魔眼がみつめるこの世界~転生した私は好きに生きる。だから聖女にはなりたくない~

悪転

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4話 馬車事件

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誕生祭当日になり、朝早くからドレスをメイドたちに着せてもらっていた。大きな鏡に座った私の姿が映っている深紅の髪に青い眼をした少女、小顔ということもあり美少女といえるだろう。ドレスの色は薄緑色、所々に濃い緑の部分があり、きれいなドレス?かわいらしいドレス?どちらにもとれるようなデザインになっている。



この数週間、なぜ私がこのルセリアに転生したのかずっと考えていたが、答えは出ない。両親や使用人の人たちから、少し我儘だったいう話を聞くが、勉強ができなかったわけでも、運動が苦手というわけでもなく、ましてやほしいものを買ってくれないことからの我儘というわけでもないようだった。



使用人にいきなり、理由もなく命令してきたり、これから休暇で街に出かけようとするメイドに水をかけたり、と挙げればきりばないが、子供のいたずら、我儘といえば大したことはない出来事だと思ってしまう。



「お嬢様、できました」



アリサに言われ、考えても答えは出ないため、思考をいったん止める。

大きな鏡があるため、私はドレスを着た自分の姿を見る。身体をひねって、背中を見たり、一回まわったりする。回ると深紅の髪が私の顔を隠す。そのため首を横に振り、顔にかかった髪を遠心力でのける。

もう一度、鏡をみたが改めて今の自分の姿を認識する。







これが今の自分の姿ルセリア・アストライア。





着替えを終え、両親が待つ一階に向かう。

両親とともに馬車に乗り込み、そして馬車が走り出す。

私の眼の前には両親がいるが楽しそうに話している。幸せな時間が流れているなぁと思っていたが、どうも話している内容がおかしい「王子の婚約者探しもかねてのパーティ」だとか、「ルセリアはきれいだから選ばれるかもしれないよ」など、聞いていなかった話がなぜか今始まっている。なんですかそれ、と言いたげになったが、心の中で言う。ひきつった笑顔で窓の外を眺めることにした。



場所により、人が多くいる場所と少ない場所がある。

多くいる場所は露店が並んでいて、活気だっている。



「ユースティティア王国、万歳」

「王子達の生誕祭だ、今日は子供服を安くしておくよ」

「今日は隣国から珍しいものが入ってるんだよ」

「もう少し、まけてくれよ。今日は王子達の生誕祭だろ」

「このやろー殴りやがったなぁ」

民衆たちはとても賑やかだ。

特に今日は王子達の生誕祭ということもあり、もしかしたら、バーゲンセールのようなものやっているのかもしれないと思う。



生誕祭ということで、隣国や国の貴族たちが集まってきているため、城に近づくに連れ、警備の数も増えているようで、それに比例して、民衆の数が減っている。



窓から見るこの王都の町、前世に生きていた建物と違うが、それでも元気に人が生き、はぐくんでいる世界。私はもっとよく見ようと目に力を入れる。その時また眼が熱くなり、転生した時のように、

そして私はみた。未来の光景を・・・

さっき私たちが通った道通り、露店がたくさん並んでいる道だ。

「キャー。助けてー。。。」「馬車がこっちに来るぞ、逃げろー」「この人、血が流れえてる」「騎士団を呼べー」

悲痛な叫びが、こだまする。





突然、大きな積み荷を背負っている馬車が、露店で人がたくさんいる道の中に、突っ込んできた。突然の出来事と多くの人がいるため、唖然とするもの、逃げようとしても動けないもの。いる場所によって思うことは違う。しかし、馬車が通った道の上にいた国民は全員、身体から血を流し、動いているか動いてないかだった。



跳ね飛ばされ地面にたたきつけら人は、

「う、、ううぅ」

「あーああーい、た、い」

「はぁーぁ、ははぁ」

と声を出して、微かに動いてはいるが、口も身体も動かない。

敷かれた人は、

「痛い。。いたい。助けてくれ。血がこんなに・・」

「足が、、足が・・お、折れて・・」

「・・・・・・」

痛みを訴える者もいれば、しゃべることができない者と様々だ。



その様子を見ていた人は

「誰か、誰かーこの子を、」

「兄上。しっかりしてください」

「おい、しっかりしろ」

「医者を、誰か医者をー」



王子達の生誕祭で賑わっていた王都の町は、一瞬にして悲劇の1日に変わった。





はっっ。目を見開き、先に見た映像?を理解し、身体が震えだす。どうしよう、どうしよう。今、走っているのは王城に近い道のため、露店がある道ほど人はいない。私はもう一度窓を眺めていると、フウドをかぶった二人組の子供が露店のあるほうに進んで歩いていた。



