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積み残し編……もうちょっと続くんじゃよ
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捜す、という程のことも無くイリアーナ、ジェイド親子、変態とゲルトの配下ペアを発見。
普通にクリード家本陣テントに居たんだけどね。
転移で来て目の前のテントの入口を開けただけなので実質5秒だ。
「御館様、お早いお帰りですな」
「ああ、済まないけどジェイド、イリアーナを借りていくよ」
「それは構いませんが……もしや産まれましたか?」
ジェイドの質問に首肯で返すと、本陣テント内におぉ……と歓声が響いた。
「おめでとうございます御館様。このゲルト、クリード侯爵家に更なる忠誠を」
「御館様とソフィア様との御子ならば素晴らしい戦士となることでしょう。儂がしっかりと武芸をお教えしましょうぞ!」
「魔法使いの才能があるならば私めが……」
ジェイド、それアルスの時にも言ってたよ。
ゲルト、お前もか。
「まぁ女の子だから……名前はフィリア、戻ったら見てやってくれ」
「女の子ですか……いえ、ソフィア様も武人、フィリア様もソフィア様のような立派な武人に……」
「それは本人の意思だから。じゃあイリアーナを連れていくよ」
ジェイド、ゲルトとの会話を終わらせてイリアーナを見ると、トコトコと近づいてきていた。
「レオ様、おめでとう。そろそろあたしも」
「ありがとう。それはまぁ授かりものだから……」
「最近シてない、今晩要求する」
ビシっと指を突きつけられた。
それは構わないんだけど、周りを見なさい。
ジェイドなんか何ともいえない顔してるから……
父親として娘のその発言は聞きたくなかったと思うぞ?
「御館様、心よりお慶び申し上げます」
対応に困っていると、俺の雰囲気を察したのか先輩が話しかけてきた。
「ありがとう」
先輩のお陰でなんともし難い空気も変わったのでお暇することにしよう。
きっと先輩は空気を変えるために話しかけてきたに違いない、きっとそうだ。
「じゃあ俺とイリアーナは領地に戻る。何かあれば連絡して……っとそうだ」
以前から気になっていたことを試しておこう。
まず【思念共有】でウルトに繋いでベビーベッドモードを解除させる。
それから【トラック召喚】でこの場に喚び出した。
「先輩、スマホとタブレット出してください」
「スマホとタブレット? スマホはあるけどタブレットは朝立丸だよ。それに、朝立丸が無いから充電も切れちゃった」
先輩ほポケットからスマホを取り出して見せてくる。
まぁ数日以上トラック没収してたからそりゃ電池も切れるわな。
「分かりました、まずトラックを出しますね」
テントから出て広い場所に【無限積載】に積んでいた先輩の4tトラック朝立丸を取り出す。
「ありがとう、すぐ充電するから助手席に乗ってよ」
そう言って運転席に先輩が乗り込んだので助手席に回り乗り込む。
俺が乗り込むと、先輩はキーを回してエンジンをかけて自分のスマホに充電器を差し込んでいた。
久しぶりにエンジン音聞いた気がするけどうるさいなコレ……
「タブレットは……ありゃ? 充電減ってないな」
「【無限積載】の中は時間が止まってるみたいなんで、減らないでしょうね」
「何そのチート」
俺には無いぞとブー垂れる先輩を無視して小さくなったウルトを取り出す。
「ウルト、先輩のスマホとタブレットも支配下における?」
『可能です。充電の問題も私からの供給で不要とすることも出来ますが』
「それもお願い」
『かしこまりました』
ちなみにこれにはいくつかの目的がある。
まずは先輩のスマホ、タブレットをこの世界でも通話可能にすることで連絡を取りやすくすること。
それと、先輩のスマホ、タブレット内のデータである。
ついこの前話していたように、先輩のタブレットには色んな動画が保存されているとのこと、男の子としてこれは抑えておきたいところだ。
問題は俺の手元にスマホもタブレットも無いことだけどね!
基本的にスマホはサーシャ、タブレットはアンドレイさんに預けている。
そのうち回収しておかないと……
『完了しました』
ウルトの声で意識が思考の海から現実に戻る。
これで先輩のスマホとタブレットは我が手中……!
「先輩、オッケーです。充電も不要ですよ」
「マジ? ……あ、ほんとだ、100パーセントになってる」
すぐにスマホから充電器を抜いて画面を見る先輩、あっという間に充電が満タンになっていることに驚いている。
『マスター、このトラックも私と接続して一部能力の使用も可能にすることも出来ますが、どうしますか?』
「ん? どゆこと?」
『このトラックには意思はありません。しかし【無限積載】【悪路走破】【衝撃緩和】のいずれかなら使用可能にすることが出来ます』
なんで?
