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1.フィライン・エデン編
1始まらなかった日常 ②
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声は、背後からした。まさか、と思いながら振り向く三人。なにせ、彼女らの後ろには、塀しかないのだ。
塀の上に人が立っている、というのなら、まだ冗談で済ませられた。
実際には、塀の上には、二匹の猫がいた。ここまでは問題ない。冗談じゃないのは、声の発生源がその猫であったということ。
しかも、そのうちの一匹は。
「なっ……青い、猫……!?」
比喩でもなんでもなく、水色の毛並みをした猫だった。耳の先端には濃い青の模様まである。どうやら、先ほどから聞こえている、少年のようなやや高めの中性的な声は、この水色の猫が発しているようで、その口から同じ声音で言葉が紡がれた。
「やっぱりね。予想できていたよ、その反応は」
「青い猫が……しゃべってる……!?」
「まあ、驚くのも無理はないね」
「触った感触があるばい……夢じゃなか……」
「うん、夢ではないよ。ボクたちは……」
「……毛並み、思ったよりモフモフしとらんかった」
「急にげんなりしないで!? なにそれ、ダメ出し!?」
「あ、こっちの白猫はモフモフばいー」
「ごめんね!? ボク短毛なんだよ! 君はよかったね、褒められてるよ!」
雷奈に抱きかかえられた、白い毛並みをしたもう一匹の猫は目を細めてジタバタしながら懇願する。
「く、くすぐったいってば、ちょ、一回離してぇ……」
「……やっぱこっちもしゃべるんだ」
氷架璃と芽華実も、しゃべる猫を茫然と見つめた。地面に下ろされた白猫は、当たり前のように二本足で立って、目に浮かんだ涙をぬぐった。
「はあ、びっくりしたぁ……急にモフモフされるんだもの」
「そんな哺乳類最強……いや、最嬌の武器さらしといて、なんば言っとーとか。これば目の当たりにしてモフモフせんとか、修行僧の御業たい。っていうか、普通に立っとるけど、何者?」
「それを説明しようとしたんだよ」
先ほどの水色の猫が、軽やかに塀から降りた。
「青いわ、しゃべるわ、立つわ……普通の猫じゃないのはわかるけど」
「素直でよろしい。その通りだよ、ボクたちは普通の猫じゃないんだ、――水晶氷架璃」
最後に付け足された単語に、氷架璃がぴくりと肩を震わせた。いささか警戒した顔で、問う。
「……なんで、私の名前」
「知っているよ。神託があったからね」
「あなたのことは、私のほうに神託があったわ、美楓芽華実」
芽華実の名を口にしたのは、白猫のほうだ。案の定、芽華実は不安そうな表情を浮かべる。
「……どうして……」
「それも含めて説明しよう」
水色の猫は、どこか誇らしげに胸を張って言った。
「ボクの名前は流清アワ。こっちは風中フーだ。ボクたちはね、『フィライン・エデン』という世界から来たのさ」
「……フィリピン・エデン……!?」
「ちょっと違うよ!? フィライン・エデンだよ!? 何その南国の楽園みたいなの!?」
神妙な顔をして復唱した……ようでできていなかった雷奈に苛烈な訂正を入れて、水色の猫――アワは続ける。
「君たちの世界とは違う、いわゆる異世界、といえばいいかな」
映画や小説、フィクションと呼ばれる類にしか存在しないはずのそれを、さも当然のように口にするアワ。けれど、雷奈たちは一蹴する気にはなれなかった。現に猫がしゃべっているのだから、異世界くらいあってもおかしくはない。常識の水準は、すでに狂いつつあった。
「……仮にその異世界があったとして、それは何、ファンタジーものよろしく、猫も犬もトカゲもしゃべって歩いて、人間と仲良く暮らしてるわけ?」
投げ捨てるような氷架璃の問いに、アワは真摯に答えた。
「いや、違うね。フィライン・エデンには、猫しかいないんだ。犬もトカゲも人間もいない。完全に猫の世界さ」
