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10.三日月の真相編
50三日月を討つ日 ④
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***
せわしなく、慌ただしく、音が入り乱れ、声が飛び交う。
「神守隊長と遠野副隊長が、三日月雷奈の姉妹三名への状況報告を完了しました」
「了解、その後?」
「双子の妹以外の二人は帰郷の関係で、先刻、光丘を発った模様。隊長と副隊長、帰還します」
「了解」
「はい、こちら総司令部室」
「おい、今何時だ?」
走るペンの音、まくしたてる打鍵の鳴り、急かすピッチの呼び声、簡潔な報告と応答。それら全てが、焦燥一色に染まっている。
夥多な情報量の飽和で、室温がいくらか上昇しているかのような総司令部室の中、休む間もなく手足を動かし続けるのは、主体双体入り混じる四名の隊員たち。
その奥の大きなビジネスチェアは、空席だ。
「……何だって!?」
突如、一際大きな焦燥が、とめどない音の流出をはたと止めた。ピッチを手にした主体の隊員を、驚いた他の三名が食い入るように見つめる。
喘ぐような相槌の後、ピッチを切った彼は、仲間たちを振り返った。
「大変です、門番の七番隊が――」
***
「――以上、現在に至るまでの経緯です」
寄合室の広い畳の上、大きなモニターを前に、人間姿の時尼美雷は、整った正座の姿勢を崩さずそう告げた。モニターの画面は左右に二分割され、それぞれに情報管理局と学院の長が映し出されている。左方、学院の長が口を開いた。
「三日月雷奈の双子の妹君でも、GPSを利用した位置検索をおこなえないとはいえ、場所の特定はそう難しくはないでしょう。さすがの三日月ガオンも、そう広範囲に雪雲を展開することは難しい……というより無駄ですので、異常気象が発生しているポイントに絞られるかと」
「だが、問題は焦眉の急であるということだ。正攻法で光丘より種子島へと飛行する二時間、一行が持ちこたえられるとも限らぬ。やはり……」
「ええ……元より、あなたは最初からそのつもりなのでしょう」
四つの瞳は、格好としては各々の目の前にある画面に向けられている。だが、見つめているのは、間違いなく画面越しの美雷の神妙な面持ちだった。
あらましを伝えて程なく、二人の賢者は美雷が胸に秘めていた要望を看破した。美雷にしてみれば、話が早くて僥倖だ。
「はい、最初から最終手段しかないかと。具体的には――」
ピリリリリ。
張り詰めた空気を打ち破るように、ピッチが鳴いた。寄合室で緊急の三者会議を開いている間、火急の用以外の連絡はメールでおこなうこと、そしてゆめゆめ入室しないことを部下たちに言い置いてある。つまり、この着信音は非常事態の警笛だ。
二人に非礼を詫びて、美雷は着信に応答した。奇しくも、情報管理局局長も同じタイミングで、部下から何かしらの報告を受けたようで、学院長に一声かけて対応していた。
両者が受けた報告は、同一の現象に言及したものだった。
美雷は会議を打ち切り、機器もそのままに正門へ急行した。吉と出るか凶と出るかは、その目で見なければ確かめられない。
局長はこう言っていた。
『今しがた、時空震の発生が観測された模様だ。まもなく解析結果が出よう』
そして、総司令部の隊員はこう言っていた。
『門番の七番隊から連絡です。本部の目と鼻の先で、時空洞穴と見られる空間の歪みが発生したと――!』
***
ぼんやりと、闇の底から意識が浮上した。
目を開けた。開けたはずだった。けれど、視界は闇に包まれたままだった。
状況を確認しようとしたが、手も足も、指一本すら動かなかった。耳も聞こえない。かろうじて残った感覚は、麻痺と紙一重の極寒と、体の背面に感じる冷たい重力。
