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焦りは禁物!すぎる件
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「世奈ちゃんは僕に何かを隠してる」
「…は」
土曜日の練習試合から遡ること、およそ3日前。
夜、風呂から上がったあと部屋で漫画を読んでいたら、突然スマホに早月から電話がかかってきて、そんなことを言われた。
…いきなり何かと思えば、やっぱり世奈のことか。
正直、この前世奈のお見舞いに早月と二人で行ったあの日、とうとう早月と勇斗くんが会ったんじゃないかと期待していた俺は、早月のその言葉に少しガックシきて。
…まぁそんな上手くはいかねぇか。
俺はそう思うと、早月に言う。
「そりゃあ世奈だって自分の全部はお前に見せないだろ。っつかいきなり何。何が言いたいわけ、お前」
俺がそう言って、読んでいた漫画を本棚に戻してベッドに寝転がると、電話の向こうで早月が言った。
「世奈ちゃんが僕と付き合ってくれるのを躊躇ってる。あと一歩なのに!」
「知るか。俺とお前はライバル。天敵。…切るぞ」
「っあー!待って待って!どうしても君に聞きたいことがあるんだってば!」
「?」
早月は俺の言葉に慌ててそう言うと、俺の行動を必死になって止める。
そして仕方なく再び聞く耳を持つ俺に、また口を開いて言った。
「相沢さんなら知ってるはずだよね?世奈ちゃんが何で僕と付き合ってくれないのか」
「…それはただ付き合う気がないだけだろ」
「ち、違うよ!絶対違う!だって世奈ちゃんっ…僕が何回キスしても拒まなかったし、顔真っ赤にして受け止めてくれたんだよ!」
「っ、はぁ!?」
「それなのに付き合ってはくれないって…そんなことある!?」
何か冷静に話を聞いていれば、早月がいきなりそんなとんでもないことを言い出すから。
俺はその言葉にビックリして、ベッドから飛び起きる。
世奈と早月がキスをした。
しかも、一回だけじゃなくて何回も。
何それ。コイツそんなことを俺に報告するためにこうやって電話してきたわけ?
そう思うと電話の向こうのそいつに更に腹が立って、俺は早月に言った。
「それは早月が無理矢理したんじゃねぇのかよ。それだったら俺が許さないからな!」
「そっ……確かに、一回目はそんなこともあったかもしれないけど、でもキスした直後のあの世奈ちゃんの顔…何か、ぽーっとしてたし」
「!」
「ってか、それより教えてよ!あんなに脈ありなのに付き合ってくれないのは、何か僕に大きな隠し事してるとしか思えない!
それってもしかして、今までの世奈ちゃんの元カレの20人っていう数も全部関係してるの!?」
早月はそう俺に問いかけると、「相沢さんは全部知ってるんだろ!」と半ば強引に俺に聞き出そうとする。
知らないとは言わせない、今すぐ教えろと。
…コイツ、マジでこの前のお見舞いの時勇斗くんに会わずに済んだんだな。
だけど俺は実際、もちろん知ってはいるけど、正直に全部を言えるはずが無くて。
ただ一つ、ヒントだけをそいつに与えた。
「…確かに、世奈には早月に言えない秘密がある。で、それは俺も知ってる」
「じゃあっ…」
「けど今俺の口からは言えない。言えないけど、どうしても少しでも知りたかったら、今週の土曜日に、早月独りでカフェ“Green”に行ってみれば?」
「?…何で、カフェに…」
「……それ以上は言えないな。世奈には絶対に秘密にしとけよ。土曜日は俺が、世奈がカフェに行かないようにしとくから」
俺はそう言うと、やがて電話を切って深いため息をついた…
“だって世奈ちゃんっ…僕が何回キスしても……”
「…マジかよ」
…………
「っ…待って!」
「!」
…そして、土曜日の練習試合後、今に至る。
偶然、世奈に告白現場を目撃されてしまった俺は、実際告白は断ったけど、「世奈が早月と付き合う」と聞いて嘘をつかずにはいられなかった。
だって、俺は世奈の弱いとこ、知ってるから。
「…なに、」
「…っ、」
そもそも、昼間の世奈の様子だってそうだった。
俺が女の子から色んな差し入れを貰って、不満そうにしている世奈にも気付いてた。
世奈は昔からそうだ。
俺が完全に離れると、決まって酷く落ち込む。
…世奈は、幼い頃ほとんど親からの愛情を貰っていなくて、一番寂しい時に唯一近くにずっといたのが俺だったから。
だから、昔から俺がそばで笑っていないとダメらしい。
すると案の定、世奈が俺に言った。
「…やだ。そんなのやだ」
「…」
「ごめん。あたし、健が…違うとこ行っちゃうの、やだよ」
世奈はそう言うと、俺の手を掴んだまま。
その手を離そうとしない。
一方、そんな世奈の言葉を聞いた俺は、内心複雑に思いながらも冷静を保つ。
確かに世奈の言葉は嬉しいけど、たぶん、俺と同じ気持ちでいるわけじゃない。
「…えらい自分勝手だな。世奈は早月んトコ行くのにか」
ま、場合によってはそいつも今日離れるかもしれないんだけど。
するとそんなことを思う俺に、また世奈が言う。
「だって…!」
「…」
「だって、最近になってせっかくまた健と楽しく話せるようになったのに、もうそれが無くなるなんて寂しすぎるんだもん」
「!」
「それに、パンケーキも一緒に食べたい」
そう言って、「お願い、行かないで」なんて言うから。
…これって、世奈の家庭の事情を知ってる俺だけの特権?
