは、まだ20歳の私にはとても刺激的でした。

陸くんの大きな手がTシャツの上から私の胸を揉みしだく頃にはすっかり感じてしまい、

「あうっ、ああっ……」

と切ない声を上げてしまっていました。

目を開けると頬から顎に汗を垂らしながら陸くんが私のTシャツをまくり上げ、すっかりピンッと勃ってしまっている乳首に吸い付いてきます。私はビクンッと身体を反らし、その激しい愛撫に身を委ねてしまっていました。

「いやっ! 気持ちいいっ!」

私は陸くんの頭を掴み、陸くんの舌に弄ばれる乳首に押し付けていました。

やがて陸くんの右手が私のホットパンツの中へ侵入し、長い指先がクリトリスを探し当て指腹で上下に擦るように刺激を加えます。

「そこ……いや! いいの!」

すっかり濡れていた私のアソコからクチャクチャと淫な音がします。私は我慢できなくなり、陸くんの股間に手を伸ばしと、さっきよりも更に硬く大きく聳り勃った陸くんのペニスがありました。


しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

ちょっと大人な体験談はこちらです

神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない ちょっと大人な体験談です。 日常に突然訪れる刺激的な体験。 少し非日常を覗いてみませんか? あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ? ※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに  Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。 ※不定期更新です。 ※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

淫らに、咲き乱れる

あるまん
恋愛
軽蔑してた、筈なのに。

騙されて快楽地獄

てけてとん
BL
友人におすすめされたマッサージ店で快楽地獄に落とされる話です。長すぎたので2話に分けています。

先生と生徒のいかがわしいシリーズ

夏緒
恋愛
①先生とイケナイ授業、する?  保健室の先生と男子生徒です。 ②生徒会長さまの思惑  生徒会長と新任女性教師です。 ③悪い先生だな、あんた  体育教師と男子生徒です。これはBLです。 どんな理由があろうが学校でいかがわしいことをしてはいけませんよ〜! これ全部、やったらダメですからねっ!

妻と愛人と家族

春秋花壇
現代文学
4 愛は辛抱強く,親切です。愛は嫉妬しません。愛は自慢せず,思い上がらず, 5 下品な振る舞いをせず,自分のことばかり考えず,いら立ちません。愛は傷つけられても根に持ちません。 6 愛は不正を喜ばないで,真実を喜びます。 7 愛は全てのことに耐え,全てのことを信じ,全てのことを希望し,全てのことを忍耐します。 8 愛は決して絶えません。 コリント第一13章4~8節

イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?

すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。 翔馬「俺、チャーハン。」 宏斗「俺もー。」 航平「俺、から揚げつけてー。」 優弥「俺はスープ付き。」 みんなガタイがよく、男前。 ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」 慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。 終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。 ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」 保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。 私は子供と一緒に・・・暮らしてる。 ーーーーーーーーーーーーーーーー 翔馬「おいおい嘘だろ?」 宏斗「子供・・・いたんだ・・。」 航平「いくつん時の子だよ・・・・。」 優弥「マジか・・・。」 消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。 太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。 「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」 「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」 ※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。 ※感想やコメントは受け付けることができません。 メンタルが薄氷なもので・・・すみません。 言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。 楽しんでいただけたら嬉しく思います。

秘事

詩織
恋愛
妻が何か隠し事をしている感じがし、調べるようになった。 そしてその結果は...

処理中です...