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ライバルがライバルじゃない件
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早月くんとのデート終了後。
家に帰りながら、あたしは健にさっき起こったことを全部話した。
早月くんの噂が気になったこと。
早月くんのことが好きな女子達と、水族館で出会ったこと。
そしてその女子達にトイレで水をかけられ、デッキブラシで頭や体を突かれたこと…全部。
健は自転車であたしのことを迎えに来てくれていて、今は自転車を押しながらあたしの話を聴いてくれている。
そして全てを話し終えると、しばらく黙って聴いていた健が言った。
「…最悪だな。じゃあ要は今日のデート?壊しに来てたわけだ、そいつらは」
そう言うと、「女って怖ぇな」なんて言う。
一方のあたしは、そんな健の“壊しに来てた”という言葉が引っかかって。
いや、壊しに来ていたのは、さっきトイレで水をかけられた時点でわかっていた。
わかってはいたんだけど。
するとそんなあたしに、健が言う。
「…じゃあ、世奈はそれでいいの?」
「え、」
「そいつらに今日邪魔されて、水ぶっかけられるとかそんな酷いこともされて、そいつらの思惑通りにそうやって動くわけ?」
「…っ、」
「お前はほんとにそれでいいの?」
健はあたしにそう聞くと、ふいに足を止めてあたしを見遣る。
…それは、その言葉は、あたし自身も心のどこかで引っかかっていたこと。
だけどあたしは今更どうにもできなくて、健に言った。
「…しょうがないじゃん。こんなカッコじゃもう今更早月くんのとこ行けないよ」
そう言うと、「帰ろう」と、未だ足を止めたままの健にそう言って促す。
…だけど、健は何故か動こうとしない。
「…健?どしたの、」
そんな健にあたしがそう問いかけると、やがて健が呟くように言った。
「……もし、俺が早月の立場だったら」
「…?」
「世奈には全部、本当のことを話してほしい…と思う、多分。いや、絶対」
「!」
「自分が知らないところで世奈に何が起こってるのかすら知らなくて、それなのに世奈が何故か俺じゃない早月を、今の俺みたいにこうやって呼び出してたら…想像しただけで悔しい。悔しすぎる、」
健はあたしにそう言うと、思わずそいつから目を背けて言葉を失うあたしに言葉を続ける。
「…カッコなんて別にどうでもいいんだよ」
「…っ、」
「それよりも、ピンチの時に全く頼ってくれない方が悲しい。俺だったら…」
「…」
「まぁ別に俺、アイツの肩持つわけじゃないし、ライバルなのは変わらないけどさ。でも世奈を想う…気持ちは同じなわけじゃん。俺も早月も。だからわかるんだよな。“他の誰かじゃなくて俺に頼ってほしい”って。それがデートだったら、尚更」
健はそう言って、未だ黙り込んだままのあたしに目を遣ると、やがて自転車をUターンさせて…。
そんな健にあたしが不思議そうに目をやると、また健が言った。
「…世奈、お前やっぱ戻った方がいいって」
「!」
「戻って、早月に言ってこい。さっき俺に全部言ったみたいにさ」
途中までなら送るから。
健はそう言うと、あたしを連れて、来た道をまた戻ろうとする。
そんな健の言葉に、あたしはまだ自分の格好を気にしながらも…。
「…っ、うん」
やがてその言葉に頷いて、健と一緒に再び水族館に向かった。
…………
水族館前に戻ると、早月くんは水族館の向かいにある広い公園にいた。
とりあえず早月くんがまだ近くにいたことに安堵しながらあたしが独りで近づくと、ベンチに座っていた早月くんがすぐにあたしの存在に気がついて…。
早月くんはあたしが本当に帰ったものと思っていたらしく、そのこととあたしのこのずぶ濡れの格好に驚いていたけれど、あたしはその直後に健から言われた通り、さっきの女子達との出来事を全部早月くんに話した。
…話したあと、早月くんが言った。