それとも、一番損な部分?
もう、世奈に対しては甘い顔しか見せないでおこうと決めたはずだけど。
気がつけば俺は、世奈に言っていた。
「…じゃあ俺と付き合ってよ。それでいいじゃん。それだったら離れていかないじゃん、ずっと」
「え、」
こんなことを言っても逆に困らせてしまうだけなのに、本当に俺って学ばない。
しかも、俺の冷たい言葉は止まらなくて。
「早月の告白も断って、で、俺んとこ来たらいい。そしたら寂しいことなんか無くね?
世奈だって勇斗くんのこと気にしなくていいし」
「…でもっ、」
「でもじゃねぇよ。だったら何がしたいの、お前」
「!」
俺が低いトーンで突如そう言うと、その瞬間世奈がビク、と肩を震わせる。
…わかってる。これ以上は言わなくていいこと。
だけど、俺の中のカッコ悪い嫉妬心や焦りがいつの間にか募っていて、もう後にも引けない。
「俺と一緒にいたいくせに恋人同士にはなりたくないんだ?自分勝手もいい加減にしろよ。俺は世奈が好きなんだよ、」
「…ごめんなさい、」
「いやごめんとかじゃなくて。…じゃあ何?謝るくらいなら何かしてくれんの?キスくらいならしてくれる?」
「…は、」
「お前早月とは“人前で”したらしいじゃん。それと比べりゃ別によくない?今ちょうど二人きりだし」
俺はそう言うと、最悪だとわかっていながらも、ビックリして固まっている世奈に近づく。
世奈の目は見る見るうちに悲しげになっていく。
たぶん…いやきっと、早月なら、こんな最低なことはしないだろう。
そこから既に差がついているのに。
わかってるのに。
「ハイ。早くして?ほら」
「…っ、」
「あ、それと三回以上な。早月に勝てるくらいのっ、」
だけど、その瞬間。
世奈の顔がまた泣きそうになったと思ったら、その瞬間に突然頬に鋭い痛みが走った。
それの正体が、世奈の張り手だと気がつくまで時間はかからなくて。
ビックリして世奈の方に目を向けると、世奈が泣きながら俺に言った。
「あたしが…あたしが小さい頃に好きになった健は、そんなんじゃない」
「…、」
「あたしが一番寂しくて家に帰りたくない時、ずっと隣にいてくれたのが健だった。今は一緒にいたい理由が、恋人じゃなきゃダメなの?」
「!」
「……そんなに焦んなくたって、あたしだってこう見えて健のこともちゃんと考えてるよ」
早月くんだけじゃない。
世奈はそう言うと、片手に持っていた小さな缶を俺に押し付けるように渡すと、そのまま走ってその場を後にしていく。
「世っ…」
世奈、と呼び止めようとした時には、もう既に遅い。
世奈はだんだん、小さくなっていって……逃げ足だけは、速いのな。
っつか、世奈に殴られたとこが痛い。
俺はそう思いながら、ふいにさっき世奈に貰った小さな缶に視線を落とした。
「…コーンポタージュ…?」
……って、いや何だよコレ。
「…は」
土曜日の練習試合から遡ること、およそ3日前。
夜、風呂から上がったあと部屋で漫画を読んでいたら、突然スマホに早月から電話がかかってきて、そんなことを言われた。
…いきなり何かと思えば、やっぱり世奈のことか。
正直、この前世奈のお見舞いに早月と二人で行ったあの日、とうとう早月と勇斗くんが会ったんじゃないかと期待していた俺は、早月のその言葉に少しガックシきて。
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俺はそう思うと、早月に言う。
「そりゃあ世奈だって自分の全部はお前に見せないだろ。っつかいきなり何。何が言いたいわけ、お前」
俺がそう言って、読んでいた漫画を本棚に戻してベッドに寝転がると、電話の向こうで早月が言った。
「世奈ちゃんが僕と付き合ってくれるのを躊躇ってる。あと一歩なのに!」
「知るか。俺とお前はライバル。天敵。…切るぞ」
「っあー!待って待って!どうしても君に聞きたいことがあるんだってば!」
「?」
早月は俺の言葉に慌ててそう言うと、俺の行動を必死になって止める。
