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45話 唐揚げ合戦
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期末試験から数日が立ち、今日は結果が張り出される日だ。前回と同じ場所、一学生のクラスの廊下に試験結果が表示される。
1位・・・アトラン・フォン・ユースティア 494点
2位・・・ロベルト・フォン・ユースティア 490点
3位・・・ステラ・アルテミス 488点
4位・・・シルフィ・ミネルヴァ 484点
・
・
8位・・・リーネット・パーシー 476点
・
12位・・・ロイス・カシアート 470点
・
・
・
38位・・・ルセリア・アストライア 446点
やったわ!順位が上がったわ。みんなと頑張って、勉強会した結果が出てよかった。私はこの喜びをみんなと分かち合いたかったが、私と一緒にいるのはリーネットとシルフィの2人だけで、後のみんなは教室にいる。中間試験の時に見に来たから、今回はもう来なくていいようだ。まぁ、さすがの結果なんだが。私が試験結果を見ていると。
「ルセリアさん、おはようございます」
「?、ロイスさん、おはようございます。貴方も結果を見に来たんですね」
「はい、残念ながら、順位が落ちていました。12位です」
「前回は何位だったの?」
「えっと!・・・」
「5位でしたよね、ロイスさん、」
シルフィが横から言ってくる。もしかして、念写の魔眼でみたのかな?
「はい、前回は5位だったのですが、農業のアイディアを考えていると、そればかりに夢中になり、今回はテスト勉強に集中できなかったんですよ」
「ほどほどにしなさいね」
「あはっはっは/////」
「それじゃ、私たちはクラスに戻ります、またね」
シルフィとリーネットの三人でクラスに戻る。
ルセリア達がクラスに戻っていく様子を眺めながら、
「本当は王子の婚約者かもしれないと聞いて、そのことばかり考えて、勉強できなかったんですよ。ルセリアさん」
ロイスが言った言葉は小さかったので、その言葉を聞き取れた生徒はいなかった。
私たちはクラスに戻ってくると、残っていたみんなが
「どうでしたか?ルセリア」
「三人の順位は変わっていなかったですよ」
「はぁー、やっぱり負けていましたか。家で採点して、点数は分かっていたのですが、アトラン様とロベルト様がテストの話を昨日していて、たまたま聞いてしまったのですが、私よりも高得点を取っていましたから」
ステラが残念そうに言う。
ステラって、私を‘生涯のライバル‘と言っていたが、今は王子達をライバル視しているように思う。
まぁ、私はステラに賢さでは勝てないだろうなぁと思う。
先生がクラスに入ってきて、長期休みの話をしていく。
「まだ一週間後だが、実家に帰る生徒も、寮で過ごす生徒も体調には気を付けるように、先生たちは学園にいるから勉強で質問がある生徒は尋ねて来てくれ、それと図書室は言ってくれれば、いつでも開けるから利用したい生徒は職員室に来てくれ、それでは今日もよき一日を」
先生の挨拶が終わり、朝の授業が始める。
朝の授業が終わり昼休みになる。実は今日はみんなの分のお弁当を持ってきている。私の創作料理を食べた次の日、ロベルトが「また、食べたいんだが」と言ってきた。それを聞き、他のみんなも「食べたいです」と言ってきた。材料を用意しないといけないし、料理人たちの確認も必要ということで、今日になった。私はカバンに入れてきた弁当を出していく。アトラン、ロベルト、ステラ、シルフィ、リーネットそして私の7人分の弁当を出す。
弁当を受け取ったみんなは、蓋を開ける。中には枝豆ときゅうりの塩漬け・鶏肉の唐揚げ・パン・サラダが入っていた。数日前に食べた茶碗蒸しとババロアは形が崩れてしまうので、入れていない。唐揚げの面積が半分以上あり、ロベルトの要望からだったのでしかたない。