「…え、何それ。あの子達世奈ちゃんにそんなことしたの!?」
「うん。でも…すぐに言わなくてごめん。せっかくのワンピースが、ずぶ濡れで汚くなっちゃったから、何だか早月くんに逢いづらくて」
「あ、だから相沢さんが来てたわけだ」
「そう。ほんと、ごめんね」
あたしはそう言うと、早月くんに向かって両手を合わせて謝る。
だけど、そんなあたしに早月くんが言った。
「いや、世奈ちゃんは謝らなくていいよ!確かに、すぐに全部話してほしかったし、もっと頼ってほしかったけどっ…」
「…」
「それでも、謝らなきゃいけないのは僕の方だよ。世奈ちゃんがトイレでそんな目に遭ってるとも知らずに、違うとこばっか探してて…。
まぁ世奈ちゃんを傷つけたあの子達のことは、僕がなんとかする。多分、これだけで終わらなそうな気もするし」
そう言うと、「これからは何かされたらすぐに全部報告してね」なんて言ってくれるから。
その言葉に少し安心して、あたしは「うん」と頷く。
…よかった、とりあえずは一件落着かな。
しかしあたしがそう思っていると、早月くんが言った。
「あ。あと、」
「…?」
「他の子達とのデートとか、家に招き入れたとか…その話なんだけど」
「!」
「あれ、僕は別にデートとか思ってなかったし、家に招き入れたっていうのは、間違いだから。安心して?正しくは、向こうが強引に入ってきただけだから」
「え、」
早月くんはそう言うと、あたしに向かって「不安にさせてごめんね」と謝る。
「いや、僕としては別に何も言わなくてもいいかなぁとか思ってたんだけどね。だって世奈ちゃんのこと好きなのは本当だけど、まだ僕の片思いだし」
「…」
「それに世奈ちゃんが、そこまで気にするなんて思わなかったからさ」
「!」
びっくりしたよ、と。
嬉しそうな顔をする早月くん。
一方、そう言われたあたしは、この時点でようやく気がついた。
…あ、そっか。あたしが早月くんに言った言葉ってまるで…。
「それって、ヤキモチってやつだよね?いや、嬉しかったよ。世奈ちゃんがそういうふうに思ってくれてるなんて」
「!」
いや貴重だな。
早月くんがそう言って本当に嬉しそうな笑顔を浮かべるから、あたしは凄く恥ずかしくなってしまったけれど……まぁ喜んでくれてるみたいだし、これはこれで良しとしよう。
そう思いながら、その後も少し早月くんと話していると、やがて後ろから聞き慣れた声が割り込んできた。
「おせぇよ世奈、いつまで待たせんの」
「!」
そう言って現れたのは、今日凄くお世話になった幼なじみ。
あたしは健の登場に「ごめんね」と平謝りをするけれど、早月くんはそんな健にまた少しびっくりした様子で言った。
「え、相沢さん帰ったんじゃなかったの!?」
「誰が帰るかよ。こっちはお前が世奈に手出さないか見張らなきゃいけないんだから」
「うわ、相変わらず疑り深いね。っつかせっかくのデートなのに邪魔しないでくんない」
早月くんは健にそう言うと、見せびらかすようにあたしの手を握る。
…何だか空気が悪くなってきたな。
そのことに気がついた頃には、時既に遅しで。
そんな早月くんに健がまた口を開いて言った。
「お前、ヒトがせっかく世奈を連れてきてやったのにっ…」
「あーそうなの?じゃあ世奈ちゃんは僕がもらっていいわけだ?やっぱ幼なじみって損なんだね」
「誰がそんなこと言ったんだよ。今日は仕方なくチャンスをあげただけ。せっかくのデートが台無しになって誰かさんが結構凹んでたみたいだし?
っつかお前は前みたいに学校の色んなところで他の女とでもイチャついてろよ」
「!」
あ、それ…!
健が早月くんにそう言った時、あたしはその真相が聞きたかったこともあって、黙ったまま早月くんにすぐに目を遣る。
すると、目を遣った直後に早月くんが言った。
「あ、あれはっ…仕方ないだろ!いきなり呼び出されて何かと思えば告白されて、断ったら向こうが勝手に制服脱いでくるんじゃん!っつか僕は手出してないから!」
「!」
え、そうなの?