「どうしてそんなことが?」
『このトラックにもGPSやドラレコなどの通信機器が備わっています。なのでそれを利用して私と接続することが可能です』
最早意味がわからない。わからないけどウルトが出来ると言うなら出来るのだろう。
「だそうですけど、先輩どうします?」
「どうって言われても……その能力がわからないから選べないよ」
分からないなら決められないよね。
俺はウルトの言った3つの能力について説明した。
「マジか、夢のトラックじゃん」
「ですよねー。積み下ろし作業無しとか、揺れないとか憧れっす」
「日本でこれがあれば……」
運転手同士分かり合えることはある。
バラの積み下ろしって中々きついんだよ……
たまにならいい運動なんだけど、毎回だとキツい。
酷いところだと、荷物に汗が垂れたら怒るところとかあるもの……
俺たちだって人間なんだ、汗はかくよ。嫌ならパレット輸送にしろよ。
『【無限積載】に関しては多少違いがあります。容量は有限となりますが積み下ろしに関しては変わりません』
「無限じゃなくなるのか、ちなみにどれくらいの容量になる?」
『10トントラック計算で50台分くらいですね』
十分だろ。
俺やウルトだってその容量以上使ったのって橋を架ける時に運んだ大岩と魔王城くらいじゃないかな?
大岩と魔王城ってなんだよ、そもそも運ぶ物じゃねーよ……
「是非【無限積載】をお願いします!」
「だってさ、ウルトやっちゃって」
『かしこまりました……完了しました』
早っ!
「先輩、試しに何か積んでみてくださいよ」
「りょーかい! 【無限積載】発動!」
先輩が叫ぶと、ベッドに敷かれていた布団が消えて【無限積載】が発動したことがすぐに分かった。
『【無限積載】についてはへんた……朝立様が運転席に座っていないと発動しませんのでご注意を。それとサービスでこのトラックの動力に朝立様の魔力が必要な点も改良しておきました』
「魔改造してない?」
『しておりません。これからです』
恐ろしいこと言うなこやつは……
「レオっち! ウルトさん! ありがとう!」
「俺は元々スマホとタブレットを使えるようにしたかっただけなんで……」
そこまで感謝せれてもね。
「まぁ新しい力手に入れたんですから、俺のために頑張って働いてくださいね?」
「もちろん! なんでも運ぶぜ!」
先輩は心から喜んでいるように笑う。ここまでやるとは思わなかったけど、試してみて良かった。
「じゃあ俺たちは戻ります。トラックは置いておくんで役立ててくださいね」
「分かった!」
未だ運転席で中にあるものを【無限積載】で積んだり降ろしたりして遊んでいる先輩を置いてトラックから降りる。
「レオ様、どうだった?」
「俺がやりたかったことの斜め上になった。まぁ問題は無いと思うから戻ろうか」
それから今日何度目かの転移を使ってイリアーナと2人城へと戻って来た。
普通にクリード家本陣テントに居たんだけどね。
転移で来て目の前のテントの入口を開けただけなので実質5秒だ。
「御館様、お早いお帰りですな」
「ああ、済まないけどジェイド、イリアーナを借りていくよ」
「それは構いませんが……もしや産まれましたか?」
ジェイドの質問に首肯で返すと、本陣テント内におぉ……と歓声が響いた。
「おめでとうございます御館様。このゲルト、クリード侯爵家に更なる忠誠を」
「御館様とソフィア様との御子ならば素晴らしい戦士となることでしょう。儂がしっかりと武芸をお教えしましょうぞ!」
「魔法使いの才能があるならば私めが……」
ジェイド、それアルスの時にも言ってたよ。
ゲルト、お前もか。
「まぁ女の子だから……名前はフィリア、戻ったら見てやってくれ」
「女の子ですか……いえ、ソフィア様も武人、フィリア様もソフィア様のような立派な武人に……」
「それは本人の意思だから。じゃあイリアーナを連れていくよ」
ジェイド、ゲルトとの会話を終わらせてイリアーナを見ると、トコトコと近づいてきていた。
「レオ様、おめでとう。そろそろあたしも」
「ありがとう。それはまぁ授かりものだから……」
「最近シてない、今晩要求する」
ビシっと指を突きつけられた。
それは構わないんだけど、周りを見なさい。
ジェイドなんか何ともいえない顔してるから……
父親として娘のその発言は聞きたくなかったと思うぞ?
