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誠実な男は危険な男②
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お風呂を借りたら、少しだけ意識がはっきりしてきた。
洗面室にあったドライヤーも借りて…ああ、メイクも落とさなきゃ。
だけど、そうは思ってもクレンジングが無い。
ため息まじりでリビングに戻ったら、そこにはコンビニから帰ってきた柳瀬さんの姿があった。
「…あ、お風呂ありがとうございます」
「うん、大丈夫。とりあえずコンビニで必要そうなもの買ってきたよ」
「!」
そう言われて渡された、コンビニ袋。
それを受け取って中を見てみると、そこにはクレンジングシートやスキンケアなどのお泊りセット、歯磨きセット…などが入っていた。
やった!これでメイクが落とせる!
「本っ当にありがとうございます。…なんかもう、何から何まで」
「いやそれはいいんだけど。ところで体平気?ってかもしかして酔い覚めてきた?」
「んー…お風呂入ったらだいぶスッキリしました。あたし酔いが覚めるの早くて」
「…、」
あたしはそう言うと、早速クレンジングシートでメイクを落とそうとそれを開封する。
…いや、その前に柳瀬さんにお金返さなきゃ!!
しかしあたしがそう思って自分の鞄に目を遣ると、柳瀬さんがキッチンの冷蔵庫に向かいながら言った。
「…お風呂上がりだし喉渇いたでしょ。烏龍茶も買ってきたけど飲む?」
「あっ。欲しいです!」
「ん、ちょっと待って」
はー、あたしって本当に今日柳瀬さんに迷惑かけてばっかだな。
そもそも居酒屋にだって柳瀬さんに奢るために来てたのに、この前のお詫びに。
…あれ?ってかあたし、そういえば居酒屋でお金払った記憶…無いな。
「…!」
あたしがそう思いながら、自身の鞄から財布を取り出している間。
キッチンで、柳瀬さんがあたしに背を向けて…コップに烏龍茶を注ぐ。
そして、そこに一緒に投入したのは、コンビニで一緒に購入した焼酎。
柳瀬さんはそれを混ぜると、あたしの側まで足を運びながら言った。
「はい、どうぞ」
「!」
「あれ、どうしたの?あ、コンビニで買ってきたものなら、お金要らないよ」
「!…え、でもっ、」
「だって居酒屋で奢って貰ったし」
「…」
そんな柳瀬さんの言葉に、あたしは一瞬黙り込む。
…あれ、やっぱりあたしが記憶にないだけでちゃんと奢ってるんだ。
だけどそうは言っても、居酒屋で貰ったであろうレシートは見つからないし、何だか財布の中身も大して減っていない気がする。
でも、柳瀬さん…きっと嘘とか吐いてるわけでは…ないよね。
あたしはそう思うと、「じゃあお言葉に甘えて」と財布を鞄の中に戻す。
そしてその直後に手を伸ばしたのは、柳瀬さんがいれてくれた烏龍茶。
あたしはそれを、何の疑いもなく飲んだ。
「すみません頂きます」
「どーぞどーぞ」
そう言って、お風呂上がりで喉が渇いていたから、ゴクゴクと。
…あー、冷たくて美味しい。
でも、
「…何か変わった味ですね、この烏龍茶」
「そう?あ、口に合わなかったら残していいんだよ。気を遣わないで」
「や、飲みます。ってかあたしが知ってる烏龍茶より美味しいですコレ」
「…、」
そう言って、一気に飲み干してしまう。
もう一杯どう?なんて言われたから、あたしは「じゃあもう一杯だけ」と烏龍茶のおかわりを頼んだ。
…あ、ってか、早くメイク落とさなきゃ。
