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え、嫌ですけども
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匠と約束していた時間に近くなって来ていたから、上機嫌になった蓮先輩と一緒に校庭まで戻って一緒に匠を待ってたんだけど。
教室を出る前から蓮先輩がずーっと僕と手を繋いでてくれてる。
これって競技始まる前からご褒美タイム始まってる??ってちょっと動揺したけど、僕は蓮先輩と触れ合えてるのが嬉しいのでそこには触れません。
下手に突っついて離されちゃったら寂しいしね。
だから僕、繋がれてる手が嬉しくてチラチラ手元を見ちゃいそうなの、必死で我慢してる所なの。
顔のヘラヘラはどう頑張っても抑えられないけど、蓮先輩もニコニコしてくれているから僕だってヘラヘラしてても問題ないよね!
そうやって蓮先輩と2人でニコニコしながら匠を待ってたら、匠と陸がパタパタと走って来てくれた。
「ごめんー!ちょっと遅くなっちゃった。待たせちゃった?」
「んーん、大丈夫だよっ!僕達も今来た所だし・・・って、あれ?静は一緒じゃ無かったの?」
3人でご飯食べるって言ってたから、ここにも3人で来るのかなって思ってたのに静だけいなくて思わず首を傾げてしまう。
1人で先に戻ったのかな?
「あー・・・、静はね、生贄となって頂いたというか・・・気に入られてしまったようだというか・・・、うん、多分静なら大丈夫かなって思って置いてきた!」
ちょっとバツの悪そうな表情をして匠がそう教えてくれたんだけど、僕の頭じゃどういうことか分かんなんくて思わず陸の方をチラリと見ると陸は陸で苦笑したまま何も教えてくれなくて。
生贄・・・気に入られた?誰かに捕まったって事??
僕の頭はハテナが飛び交ってたんだけど。
「もしかして蜜樹に絡まれた?」
何故か蓮先輩には分かったようだ。なぜに。っていうかあのバカって誰なんだろ?
「あー、多分その人に絡まれましたね。3人でお昼食べてたら見つかりまして。なんか屋上行ったけど誰も居なくて寂しいから一緒に食べようって乱入して来ましたね」
「・・・・・・それはすまんかった。アイツ押し強いから怠かっただろ」
「正直返事もしてないのに隣に座ってご飯食べ始めたのでビックリしましたけど、何故か静に興味が湧いたらしくて。途中から静にばっかりチョッカイかけてたんで、僕は別に大丈夫でしたよ」
「ふーん・・・。アイツ気に入ったらしつこいからなぁ。まぁ2人纏めて結翔にちょっかいかける余裕無くなってくれるなら俺的には勝手にしてもらってって感じだけど・・・ご愁傷様」
「まぁ静はちゃんと自己主張できるタイプで押し負かされたり流される事は無いんで。多分あの人よりも力もあるから無理矢理とかも無理だろうし。さっきも凄い嫌そうだったけど適当に流してましたし。まぁ大丈夫そうじゃ無かったら置いて来ませんけどね」
「そう。まぁアイツ、絡みは怠いし確かに下半身は緩いけど悪いやつじゃねぇから。揶揄われたりちょっかいかけられたりはするだろうけど、嫌がる奴に無理矢理とかするような奴じゃねぇから心配しなくて大丈夫じゃね?」
「おー・・・本当に仲良しなんですね」
「やめろ鳥肌立った」
僕がキョトンとしている間に2人の間で話が終わってしまったようです。何と言う事でしょう。僕は何が何だかサッパリ分からないというのに!
んむむむ・・・!って考えてたら、話し終わったらしい蓮先輩が繋いで無い方の手で僕の頭を撫でてくれた。
「そんな眉間に皺寄せて心配しなくて大丈夫だ。蜜樹と話してるだけらしいからな」
「・・・みっくん先輩と?そうなんですか?」
みっくん先輩と静って仲良しだったっけ?でも話してる所見た事無いような・・・。でもみっくん先輩コミュ力お化けっぽいし今日話してみて仲良しになったのかなぁ?
「そー。っていうか結翔?」
コテリと首を傾げてそう考えていると、不意に蓮先輩が僕の耳元に顔を寄せてきて。
「あんま俺以外の男の事考えんなよ。結翔は俺のなんだから頭ん中俺の事でいっぱいにしてて」
甘い甘い声でそう囁かれた。
「・・・ひゃいぃっ!」
その破壊力にそのまま腰が砕けちゃいそうになりながらも、首振り人形みたいに一生懸命コクコクと首を縦に振る。
僕の心はいつだって蓮先輩でいっぱいいっぱいですよぉおお!!!!