「……猫の、世界」
反芻するように、雷奈がつぶやいた。アワはそれにうなずき、ふいに天を仰いだ。日はまだ高く、空は青い。小さな姿の彼からは、人間よりも空が遠く見えていることだろう。
「厳密には、違うんだけどね。別に猫じゃなくてもよかったんだ」
「どういうこと?」
「フィライン・エデンとは、猫が住み着いたからそう呼ばれているけど、本来はどの動物が支配してもおかしくなかった。あの世界の正体は、『人間以外の動物が、人間以上の存在になる世界』と言われている。そこにたまたま、人間界の猫が迷い込み、長年過ごすうちに、人間以上の存在になった……ってのが通説さ」
「人間以上……しゃべれる以外にも、何か……あっ!」
突然、雷奈が声を上げた。
そして、思い当たった可能性をそのまま口にする。
「もしかして、一年戻ったのって……!」
「あんたらの仕業か!」
雷奈の言わんとしていることに攻撃性を少々加えて氷架璃が問い糾す。
人間以上、つまり人間と同じか、それを凌駕する何かがあるということ。ややもすれば妙な術を使えてもおかしくない――例えば、時間を巻き戻すといった術。
しかし。
「違うわ」
白猫――フーは一言でそれを否定した。
「というより、私たちもあなたたちと同じように戸惑っているの。私たちの世界も、一年前に戻ってしまったから」
「そっちも?」
「ええ。人間達と違い、こちらは全員それに気づいているけれどね」
だから、彼らは言ったのだ。「君たちはおかしくない」と。この現象に巻き込まれているのは、雷奈たち三人だけではなかったのだ。
「ばってん、なして他の人間達は気づいとらんと? まるで、他の人達ごと一年前に戻ったみたいに……」
「たぶん、その人たちは本当に一年前に戻っているんだと思うよ。記憶がどのように操作されているかはわからないけど。でも、君たちだけが気づいている理由なら明白さ」
アワは自信ありげに前置きして、得意顔で言い放った。
「なぜなら、君たちは『選ばれし人間』だからだよ」
「……」
「……」
「……」
声にせずとも、仲良し三人組の感想は一つだった。
――何その胡散臭い単語。
それは表情も雄弁に語っていて。
「ああっ、信じてないな!? どこから懐疑的なのさ!?」
「まずはその、フィレイン・オデンとかいう……」
「フィライン・エデンだよ! 何その高級おでん、フィレ入ってんの!?」
大真面目な顔で食い意地を垣間見せてしまった雷奈は、そうかフィライン・エデンかと今度こそ覚え直して、話を続けた。
「フィライン・エデンもそうっちゃけど、時間は巻き戻っとるは猫はしゃべっとるわ、何か非日常に巻き込まれとるのは否定せんよ。ばってん……だからこそ、まだついていけなくて」
「そーだそーだぁ!」
氷架璃が隣からヤジを飛ばす。
「何だ『選ばれし』って! 日曜朝の特撮ないしは変身ヒロインアニメか! そこが嘘くさいんだよ!」
「嘘くさい」という単語に少なからずショックを受けたようで、「ガーン」という効果音を背景に二匹の猫は固まった。
食い下がってこないことをいいことに、氷架璃は親友二人の肩に腕を回し、踵を返す。
「現状はあんた達のほうが詳しそうだし、ファンタジーはファンタジーが解決してくれや!」
「あっ……ちょっと……」
呼び止めるアワの声もむなしく、戸惑う雷奈と芽華実も、行動的な氷架璃に押されるようにしてその場から立ち去ってしまった。
残されたのは、ファンタジー二名。
「あー……ファーストコンタクトでしくじったぁ……」
悲壮な顔をするアワを、フーは自身も消沈した顔で慰める。
「仕方ないわよ。人間にとったら、とんだ非日常だもの。彼女らも混乱してるのよ」
フィライン・エデンは人間界を認知している。しかし、人間界はフィライン・エデンを認知していない。
それを理解している二匹は、だからこそ彼女らの混乱も重々承知していた。
だが――。
「……混乱してるのは、こっちだよ」