あの子たちは。。。



「止めてくださいー。」



大きな声で叫ぶ。馬車が急停止する。私は馬車を降り、先ほどのフウドをかぶった二人組の子供へ向かう。息を切らせながら二人組の前に回り込む。そして



「露店があるほうに行ってはダメです。はぁーはぁー」

息を切らせながら、行かないようにと叫ぶ。



「何言ってんだお前は、兄上、ほっといていきましょう」





と弟が兄にさっさと行こうと手を引っ張る。



「なぜ行ってはダメなのですか?その恰好から察するに貴族の令嬢ですか?今日は王子の誕生祭があるため王城に向かっているのでしょう?」

兄のほうは私の話を聞いてくれようとする。

「はーはー。はい」



私は息を整え、

「しばらくしない間に、露店が並ぶ道に馬車が乱入してきます。そして多くのものが乱入してきた馬車にひかれ、怪我をします。だから行ってはなりません」

フウドをかぶる兄のほうと眼が合う。



「しばらくしない間とはどれくらいですか?」

「え?えっと。」

「どれくらいですか?」



そう言われ、私は頭を働かす。子供が歩いて露店が並ぶあの通りまで行くには歩く時間。。。

「30分から1時間の間だと思います」





「わかりました、戻りますよ」



と今度は兄が弟の腕を引っ張り、王城がある方角へ走っていった。




馬車のほうに戻ろうと思ったが、戻ってもどうにもならない、魔眼のことは両親には話していない。ここで話したとしても、信じてもられえるかわからないし。私の足は自然と露店がある道のほうに走り出していた。

歩いて、30分以上かかる距離でも、走れば半分以下でつくことができる。歩いている人が服装のためかジロジロみてくる。しかし今は気にしていられない。私は町の警備をしている人を探す。所々に警備の服を着た大人の人がみえる。私は歩く人をかき分け何とか近づいていく。





そして近くまで行くと



「すいません。はぁーはぁー。今すぐ歩いている人を避難されてください。」



「あなたは、貴族の方ですか?」



着ている服を見て、そう思ったのだろう。



「はいそうです。ですから早くここの人たちを」



「迷子になられたのですか?」



「いえそうではなく、早く避難を」



「詰所にご案内いたしますので、どうぞお越しください」



丁寧に対応してくれるが、私が言っていることが伝わっていない。12歳の少女が言っていることを本気て取り上げてはくれない。それでも、私は



「お願いします。早く避難してください」



何度も言うが、困った顔をされる。



私はあきらめて、魔眼でみた馬車が通った道のほうへ行き、そこを歩ている人たちに何度も「避難してください」と叫ぶ。叫ぶだけではだめだと思い、歩いている人たちの身体を手でつかみ、少し強引ではあるが、道の中央からはなしていく。服装を見て貴族とわかるためか、怒鳴られたり、暴力を振るわれたりはされないが、

「こっちに来てください」

「中央に言ってはダメです」

「早く、ここを離れて・・・」

「他の方にも、中央から離れる伝えてください。お願いします」



何度も何度も出来る限り大きな声で、言いながら、歩いている人を中央から離していく。



みな何で?という顔をしている。



ただこれだけやっても、まだ数十人。私の周りの人口が減っただけだ。少し離れたところは変わらず多くの人が歩いている。もう時間がない。早く早く、危険が迫っていても、自分にはこれくらいのことしかできない、自分はなんて無力なのかと倒れてしまいそうになる。その時、誰かが後ろから私の手を握る。



「大丈夫です。よく頑張りましたね」



振りむくと、そこには先ほど別れたはずのフウドを着た男の子がいた。



汗が流れ、肩で息をして、ドレスもしわしわになっている私とは対称的で、フウドが後ろにはがれ、今はきちんと顔が見える。綺麗な顔だ。優しい笑顔で私をみてくる。よく見るとフウドの下から見える服は貴族が着るような服装。握った私の手を強く引き、彼は私の前に出た。

馬が走ってくる音が後ろの方から聞こえてくる、私は振り返る。しかしその音は、一頭ではなく多頭で、多くの人の波の前で止まる。白い服装をした騎士が一列にきれいに整列している。



「我々は騎士団です。国民の皆様は今すぐ避難してください」



馬の上に乗ってる人が大きな声で叫ぶ。

その声と共に、馬に乗っていた騎士たちが馬を降り、国民を誘導していく。

「前に進んでください。こちらの道はすいているので、皆さん早く」

「向こうの方にはいかないでください。危険です」

「荷物は我々が持ちます。早く移動を」

「皆さん急いで移動してください」

「お店を出している皆様も今は営業を中止してください」



騎士たちが丁寧に民衆を誘導していく。



私の声で動かなかった人も騎士の言葉なら動いてくれる。そして騎士たちの何人かが人の波を分けて、王城からしてみて遠位に進んでいく。国民を守るため、露店が始まる道の前に並び、人々を守る盾になる。誘導によりだいぶ人口が減った頃。









ヒヒーンーヒヒーン





馬のなく声が聞こえてくる。



しばらくして、一台の大きな馬車が近づいてきた。最初は小さかった馬の姿が、だんだんと大きくなっていく。ゆっくり大きくなるのではなく、だんだんと大きくなる。それだけ馬が走るスピードが速いのだろう。