そんな早月くんの言葉にあたしがそう思って静かに安堵していると、次の瞬間、何故か健がさっきとは打って変わって早月くんに共感するように言った。
「っ…あ、わかる!断ったらすぐに脱ぐ奴!」
「え、わかってくれる!?」
「そういうことする女ってたまにいるんだよな!自分のこと見てくれないなら脱げば少しは見てくれるとか勘違いしてる奴!」
「そうそう!まぁ確かにラッキ……っ、いやいや、女の子はちゃんと恥じらいを持ってる方が可愛いと思う!うん!」
「……」
…なんか、この二人、仲が良いんだか悪いんだかよくわからないな。
ってか服濡れたままだし早く帰りたいんだけど。
しかし結局この二人の会話は、その後1時間は盛り上がり続けた…。
家に帰りながら、あたしは健にさっき起こったことを全部話した。
早月くんの噂が気になったこと。
早月くんのことが好きな女子達と、水族館で出会ったこと。
そしてその女子達にトイレで水をかけられ、デッキブラシで頭や体を突かれたこと…全部。
健は自転車であたしのことを迎えに来てくれていて、今は自転車を押しながらあたしの話を聴いてくれている。
そして全てを話し終えると、しばらく黙って聴いていた健が言った。
「…最悪だな。じゃあ要は今日のデート?壊しに来てたわけだ、そいつらは」
そう言うと、「女って怖ぇな」なんて言う。
一方のあたしは、そんな健の“壊しに来てた”という言葉が引っかかって。
いや、壊しに来ていたのは、さっきトイレで水をかけられた時点でわかっていた。
わかってはいたんだけど。
するとそんなあたしに、健が言う。
「…じゃあ、世奈はそれでいいの?」
「え、」
「そいつらに今日邪魔されて、水ぶっかけられるとかそんな酷いこともされて、そいつらの思惑通りにそうやって動くわけ?」
「…っ、」
「お前はほんとにそれでいいの?」
健はあたしにそう聞くと、ふいに足を止めてあたしを見遣る。
…それは、その言葉は、あたし自身も心のどこかで引っかかっていたこと。
だけどあたしは今更どうにもできなくて、健に言った。
「…しょうがないじゃん。こんなカッコじゃもう今更早月くんのとこ行けないよ」
そう言うと、「帰ろう」と、未だ足を止めたままの健にそう言って促す。
…だけど、健は何故か動こうとしない。
「…健?どしたの、」
そんな健にあたしがそう問いかけると、やがて健が呟くように言った。
「……もし、俺が早月の立場だったら」
「…?」
「世奈には全部、本当のことを話してほしい…と思う、多分。いや、絶対」
「!」
「自分が知らないところで世奈に何が起こってるのかすら知らなくて、それなのに世奈が何故か俺じゃない早月を、今の俺みたいにこうやって呼び出してたら…想像しただけで悔しい。悔しすぎる、」
健はあたしにそう言うと、思わずそいつから目を背けて言葉を失うあたしに言葉を続ける。
「…カッコなんて別にどうでもいいんだよ」
「…っ、」
「それよりも、ピンチの時に全く頼ってくれない方が悲しい。俺だったら…」
「…」
「まぁ別に俺、アイツの肩持つわけじゃないし、ライバルなのは変わらないけどさ。でも世奈を想う…気持ちは同じなわけじゃん。俺も早月も。だからわかるんだよな。“他の誰かじゃなくて俺に頼ってほしい”って。それがデートだったら、尚更」
健はそう言って、未だ黙り込んだままのあたしに目を遣ると、やがて自転車をUターンさせて…。
そんな健にあたしが不思議そうに目をやると、また健が言った。
「…世奈、お前やっぱ戻った方がいいって」
「!」
「戻って、早月に言ってこい。さっき俺に全部言ったみたいにさ」
途中までなら送るから。
健はそう言うと、あたしを連れて、来た道をまた戻ろうとする。
そんな健の言葉に、あたしはまだ自分の格好を気にしながらも…。
「…っ、うん」
やがてその言葉に頷いて、健と一緒に再び水族館に向かった。
…………
水族館前に戻ると、早月くんは水族館の向かいにある広い公園にいた。
とりあえず早月くんがまだ近くにいたことに安堵しながらあたしが独りで近づくと、ベンチに座っていた早月くんがすぐにあたしの存在に気がついて…。
早月くんはあたしが本当に帰ったものと思っていたらしく、そのこととあたしのこのずぶ濡れの格好に驚いていたけれど、あたしはその直後に健から言われた通り、さっきの女子達との出来事を全部早月くんに話した。
…話したあと、早月くんが言った。
「…え、何それ。あの子達世奈ちゃんにそんなことしたの!?」
「うん。でも…すぐに言わなくてごめん。せっかくのワンピースが、ずぶ濡れで汚くなっちゃったから、何だか早月くんに逢いづらくて」