ちぎれそうな記憶の糸を手繰り寄せる。父親との対峙。激闘。倒れていく友人たち。絶体絶命の境地でつかみとった、新たな力。そして、全身全霊を振り絞って、自らを道連れに、彼を崖底に突き落としながら渾身の雷術を放って――。
そこで、糸はふつりと途切れた。
それでも、十分に分かったことが三つ。
一つ目は、ここはあの急斜面の果てだということ。
二つ目は、自分は雪の上にあおむけに倒れているということ。
三つ目は――。
(私は……死ぬとね)
雷奈の頭に、息をするように自然にその一言が浮かんだ。
当たり前だ。あれだけ体力を消耗して、崖下に落ちたうえに、氷点下でもおかしくない気温にさらされているのだ。これで無事生還できると思う方が不自然だろう。
不思議なのは、そこに恐怖感を感じていないことだ。恐れも、怯えもなく、ただ自分の命が尽きることへの納得だけが、穏やかな心の水底に沈んでいる。生物が最も恐れる死というものは、いざ目の前にすると、そう受け入れがたいものでもないらしい。
強いていうなら、少しの心残りが水面に浮かんでいた。
氷架璃や芽華実たちは無事だろうか。
家族、友人、誰にもお別れを言えていない。
まだ、やりたいことはたくさんあった。
巻き戻る時間の、その先へ行ってみたかった。
どれも、もう夢想するばかりの泡沫だ。無念の思いを乗せた小さな息を吐きだすと、雷奈はまぶたを閉じた。
一つ、また一つ。街が眠りにつく時のように、頭の中の明かりが次々に消えていく。
夜に溶けていく。永遠に朝の来ない夜に。
――その時だった。
ふと気配を感じて、目を開いた。一つだけ灯った明かりの中、確信する。
誰かが、そばにいる。
一番可能性が高いのは、共に崖下に落ちたガオンだ。倒したつもりでいたが、彼のことだ、しぶとく立ち上がらないとも限らない。
だが、体が動かないとはいえ、心までも、身構える素振りさえ見せなかった。気配一つで、その可能性を棄却した。
そこにいる誰かからは、敵意が感じられなかった。
目も見えず、耳も聞こえないままだったが、それは疑わなかった。むしろ、悠然と雷奈を見守るような、老成の風格と包容力のある存在に感じたのだ。
この異常気象の中、山中の展望公園の崖下に誰が来るというのだろうか。もし現れるとしたら――。
雷奈は凍えて硬くなった頬をわずかにほころばせて、ぎこちなく唇を動かした。
「あなたは……もしかして、神様?」
返答は聞こえない。それどころか、自分の声も耳に届かない始末だ。うまく喋れているかどうかもわからない。喉が震える感覚はわずかにあるが、かすれて音にならずに消えているかもしれない。
「それとも……フィライン・エデンの、君臨者?」
やはり正否はわからない。よく考えたら、この状況でやってくるとしたら、神様は神様でも死神ではないのだろうか。そんな考えが緩慢に頭をよぎったが、彼女にとっては些末な問題だった。
細雪のように舞って消えた些事はとうに忘れ、雷奈は淡く微笑んだまま言った。
「ねえ……私、覚悟は、あったとよ。やけん、ここで、戦うことには……大賛成やった。死ぬなら……ここで、って思ってた」
言葉は、伝わっているのだろうか。たとえ相手がうなずいていようとも、視力を失っていてはそれもわからない。
けれど、そこに立つ気配は消えないから。雷奈を見下ろしたまま、耳を傾けてくれているような気がしたから。
「お願い……最期に、願いを叶えて。きっと……ここでなら、叶う気がして……」
未来で待っていたはずの、多くのものが失われる。やりたかったこと、欲しかったもの、なりたかった自分、全部全部を今、手放す。
けれど、もしもそれらと引き換えに、一つだけ手に入るのならば――世界の命運を左右する敢闘の褒美にでも、最期のわがままくらい許されるのではないだろうか。
だから、手足の感覚もなくなって、背に感じていた重力もなくなって、自分がそこに存在しているという実感もなくなって――何もかもを手放していく中で、最後の最後までとっておいたその言葉を、心を、故郷の空に解き放った。