教室を出る前から蓮先輩がずーっと僕と手を繋いでてくれてる。
これって競技始まる前からご褒美タイム始まってる??ってちょっと動揺したけど、僕は蓮先輩と触れ合えてるのが嬉しいのでそこには触れません。
下手に突っついて離されちゃったら寂しいしね。
だから僕、繋がれてる手が嬉しくてチラチラ手元を見ちゃいそうなの、必死で我慢してる所なの。
顔のヘラヘラはどう頑張っても抑えられないけど、蓮先輩もニコニコしてくれているから僕だってヘラヘラしてても問題ないよね!
そうやって蓮先輩と2人でニコニコしながら匠を待ってたら、匠と陸がパタパタと走って来てくれた。
「ごめんー!ちょっと遅くなっちゃった。待たせちゃった?」
「んーん、大丈夫だよっ!僕達も今来た所だし・・・って、あれ?静は一緒じゃ無かったの?」
3人でご飯食べるって言ってたから、ここにも3人で来るのかなって思ってたのに静だけいなくて思わず首を傾げてしまう。
1人で先に戻ったのかな?
「あー・・・、静はね、生贄となって頂いたというか・・・気に入られてしまったようだというか・・・、うん、多分静なら大丈夫かなって思って置いてきた!」
ちょっとバツの悪そうな表情をして匠がそう教えてくれたんだけど、僕の頭じゃどういうことか分かんなんくて思わず陸の方をチラリと見ると陸は陸で苦笑したまま何も教えてくれなくて。
生贄・・・気に入られた?誰かに捕まったって事??
僕の頭はハテナが飛び交ってたんだけど。
「もしかして蜜樹に絡まれた?」
何故か蓮先輩には分かったようだ。なぜに。っていうかあのバカって誰なんだろ?
「あー、多分その人に絡まれましたね。3人でお昼食べてたら見つかりまして。なんか屋上行ったけど誰も居なくて寂しいから一緒に食べようって乱入して来ましたね」
「・・・・・・それはすまんかった。アイツ押し強いから怠かっただろ」
「正直返事もしてないのに隣に座ってご飯食べ始めたのでビックリしましたけど、何故か静に興味が湧いたらしくて。途中から静にばっかりチョッカイかけてたんで、僕は別に大丈夫でしたよ」
「ふーん・・・。アイツ気に入ったらしつこいからなぁ。まぁ2人纏めて結翔にちょっかいかける余裕無くなってくれるなら俺的には勝手にしてもらってって感じだけど・・・ご愁傷様」
「まぁ静はちゃんと自己主張できるタイプで押し負かされたり流される事は無いんで。多分あの人よりも力もあるから無理矢理とかも無理だろうし。さっきも凄い嫌そうだったけど適当に流してましたし。まぁ大丈夫そうじゃ無かったら置いて来ませんけどね」
「そう。まぁアイツ、絡みは怠いし確かに下半身は緩いけど悪いやつじゃねぇから。揶揄われたりちょっかいかけられたりはするだろうけど、嫌がる奴に無理矢理とかするような奴じゃねぇから心配しなくて大丈夫じゃね?」
「おー・・・本当に仲良しなんですね」
「やめろ鳥肌立った」
僕がキョトンとしている間に2人の間で話が終わってしまったようです。何と言う事でしょう。僕は何が何だかサッパリ分からないというのに!
んむむむ・・・!って考えてたら、話し終わったらしい蓮先輩が繋いで無い方の手で僕の頭を撫でてくれた。
「そんな眉間に皺寄せて心配しなくて大丈夫だ。蜜樹と話してるだけらしいからな」
「・・・みっくん先輩と?そうなんですか?」
みっくん先輩と静って仲良しだったっけ?でも話してる所見た事無いような・・・。でもみっくん先輩コミュ力お化けっぽいし今日話してみて仲良しになったのかなぁ?
「そー。っていうか結翔?」
コテリと首を傾げてそう考えていると、不意に蓮先輩が僕の耳元に顔を寄せてきて。
「あんま俺以外の男の事考えんなよ。結翔は俺のなんだから頭ん中俺の事でいっぱいにしてて」
甘い甘い声でそう囁かれた。
「・・・ひゃいぃっ!」
その破壊力にそのまま腰が砕けちゃいそうになりながらも、首振り人形みたいに一生懸命コクコクと首を縦に振る。
僕の心はいつだって蓮先輩でいっぱいいっぱいですよぉおお!!!!
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