人間に会って初めて直面した予想外の事実が、二匹の思考をもかき乱していた。
「時間の巻き戻りだけでも想定外なのに、これは一体どういうことなんだ……!」
塀の上に人が立っている、というのなら、まだ冗談で済ませられた。
実際には、塀の上には、二匹の猫がいた。ここまでは問題ない。冗談じゃないのは、声の発生源がその猫であったということ。
しかも、そのうちの一匹は。
「なっ……青い、猫……!?」
比喩でもなんでもなく、水色の毛並みをした猫だった。耳の先端には濃い青の模様まである。どうやら、先ほどから聞こえている、少年のようなやや高めの中性的な声は、この水色の猫が発しているようで、その口から同じ声音で言葉が紡がれた。
「やっぱりね。予想できていたよ、その反応は」
「青い猫が……しゃべってる……!?」
「まあ、驚くのも無理はないね」
「触った感触があるばい……夢じゃなか……」
「うん、夢ではないよ。ボクたちは……」
「……毛並み、思ったよりモフモフしとらんかった」
「急にげんなりしないで!? なにそれ、ダメ出し!?」
「あ、こっちの白猫はモフモフばいー」
「ごめんね!? ボク短毛なんだよ! 君はよかったね、褒められてるよ!」
雷奈に抱きかかえられた、白い毛並みをしたもう一匹の猫は目を細めてジタバタしながら懇願する。
「く、くすぐったいってば、ちょ、一回離してぇ……」
「……やっぱこっちもしゃべるんだ」
氷架璃と芽華実も、しゃべる猫を茫然と見つめた。地面に下ろされた白猫は、当たり前のように二本足で立って、目に浮かんだ涙をぬぐった。
「はあ、びっくりしたぁ……急にモフモフされるんだもの」
「そんな哺乳類最強……いや、最嬌の武器さらしといて、なんば言っとーとか。これば目の当たりにしてモフモフせんとか、修行僧の御業たい。っていうか、普通に立っとるけど、何者?」
「それを説明しようとしたんだよ」
先ほどの水色の猫が、軽やかに塀から降りた。
「青いわ、しゃべるわ、立つわ……普通の猫じゃないのはわかるけど」
「素直でよろしい。その通りだよ、ボクたちは普通の猫じゃないんだ、――水晶氷架璃」
最後に付け足された単語に、氷架璃がぴくりと肩を震わせた。いささか警戒した顔で、問う。
「……なんで、私の名前」
「知っているよ。神託があったからね」
「あなたのことは、私のほうに神託があったわ、美楓芽華実」
芽華実の名を口にしたのは、白猫のほうだ。案の定、芽華実は不安そうな表情を浮かべる。
「……どうして……」
「それも含めて説明しよう」
水色の猫は、どこか誇らしげに胸を張って言った。
「ボクの名前は流清アワ。こっちは風中フーだ。ボクたちはね、『フィライン・エデン』という世界から来たのさ」
「……フィリピン・エデン……!?」
「ちょっと違うよ!? フィライン・エデンだよ!? 何その南国の楽園みたいなの!?」
神妙な顔をして復唱した……ようでできていなかった雷奈に苛烈な訂正を入れて、水色の猫――アワは続ける。
「君たちの世界とは違う、いわゆる異世界、といえばいいかな」
映画や小説、フィクションと呼ばれる類にしか存在しないはずのそれを、さも当然のように口にするアワ。けれど、雷奈たちは一蹴する気にはなれなかった。現に猫がしゃべっているのだから、異世界くらいあってもおかしくはない。常識の水準は、すでに狂いつつあった。
「……仮にその異世界があったとして、それは何、ファンタジーものよろしく、猫も犬もトカゲもしゃべって歩いて、人間と仲良く暮らしてるわけ?」
投げ捨てるような氷架璃の問いに、アワは真摯に答えた。
「いや、違うね。フィライン・エデンには、猫しかいないんだ。犬もトカゲも人間もいない。完全に猫の世界さ」
「……猫の、世界」
反芻するように、雷奈がつぶやいた。アワはそれにうなずき、ふいに天を仰いだ。日はまだ高く、空は青い。小さな姿の彼からは、人間よりも空が遠く見えていることだろう。