「お!きちんとマヨネーズも入っているなぁ。」
「ルセリアの創作料理いただきますね」
「いただきますわ、ルセリア様」
「ルセリア様、いただきます」
「私の分までありがとうございます。ルセリア様の創作料理いただきます」
みんな唐揚げを最初に食べる。
「やっぱ、うまいなこの料理は」
「冷めていますが、おいしいですよ。ルセリア」
「本当においしですわね」
「ババロアもあったらうれしかったです」
「おいしいです。ルセリア様」
みんながおいしく食べてくれる。私はふと、他の生徒の視線が気になり、周りを見るとクラスの全員が私の弁当を見ていた。食べている唐揚げに、興味を持ったようだ。
私の分の弁当を前に出し、
「よかったら、味見しますか?」と笑顔で言う。
クラス全員が騒ぎ出す。「いいんですか?」と皆が言いながら、私が「はい、どうぞ」というとクラス全員が私の弁当の周りに集まっている。流石に全員分の唐揚げはないと伝えると、誰が食べるかで話し合い、最後はジャンケンで決めることになり。クラス全体でジャンケン大会が始めった。その様子を見ていた私は、‘楽しいクラスね‘と心の中で思った。
弁当を渡したみんなを見てみると、唐揚げをパンにはさんで食べているロベルト。マイペースで弁当を食べているアトランとステラ。唐揚げをあげた方がいいのか残しているシルフィとリーネットがいた。
ジャンケンで食べる生徒が決まったようで、唐揚げを勝った生徒が食べる。
「何ですか?この料理は?」
「鶏肉でしょうか?とてもおいしいです。ルセリア様」
「この黄色のクリームは何ですか?」
「どうやて、作ったんですか」
唐揚げを食べた生徒は、食べたことがない料理に驚いている。食べた生徒が私に質問してくるが、数日前のみんなと同じだ。余程おいしかったのだろう。私は作り方を教えるが、百聞は一見に如かずという言葉があるくらいなので、みんな疑問に思ったのだろう。唐揚げが食べれなかった生徒を見ると、食べれた生徒たちを羨ましそうに見ていた。
「機会があれば、また持ってきますから、その時にはぜひ、食べて下さい」
私がそう言うと食べれなかったみんなが笑顔になる。
昼休みが終わるチャイムが鳴り、みんなが席に座る。昼の授業を受けている中で、クラス全員の唐揚げって、どのくらいの量になるのか?と改めて考えながら授業を受けた。
1位・・・アトラン・フォン・ユースティア 494点
2位・・・ロベルト・フォン・ユースティア 490点
3位・・・ステラ・アルテミス 488点
4位・・・シルフィ・ミネルヴァ 484点
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8位・・・リーネット・パーシー 476点
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12位・・・ロイス・カシアート 470点
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38位・・・ルセリア・アストライア 446点
やったわ!順位が上がったわ。みんなと頑張って、勉強会した結果が出てよかった。私はこの喜びをみんなと分かち合いたかったが、私と一緒にいるのはリーネットとシルフィの2人だけで、後のみんなは教室にいる。中間試験の時に見に来たから、今回はもう来なくていいようだ。まぁ、さすがの結果なんだが。私が試験結果を見ていると。
「ルセリアさん、おはようございます」
「?、ロイスさん、おはようございます。貴方も結果を見に来たんですね」
「はい、残念ながら、順位が落ちていました。12位です」
「前回は何位だったの?」
「えっと!・・・」
「5位でしたよね、ロイスさん、」
シルフィが横から言ってくる。もしかして、念写の魔眼でみたのかな?