そして仕方なく再び聞く耳を持つ俺に、また口を開いて言った。
「相沢さんなら知ってるはずだよね?世奈ちゃんが何で僕と付き合ってくれないのか」
「…それはただ付き合う気がないだけだろ」
「ち、違うよ!絶対違う!だって世奈ちゃんっ…僕が何回キスしても拒まなかったし、顔真っ赤にして受け止めてくれたんだよ!」
「っ、はぁ!?」
「それなのに付き合ってはくれないって…そんなことある!?」
何か冷静に話を聞いていれば、早月がいきなりそんなとんでもないことを言い出すから。
俺はその言葉にビックリして、ベッドから飛び起きる。
世奈と早月がキスをした。
しかも、一回だけじゃなくて何回も。
何それ。コイツそんなことを俺に報告するためにこうやって電話してきたわけ?
そう思うと電話の向こうのそいつに更に腹が立って、俺は早月に言った。
「それは早月が無理矢理したんじゃねぇのかよ。それだったら俺が許さないからな!」
「そっ……確かに、一回目はそんなこともあったかもしれないけど、でもキスした直後のあの世奈ちゃんの顔…何か、ぽーっとしてたし」
「!」
「ってか、それより教えてよ!あんなに脈ありなのに付き合ってくれないのは、何か僕に大きな隠し事してるとしか思えない!
それってもしかして、今までの世奈ちゃんの元カレの20人っていう数も全部関係してるの!?」
早月はそう俺に問いかけると、「相沢さんは全部知ってるんだろ!」と半ば強引に俺に聞き出そうとする。
知らないとは言わせない、今すぐ教えろと。
…コイツ、マジでこの前のお見舞いの時勇斗くんに会わずに済んだんだな。
だけど俺は実際、もちろん知ってはいるけど、正直に全部を言えるはずが無くて。
ただ一つ、ヒントだけをそいつに与えた。
「…確かに、世奈には早月に言えない秘密がある。で、それは俺も知ってる」
「じゃあっ…」
「けど今俺の口からは言えない。言えないけど、どうしても少しでも知りたかったら、今週の土曜日に、早月独りでカフェ“Green”に行ってみれば?」
「?…何で、カフェに…」
「……それ以上は言えないな。世奈には絶対に秘密にしとけよ。土曜日は俺が、世奈がカフェに行かないようにしとくから」
俺はそう言うと、やがて電話を切って深いため息をついた…
“だって世奈ちゃんっ…僕が何回キスしても……”
「…マジかよ」
…………
「っ…待って!」
「!」
…そして、土曜日の練習試合後、今に至る。
偶然、世奈に告白現場を目撃されてしまった俺は、実際告白は断ったけど、「世奈が早月と付き合う」と聞いて嘘をつかずにはいられなかった。
だって、俺は世奈の弱いとこ、知ってるから。
「…なに、」
「…っ、」
そもそも、昼間の世奈の様子だってそうだった。
俺が女の子から色んな差し入れを貰って、不満そうにしている世奈にも気付いてた。
世奈は昔からそうだ。
俺が完全に離れると、決まって酷く落ち込む。
…世奈は、幼い頃ほとんど親からの愛情を貰っていなくて、一番寂しい時に唯一近くにずっといたのが俺だったから。
だから、昔から俺がそばで笑っていないとダメらしい。
すると案の定、世奈が俺に言った。
「…やだ。そんなのやだ」
「…」
「ごめん。あたし、健が…違うとこ行っちゃうの、やだよ」
世奈はそう言うと、俺の手を掴んだまま。
その手を離そうとしない。
一方、そんな世奈の言葉を聞いた俺は、内心複雑に思いながらも冷静を保つ。
確かに世奈の言葉は嬉しいけど、たぶん、俺と同じ気持ちでいるわけじゃない。
「…えらい自分勝手だな。世奈は早月んトコ行くのにか」
ま、場合によってはそいつも今日離れるかもしれないんだけど。
するとそんなことを思う俺に、また世奈が言う。
「だって…!」
「…」
「だって、最近になってせっかくまた健と楽しく話せるようになったのに、もうそれが無くなるなんて寂しすぎるんだもん」
「!」
「それに、パンケーキも一緒に食べたい」
そう言って、「お願い、行かないで」なんて言うから。
…これって、世奈の家庭の事情を知ってる俺だけの特権?