あたしはそう思うと、鞄から鏡を取り出して、早速クレンジングシートでメイクを落とす。
その間に柳瀬さんがまた烏龍茶をいれてくれて、それをあたしの前にあるテーブルに置いた。
「どうぞ」
「ありがとうございます。あ、柳瀬さんあたしにもうお構いなく。お風呂入っちゃって下さいよ」
「え、俺何気に五十嵐さんがメイク落としてるとこ見てたいんだけど」
「いや恥ずかしすぎますソレ」
あたしは柳瀬さんの言葉を聞くと、思わずそう言って笑う。
だけど恥ずかしいのはもちろん本当だから、あたしは柳瀬さんの視線から逃げるように顔を背けた。
「何で、逃げないでよ」
「だってそんなに見てくるから」
「そんなに恥ずかしい?」
「おっ、女のコにとってスッピンを見られるのは罰ゲーム並に恥ずかしいんですっ」
「…じゃあ裸とスッピンどっちが恥ずかしいの?」
あたしが顔を背けていると、ふいに柳瀬さんがそんなことを聞いてくるから、あたしはちょっと考える。
そしてやがて「スッピンです」と答えると、その答えが意外だったのか、柳瀬さんが笑って言った。
「え、そんなに?スッピン自信ないの?」
「ないですよ~スッピンに自信がある女のコなかなかいませんって」
「でも普段もそんなメイク濃いわけじゃないでしょ」
「それは…まぁそうですけど」
でも正直、カバー力高くてもナチュラルに見えるファンデーションいっぱいあるし。
あたしもそういうの、使ってるし。
そう思いながらほとんどメイクを落とし終わると、「じゃあ」とふいに柳瀬さんがまた問いかけてきた。
「逆に“裸”は自信あるんだ?」
「ふぇっ!?」
「…、」
そんな問いかけが聞こえてきて、思わずびっくりして柳瀬さんの方を振り向く。
その瞬間…スッピンのまま、合ってしまった視線。
隠そうとした時には、もう遅くて。
「だめ。隠さないで」
「!?」
「俺は見てみたいな…五十嵐さんの、全部」
柳瀬さんはそう言うと、妖しく笑うから。
思わずあたしは、その言葉と表情にドキドキしてしまった。
何だか、また…体が熱くなってきた。
そう思った時には、もう遅い。
誤魔化すようにまたゴクゴクと飲んだ烏龍茶には、今度はお酒がたっぷり含まれていて。
「…どした?」
「ん…何か、体が…あつい…」
「大丈夫?」
何で?あれ烏龍茶だよね?
思わず涙目で柳瀬さんを見上げたら、その時、妖しい笑みを浮かべている柳瀬さんと至近距離で目が合った。
「おいで。ベッドまで運んであげる」
「ん、」
そう言われ、柳瀬さんに抱き抱えられたあたりから、あたしの記憶は途切れてしまった………。
洗面室にあったドライヤーも借りて…ああ、メイクも落とさなきゃ。
だけど、そうは思ってもクレンジングが無い。
ため息まじりでリビングに戻ったら、そこにはコンビニから帰ってきた柳瀬さんの姿があった。
「…あ、お風呂ありがとうございます」
「うん、大丈夫。とりあえずコンビニで必要そうなもの買ってきたよ」
「!」
そう言われて渡された、コンビニ袋。
それを受け取って中を見てみると、そこにはクレンジングシートやスキンケアなどのお泊りセット、歯磨きセット…などが入っていた。
やった!これでメイクが落とせる!
「本っ当にありがとうございます。…なんかもう、何から何まで」
「いやそれはいいんだけど。ところで体平気?ってかもしかして酔い覚めてきた?」
「んー…お風呂入ったらだいぶスッキリしました。あたし酔いが覚めるの早くて」
「…、」
あたしはそう言うと、早速クレンジングシートでメイクを落とそうとそれを開封する。
…いや、その前に柳瀬さんにお金返さなきゃ!!