「……母さんに、会いたい」
せわしなく、慌ただしく、音が入り乱れ、声が飛び交う。
「神守隊長と遠野副隊長が、三日月雷奈の姉妹三名への状況報告を完了しました」
「了解、その後?」
「双子の妹以外の二人は帰郷の関係で、先刻、光丘を発った模様。隊長と副隊長、帰還します」
「了解」
「はい、こちら総司令部室」
「おい、今何時だ?」
走るペンの音、まくしたてる打鍵の鳴り、急かすピッチの呼び声、簡潔な報告と応答。それら全てが、焦燥一色に染まっている。
夥多な情報量の飽和で、室温がいくらか上昇しているかのような総司令部室の中、休む間もなく手足を動かし続けるのは、主体双体入り混じる四名の隊員たち。
その奥の大きなビジネスチェアは、空席だ。
「……何だって!?」
突如、一際大きな焦燥が、とめどない音の流出をはたと止めた。ピッチを手にした主体の隊員を、驚いた他の三名が食い入るように見つめる。
喘ぐような相槌の後、ピッチを切った彼は、仲間たちを振り返った。
「大変です、門番の七番隊が――」
***
「――以上、現在に至るまでの経緯です」
寄合室の広い畳の上、大きなモニターを前に、人間姿の時尼美雷は、整った正座の姿勢を崩さずそう告げた。モニターの画面は左右に二分割され、それぞれに情報管理局と学院の長が映し出されている。左方、学院の長が口を開いた。
「三日月雷奈の双子の妹君でも、GPSを利用した位置検索をおこなえないとはいえ、場所の特定はそう難しくはないでしょう。さすがの三日月ガオンも、そう広範囲に雪雲を展開することは難しい……というより無駄ですので、異常気象が発生しているポイントに絞られるかと」
「だが、問題は焦眉の急であるということだ。正攻法で光丘より種子島へと飛行する二時間、一行が持ちこたえられるとも限らぬ。やはり……」
「ええ……元より、あなたは最初からそのつもりなのでしょう」
四つの瞳は、格好としては各々の目の前にある画面に向けられている。だが、見つめているのは、間違いなく画面越しの美雷の神妙な面持ちだった。
あらましを伝えて程なく、二人の賢者は美雷が胸に秘めていた要望を看破した。美雷にしてみれば、話が早くて僥倖だ。
「はい、最初から最終手段しかないかと。具体的には――」
ピリリリリ。
張り詰めた空気を打ち破るように、ピッチが鳴いた。寄合室で緊急の三者会議を開いている間、火急の用以外の連絡はメールでおこなうこと、そしてゆめゆめ入室しないことを部下たちに言い置いてある。つまり、この着信音は非常事態の警笛だ。
二人に非礼を詫びて、美雷は着信に応答した。奇しくも、情報管理局局長も同じタイミングで、部下から何かしらの報告を受けたようで、学院長に一声かけて対応していた。
両者が受けた報告は、同一の現象に言及したものだった。
美雷は会議を打ち切り、機器もそのままに正門へ急行した。吉と出るか凶と出るかは、その目で見なければ確かめられない。
局長はこう言っていた。
『今しがた、時空震の発生が観測された模様だ。まもなく解析結果が出よう』
そして、総司令部の隊員はこう言っていた。
『門番の七番隊から連絡です。本部の目と鼻の先で、時空洞穴と見られる空間の歪みが発生したと――!』
***
ぼんやりと、闇の底から意識が浮上した。
目を開けた。開けたはずだった。けれど、視界は闇に包まれたままだった。
状況を確認しようとしたが、手も足も、指一本すら動かなかった。耳も聞こえない。かろうじて残った感覚は、麻痺と紙一重の極寒と、体の背面に感じる冷たい重力。
ちぎれそうな記憶の糸を手繰り寄せる。父親との対峙。激闘。倒れていく友人たち。絶体絶命の境地でつかみとった、新たな力。そして、全身全霊を振り絞って、自らを道連れに、彼を崖底に突き落としながら渾身の雷術を放って――。
そこで、糸はふつりと途切れた。