それとも、一番損な部分?
もう、世奈に対しては甘い顔しか見せないでおこうと決めたはずだけど。
気がつけば俺は、世奈に言っていた。
「…じゃあ俺と付き合ってよ。それでいいじゃん。それだったら離れていかないじゃん、ずっと」
「え、」
こんなことを言っても逆に困らせてしまうだけなのに、本当に俺って学ばない。
しかも、俺の冷たい言葉は止まらなくて。
「早月の告白も断って、で、俺んとこ来たらいい。そしたら寂しいことなんか無くね?
世奈だって勇斗くんのこと気にしなくていいし」
「…でもっ、」
「でもじゃねぇよ。だったら何がしたいの、お前」
「!」
俺が低いトーンで突如そう言うと、その瞬間世奈がビク、と肩を震わせる。
…わかってる。これ以上は言わなくていいこと。
だけど、俺の中のカッコ悪い嫉妬心や焦りがいつの間にか募っていて、もう後にも引けない。
「俺と一緒にいたいくせに恋人同士にはなりたくないんだ?自分勝手もいい加減にしろよ。俺は世奈が好きなんだよ、」
「…ごめんなさい、」
「いやごめんとかじゃなくて。…じゃあ何?謝るくらいなら何かしてくれんの?キスくらいならしてくれる?」
「…は、」
「お前早月とは“人前で”したらしいじゃん。それと比べりゃ別によくない?今ちょうど二人きりだし」
俺はそう言うと、最悪だとわかっていながらも、ビックリして固まっている世奈に近づく。
世奈の目は見る見るうちに悲しげになっていく。
たぶん…いやきっと、早月なら、こんな最低なことはしないだろう。
そこから既に差がついているのに。
わかってるのに。
「ハイ。早くして?ほら」
「…っ、」
「あ、それと三回以上な。早月に勝てるくらいのっ、」
だけど、その瞬間。
世奈の顔がまた泣きそうになったと思ったら、その瞬間に突然頬に鋭い痛みが走った。
それの正体が、世奈の張り手だと気がつくまで時間はかからなくて。
ビックリして世奈の方に目を向けると、世奈が泣きながら俺に言った。
「あたしが…あたしが小さい頃に好きになった健は、そんなんじゃない」
「…、」
「あたしが一番寂しくて家に帰りたくない時、ずっと隣にいてくれたのが健だった。今は一緒にいたい理由が、恋人じゃなきゃダメなの?」
「!」
「……そんなに焦んなくたって、あたしだってこう見えて健のこともちゃんと考えてるよ」
早月くんだけじゃない。
世奈はそう言うと、片手に持っていた小さな缶を俺に押し付けるように渡すと、そのまま走ってその場を後にしていく。
「世っ…」
世奈、と呼び止めようとした時には、もう既に遅い。
世奈はだんだん、小さくなっていって……逃げ足だけは、速いのな。
っつか、世奈に殴られたとこが痛い。
俺はそう思いながら、ふいにさっき世奈に貰った小さな缶に視線を落とした。
「…コーンポタージュ…?」
……って、いや何だよコレ。
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