スピードが出ており、このまま突っ込んでくる勢いだ。理由もわからず避難していた国民は、避難の意味がわかり、より早く避難しようとする。騎士たちは武器を持ち待ち構えるが、そんな中、1人の騎士が馬に向けて突っ込んでいく。そして騎士が止まり、馬を待ち構える形となる。馬との距離が10mと迫った頃、鞘にはいったまま剣で馬の右足はうち騎士の横を横切る。馬は走るテンポが狂ったため、転倒する。慣性の法則により、馬は走っていないが体と積み荷は道を滑っていく。騎士たちが盾で馬と積み荷を止めようとする。



「「「「「うぉぉぉぉぉーー」」」」」





騎士たちの踏ん張る声と共に、やがて馬と積み荷は速度が弱まり止まる。馬を止める騎士たちが肩で息をする。

「「「「「はー。はー。はー。」」」」」



静寂のもと歓声が上がる。





「「「「「うぁぁぁぁぁぁーー」」」」」



割れんばかりの歓声が辺りを包む。

私はそれを遠目で見ていたが息をするのを忘れて見ていたようで、気が付けば何度も息継ぎをしていた。終わったの?と思い、馬が入って来た方を向き、次に、騎士が囲んでいる馬車に眼がいき、最後に、様子を見ていた民を見る。



民に被害はなく。騎士で負傷しているものはいるようだが死亡した人はいない様子。



額から流れる汗が私の眼に入り、痛みで眼を閉じる。手を引いてくれる男の子が私のほうを向く、ちょうど私が眼をあけて、涙と汗が混ざった雫が頬を流れる。



「よかった。よかったです。本当に・・」

私が嬉しさと痛みの笑顔で男の子に向くと、男の子は頬を赤くして、私をみていた。


しばらくすれば、町の人も騎士たちも落ちついてくる。馬や馬車の後始末、馬車を運転したものを拘束していく。私はその様子を眺めながら、盾で馬を止めていた騎士たちが負傷して座り込んでいたり、横になったりしている様子が眼に入る。





いくら武装した騎士でも馬に体当たりされれば、無事では済まない。簡単に言えばトラックに衝突したようなものだ。衝撃はすさまじいものだっただろう。

私の手を握ってくれていたフウドの男の子の手を振りほどき、負傷している騎士たちに近づいていく。その時に、ドレスで汗と涙をふく。



「お、おい」



フウドの男の子が言うが私は気にせず。騎士たちの様子を観察する。

私は医者ではない、そのためどんな状態なのか正確にはわからない。それでも、





「すいません、誰か布と水、木の板、包帯いえ手拭いなどがあれば持ってきてください」



と大きな声で周りの人たちに助けを求める。私が言った意味が分かった人たちが急いで駆け出す。私は騎士たちに近づき、



「皆様、意識はありますか?」



大きな声だっため、負傷している騎士たちが全員、私のほうに向く。私は意識がないものはいないか確認していく。よかった意識がない人はいないようね。私は症状が重い人、軽い人を見分けていく。盾を構えていたため胸部・腹部に損傷している者はいなく、上肢・下肢が損傷している。

今、私にできることは、アイシング(冷やすこと)と固定することくらいだろう。





しばらくして、町の人たちが私がお願いしたものを持ってくる。

「応急処置をします。騎士の皆様は痛いところを言ってください」





「心配いらないよ。このくらいはすぐに治るから」

「早く、家族さんのほうに戻りなよ」

騎士たちは遠慮しているように、応急処置はいらないという。



「ダメです。。応急処置は早ければ早いほどいいんです」





『1 悪化防止 :現在以上に悪化させない』

『2 苦痛の軽減:できるだけ苦痛を与えない』

『3 早期回復:治りが早くなる』



右手を突き出し、人指し指、中指、最後に薬指立てながら、大きな声で説明する。

私の言葉を聞いた騎士たちは、戸惑っているようだったけれど、





「失礼します」



強引に、処置をし始める。

「持ってきて下さい」

と町の人に声をかけ、騎士たちの患部に応急処置をしていく。損傷は濡れた手ぬぐいで固定し冷やしていく。捻挫したものは良肢位にして、その際薄い板などを下にして固定する。また、肩や腕が痛いものは手ぬぐいを三角巾の替りにして固定する。

ちゃんとしたものではないので、大分、ぶさっこうな形になったがまぁいいんじゃないだろうか?





大分時間がかかったが、騎士たちの応急処置が終わる。その様子をみて、ほかの騎士たちが負傷した騎士たちに近づき肩を貸してあげたり、担ぎ上げたりしている。



そして全員が私のほうを向き





「「「「「「「ありがとう」」」」」」」





と元気な声でお礼を言ってくれる。それを見ていた民衆はどこからか拍手の音がし、やがてそれは周りすべてに拡散していった。

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