遺言

小倉千尋

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大八章

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 ハニーズに入る。
 ウエイターがオヤっとした顔で。

「今夜は記念日ですね」
「よくわかったね」
「お顔に書いてあります、ではこちらへ」
「記念日用のあの肉は置いてるかい」
「ええ、ございます」
「じゃあそれとガーリックライスを、特製ダレも頼む、食後にパフェも頼むよ」
「私も同じものを」
「かしこまりました」

 由香里が小声で。
  
「いつものレストランでよかったの? 高級フランス料理店も近くにあるわよ」
「いいんだ、金があるからと言って背伸びすると破滅する、散々見てきたからな。それにここも十分高級レストランだ」
「あなたのそう言うところ好きよ」
「だが、車は高級車に乗り換える」
「いいと思うわ、自分へのプレゼントね」
「明日は一日付き合って貰ってもいいか?」
「ええ、構わないわ。どこへ行くのかは楽しみに聞かないでおくわ」
「大した事じゃない」

 料理が運ばれて来る
 二人で美味しく味わいながら食べた。

 食後のパフェとワインも運ばれて来る。乾杯して一口飲むとパフェを食べた。

「あなた、パフェも好きなのね」
「ああ、特にこの上に乗ってる生クリームが好物なんだ」
「じゃあ今度生クリームたっぷりの特別ケーキを家で作るわ」
「それは楽しみだ」

 食べ終わると会計をし、ゆっくりと家路についた。
  
 いつもの様にコーヒータイムを済ませ、風呂も一緒に入り同時にベッドへ入る。今後どうするか話してる間に眠りに付いていた。
  
 アラームで目が覚めるともう一度口座残高を確認する。
  
「あなた、何度も見て飽きないの?」
「いや、夢じゃないか確認してるだけさ、で結局お前の駅前の土地が売れて合計いくらになったんだ?」
「銀行口座が沢山あるから大まかに計算しても、あなたより三十億円くらい少ないわ」
「ほぼ互角だな、前にお前から預かったクレジットカード返しておくよ。俺もクレジットカードを二枚程作ることにする」

 早速ネットでブラックカードを作る手続きをした。
  
 銀行口座は幾つかに分けた方がいいと判断して、三大都市銀行に口座を開く事にした。

 時間は十時、出掛ける準備をしていると俺の携帯が鳴り出す、電話を受けると銀行からだった、いくらか定期預金にしないかとか株に興味はないかを聞いてくる、とりあえず考えさせてくれと答えておいた。
  
 由香里と一緒に車に乗り込み銀行巡りをする、三つの都市銀行に百億円ずつ均等に入れ記帳する。由香里も俺と同じ様に同じ銀行に分けていた。銀行の用事が終わると車を見て回る好きな車の一つのマセラッティーも見るが、この国では馬力を持て余してしまうので止めておいた、結局由香里と同じポルシェを現金一括払いで購入し、新しい車で近くのレストランに入り簡単な食事をした。
  
  十四時には用事が終わってしまったので、ドライブがてら遠回りして家に戻った。
  
  家に帰ると由香里は整理した銀行の手帳をまとめて捨ててクレジットカードも八枚から四枚にまとめた。
  
 由香里は疲れたらしく。
  
「一旦休憩しましょ」

と言い飲み物を運んでくる

「あなたも結構行動力と決断力があるわね、疲れたわ」
「じゃあ今日はこれくらいにしておくか」
「でも私も助かったわ、幾つもの銀行に分けてたのをあなたと同じ三つまで絞れたもの、わかりやすくなったわ、クレジットカードも枚数を減らせたし、管理がしやすいわ」
「ここのセキュリティーなら大丈夫そうだが通帳はまとめて隠すなよ、バラバラに仕舞って置いたほうがいい」
「わかったわ、でもポルシェが二台になるとは想定外だったわ」
「いいじゃないか、俺の夢が一つ叶った」
「今まで持ってた五億円でも十分買えたじゃないの?」
「まあ、そうだがな」
「それにしてもさっきのファミレスは美味しくなかったわ、口直しに別のものが食べたいわ」
「いつもハニーズだから舌が肥えてるんだ」
「そうかもね」
「今夜はどうする?」
「食材が腐ると勿体無いから何か作るわ」