「はい、前回は5位だったのですが、農業のアイディアを考えていると、そればかりに夢中になり、今回はテスト勉強に集中できなかったんですよ」
「ほどほどにしなさいね」
「あはっはっは/////」
「それじゃ、私たちはクラスに戻ります、またね」
シルフィとリーネットの三人でクラスに戻る。
ルセリア達がクラスに戻っていく様子を眺めながら、
「本当は王子の婚約者かもしれないと聞いて、そのことばかり考えて、勉強できなかったんですよ。ルセリアさん」
ロイスが言った言葉は小さかったので、その言葉を聞き取れた生徒はいなかった。
私たちはクラスに戻ってくると、残っていたみんなが
「どうでしたか?ルセリア」
「三人の順位は変わっていなかったですよ」
「はぁー、やっぱり負けていましたか。家で採点して、点数は分かっていたのですが、アトラン様とロベルト様がテストの話を昨日していて、たまたま聞いてしまったのですが、私よりも高得点を取っていましたから」
ステラが残念そうに言う。
ステラって、私を‘生涯のライバル‘と言っていたが、今は王子達をライバル視しているように思う。
まぁ、私はステラに賢さでは勝てないだろうなぁと思う。
先生がクラスに入ってきて、長期休みの話をしていく。
「まだ一週間後だが、実家に帰る生徒も、寮で過ごす生徒も体調には気を付けるように、先生たちは学園にいるから勉強で質問がある生徒は尋ねて来てくれ、それと図書室は言ってくれれば、いつでも開けるから利用したい生徒は職員室に来てくれ、それでは今日もよき一日を」
先生の挨拶が終わり、朝の授業が始める。
朝の授業が終わり昼休みになる。実は今日はみんなの分のお弁当を持ってきている。私の創作料理を食べた次の日、ロベルトが「また、食べたいんだが」と言ってきた。それを聞き、他のみんなも「食べたいです」と言ってきた。材料を用意しないといけないし、料理人たちの確認も必要ということで、今日になった。私はカバンに入れてきた弁当を出していく。アトラン、ロベルト、ステラ、シルフィ、リーネットそして私の7人分の弁当を出す。
弁当を受け取ったみんなは、蓋を開ける。中には枝豆ときゅうりの塩漬け・鶏肉の唐揚げ・パン・サラダが入っていた。数日前に食べた茶碗蒸しとババロアは形が崩れてしまうので、入れていない。唐揚げの面積が半分以上あり、ロベルトの要望からだったのでしかたない。
「お!きちんとマヨネーズも入っているなぁ。」
「ルセリアの創作料理いただきますね」
「いただきますわ、ルセリア様」
「ルセリア様、いただきます」
「私の分までありがとうございます。ルセリア様の創作料理いただきます」
みんな唐揚げを最初に食べる。
「やっぱ、うまいなこの料理は」
「冷めていますが、おいしいですよ。ルセリア」
「本当においしですわね」
「ババロアもあったらうれしかったです」
「おいしいです。ルセリア様」
みんながおいしく食べてくれる。私はふと、他の生徒の視線が気になり、周りを見るとクラスの全員が私の弁当を見ていた。食べている唐揚げに、興味を持ったようだ。
私の分の弁当を前に出し、
「よかったら、味見しますか?」と笑顔で言う。
クラス全員が騒ぎ出す。「いいんですか?」と皆が言いながら、私が「はい、どうぞ」というとクラス全員が私の弁当の周りに集まっている。流石に全員分の唐揚げはないと伝えると、誰が食べるかで話し合い、最後はジャンケンで決めることになり。クラス全体でジャンケン大会が始めった。その様子を見ていた私は、‘楽しいクラスね‘と心の中で思った。
弁当を渡したみんなを見てみると、唐揚げをパンにはさんで食べているロベルト。マイペースで弁当を食べているアトランとステラ。唐揚げをあげた方がいいのか残しているシルフィとリーネットがいた。
ジャンケンで食べる生徒が決まったようで、唐揚げを勝った生徒が食べる。
「何ですか?この料理は?」
「鶏肉でしょうか?とてもおいしいです。ルセリア様」
「この黄色のクリームは何ですか?」
「どうやて、作ったんですか」
唐揚げを食べた生徒は、食べたことがない料理に驚いている。食べた生徒が私に質問してくるが、数日前のみんなと同じだ。余程おいしかったのだろう。私は作り方を教えるが、百聞は一見に如かずという言葉があるくらいなので、みんな疑問に思ったのだろう。唐揚げが食べれなかった生徒を見ると、食べれた生徒たちを羨ましそうに見ていた。
「機会があれば、また持ってきますから、その時にはぜひ、食べて下さい」
私がそう言うと食べれなかったみんなが笑顔になる。
昼休みが終わるチャイムが鳴り、みんなが席に座る。昼の授業を受けている中で、クラス全員の唐揚げって、どのくらいの量になるのか?と改めて考えながら授業を受けた。
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