「あ、だから相沢さんが来てたわけだ」
「そう。ほんと、ごめんね」
あたしはそう言うと、早月くんに向かって両手を合わせて謝る。
だけど、そんなあたしに早月くんが言った。
「いや、世奈ちゃんは謝らなくていいよ!確かに、すぐに全部話してほしかったし、もっと頼ってほしかったけどっ…」
「…」
「それでも、謝らなきゃいけないのは僕の方だよ。世奈ちゃんがトイレでそんな目に遭ってるとも知らずに、違うとこばっか探してて…。
まぁ世奈ちゃんを傷つけたあの子達のことは、僕がなんとかする。多分、これだけで終わらなそうな気もするし」
そう言うと、「これからは何かされたらすぐに全部報告してね」なんて言ってくれるから。
その言葉に少し安心して、あたしは「うん」と頷く。
…よかった、とりあえずは一件落着かな。
しかしあたしがそう思っていると、早月くんが言った。
「あ。あと、」
「…?」
「他の子達とのデートとか、家に招き入れたとか…その話なんだけど」
「!」
「あれ、僕は別にデートとか思ってなかったし、家に招き入れたっていうのは、間違いだから。安心して?正しくは、向こうが強引に入ってきただけだから」
「え、」
早月くんはそう言うと、あたしに向かって「不安にさせてごめんね」と謝る。
「いや、僕としては別に何も言わなくてもいいかなぁとか思ってたんだけどね。だって世奈ちゃんのこと好きなのは本当だけど、まだ僕の片思いだし」
「…」
「それに世奈ちゃんが、そこまで気にするなんて思わなかったからさ」
「!」
びっくりしたよ、と。
嬉しそうな顔をする早月くん。
一方、そう言われたあたしは、この時点でようやく気がついた。
…あ、そっか。あたしが早月くんに言った言葉ってまるで…。
「それって、ヤキモチってやつだよね?いや、嬉しかったよ。世奈ちゃんがそういうふうに思ってくれてるなんて」
「!」
いや貴重だな。
早月くんがそう言って本当に嬉しそうな笑顔を浮かべるから、あたしは凄く恥ずかしくなってしまったけれど……まぁ喜んでくれてるみたいだし、これはこれで良しとしよう。
そう思いながら、その後も少し早月くんと話していると、やがて後ろから聞き慣れた声が割り込んできた。
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「!」
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「え、相沢さん帰ったんじゃなかったの!?」
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「うわ、相変わらず疑り深いね。っつかせっかくのデートなのに邪魔しないでくんない」
早月くんは健にそう言うと、見せびらかすようにあたしの手を握る。
…何だか空気が悪くなってきたな。
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「お前、ヒトがせっかく世奈を連れてきてやったのにっ…」
「あーそうなの?じゃあ世奈ちゃんは僕がもらっていいわけだ?やっぱ幼なじみって損なんだね」
「誰がそんなこと言ったんだよ。今日は仕方なくチャンスをあげただけ。せっかくのデートが台無しになって誰かさんが結構凹んでたみたいだし?
っつかお前は前みたいに学校の色んなところで他の女とでもイチャついてろよ」
「!」
あ、それ…!
健が早月くんにそう言った時、あたしはその真相が聞きたかったこともあって、黙ったまま早月くんにすぐに目を遣る。
すると、目を遣った直後に早月くんが言った。
「あ、あれはっ…仕方ないだろ!いきなり呼び出されて何かと思えば告白されて、断ったら向こうが勝手に制服脱いでくるんじゃん!っつか僕は手出してないから!」
「!」
え、そうなの?
そんな早月くんの言葉にあたしがそう思って静かに安堵していると、次の瞬間、何故か健がさっきとは打って変わって早月くんに共感するように言った。
「っ…あ、わかる!断ったらすぐに脱ぐ奴!」
「え、わかってくれる!?」
「そういうことする女ってたまにいるんだよな!自分のこと見てくれないなら脱げば少しは見てくれるとか勘違いしてる奴!」
「そうそう!まぁ確かにラッキ……っ、いやいや、女の子はちゃんと恥じらいを持ってる方が可愛いと思う!うん!」
「……」
…なんか、この二人、仲が良いんだか悪いんだかよくわからないな。
ってか服濡れたままだし早く帰りたいんだけど。
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