 由香里は冷蔵庫を漁り始めた。
  
 メールが届いた音がしたのでパソンをチェックする。ブラックカード三枚とも審査が通ったと言う内容だった、早すぎるので不審に思い電話を掛けた、三社とも口座残高が確認出来たのでオッケーと言う返事だった。速達で送るので内容を確認して欲しいとだけ言われた。

 由香里にその事を確認すると。

「ブラックカードは審査は凄く厳しいけど、通ると早いわよ。もう審査通ったの?どこの会社なの」

 ここだと言ってパソコンを見せた。
  
「ここなら大丈夫よ私と同じとこだわ、もう送ってくるの?」
「ああ、速達で送ってくるそうだ」
「良かったじゃない、心配しなくても大丈夫よ、もし不審に思ったらうちの顧問弁護士に頼めばいいわ」

 と言われたので安心することにした。
  
「ご飯出来たけど作りすぎたわ」
 テーブルに付くとステーキにグラタンに焼き魚と、とどめにスタミナ丼だった。
「無茶苦茶な料理だな」

 と笑った。
  
「痛みそうなのを全部寄せ集めた結果よ」
「まあいいが量が多すぎるな」
「先日あなたがレストランで食べた量よりはマシよ」
「じゃあ完食目指して頑張って食べるよ」

 と言いステーキから手を付けた。結局小一時間ほど掛けて完食した。
  
「食べれたわね」
「美味かったから食えたようなものだ」
「ありがとう」
「しかし腹が膨れて動けない」
「ソファーで少し休んだらどう?」
「そうさせてもらうよ」
「明日は大安から仏滅のどれだ?」
「明日は大安よ」
「じゃあ明日も出掛けるぞ」
「わかったわ、何か飲む?」
「豆乳を一杯だけ入れてくれ」

 豆乳を飲み干すとソファーで横になった。
 満腹で眠い、あらがったが結局寝てしまった。起きると夜中の一時、初めてここに泊まった時のように由香里は俺の手に腕を絡ませ寄り添って寝ていた。空調も効いているし風邪を引く季節でもない。無理に起こさずそっとしておいた。一時間ほど由香里の寝顔を見ていたがトイレに行きたくなり、そっと腕を振りほどき静かに起き上がった、用を済ませると冷蔵庫から豆乳を取り出しコップに一杯だけ飲んだソファーのところに戻ると由香里は寝ながら泣いている寝言も言っていてた。
  
「あなた、行かないで私を捨てないで」

 と繰り返している。そっと背後から抱き締め明日からはそんな夢を見させないようにしてやるからと呟いた。俺が眠りに落ちかけた時に由香里は目を覚ました。
  
「あれ? どうしてあなたが後ろにいるの? 私泣いてたみたい」

 俺は状況を説明してやった。
  
「そう、私そんな寝言を言ってたの? 覚えてないわ」

 俺はもう一度言ってやった、明日からはそんな夢を見させないようにしてやると。
  
  いろいろ話してる間に朝になった。軽く食事をし、ネットでカードの配達状況を調べた夕方になりそうだ。早く出掛けた方がいいだろう。
  
「由香里出掛けるぞ」
「もう終わるわ、ちょっとだけ待って」

 五分程で出てきた。俺の新車に乗り大型のショッピングモールへ向かった一階から五階まであり様々な店が並んでいる五階は映画館だ。滅多に来ない事もあり由香里は楽しそうだった。
  
「何を買いに来たの」
「指輪だ」

 由香里が立ち止まり泣きそうな声で。
  
「何指輪?

