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54話 国王に報告する
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夢のことを思い出し、内容をアトラン、ロベルト、エクリシアに話す。
「盗賊と崩落ですか?」
「しかも、それが我が国が隣国へ向かう馬車を」
「その谷とはどこなんですか?」
「わかりません。恐らく隣国へ向かう道中のどこかだと思いますが?」
3人とも驚いて、何をすればいいのかわからない。
「でもよ。襲撃されることが分かったいるなら、その道を通らなきゃいいんじゃないか?」
「そうですね。今すぐロック隊長に相談して、対策をとってもらいましょう」
「でも何て言えばよいのですか?お姉様の予知の魔眼のことはは言えないから」
三人が互いに話し合い、いい案はないか考えている中で、
「あの、できるなら国王陛下にお願いして、騎士団を動かしてもらえないでしょうか?」
「そうですね。ルセリアの言う通り、それが一番いいかもしれない」
「そうだなぁ。違う道に変更したら、盗賊を逃がしちまうから、一網打尽にするなら、それが一番いいかもしれないなぁ。それに崖が崩落するならほっといても、自滅するんじゃないか」
「・・・・・」
方針が決まりかける中、みんなへ
「できれば、盗賊の方たちもたも助けられないでしょうか?」
「「ルセリア」」
「お姉様?」
「言いたいことは分かります。ですが盗賊の中にはそうするしか生きていけない人もいます。罪は犯しても罰を受けることがあっても、死んでいい理由にはなりません」
「どうか、盗賊のかたも救えるように行動を」
真剣な顔で三人に訴える。
「お願いします」
わかってる。自分が無理なことを言っていることは、でもそれでも私は助けたいから。
「父上に頼んでみます」
「アトラン!!」
「お兄様!!」
「いきますよ。ロベルト、エクリシア。ルセリアも来てください」
「はい」
兄弟の手を取り、アトランが部屋から出ていき私もそれに続く。そして、玄関で待っている騎士のロック隊長へ急用ができたため、すぐに王城へ隊長と部下を連れて来るように命令し、土産を積んだ馬車を待機された状態で王城に向かった。
王城へ着いた私たちはすぐに、国王陛下がいる部屋に向かった。突然のことで驚きを隠せない陛下だが何より私が一緒にいることにおどろいていた。王子と王女が私の代わりに陛下に説明してくれる。「誠か、ルセリア嬢?」と私の顔を見て来る。「はい」と真剣な顔で答えると、すぐに行動に移ってくれた。騎士団長を呼ぶ。
「陛下、お呼びでしょうか」
陛下の呼び出しということで、急いで駆けつけてきたのか、肩で息を吸っている。
「実はな、ルセリア嬢が予知の魔眼で、未来をみたのだが、今日、隣国へ出発する我が国の馬車が崖の上から襲撃を受けるというものだったそいうだ。しかも崩落が起こり、多くのものが亡くなったと」
騎士団長は驚いて私の方を向く。そこからは、王子と王女、そして私から説明を始めた。
「ならば、陛下すぐに行動を」
「そなたに任せる」
「は!」
急いで、部屋を出ていこうとした騎士団長に私は
「もし、できるなら、盗賊の方も助けてあげてください」
「ルセリア嬢、何を」
私が言ったことに驚いている騎士団長。王子達は少し困ったような顔をするが、
「盗賊の中にはそうするしか生きていけない人もいます。だから、救えるのなら救ってほしいんです」
アトランに行ったことを騎士団長にも言う。少しの間、無音になる。騎士団長が私の顔を見て、
「善処します。」
陛下に一礼してから部屋を出ていった。
私たちができることは終わった。後は騎士団や陛下に任せるしかない。
「ルセリア嬢、ご苦労だったなぁ」
「いえ」
「隣国への訪問は、宰相やアストライア公爵と話し合ってきめる。思うところはあると思うが今は帰られよ」
それから、私は一人屋敷に帰った。
夕食時、父親から騎士団が出動したと聞かされた。そして、隣国への訪問についても。
「盗賊と崩落ですか?」
「しかも、それが我が国が隣国へ向かう馬車を」
「その谷とはどこなんですか?」
「わかりません。恐らく隣国へ向かう道中のどこかだと思いますが?」
3人とも驚いて、何をすればいいのかわからない。
「でもよ。襲撃されることが分かったいるなら、その道を通らなきゃいいんじゃないか?」
「そうですね。今すぐロック隊長に相談して、対策をとってもらいましょう」
「でも何て言えばよいのですか?お姉様の予知の魔眼のことはは言えないから」
三人が互いに話し合い、いい案はないか考えている中で、
「あの、できるなら国王陛下にお願いして、騎士団を動かしてもらえないでしょうか?」
「そうですね。ルセリアの言う通り、それが一番いいかもしれない」
「そうだなぁ。違う道に変更したら、盗賊を逃がしちまうから、一網打尽にするなら、それが一番いいかもしれないなぁ。それに崖が崩落するならほっといても、自滅するんじゃないか」
「・・・・・」
方針が決まりかける中、みんなへ
「できれば、盗賊の方たちもたも助けられないでしょうか?」
「「ルセリア」」
「お姉様?」
「言いたいことは分かります。ですが盗賊の中にはそうするしか生きていけない人もいます。罪は犯しても罰を受けることがあっても、死んでいい理由にはなりません」
「どうか、盗賊のかたも救えるように行動を」
真剣な顔で三人に訴える。
「お願いします」
わかってる。自分が無理なことを言っていることは、でもそれでも私は助けたいから。
「父上に頼んでみます」
「アトラン!!」
「お兄様!!」
「いきますよ。ロベルト、エクリシア。ルセリアも来てください」
「はい」
兄弟の手を取り、アトランが部屋から出ていき私もそれに続く。そして、玄関で待っている騎士のロック隊長へ急用ができたため、すぐに王城へ隊長と部下を連れて来るように命令し、土産を積んだ馬車を待機された状態で王城に向かった。
王城へ着いた私たちはすぐに、国王陛下がいる部屋に向かった。突然のことで驚きを隠せない陛下だが何より私が一緒にいることにおどろいていた。王子と王女が私の代わりに陛下に説明してくれる。「誠か、ルセリア嬢?」と私の顔を見て来る。「はい」と真剣な顔で答えると、すぐに行動に移ってくれた。騎士団長を呼ぶ。
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「実はな、ルセリア嬢が予知の魔眼で、未来をみたのだが、今日、隣国へ出発する我が国の馬車が崖の上から襲撃を受けるというものだったそいうだ。しかも崩落が起こり、多くのものが亡くなったと」
騎士団長は驚いて私の方を向く。そこからは、王子と王女、そして私から説明を始めた。
「ならば、陛下すぐに行動を」
「そなたに任せる」
「は!」
急いで、部屋を出ていこうとした騎士団長に私は
「もし、できるなら、盗賊の方も助けてあげてください」
「ルセリア嬢、何を」
私が言ったことに驚いている騎士団長。王子達は少し困ったような顔をするが、
「盗賊の中にはそうするしか生きていけない人もいます。だから、救えるのなら救ってほしいんです」
アトランに行ったことを騎士団長にも言う。少しの間、無音になる。騎士団長が私の顔を見て、
「善処します。」
陛下に一礼してから部屋を出ていった。
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「ルセリア嬢、ご苦労だったなぁ」
「いえ」
「隣国への訪問は、宰相やアストライア公爵と話し合ってきめる。思うところはあると思うが今は帰られよ」
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