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僕、将来お嫁さんになるらしいです!

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「セオにぃ様?どうしたの?」
「ノアが俺の部屋に来てくれるなんて凄く嬉しい……!」

あまりの勢いに驚いたけど、喜んでくれてたみたい。それならよかった、のかな?

「いつもはセオにぃ様が僕のお部屋に来てくれるから、今日は僕がセオにぃ様のお部屋に来たかったの!セオにぃ様、今休憩のお時間なんでしょう?一緒に居てもいい?」

まだ僕をぎゅっぎゅって抱きしめているセオにぃ様の背中に手をまわしてぎゅーってしながらそう言ったら、そのままセオにぃ様にヒョイって抱えあげられて。

「あぁ!もちろんだ!」

満点の笑顔で了承してもらえた。えへへ、嬉しい!

「わぁっ!うれしい!ありがとう、セオにぃ様っ!」
「俺の方こそ、来てくれてありがとう!」

僕もセオにぃ様もにっこにこで、サムもロドニーさんもにっこにこ!

ほんわりした空気のままセオにぃ様のお部屋にお邪魔したんだけど、なんだかシックな感じですっごく大人って感じのお部屋だった。

僕の白基調でパステル色が多い部屋とは違って重厚感?がある、みたいな。

セオにぃ様に抱えられたまま思わずお部屋をほわーってキョロキョロしていたら、間取りはノアの部屋と同じだぞって教えてくれた。

でもね、全然違うお部屋に見えるの。不思議!


そんな事をしていた僕だけど、その間にもセオにぃ様はお部屋をずんずん進んでいっていて。気付いたら大きなソファに僕を膝に置いたまま座ってた。

ん?なんで僕、セオにぃ様のお膝に横座りしてるのかなぁ?


コテリ、と首を傾げたけど、ロドニーとサムが手早く準備してくれた目の前に広がるスイーツたちの方に意識がパってそれちゃった。

小さめのサイズの美味しそうなスイーツが机にたくさん……!サムもロドニーもいつの間に準備してたんだろう?侍従さんって、凄いなぁ。

「さぁ、ノアは甘いスイーツが好きだろう?好きなだけ食べていいんだよ」
「えっ!?いいの?」
「あぁ、もちろんだ!まずはどれが食べたい?にぃ様がとってあげよう」
「本当!?やったー!じゃあね、じゃあね、あのチョコレートのやつが食べたいっ!」

これだな?って優しく笑んで僕が食べたいって言ったチョコレートのケーキをサッと取ってくれたセオにぃ様は、そのままフォークで一口サイズに切ってくれて。

「ほら、ノア。あーん、だ」

お口の目の前に差し出されてしまったらもう反射的にお口がパカって開いちゃうよね。

そのままセオにぃ様は僕のお口にチョコレートケーキを入れてくれて。そのあまりの美味しさに、思わず両手を頬っぺたに当ててお目目がキラッキラに輝いちゃう!

「んんんん~……っ!おいっひぃっ!」
「そうか、よかった。ほら、もうひとくち」


お口に運ばれてくるチョコレートケーキはすっごく美味しくて。与えられるままにパクパクと食べちゃってた。

「ノア、次はどれが食べたいんだ?」
「んっとねー、じゃああの生クリームのイチゴのやつ!」
「よし、あれだな」

こうして次から次へとスイーツをたくさん食べさせてくれたセオにぃ様。これ以上食べたらせっかく料理長が腕によりをかけて作ってくれたランチが食べれなくなっちゃいそう。

お腹をポンポンって叩いてセオにぃ様を見上げた。

「セオにぃ様、これ以上食べたらランチが食べられなくなっちゃう。見て、お腹パンパンっ」
「……本当だ。ノアの可愛らしい薄いお腹がパンパンに膨れてしまっているな。ではこれくらいにしておくか」

僕のお腹をスリって撫でた後、目をきゅって細めたセオにぃ様。僕のお腹がパンパンだって事、気付いてくれたらしい。ちょっと耳元が赤くなってるけど……暑いのかな?


なんて思ってたら。セオにぃ様のお顔がどんどん近付いて来て。


ペロリ、って僕のお口の端っこを舐められちゃった。


「せ、せおにぃさま!?」


びっくりしてお顔が熱くなってしまった僕。そんな僕を見てふって笑ったセオにぃ様がなんだかいつもと違う人みたいで。

スリって下唇をセオにぃ様の親指で拭われて、その指をそのままセオにぃ様がペロって舐めちゃった。


「ノア、小さな可愛いお口にクリームが付いていたよ」



……セオにぃ様が!セオにぃ様が!なんだかえっちです!!!




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