 と聞いてきたので。
  
「婚約指輪だ」

 と答えた。もっとロマンチックに決めたかったが、どうも俺は不器用なようだ。だが由香里は泣きながらありがとうと言って抱き付いてきた。
  
「店は多い好きなのを選ぶといい」
「私が決めてもいいの?」
「ああ、構わない」

 ジュエリーショップは多い一軒ずつ見て回った。


 一時間ほど見て回った時に不意に由香里が惹きつけられる様に一軒のジュエリーショップに入って行った、他の物には目もくれずある指輪の前で立ち止まったつまみ上げ観察している、俺も何故かその指輪に惹きつけられた。

「これがいいな由香里はどう思う?
「私これに一目惚れしたみたい」

 と言うので店員を呼び在庫はあるか確認しお互いの指が何号か図ってもらった。在庫はあると言うのでこれを買うちゃんとした箱に入れてくれと頼んだ。

少し高かったが現金で払い店を出た。

「帰るぞ」
「うんまた来ましょ、楽しかったわ」

 と言い腕を組んでくる。

「早く指輪がはめたいわ」
「帰るまで我慢しろ」

 と言い車に乗り込み家まで帰った。
 帰ると俺は指輪を取り出し。

「事件が片付いたら俺と結婚してくれ、これは婚約指輪だ」

 箱を開け渡した

「喜んでお受けします」

 と言った由香里は大泣きしながら抱き付いてくる。

「やっと言ってくれた、やっと結婚できる」

 と泣きながら騒いでいる。
 俺は指輪を取り出し指にはめてやった。由香里も俺の手を取り指輪をはめてくれた。

「これでもう嫌な夢は見ずに済むだろ?」
「そうね大丈夫よ、ありがとう」

 と指輪を見ながら言った。
 コーヒーを飲みながら大事そうに指輪を撫でている。チャイムが鳴り俺が応答するカードが届いたようだ判を押し受け取る。三枚揃った記載事項に間違いがないか確認し財布に入れた。

 由香里はいつまででも指輪を眺めている、夕飯の準備を始める様子もない。記念日はレストランと覚えてしまった様だ。

 二人でレストランに趣き、ウェイターが来ると指輪を見せ。

「今日は本当に大事な記念日なんだ、婚約したんだ」

 と言うと。
 ウエイターは満面の笑顔で。

「おめでとうございます、こちらへどうぞ」

 席へ案内された。
  
「豪華な料理で祝いたい、適当に見繕ってくれ」
「わかりましたお待ち下さい」

 暫くすると料理がどんどん運ばれて来る。
 大きなチキンの丸焼きが真ん中に置かれ、他はフランス料理の様な料理が沢山並べられた。飲み物はシャンパンだろうか、ワインではなかった。

「豪華ねこんな料理が出てくるとは思わなかったわ」
「俺もだ、まず乾杯しようじゃないか

 乾杯をするとシェフがやって来てチキンを切り分けてくれた、チキンの中にも何か料理が詰め込まれていた。

「ごゆっくりどうぞ」

 チキンから食べた、丸焼きではなく照り焼きだった、味が染み込んでいて美味かった。食事が終わるとケーキが運ばれてきた。

 一時間程掛けて食事をし、会計はカードを初めて使った。

 今日は一日中由香里は嬉しそうだった。
 家に帰りコーヒーと豆乳を飲みながら、他愛ない話をして一日が終わった。

 夜中にトイレに行った、由香里の寝顔を見たが嬉しそうな寝顔だった、指輪を買ってやって正解だったようだ。もう一度眠りについた。

 またアラームで目が覚める、由香里も起きてくる。

「今朝は悪い夢を見なかったわ、あなたのお陰ね」
「指輪を渡してよかったよ」
「昨夜からずっと考えてたんだけど、事件が終わったら引退することに決めたわ、もうあなたの貯金と私の貯金を併せるととんでもない金額ですもの、これ以上増えても使いみちが思いつかないわ」
「お前が、そう決めたのならそれでいいんじゃないか?」
「今日は事務所に連れて行って貰ってもいいかしら?」
「いいぞ、何時でも構わないよ」
「朝食何にする?」
「軽くスパゲティーがいいな」
「すぐ用意するわ」

