目が覚めたら黒髪黒目至上主義の世界に転生していたみたいです

抹茶もち

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どうやら僕は転生してしまったらしい

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 風呂から出てしばらくした後、朱莉あかり姉さんの部屋に呼ばれていた事を思い出した俺は姉さんの部屋に行った。



 部屋に入ると突然、姉さんにぎゅっと抱きしめられた。




「弟くん……お姉さん、ずっと待ってたんだよ?……約束通りにお姉さんが色々と、教えてあげるからね……」



 俺の胸に顔をうずめていた姉さんが顔を上げてニッコリと笑いながらそう言った




「ごめん、由梨と風呂でいろいろあって、忘れてた」



「由梨ちゃんと色々……ねぇ……なら、次はお姉さんの番だよね……私達姉妹の弟くん?」



 姉さんはいきなり顔を近づけてきて俺の頬にちゅ、と音を立ててキスをした




「ね、姉さん、、いきなり何を……」



「あれ、いやだった?……も、もしかして弟くん……私の事、嫌い?」



「いや、別に嫌いじゃないけど」




「じゃあ、弟くん……私の事、好き?」



「あ、当たり前だ。姉さんは大切な家族なんだから」



「そっかぁ、嬉しいなぁ……じゃあ……じっと、しててね……んっ、ちゅ……ちゅっ、……んっっ、はあっ、……はぁ…ちゅっ、……んんっ、ちゅ……」



 俺の答えに満足したのか姉さんはそう言って、俺の首元に痕がつくようなキスをしてきた。



 軽く抵抗しても全く辞めてくれないので、俺は割と本気で抵抗した




「あ、やりすぎちゃった……弟くん、ごめんねぇ、お姉さん……ちょっと興奮しちゃってるみたい……」




 姉さんは艶っぽい笑みを浮かべると唇にしっかりとキスをしてきた



「ん……ちゅっ」



 姉さんは何度かキスをしたあと顔を離して、俺の首元に鮮明に付いた痕を見てその笑みを更に深めた




 そして再び、両手でぎゅっと抱きしめてから俺の胸元に顔を埋めた



「はぁ……弟くんの体温を感じられて、お姉さん幸せだよぉ……」



 俺はそこで改めて今の姉さんの服装をしっかり確認した。



 上は大きめのTシャツで、下はホットパンツだ。



 ゼロ距離で密着してくるせいで、Tシャツの隙間からは胸が見えてしまっている。



 そしてその時ついに、俺はある重大な事実に気づいてしまった――





 ――今、目の前にいる姉さんはノーブラだった。




「弟くんて、結構むっつりさんだよねぇ……バレバレだよ?」



 姉さんは俺の視線に気づいたのかTシャツを少し下げて更に胸を見せてから、上目遣いで俺を誘惑するように見つめてくる。



「えっと……」



 俺がためらっていると姉さんはニッコリとした笑みを浮かべて俺をベッドに押し倒してきた
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