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僕、将来お嫁さんになるらしいです!
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あまりの衝撃に思わず神様に八つ当たりしてしまった‥…。
良くない良くない。神様もきっと頑張ってくれたんだろうし。神様のお陰で人類滅亡の危機を脱したんだし。
それに結婚なんてまだまだ先の話なんだろうし、僕が結婚したくなかったらこの家に居ていいって父様も言ってたしね!このお家でずーっと父様と一緒にいるのもいいかもしれない。
うんうん、って無理矢理自分を納得させた僕は、「やはりノアの相手は文武両道で思いやりがある男でなければ……。いや、でも気持ちが浮ついているようなやつが相手であったら浮気の心配もあるのか。そうなると第一条件は一途である事か……」なんてまだブツブツと言っている父様の頬っぺたをツンツンした。
「父様、教えてくれてありがとう。でも僕お嫁さんとかよく分かんない。だからずーっとこのお家で父様と一緒にいたいなぁ」
「ノア……!」
何の気なしに言ったのに、父様が泣いちゃって。
「父様、泣かないでぇ」
頭をよしよしってしたらノア~ってまたぽろぽろ新しい涙が次から次へと流れて行っちゃって、思わず慌ててしまった。
まさか父様とずっと一緒に居たいって言っただけでこんなに泣かれてしまうとは……!
それからしばらく僕は、生ぬるい視線を向けているサムに見守られながらせっせと父様の頭をなでなでして、やぁっと父様が泣き止んでくれた。
父様が泣いちゃってもサムが驚いてないってことは、さては父様、泣き虫さんなのでは……!って気付いちゃったけど、ノアの事凄く愛してくれているんだぁってお胸がぽかぽかだったから、父様が泣き虫さんでも僕は父様が大好きだ!
そうして落ち着いた父様に抱っこしてもらって三階をくまなく案内してもらったんだけど、そろそろ……と秘書官さん?が父様のお迎えに来たからお仕事頑張ってね!ってバイバイした。
父様は「まだノアと居たいのに……」と渋ってたけど、また執務室に遊びに行くってお約束したら「絶対だよぉ」って泣く泣く戻って行って。秘書官さんにありがとうございますってお礼を言われてしまった。僕、むしろお邪魔しただけなのにねぇ。
「ノア様、そろそろセオドア様の休憩の時間ですよ。会いに行かれますか?」
なんと!僕が父様と遊んでいる間にセオにぃ様の休憩のお時間になったんだ。楽しい時間ってあっという間に過ぎちゃうんだなぁ。
「僕、セオにぃ様に会いに行きますっ!」
ムンって気合を入れてそう宣言したら、サムにそのままヒョイって抱っこされてしまった。
僕、今日ほとんど歩いてないなぁ。
そうしてやってきました!セオにぃ様のお部屋!
サムに抱っこからおろしてもらってドアの前にムンって仁王立ちしています。ノアです。
僕からセオにぃ様のお部屋に行くのは初めてだからちょっと緊張しています。お邪魔虫じゃないかなぁって。
ドキドキして仁王立ちをやめて深呼吸を始めた僕が見えているはずのサムだけど、気にせずサラリと扉をノックしてしまった。まだ僕、ドキドキしてるのに!心の準備が!
「ふふっ、大丈夫ですよ、ノア様。セオドア様は絶対に喜んでくださいますから」
「本当?セオにぃ様、喜んでくれる?」
「えぇ、もちろん」
そんな風にサムとお話ししていたら、扉がガチャって開いて。セオにぃ様の侍従のロドニーさんが僕を見てお目目まん丸にして驚いていた。
「ノア様!?」
「はいっ!ノアです!セオにぃ様が休憩のお時間だって聞いてきちゃいました。セオにぃ様に会っても……」
「ノア……!?」
いいですか?って続ける前に扉がバーンって勢いよく開いて、セオにぃ様が飛び出してきて。
僕、とっても驚いてポカーンってしちゃったんだけど。
何故かそのままぎゅうううってセオにぃ様に抱きしめられたんだ。
嬉しいけど、どうしてそうなったの?