 俺も一緒に寝室から出た、俺は先日から癖になっている銀行の残高を確認してから豆乳を飲みにキッチンへ行った。

 食事が終わると由香里が。

「午前中に行きましょ、事務所が暇な内に行っておくわ」
「わかった、準備しておくよ」

 由香里も片付けが終わると、出掛ける準備をしていた。すぐに終わり。俺の車で事務所に向かった、途中で銀行に寄り事務所前に車を止めた。中に入ると山本が嬉しそうに出迎えてくれた。

「荒木さん、一気にお金持ちになった気分はどうです?」
「複雑な心境だよ」
「早速車も買い替えた様ですね」
「ああ、自分へのプレゼントだ」

 事務所の社員が何人いるかを数える七人だった」

「山本さん、上手く動いてくれたお礼だ、少ないがみんなで分けてくれ」

 と先ほど下ろした百万円の入った封筒を渡す。山本は中を確認すると。

「仲介手数料は戴いてるので結構ですよ」

 と言って返してこようとしたが。

「ボーナスだと思って受け取ってくれ、元々あの土地の権利書は捨てようとしてたんだ」

 由香里も山本に話す。

「受け取って頂戴、成功報酬よ」
「わかりました、有難く頂戴します」

 やっと受け取ってくれた。

「みんな注目、荒木さんから特別ボーナスを戴いた。後でみんなに配るぞ」

 みんなが歓喜の声を上げ礼を言ってくる。

「駅前の土地も売れたから私からのボーナスも今月の給料に上乗せしておくわ」

 ありがとうございますと皆が口を揃えて言っている、皆上機嫌だ。

「それと私、昨日この人と婚約したわ」

 皆が指輪に注目した。驚きの声が上がる。

「山本さん、ちょっといいかしら」
「はい、時間はあるのでいいですよ」
「私はもう使い切れないほど稼がしてもらったわ、私が今巻き込まれている事件をこの人が終わらせてくれたら結婚して仕事も辞めようと思ってるの、山本さんに会社を譲ろうと思ってるんだけど、どう?」

 山本は驚いた顔をしている。

「私が社長になるという事ですか?」
「そうよ、不満かしら?」
「いえ、ありがたいお話ですが社長名義の物件はどうなさるつもりですか?」
「最優先で売却して頂戴」
「社長がいないとどうしていいかわかりません、会長として残って貰えませんか?」
「わかったわ、給料はほとんど要らないわ」
「わかりました、ありがとうございます」
「私が居ても居なくても山本さんなら出来るわ、それに結婚したら子供を産んで仕事どころじゃなくなりますもの、話はそれだけよ今日は帰るわ」
「わかりました、お気をつけて」

 山本は外まで見送りに出てきた。
 俺は手を挙げ発進させた。

「まだ由香里名義の物件があるんだな」
「ええ、でも数はしれてるわ大したお金にならないわ」
「本当に辞めてしまってもいいんだな? 未練はないのか?」
「お金はもういいわ、あなたの貯金も併せると孫の代まで遊んで暮らせるわ」
「そうだな、用事はもうこれだけなのか?」
「ええ、終わったわ。スッキリしたわ」
「ならいい」
「これからどうする?」
「もう帰りましょ、お腹が空いたわドーナツ屋があれば寄って頂戴、甘いものが食べたい気分なの」

 帰り道にはないはずだ、ちょっと道を外れドーナツ屋に寄った。

 家に帰り昼食はドーナツにする事にした。
 食べながら会話をする。

「そう言えばお前と毎日の様にレストランに寄ったりして結構食ってるが、運動もしてないのに太る気配も無いな」
「私、太らない体質みたい、昔からよ」
「俺と一緒だな」
「ところであなたの今日の予定は?」
「今日は何もないが本屋に行きたい」
「私も行くわ」
「食ったら行こうか」
「そうしましょ」

 流石に駅前だ大抵の店が並んでいる、近くの大きな本屋に入り小説や雑誌を大量に買い込んで家に帰った。
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