それでも、十分に分かったことが三つ。
一つ目は、ここはあの急斜面の果てだということ。
二つ目は、自分は雪の上にあおむけに倒れているということ。
三つ目は――。
(私は……死ぬとね)
雷奈の頭に、息をするように自然にその一言が浮かんだ。
当たり前だ。あれだけ体力を消耗して、崖下に落ちたうえに、氷点下でもおかしくない気温にさらされているのだ。これで無事生還できると思う方が不自然だろう。
不思議なのは、そこに恐怖感を感じていないことだ。恐れも、怯えもなく、ただ自分の命が尽きることへの納得だけが、穏やかな心の水底に沈んでいる。生物が最も恐れる死というものは、いざ目の前にすると、そう受け入れがたいものでもないらしい。
強いていうなら、少しの心残りが水面に浮かんでいた。
氷架璃や芽華実たちは無事だろうか。
家族、友人、誰にもお別れを言えていない。
まだ、やりたいことはたくさんあった。
巻き戻る時間の、その先へ行ってみたかった。
どれも、もう夢想するばかりの泡沫だ。無念の思いを乗せた小さな息を吐きだすと、雷奈はまぶたを閉じた。
一つ、また一つ。街が眠りにつく時のように、頭の中の明かりが次々に消えていく。
夜に溶けていく。永遠に朝の来ない夜に。
――その時だった。
ふと気配を感じて、目を開いた。一つだけ灯った明かりの中、確信する。
誰かが、そばにいる。
一番可能性が高いのは、共に崖下に落ちたガオンだ。倒したつもりでいたが、彼のことだ、しぶとく立ち上がらないとも限らない。
だが、体が動かないとはいえ、心までも、身構える素振りさえ見せなかった。気配一つで、その可能性を棄却した。
そこにいる誰かからは、敵意が感じられなかった。
目も見えず、耳も聞こえないままだったが、それは疑わなかった。むしろ、悠然と雷奈を見守るような、老成の風格と包容力のある存在に感じたのだ。
この異常気象の中、山中の展望公園の崖下に誰が来るというのだろうか。もし現れるとしたら――。
雷奈は凍えて硬くなった頬をわずかにほころばせて、ぎこちなく唇を動かした。
「あなたは……もしかして、神様?」
返答は聞こえない。それどころか、自分の声も耳に届かない始末だ。うまく喋れているかどうかもわからない。喉が震える感覚はわずかにあるが、かすれて音にならずに消えているかもしれない。
「それとも……フィライン・エデンの、君臨者?」
やはり正否はわからない。よく考えたら、この状況でやってくるとしたら、神様は神様でも死神ではないのだろうか。そんな考えが緩慢に頭をよぎったが、彼女にとっては些末な問題だった。
細雪のように舞って消えた些事はとうに忘れ、雷奈は淡く微笑んだまま言った。
「ねえ……私、覚悟は、あったとよ。やけん、ここで、戦うことには……大賛成やった。死ぬなら……ここで、って思ってた」
言葉は、伝わっているのだろうか。たとえ相手がうなずいていようとも、視力を失っていてはそれもわからない。
けれど、そこに立つ気配は消えないから。雷奈を見下ろしたまま、耳を傾けてくれているような気がしたから。
「お願い……最期に、願いを叶えて。きっと……ここでなら、叶う気がして……」
未来で待っていたはずの、多くのものが失われる。やりたかったこと、欲しかったもの、なりたかった自分、全部全部を今、手放す。
けれど、もしもそれらと引き換えに、一つだけ手に入るのならば――世界の命運を左右する敢闘の褒美にでも、最期のわがままくらい許されるのではないだろうか。
だから、手足の感覚もなくなって、背に感じていた重力もなくなって、自分がそこに存在しているという実感もなくなって――何もかもを手放していく中で、最後の最後までとっておいたその言葉を、心を、故郷の空に解き放った。
「……母さんに、会いたい」
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