「御館様、心よりお慶び申し上げます」
対応に困っていると、俺の雰囲気を察したのか先輩が話しかけてきた。
「ありがとう」
先輩のお陰でなんともし難い空気も変わったのでお暇することにしよう。
きっと先輩は空気を変えるために話しかけてきたに違いない、きっとそうだ。
「じゃあ俺とイリアーナは領地に戻る。何かあれば連絡して……っとそうだ」
以前から気になっていたことを試しておこう。
まず【思念共有】でウルトに繋いでベビーベッドモードを解除させる。
それから【トラック召喚】でこの場に喚び出した。
「先輩、スマホとタブレット出してください」
「スマホとタブレット? スマホはあるけどタブレットは朝立丸だよ。それに、朝立丸が無いから充電も切れちゃった」
先輩ほポケットからスマホを取り出して見せてくる。
まぁ数日以上トラック没収してたからそりゃ電池も切れるわな。
「分かりました、まずトラックを出しますね」
テントから出て広い場所に【無限積載】に積んでいた先輩の4tトラック朝立丸を取り出す。
「ありがとう、すぐ充電するから助手席に乗ってよ」
そう言って運転席に先輩が乗り込んだので助手席に回り乗り込む。
俺が乗り込むと、先輩はキーを回してエンジンをかけて自分のスマホに充電器を差し込んでいた。
久しぶりにエンジン音聞いた気がするけどうるさいなコレ……
「タブレットは……ありゃ? 充電減ってないな」
「【無限積載】の中は時間が止まってるみたいなんで、減らないでしょうね」
「何そのチート」
俺には無いぞとブー垂れる先輩を無視して小さくなったウルトを取り出す。
「ウルト、先輩のスマホとタブレットも支配下における?」
『可能です。充電の問題も私からの供給で不要とすることも出来ますが』
「それもお願い」
『かしこまりました』
ちなみにこれにはいくつかの目的がある。
まずは先輩のスマホ、タブレットをこの世界でも通話可能にすることで連絡を取りやすくすること。
それと、先輩のスマホ、タブレット内のデータである。
ついこの前話していたように、先輩のタブレットには色んな動画が保存されているとのこと、男の子としてこれは抑えておきたいところだ。
問題は俺の手元にスマホもタブレットも無いことだけどね!
基本的にスマホはサーシャ、タブレットはアンドレイさんに預けている。
そのうち回収しておかないと……
『完了しました』
ウルトの声で意識が思考の海から現実に戻る。
これで先輩のスマホとタブレットは我が手中……!
「先輩、オッケーです。充電も不要ですよ」
「マジ? ……あ、ほんとだ、100パーセントになってる」
すぐにスマホから充電器を抜いて画面を見る先輩、あっという間に充電が満タンになっていることに驚いている。
『マスター、このトラックも私と接続して一部能力の使用も可能にすることも出来ますが、どうしますか?』
「ん? どゆこと?」
『このトラックには意思はありません。しかし【無限積載】【悪路走破】【衝撃緩和】のいずれかなら使用可能にすることが出来ます』
なんで?
「どうしてそんなことが?」
『このトラックにもGPSやドラレコなどの通信機器が備わっています。なのでそれを利用して私と接続することが可能です』
最早意味がわからない。わからないけどウルトが出来ると言うなら出来るのだろう。
「だそうですけど、先輩どうします?」
「どうって言われても……その能力がわからないから選べないよ」
分からないなら決められないよね。
俺はウルトの言った3つの能力について説明した。
「マジか、夢のトラックじゃん」
「ですよねー。積み下ろし作業無しとか、揺れないとか憧れっす」
「日本でこれがあれば……」
運転手同士分かり合えることはある。
バラの積み下ろしって中々きついんだよ……
たまにならいい運動なんだけど、毎回だとキツい。
酷いところだと、荷物に汗が垂れたら怒るところとかあるもの……
俺たちだって人間なんだ、汗はかくよ。嫌ならパレット輸送にしろよ。
『【無限積載】に関しては多少違いがあります。容量は有限となりますが積み下ろしに関しては変わりません』
「無限じゃなくなるのか、ちなみにどれくらいの容量になる?」
『10トントラック計算で50台分くらいですね』
十分だろ。
俺やウルトだってその容量以上使ったのって橋を架ける時に運んだ大岩と魔王城くらいじゃないかな?
大岩と魔王城ってなんだよ、そもそも運ぶ物じゃねーよ……
「是非【無限積載】をお願いします!」
「だってさ、ウルトやっちゃって」
『かしこまりました……完了しました』
早っ!
「先輩、試しに何か積んでみてくださいよ」
「りょーかい! 【無限積載】発動!」
先輩が叫ぶと、ベッドに敷かれていた布団が消えて【無限積載】が発動したことがすぐに分かった。
『【無限積載】についてはへんた……朝立様が運転席に座っていないと発動しませんのでご注意を。それとサービスでこのトラックの動力に朝立様の魔力が必要な点も改良しておきました』
「魔改造してない?」
『しておりません。これからです』
恐ろしいこと言うなこやつは……
「レオっち! ウルトさん! ありがとう!」
「俺は元々スマホとタブレットを使えるようにしたかっただけなんで……」
そこまで感謝せれてもね。
「まぁ新しい力手に入れたんですから、俺のために頑張って働いてくださいね?」
「もちろん! なんでも運ぶぜ!」
先輩は心から喜んでいるように笑う。ここまでやるとは思わなかったけど、試してみて良かった。
「じゃあ俺たちは戻ります。トラックは置いておくんで役立ててくださいね」
「分かった!」
未だ運転席で中にあるものを【無限積載】で積んだり降ろしたりして遊んでいる先輩を置いてトラックから降りる。
「レオ様、どうだった?」
「俺がやりたかったことの斜め上になった。まぁ問題は無いと思うから戻ろうか」
それから今日何度目かの転移を使ってイリアーナと2人城へと戻って来た。
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