「厳密には、違うんだけどね。別に猫じゃなくてもよかったんだ」
「どういうこと?」
「フィライン・エデンとは、猫が住み着いたからそう呼ばれているけど、本来はどの動物が支配してもおかしくなかった。あの世界の正体は、『人間以外の動物が、人間以上の存在になる世界』と言われている。そこにたまたま、人間界の猫が迷い込み、長年過ごすうちに、人間以上の存在になった……ってのが通説さ」
「人間以上……しゃべれる以外にも、何か……あっ!」
突然、雷奈が声を上げた。
そして、思い当たった可能性をそのまま口にする。
「もしかして、一年戻ったのって……!」
「あんたらの仕業か!」
雷奈の言わんとしていることに攻撃性を少々加えて氷架璃が問い糾す。
人間以上、つまり人間と同じか、それを凌駕する何かがあるということ。ややもすれば妙な術を使えてもおかしくない――例えば、時間を巻き戻すといった術。
しかし。
「違うわ」
白猫――フーは一言でそれを否定した。
「というより、私たちもあなたたちと同じように戸惑っているの。私たちの世界も、一年前に戻ってしまったから」
「そっちも?」
「ええ。人間達と違い、こちらは全員それに気づいているけれどね」
だから、彼らは言ったのだ。「君たちはおかしくない」と。この現象に巻き込まれているのは、雷奈たち三人だけではなかったのだ。
「ばってん、なして他の人間達は気づいとらんと? まるで、他の人達ごと一年前に戻ったみたいに……」
「たぶん、その人たちは本当に一年前に戻っているんだと思うよ。記憶がどのように操作されているかはわからないけど。でも、君たちだけが気づいている理由なら明白さ」
アワは自信ありげに前置きして、得意顔で言い放った。
「なぜなら、君たちは『選ばれし人間』だからだよ」
「……」
「……」
「……」
声にせずとも、仲良し三人組の感想は一つだった。
――何その胡散臭い単語。
それは表情も雄弁に語っていて。
「ああっ、信じてないな!? どこから懐疑的なのさ!?」
「まずはその、フィレイン・オデンとかいう……」
「フィライン・エデンだよ! 何その高級おでん、フィレ入ってんの!?」
大真面目な顔で食い意地を垣間見せてしまった雷奈は、そうかフィライン・エデンかと今度こそ覚え直して、話を続けた。
「フィライン・エデンもそうっちゃけど、時間は巻き戻っとるは猫はしゃべっとるわ、何か非日常に巻き込まれとるのは否定せんよ。ばってん……だからこそ、まだついていけなくて」
「そーだそーだぁ!」
氷架璃が隣からヤジを飛ばす。
「何だ『選ばれし』って! 日曜朝の特撮ないしは変身ヒロインアニメか! そこが嘘くさいんだよ!」
「嘘くさい」という単語に少なからずショックを受けたようで、「ガーン」という効果音を背景に二匹の猫は固まった。
食い下がってこないことをいいことに、氷架璃は親友二人の肩に腕を回し、踵を返す。
「現状はあんた達のほうが詳しそうだし、ファンタジーはファンタジーが解決してくれや!」
「あっ……ちょっと……」
呼び止めるアワの声もむなしく、戸惑う雷奈と芽華実も、行動的な氷架璃に押されるようにしてその場から立ち去ってしまった。
残されたのは、ファンタジー二名。
「あー……ファーストコンタクトでしくじったぁ……」
悲壮な顔をするアワを、フーは自身も消沈した顔で慰める。
「仕方ないわよ。人間にとったら、とんだ非日常だもの。彼女らも混乱してるのよ」
フィライン・エデンは人間界を認知している。しかし、人間界はフィライン・エデンを認知していない。
それを理解している二匹は、だからこそ彼女らの混乱も重々承知していた。
だが――。
「……混乱してるのは、こっちだよ」
人間に会って初めて直面した予想外の事実が、二匹の思考をもかき乱していた。
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