しかしあたしがそう思って自分の鞄に目を遣ると、柳瀬さんがキッチンの冷蔵庫に向かいながら言った。
「…お風呂上がりだし喉渇いたでしょ。烏龍茶も買ってきたけど飲む?」
「あっ。欲しいです!」
「ん、ちょっと待って」
はー、あたしって本当に今日柳瀬さんに迷惑かけてばっかだな。
そもそも居酒屋にだって柳瀬さんに奢るために来てたのに、この前のお詫びに。
…あれ?ってかあたし、そういえば居酒屋でお金払った記憶…無いな。
「…!」
あたしがそう思いながら、自身の鞄から財布を取り出している間。
キッチンで、柳瀬さんがあたしに背を向けて…コップに烏龍茶を注ぐ。
そして、そこに一緒に投入したのは、コンビニで一緒に購入した焼酎。
柳瀬さんはそれを混ぜると、あたしの側まで足を運びながら言った。
「はい、どうぞ」
「!」
「あれ、どうしたの?あ、コンビニで買ってきたものなら、お金要らないよ」
「!…え、でもっ、」
「だって居酒屋で奢って貰ったし」
「…」
そんな柳瀬さんの言葉に、あたしは一瞬黙り込む。
…あれ、やっぱりあたしが記憶にないだけでちゃんと奢ってるんだ。
だけどそうは言っても、居酒屋で貰ったであろうレシートは見つからないし、何だか財布の中身も大して減っていない気がする。
でも、柳瀬さん…きっと嘘とか吐いてるわけでは…ないよね。
あたしはそう思うと、「じゃあお言葉に甘えて」と財布を鞄の中に戻す。
そしてその直後に手を伸ばしたのは、柳瀬さんがいれてくれた烏龍茶。
あたしはそれを、何の疑いもなく飲んだ。
「すみません頂きます」
「どーぞどーぞ」
そう言って、お風呂上がりで喉が渇いていたから、ゴクゴクと。
…あー、冷たくて美味しい。
でも、
「…何か変わった味ですね、この烏龍茶」
「そう?あ、口に合わなかったら残していいんだよ。気を遣わないで」
「や、飲みます。ってかあたしが知ってる烏龍茶より美味しいですコレ」
「…、」
そう言って、一気に飲み干してしまう。
もう一杯どう?なんて言われたから、あたしは「じゃあもう一杯だけ」と烏龍茶のおかわりを頼んだ。
…あ、ってか、早くメイク落とさなきゃ。
あたしはそう思うと、鞄から鏡を取り出して、早速クレンジングシートでメイクを落とす。
その間に柳瀬さんがまた烏龍茶をいれてくれて、それをあたしの前にあるテーブルに置いた。
「どうぞ」
「ありがとうございます。あ、柳瀬さんあたしにもうお構いなく。お風呂入っちゃって下さいよ」
「え、俺何気に五十嵐さんがメイク落としてるとこ見てたいんだけど」
「いや恥ずかしすぎますソレ」
あたしは柳瀬さんの言葉を聞くと、思わずそう言って笑う。
だけど恥ずかしいのはもちろん本当だから、あたしは柳瀬さんの視線から逃げるように顔を背けた。
「何で、逃げないでよ」
「だってそんなに見てくるから」
「そんなに恥ずかしい?」
「おっ、女のコにとってスッピンを見られるのは罰ゲーム並に恥ずかしいんですっ」
「…じゃあ裸とスッピンどっちが恥ずかしいの?」
あたしが顔を背けていると、ふいに柳瀬さんがそんなことを聞いてくるから、あたしはちょっと考える。
そしてやがて「スッピンです」と答えると、その答えが意外だったのか、柳瀬さんが笑って言った。
「え、そんなに?スッピン自信ないの?」
「ないですよ~スッピンに自信がある女のコなかなかいませんって」
「でも普段もそんなメイク濃いわけじゃないでしょ」
「それは…まぁそうですけど」
でも正直、カバー力高くてもナチュラルに見えるファンデーションいっぱいあるし。
あたしもそういうの、使ってるし。
そう思いながらほとんどメイクを落とし終わると、「じゃあ」とふいに柳瀬さんがまた問いかけてきた。
「逆に“裸”は自信あるんだ?」
「ふぇっ!?」
「…、」
そんな問いかけが聞こえてきて、思わずびっくりして柳瀬さんの方を振り向く。
その瞬間…スッピンのまま、合ってしまった視線。
隠そうとした時には、もう遅くて。
「だめ。隠さないで」
「!?」
「俺は見てみたいな…五十嵐さんの、全部」
柳瀬さんはそう言うと、妖しく笑うから。
思わずあたしは、その言葉と表情にドキドキしてしまった。
何だか、また…体が熱くなってきた。
そう思った時には、もう遅い。
誤魔化すようにまたゴクゴクと飲んだ烏龍茶には、今度はお酒がたっぷり含まれていて。
「…どした?」
「ん…何か、体が…あつい…」
「大丈夫?」
何で?あれ烏龍茶だよね?
思わず涙目で柳瀬さんを見上げたら、その時、妖しい笑みを浮かべている柳瀬さんと至近距離で目が合った。
「おいで。ベッドまで運んであげる」
「ん、」
そう言われ、柳瀬さんに抱き抱えられたあたりから、あたしの記憶は途切れてしまった………。
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