良くない良くない。神様もきっと頑張ってくれたんだろうし。神様のお陰で人類滅亡の危機を脱したんだし。
それに結婚なんてまだまだ先の話なんだろうし、僕が結婚したくなかったらこの家に居ていいって父様も言ってたしね!このお家でずーっと父様と一緒にいるのもいいかもしれない。
うんうん、って無理矢理自分を納得させた僕は、「やはりノアの相手は文武両道で思いやりがある男でなければ……。いや、でも気持ちが浮ついているようなやつが相手であったら浮気の心配もあるのか。そうなると第一条件は一途である事か……」なんてまだブツブツと言っている父様の頬っぺたをツンツンした。
「父様、教えてくれてありがとう。でも僕お嫁さんとかよく分かんない。だからずーっとこのお家で父様と一緒にいたいなぁ」
「ノア……!」
何の気なしに言ったのに、父様が泣いちゃって。
「父様、泣かないでぇ」
頭をよしよしってしたらノア~ってまたぽろぽろ新しい涙が次から次へと流れて行っちゃって、思わず慌ててしまった。
まさか父様とずっと一緒に居たいって言っただけでこんなに泣かれてしまうとは……!
それからしばらく僕は、生ぬるい視線を向けているサムに見守られながらせっせと父様の頭をなでなでして、やぁっと父様が泣き止んでくれた。
父様が泣いちゃってもサムが驚いてないってことは、さては父様、泣き虫さんなのでは……!って気付いちゃったけど、ノアの事凄く愛してくれているんだぁってお胸がぽかぽかだったから、父様が泣き虫さんでも僕は父様が大好きだ!
そうして落ち着いた父様に抱っこしてもらって三階をくまなく案内してもらったんだけど、そろそろ……と秘書官さん?が父様のお迎えに来たからお仕事頑張ってね!ってバイバイした。
父様は「まだノアと居たいのに……」と渋ってたけど、また執務室に遊びに行くってお約束したら「絶対だよぉ」って泣く泣く戻って行って。秘書官さんにありがとうございますってお礼を言われてしまった。僕、むしろお邪魔しただけなのにねぇ。
「ノア様、そろそろセオドア様の休憩の時間ですよ。会いに行かれますか?」
なんと!僕が父様と遊んでいる間にセオにぃ様の休憩のお時間になったんだ。楽しい時間ってあっという間に過ぎちゃうんだなぁ。
「僕、セオにぃ様に会いに行きますっ!」
ムンって気合を入れてそう宣言したら、サムにそのままヒョイって抱っこされてしまった。
僕、今日ほとんど歩いてないなぁ。
そうしてやってきました!セオにぃ様のお部屋!
サムに抱っこからおろしてもらってドアの前にムンって仁王立ちしています。ノアです。
僕からセオにぃ様のお部屋に行くのは初めてだからちょっと緊張しています。お邪魔虫じゃないかなぁって。
ドキドキして仁王立ちをやめて深呼吸を始めた僕が見えているはずのサムだけど、気にせずサラリと扉をノックしてしまった。まだ僕、ドキドキしてるのに!心の準備が!
「ふふっ、大丈夫ですよ、ノア様。セオドア様は絶対に喜んでくださいますから」
「本当?セオにぃ様、喜んでくれる?」
「えぇ、もちろん」
そんな風にサムとお話ししていたら、扉がガチャって開いて。セオにぃ様の侍従のロドニーさんが僕を見てお目目まん丸にして驚いていた。
「ノア様!?」
「はいっ!ノアです!セオにぃ様が休憩のお時間だって聞いてきちゃいました。セオにぃ様に会っても……」
「ノア……!?」
いいですか?って続ける前に扉がバーンって勢いよく開いて、セオにぃ様が飛び出してきて。
僕、とっても驚いてポカーンってしちゃったんだけど。
何故かそのままぎゅうううってセオにぃ様に抱きしめられたんだ。
嬉しいけど、どうしてそうなったの?
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